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須ノ川のシーボーンアート教室(愛媛県愛南町)
2013年12月19日(平成25年)
項目 | 内容 |
シーボーンアートとは | シーボーンアートSea Born Artはその字のごとく海から生まれた芸術あるいは美術という意味で、カラフルな貝殻や色ガラスなどを組み合わせて作った立体的なステンドグラスみたいなものです。 |
シーボーンアートの教室と創立の由来 | 愛媛県南宇和郡愛南町須ノ川のゆらり内海(温泉併設お食事処)を拠点に月2回教室が開講され、売店では完成品を販売しています。 愛南町でシーボーンアートを始めたいきさつは、町が合併される平成16年以前にまでさかのぼります。一時ほど元気のない真珠生産業に代わる産業を探していた旧内海村役場の水産課のスタッフが、たまたまテレビでシーボンアートを知り、「ウチには特産のヒオウギ貝があるじゃないか。食べるだけでなく、これを使って役立てようとした」のが始まりだそうです。 |
講師 | 大石さん、酒井さん |
教室の開催日 | 13:00〜17:00(第2・4日曜日) |
教室のホームページ | いよ観ネット http://www.iyokannet.jp/front/gourmet/detail/gourmet_id/233 http://iyokannet.jp/front/spot/detail/place_id/4162/ |
お問い合わせ先とアクセス | 愛媛県南宇和郡愛南町須ノ川286(ゆらり内海2F) 電話番号 0895-85-1155(ゆらり内海) 大きな地図で見る |
ゆらり内海全景 | |
授業風景 | |
駐車場 | あり/無料 20台 |
料金 | [シーボーンアート体験料金(材料、指導料込み)]4000円(初級)/5000円(中級)/7000円(上級) ※初日に完成しない場合、2回目から完成までは1回1000円 金額については事情により変動があるので問合せ要 |
シーボーンアートの作り方 | 作り方を簡単に紹介すると、まず最初にガラスや貝殻の縁(ふち)に銅製のテープを巻きハンダでくっつけて作りたい形に仕上げます。形や色の組み合わせは自由自在で三角錐、円形など自分の力量と想像力で何でもできると思います。 当初は平面的な作品、たとえば針金で作った二等辺三角形を3つ用意し、その三角形の中に色とりどりのヒオウギ貝やカラフルなガラスを使って画を描く要領でハンダで張り合わせていく。3面ともできあがった時点で3角形3枚を張り合わして3角錐にすると今まで平面だった物が立体的になり、ひと味違ったものができあがり達成感が沸いてきます。またこの中にライトを入れるとさらに神秘的なあじわいがでてきて一層満足感を味わうことができます。一度やりだすと、次々に新たな課題ができ、やればやるほど、新たな難しさが出てきてやめられなくなります。2時間や3時間がすぐたち暇つぶしにももってこいの趣味だと思います。若い人だけでなく私みたいな年寄りにもでき、呆け防止にも最適かとも思い続けています。 |
私の体験談(T.Sakata) | 私はあるドラッグストアに勤めてますが5年ほど前、愛媛県大洲市東大洲にいたころホームページでこの教室があるのを知り一度やってみたいなあと兼ねてから考えてましたがその頃はまだ、愛南町までは距離的に遠くて、あきらめてました。しかしその後、今から3年前に仕事の都合で御荘町に移り、またやりたい気持ちが沸き上がり、70歳前の年も考えず教えてもらうことにしました。男の方も数人おられますが、多くは女の方が参加され毎回多くて10人くらいがそれぞれ特徴のある作品を作るのに没頭されてます。 教室では女性の大石さんや酒井さんがやさしく、納得がいくまで手を取り足をとるがごとく丁寧に製作の手順を教えてくれます。またベテランの内田さん(男性)は真珠業のかたわらいつも豊富な話題を交えた雑談とみんなの苦心しているところの手助けに通ってくれています。 雰囲気もat-homeでコーヒタイムにはみんなが持ち寄ったお菓子をたべながらおしゃべりも盛んで不思議と女の人は口も手も同時に動かせるようで口もなめらか、制作も早いです。私は不器用なのでもっぱら聞き役に徹して手だけを動かしています。 その後2013年5月に私は高知県四万十市中村に移りましたが今でも往復110kmの遠距離を月2回通ってます。また私と同じように遠くは八幡浜市三瓶から来られている女性もおられます。 |
私の作品 | 教室では今年のはじめ(2013年、平成25年)、海に関連した作品を作るよう課題が与えられ生徒のみなさんは亀、エビ、タコ、イルカ、タツノオトシゴ等それぞれ自分にあった物を作るようになりました。私も、提灯アンコウ、ふぐ、コブダイ、ペンギン、オットセイ、シャチなどをつくりました。 海とは関係ないが今までにカバ、ワニ、カッパなど水辺に集う動物や子供が喜びそうなアンパンマン、バイキンマン、ドキンちゃん、あるいはゆるきゃらのバリーさん、くまもん、その他、ひよこ、招き猫、ふくろう、卓上ランプなどいろいろなジャンルのものに挑戦しました。 最近は十二支を作りつつあり、今までにウマ、ヒツジを作り、現在、サルを制作中で見ざる、言わざる、聞かざるの3体を手がけています(2013年12月19日:平成25年現在)。 |
最近の私の作品の作り方 | まず、何を作るかを決めます。その後、私は大体、動物を作るのですが、決めた動物の情報を集めます。前、後、左、右から見た形をインターネットを駆使して写真やイラストをできるだけ多く集めます。 得られた情報を元に粘土で動物をかたちづくります。その際粘土は紙や土でできた物は乾いて固くなると再利用が難しいので、油粘土を使っています。またボディ全体を粘土で作ると粘土も沢山いり、重くなるので、芯にガラス瓶などを入れて作ります。 塑像ができあがったら、そこに貝やガラスをハンダづけして貼っていくのですが、油粘土にハンダが直接ふれると焦げ臭いので、塑像全体に新聞紙を小さく切って糊で貼り付けます。 糊が渇いたら作品ができあがったときに簡単に壊れないように骨組みの代わりに針金で力がかかりそうなところに体全体を補強材として組み込みます。電球の置く場所や熱の逃げ場よとして動物の背中や頭に当たるとことを丸く空気抜けをつくって熱を逃がすようにします。これで貼る前の準備は完了です。 その後はできあがりの色具合を考えつつヒオウギ貝あるいは色ガラスをペタペタハンダで貼り付けていくとやがて完成します。 |
私の作品 画像をクリックすると拡大画像が出ます。