Namazu: [説明]

          Q&A本文(No2251-2400)

No
Q(お客の質問) A(答え)
2251 背中・腰の急激な筋肉の痛みに有効な漢方薬とは 芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)。急激に起こる筋肉のけいれんを伴う頭痛に有効。
2252 むくみや腫れを伴う痛みに有効な漢方薬とは ヨクイニン湯(よくいにんとう)。関節痛、筋肉痛に有効。
2253 冷えるとつらい痛みに有効な漢方薬とは 桂枝加苓朮附湯(けいしかりょうじゅつぶとう)。関節痛、筋肉痛に有効。
2254 慢性で長引く痛みに有効な漢方薬とは 疎経活血湯(そけいかつけつとう)。関節痛、神経痛、腰痛、筋肉痛に有効。
2255 体のあちこちの筋肉痛に有効な漢方薬とは 麻杏よく甘湯(まきょうよくかんとう)。関節痛、神経痛、腰痛、筋肉痛に有効。
2256 トイレが近く時間がかかるヒトに有効な漢方薬とは 八味地黄丸(はちみじおうがん)。疲れやすく、四肢が冷え、尿量減少または多尿でときに口渇がある次の諸症:排尿困難、頻尿、老人のかすみ目、下肢痛、腰痛、しびれ、かゆみ、むくみに有効。
2257 残尿感が気になる方に有効な漢方薬とは 猪苓湯(ちょれいとう)。尿量が減少し、尿が出にくく、排尿痛あるいは残尿感のある場合に有効。
2258 排尿痛が強い方に有効な漢方薬とは 竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)。体力があり、下腹部筋肉が緊張する次の諸症:排尿痛、残尿感、尿の濁り、こしけに有効。
2259 よく腹痛をおこし夜尿症もある方に有効な漢方薬とは 小建中湯(しょうけんちゅうとう)。体質虚弱で疲労しやすく、血色がすぐれず、腹痛、動悸、手足のほてり、冷え、頻尿、多尿のいずれかを伴う次の諸症:小児虚弱体質、疲労,倦怠、神経質、慢性胃炎、小児夜尿症、夜泣きに有効。
2260 落ち着きがなく夜尿症のある方に有効な漢方薬とは 桂枝加竜骨牡蠣湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)。体質虚弱で疲れやすく、興奮しやすい次の諸症:神経質、不眠症、小児夜泣き、小児夜尿症、眼精疲労に有効。
2261 いぼ痔や切れ痔に有効な漢方薬とは 乙字湯(おつじとう)。大便が硬く、便秘傾向がある次の諸症:いぼ痔、切れ痔、便秘に有効。
2262 ミクロゲンパスタがグローミンやヘヤーグロンの代わりにはならないか? メチルテストステロンとテストステロンの違いだけのようなので、代わりに出来そうなのですが、代用品になるでしょうか? ミクロゲンパスタの方が安いので、代用したいのですが ミクロゲンパスタはメチルテストステロンとプロピオン酸テストステロン含有抜け毛・フケ/眉毛・ヒゲ用発毛促進剤であり、グローミンやヘヤーグロンはテストステロンを含む男性ホルモンの分泌不足による諸症状(性欲欠乏、勃起力減退、陰萎、性感減退、遺精、早漏、睾丸欠落症、先天性睾丸発育不全。脳下垂体性腺ホルモンが無効の潜伏睾丸。女性恥部無毛症、乳汁の分泌抑制)に使用される。
医薬品は適正使用が義務づけられています。従って、効能通りの使い方をお勧めします。
2263 上大静脈症候群とは 体の上半身に流れていった血液は、静脈血となって上大静脈に集まり、心臓の右心房に帰ってきます。この上大静脈が何らかの原因で狭窄あるいは完全に閉塞すると、上半身に静脈血がうっ滞し浮腫をきたします。このように、どのような原因であれ血液の流れが上大静脈に関してのみ障害されたものを上大静脈症候群という。
2264 かぜ症候群とは 医学的に「かぜ」という病気はない。一般的に上気道(鼻・咽頭・喉頭)の急性炎症の呈する疾患の総称を「かぜ症候群」と言いう。「かぜ」は独立した病気ではなく鼻から気管支にいたる気道粘膜の感染性あるいは非感染性の急性炎症のいくつかの組み合わせの総称で、厳密に言うと「急性鼻炎」「急性喉頭炎」などの病名となるが通常、かぜ症候群と呼ぶ。原因のほとんどがライノウイルスやコロナウイルス、アデノウイルスなどのウイルスが上気道(鼻から喉まで)粘膜にくっついて感染、炎症を起こすために起こる。
2265 気管支拡張症とは 気管支拡張症とは気管支が元に戻らないような拡張をきたした病態です。気管支が拡張すると、気管支の浄化作用が低下し、痰がたまって細菌などが繁殖しやすく気管支炎や肺炎に罹りやすくなる。また、拡張した気管支には血管が増え、血痰や喀血も出現する。下記のような症状がある方は罹患している可能性がある。
1.持続する咳、痰(黄色〜緑色)、時に血痰や喀血が出現
2.副鼻腔炎(蓄膿症)の方
3.幼少時、肺炎にかかったことがある方
2266 過換気症候群とは 過換気症候群は突然あるいは徐々に呼吸が苦しくなり、しだいに不安がつのり、 両手の指や口の辺りがしびれた感覚に襲われる。胸苦しさや死の恐怖などを伴い、ひどい場合はテタニー症状と言って、 指が痙攣したようになる。また、非常にまれですが、意識がモウロウとする場合もあり、この折りには 激しい過呼吸の相と無呼吸の相が交互にくり返す状態にる。放置すると発作は数10分以上続くが、決して死ぬことや後遺症を残す事はなく、どんなに強い発作でも、時間とともに必ず軽快する。過呼吸発作は、一生に一度しか出ない人もあれば、時期によって毎日頻発 することもある。
2267 慢性気管支炎とは 慢性気管支炎とは、気管支内における持続性あるいは反復性の粘液分泌の 過剰状態をいう。これは定義があり 「持続性あるいは反復性の痰を伴う咳が少なくとも連続して過去2年以上、毎年 3カ月以上続くものを慢性気管支炎と言う。」 ただし限局性肺疾患、びまん性特異的肺感染症、じん肺、膠原病、びまん性肺繊維症 心臓、血管、腎臓疾患、神経症によって上記の定義を呈するものを除外。
2268 急性気管支炎とは 気道(呼吸するところ)は鼻、口、咽頭、喉頭、気管、気管支、細気管支、 その分岐部、最終的に肺胞(肺の実質の中にある)まで長い経路ですし そのため、その部に炎症が起こることで、肺炎、気管支炎、喉頭炎・・・などと 区分がある。急性気管支炎は風邪症候群からの併発が多く、原因はウイルス、マイコプラズマ、細菌が 多く、中でもウイルスが第一原因。 細菌はまずウイルス性気管支炎が起こって、その次に二次感染となる。 また有毒ガス吸入、アレルギー因子もある。 病状によって
1 カタル性気管支炎
2 潰瘍性気管支炎
3 偽膜様気管支炎
4 腐敗性気管支炎 などにわけられる。
2269 びまん性汎細気管支炎とは 呼吸による空気の流れを水に例えると、気管支は"川"に、肺は"海"にあたる。境目の"河口"にあたる部分を細気管支と言いうが、びまん性汎細気管支炎は、この気道と肺胞をつなぐ部分にびまん性の炎症が起こる病気。この病気の場合、症状から気管支ぜんそくと間違われやすいが、治療法が異なるため、ぜんそくとの鑑別が重要です。この病気になると、慢性的なセキやタンに加えて呼吸困難が生じます。タンは発病当初にはネバネバしたクリーム色〜黄色の痰ですが、感染が加わったときは黄色く濁った膿性痰に変わります。まれに血痰が出ることもある。気管支ぜんそくと大きく異なるのは、症状が切れ目なく続く。ぜんそくでは発作が治まればふだんどおりの生活に戻ることができるが、びまん性汎細気管支炎の場合、セキ・タン症状が長く続く。
2270 気管支喘息とは(喘息) 気管支喘息(喘息)は発作性に始まる咳、息を吐くときの喘鳴(ぜいめい)、呼吸困難を繰り返して起こす病気。気管支のまわりにある平滑筋がけいれんを起こし、収縮します。また、気管支の粘膜は水を含むように腫れ、さらにその粘膜からの分泌物が増加し、気管支の中の空気の通る道は狭い状態になっています。このように、狭くなった気管支を空気が通るためにゼーゼーヒューヒューという音が聞こえる。このような喘息の発作は、繰り返して起こすことが特徴です。小児の場合、発作が始まると、1回の発作は1日から4日ほど続きます。このような発作を起こしやすいシーズンになると、毎週のように繰り返します。中等症以上の喘息に限ってみると、年間で平均20回前後の発作を起こすことがわかっている。
2271 細菌性肺炎とは 肺炎の主な症状はせき、発熱、悪寒、胸痛、喀痰、呼吸困難などで、これらの症状は数日間続く。体所見としては、浅くて早い頻呼吸と頻脈がみられます。また、聴診上は病変部分に肺胞呼吸音の減弱、気管支呼吸音および水泡音が認められ、打診上では濁音が認められる。病変が高度であればチアノーゼ(くちびるや爪が青黒くなる)が認められることもある。原因が肺炎球菌、インフルエンザ菌、S.milleri、黄色ブドウ球菌など一般細菌による肺炎を細菌性肺炎といい、マイコプラズマ、クラミジア、レジオネラなど細菌以外の病原体による肺炎は非定型肺炎という。
2272 肺化膿症とは 強い毒素をもつ細菌によって肺組織が融解して空洞化し、内部に粘液などが溜まる病態のこと。静脈から抗菌薬の点滴とともに、体位ドレナージ(気道に詰まったタンを自然に体外に排出する方法)などによる排膿療法が行われる。
2273 マイコプラズマ肺炎とは マイコプラズマ・ニューモニアという病原体の感染によって、人から人にうつります。具体的には,主に患者の咳で飛沫感染します。主な症状は1) 激しい乾いた咳、2) 発熱、3) 全身倦怠感が3大症状です。咳は多くの場合、痰を伴わない「コンコン」という乾いた感じの咳で、長期間続く。その他に、結膜充血、頭痛などを伴うこともあります。まれに、病気が進むと肺の一部に空気が行かなくなり、その部分の肺の大きさが縮む、「無気肺」の状態になる。乾いた激しい咳が長引く場合は、マイコプラズマ肺炎を疑ってください
2274 オウム病とは セキセイインコ、オウム、ハトなどの鳥のフンや唾液に含まれるオウム病クラミジアをヒトが吸入することによって感染します。38℃以上の突然の発熱、さむけ、頭痛から始まることが多い。その他、咳や痰のほか、全身倦怠感、食欲不振、筋肉痛、関節痛などインフルエンザに似た症状がでる。テトラサイクリン系やマクロライド系等の抗生物質を2〜3週間程度のんだり、点滴することで治る。
2275 肺真菌症とは 真菌は自然界に生息するカビの仲間ですが、そのほとんどは病原性も弱く、単独で病気を起こすことはまれです。しかし、がんや糖尿病、副腎皮質ホルモン長期服用などの重い病気のために全身や肺での免疫力が低下した状態にあるときは、体内に常在している菌や、呼吸などで体内に侵入した菌(病原性酵母)によって発病するケースも少なくない。このように、真菌類によって起こる病気のことを「肺真菌症」という。病原性を持つ真菌には、口腔内に常在しているカンジダ、大気中に浮遊しているアスペルギルス、土壌中のクリプトコッカスやムコールなどがある。
2276 びまん性 汎細気管支炎とは 肺に空気を送り込む気管支の中でも、細かく枝分かれしている細気管支に広く慢性の炎症が起きる病気。症状は、せきや痰がひどく、呼吸困難を起こすため、以前は死亡する人も多かった。エリスロマイシン(マクラロイド系抗生物質)が有効。
2277 肺線維症とは 肺は呼吸した空気から血液中に酸素を取り込み、かわりに二酸化炭素を空気中に放出するガス交換の働きをする。この作業は、数億個にも及ぶ肺胞の部分で行っている。肺線維症は、この肺胞に線維組織が増え硬く縮んでしまい、ガス交換ができなくなって呼吸困難に陥る病気で、広い範囲に線維化が起きた場合には命に関わることもある。初期の症状は、階段をのぼるなど労作時に息切れや呼吸困難を感じる程度ですが、しだいに安静時にも息切れを感じるようになる。痰を伴わない頑固な咳に悩まされたり、バチ状指がみられるようにもなる。進行は比較的ゆっくりですが、広範囲に線維化が起きると、血液中の酸素が慢性的に不足するため低酸素状態に陥り、ひどくなると酸素吸入が必要にる。
2278 特発性間質性肺炎とは 肺は実質と間質とに分けらる。実質とは,肺胞の中を指し,間質とは,肺胞と肺胞の間を指します.この肺胞とは径0.1〜0.2mmの単位からなるもので,酸素と二酸化炭素を交換する場所です。間質性肺炎とは肺の間質に炎症が起こる病気の総称で,色々な病気が含まれ,通常の肺炎とは異なる。主な自覚症状は咳,呼吸困難であり,進行すると肺活量の減少や全身の酸素不足につながりる。最終的には肺が硬くなり,肺線維症という予後不良の状態になる。間質性肺炎で原因不明のものを特発性間質性肺炎という。
2279 肺結核とは 肺結核は、空気中から吸い込んだ結核菌が肺で繁殖することによって起きる慢性病です。最近多剤耐性結核菌による肺炎が増えている。この病気は潜伏期間が長く徐々に進行するため、初期には自覚症状はほとんどない。やがて倦怠感、食欲不振、微熱、寝汗、咳、痰(血痰)などの症状が出てきますが、こうした症状が出ているときにはすでに結核はある程度進行している。さらに進行すると、喀血や呼吸困難、高熱、体重減少などがみられる。
2280 非定型抗酸菌症とは 抗酸菌群には結核菌、らい菌、そして非定型抗酸菌群があります。非定型抗酸菌群とは約60種類の菌種があるが、人に感染する菌種は限られており、 M.avium(アビウム菌)、M.intracellere(イントラセルラーレ菌)が70%、次にM.kansasi(カンザシー菌)が20%で他の菌種が10%です。これらの非定型菌によって発症する肺の病気を非定型抗酸菌症という。
2281 原発性肺癌とは 原発性肺癌はいわゆる“肺癌”のことです。肺癌は、非小細胞肺癌と小細胞肺癌の2つの型に大きく分類される。非小細胞肺癌は、さらに腺癌、扁平上皮癌、大細胞癌などに分類される。腺癌は、わが国で最も発生頻度が高く、男性の肺癌の40%、女性の肺癌の70%以上を占める。腺癌は他の型に比べ臨床像は多彩で、進行の速いものから遅いものまでいろいろあります。次に多い扁平上皮癌は、男性の肺癌の40%、女性の肺癌の15%を占めています。大細胞癌は、一般に増殖が速いとされている。 小細胞肺癌は、肺癌の約15〜20%を占め、増殖が速く、他の臓器に転移しやすい悪性度の高い癌です。しかし、他の組織型の肺癌と異なり、抗癌剤や放射線治療がよく効く癌です。
2282 転移性肺がんとは   肺は、血液がかならず、通過する臓器です。これは、酸素をもらうためです。肝臓や腎臓も血液量は多いですが、すべての血液が通過するわけではありません。このため、血液の流れにのって、肺へ転移することはかなり多いのです。転移の特徴は、数が一つや2つではないことです。ひとつのこともありませすが、たいていの場合は、複数です。丸い形のことが多く、丸い形の塊が、多数、肺にみとめられれば、まず肺転移を疑います。転移のほうが先にみつかり、後から、転移の元が見つかることも少なくありません。肺に転移しやすいのは、大腸がん、胃がん、膵臓がん、甲状腺がん、子宮がんなどですが、他にもあります。むしろ、転移しないタイプのがんをあげたほうが早いかもしれません。脳腫瘍だけは例外的に肺に転移することは滅多にないん。転移の場合は、数が多いため、治療は原則は、化学療法です。しかし、数が少ない時は、手術することがある。
2283 茵ちん五苓散(いんちんごれいさん) とは 1)のどが渇いて、尿量が少ない嘔吐、じんましん、二日酔いのむかつき、むくみ。 2)肝炎、ネフローゼ、胆嚢炎に有効。 発疹、発赤、そう痒(かゆみ)などがあらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には服用を中止。
2284 越婢加朮湯(えっぴかじゅつとう) とは 1)浮腫がでたり、汗がでたりして、尿の出が悪い脚気、関節リウマチ、夜尿症、湿疹、腎炎、ネフローゼ。 2)のどが渇き、浮腫または水疱がひどく、尿量減少や頻尿がある場合、あるいは分泌物が多い腎炎、ネフローゼ、湿疹、脚気。 3)浮腫、尿量減少がある腎炎、ネフローゼなどの初期の浮腫、脚気の浮腫、変形性膝関節症、関節リウマチ、急性結膜炎、フリクテン性結膜炎、翼状片(よくじょうへん)、湿疹。 4)アレルギー性鼻炎などに有効。 一般的な注意 1)本剤にはカンゾウが含まれているので、血清カリウム値や血圧値などに十分留意し、異常がみとめられた場合には服用を中止してください。 2)他の漢方製剤などを併用する場合は、含有生薬(しょうやく)の重複に注意すること。カンゾウ、マオウを含む製剤との併用には、特に注意。
2285 黄耆建中湯(おうぎけんちゅうとう) とは 1)身体虚弱で、疲労しやすい虚弱体質、病後の衰弱、寝汗。 2)その他=慢性下痢あるいは過敏性腸症候群、中耳炎などに有効。 一般的な注意 1)本剤にはカンゾウが含まれているので、血清カリウム値や血圧値などに十分留意し、異常がみとめられた場合には服用を中止。 2)他の漢方製剤などを併用する場合は、含有生薬)の重複に注意すること。カンゾウを含む製剤との併用には、特に注意してください。
2286 黄ごん湯(おうごんとう)とは 1)腸カタル、消化不良、嘔吐(おうと)、下痢。 2)急性胃炎、急性腸炎、かぜによる胃腸炎に有効。 一般的な注意 1)本剤にはカンゾウが含まれているので、血清カリウム値や血圧値などに十分留意し、異常がみとめられた場合には服用を中止してください。 2)他の漢方製剤などを併用する場合は、含有生薬の重複に注意。カンゾウを含む製剤との併用には、特に注意。
2287 黄連湯(おうれんとう)とは 1)胃部に停滞感や重圧感があり、食欲不振で急性胃炎、二日酔い、口内炎。 2)胃部に重圧感があり、食欲減退、腹痛、悪心、嘔吐(おうと)、口臭、舌苔などがあり、便秘や下痢がある胃腸炎、口内炎、消化不良、胃酸過多症、二日酔い。 3)消化性潰瘍などに有効。 一般的な注意 1)本剤にはカンゾウが含まれているので、血清カリウム値や血圧値などに十分留意し、異常がみとめられた場合には服用を中止。 2)他の漢方製剤などを併用する場合は、含有生薬の重複に注意。
2288 葛根加朮附湯(かっこんかじゅつぶとう)とは 1)悪寒・発熱・頭痛があり、頚部(けいぶ)・肩背部に緊張感がある肩こり、肩甲部の神経痛、上半身の関節リウマチ。 2)上腕神経痛、肋間(ろっかん)神経痛。 一般的な注意 1)本剤にはカンゾウが含まれているので、血清カリウム値や血圧値などに十分留意し、異常がみとめられた場合には服用を中止してください。 2)他の漢方製剤などを併用する場合は、含有生薬(しょうやく)の重複に注意すること。カンゾウ、マオウ、ブシを含む製剤との併用には、特に注意してください。
2289 甘麦大棗湯(かんばくたいそうとう)とは 1)夜泣き、ひきつけ。 2)小児および婦人の神経症、不眠症に有効。 一般的な注意 1)本剤にはカンゾウが含まれているので、血清カリウム値や血圧値などに十分留意し、異常がみとめられた場合には服用を中止い。 2)他の漢方製剤などを併用する場合は、含有生薬の重複に注意。
2290 桔梗石膏(ききょうせっこう) とは 1)せきどめ。2)化膿(かのう)どめに有効。 一般的な注意 他の漢方製剤などを併用する場合は、含有生薬の重複に注意。
2291 きゅう帰膠艾湯(きゅうききょうがいとう)とは 1)冷え症で、出血過多によって貧血になる痔(じ)出血、外傷後の内出血、産後出血、貧血症。 2)腎出血、腸管出血に有効。 一般的な注意 1)本剤にはカンゾウが含まれているので、血清カリウム値や血圧値などに十分留意し、異常がみとめられた場合には服用を中止。 2)他の漢方製剤などを併用する場合は、含有生薬の重複に注意すること。
2292 きゅう帰調血飲(きゅうきちょうけついん)とは 1)産後の神経症、体力低下、月経不順。 2)更年期障害、自律神経失調症に有効。 一般的な注意 1)本剤にはカンゾウが含まれているので、血清カリウム値や血圧値などに十分留意し、異常がみとめられた場合には服用を中止。 2)他の漢方製剤などを併用する場合は、含有生薬の重複に注意。
2293 九味檳榔湯(くみびんろうとう)とは 1)心悸亢進、肩こり、倦怠感などがあって、便秘の傾向がある脚気、高血圧、動脈硬化、およびこれらに伴う頭痛。 2)下肢筋肉痛、浮腫、神経症に有効。 一般的な注意 1)本剤にはカンゾウが含まれているので、血清カリウム値や血圧値などに十分留意し、異常がみとめられた場合には服用を中止。 2)他の漢方製剤などを併用する場合は、含有生薬の重複に注意。
2294 桂枝加黄耆湯(けいしかおうぎとう)とは 1)虚弱体質で、体力が衰えている寝汗、あせも。 2)かぜに有効。 一般的な注意 1)本剤にはカンゾウが含まれているので、血清カリウム値や血圧値などに十分留意し、異常がみとめられた場合には服用を中止。 2)他の漢方製剤などを併用する場合は、含有生薬の重複に注意。
2295 桂枝加葛根湯(けいしかかっこんとう) 1)身体虚弱な人で、かぜの初期に肩こりや頭痛のある場合。 2)肩関節周囲炎、神経痛に有効。 一般的な注意 1)本剤にはカンゾウが含まれているので、血清カリウム値や血圧値などに十分留意し、異常がみとめられた場合には服用を中止。 2)他の漢方製剤などを併用する場合は、含有生薬の重複に注意。
2296 桂枝加厚朴杏仁湯(けいしかこうぼくきょうにんとう)とは 1)身体虚弱な人のせきどめ。 2)その他=上気道炎、気管支炎に有効。 一般的な注意 1)本剤にはカンゾウが含まれているので、血清カリウム値や血圧値などに十分留意し、異常がみとめられた場合には服用を中止。 2)他の漢方製剤などを併用する場合は、含有生薬の重複に注意。
2297 桂枝人参湯(けいしにんじんとう)とは 1)胃腸の弱い人の頭痛、動悸、慢性胃腸炎、胃アトニー。 2)感冒性下痢、片頭痛に有効。 一般的な注意 1)本剤にはカンゾウが含まれているので、血清カリウム値や血圧値などに十分留意し、異常がみとめられた場合には服用を中止。 2)他の漢方製剤などとの併用は、含有生薬の重複に注意。
2298 桂芍知母湯(けいしゃくちもとう)とは 1)関節痛があり、やせており、脚部が腫脹)し、めまいや悪心がある神経痛、関節リウマチ。 2)下肢(足)の神経炎に有効。 一般的な注意 1)本剤にはカンゾウが含まれているので、血清カリウム値や血圧値などに十分留意し、異常がみとめられた場合には服用を中止。 2)他の漢方製剤などを併用する場合は、含有生薬の重複に注意。カンゾウ、マオウ、ブシを含む製剤との併用には、特に注意。
2299 啓脾湯(けいひとう)とは やせて、顔色が悪く、食欲がなく、下痢ぎみな胃腸虚弱、慢性胃腸炎、消化不良、下痢に有効。 一般的な注意 1)本剤にはカンゾウが含まれているので、血清カリウム値や血圧値などに十分留意し、異常がみとめられた場合には服用を中止。 2)他の漢方製剤などを併用する場合は、含有生薬の重複に注意。
2300 桂麻各半湯(けいまかくはんとう)とは 1)かぜ、せき。2)かゆみに有効。 一般的な注意 1)本剤にはカンゾウが含まれているので、血清カリウム値や血圧値などに十分留意し、異常がみとめられた場合には服用を中止。 2)他の漢方製剤などを併用する場合は、含有生薬の重複に注意。カンゾウ、マオウを含む製剤との併用には、特に注意。
2301 柴胡清肝湯(さいこせいかんとう)とは 1)虚弱者、小児腺病質者の慢性胃腸病、貧血、頚部(けいぶ)リンパ節炎、扁桃肥大、神経症、湿疹(しっしん)。 2)かんの強い傾向のある小児の神経症、慢性扁桃炎、湿疹。 一般的な注意 1)本剤にはカンゾウが含まれているので、血清カリウム値や血圧値などに十分留意し、異常がみとめられた場合には服用を中止。 2)他の漢方製剤などを併用する含有生薬の重複に注意。
2302 柴苓湯(さいれいとう)とは 1)吐きけ、食欲不振、のどの渇き、排尿が少ない水様性の下痢、急性胃腸炎、暑気あたり、むくみ。 2)腎炎)、ネフローゼ、副腎皮質ホルモン減量、滲出性中耳炎。 一般的な注意 1)本剤にはカンゾウが含まれているので、血清カリウム値や血圧値などに十分留意し、異常がみとめられた場合には服用を中止。 2)他の漢方製剤などを併用する場合は、含有生薬)の重複に注意。
2303 三物黄ごん湯(さんもつおうごんとう)とは 配合生薬: 黄ごん(おうごん):3g、地黄(じおう):6g、苦参(くじん):3g。効能:体力中等度以上の人で、頭痛、手足のほてりなどがあり、特に手足のほてりが激しく安眠できない場合などに用いられます。
適応症:皮膚のかゆみ、不眠症、自律神経失調症、更年期障害(。
使用上の注意 :胃腸虚弱、吐き気、嘔吐のある人の服用は注意が必要です。下痢、食欲不振、胃部不快感などの症状が現れることがあります。妊婦または妊娠している可能性のある女性の服用は慎重を要します。
2304 滋陰降火湯(じいんこうかとう)とは 1)のどにうるおいがなく、たんが出なくて、せきこむ場合。 2)気管支炎、上気道炎(かぜ、鼻炎、咽頭炎、扁桃炎、喉頭炎)に有効。 一般的な注意  1)本剤にはカンゾウが含まれているので、血清カリウム値や血圧値などに十分留意し、異常がみとめられた場合には服用を中止してください。 2)他の漢方製剤などを併用する場合は、含有生薬の重複に注意。
2305 滋陰至宝湯(じいんしほうとう)とは 1)虚弱体質で、慢性のせき・たん。 2)気管支炎、気管支拡張症に有効。 一般的な注意 1)本剤にはカンゾウが含まれているので、血清カリウム値や血圧値などに十分留意し、異常がみとめられた場合には服用を中止してください。 2)他の漢方製剤などを併用する場合は、含有生薬の重複に注意。
2306 四君子湯(しくんしとう)とは 1)やせて、顔色が悪く、食欲がなく、疲れやすい胃腸虚弱、慢性胃炎、胃のもたれ、嘔吐)、下痢。 2)胃潰瘍(いかいよう)、胃アトニー、胃下垂に有効。 一般的な注意 1)本剤にはカンゾウが含まれているので、血清カリウム値や血圧値などに十分留意し、異常がみとめられた場合には服用を中止してください。 2)他の漢方製剤などを併用する場合は、含有生薬の重複に注意。
2307 梔子柏皮湯(ししはくひとう)とは 1)肝臓部に圧迫感がある黄疸、皮膚そう痒症、二日酔い。 2)じんましんに有効。 一般的な注意 1)本剤にはカンゾウが含まれているので、血清カリウム値や血圧値などに十分留意し、異常がみとめられた場合には服用を中止してください。 2)他の漢方製剤などを併用する場合は、含有生薬の重複に注意
2308 炙甘草湯(しゃかんぞうとう)とは 1)体力が衰えて、疲れやすい人で、動悸・息切れ。 2)顔色が悪く、貧血ぎみで、不整脈があって動悸・息切れが激しく、便秘がちな場合、あるいは熱感がある心臓神経症、心臓弁膜症、血たんを伴うせき、甲状腺機能亢進症(バセドウ病)の呼吸困難。 3)ぜんそく、肺気腫に有効。 一般的な注意 1)本剤にはカンゾウが含まれているので、血清カリウム値や血圧値などに十分留意し、異常がみとめられた場合には服用を中止。 2)他の漢方製剤などを併用する場合は、含有生薬の重複に注意。
2309 芍薬甘草附子湯(しゃくやくかんぞうぶしとう) とは 冷え症で、関節や筋肉が痛み、麻痺感があって、四肢の屈伸が困難な性神経痛、慢性関節炎、関節リウマチ、筋肉リウマチ、五十肩、肩こりに有効。 一般的な注意 1)本剤にはカンゾウが含まれているので、血清カリウム値や血圧値などに十分留意し、異常がみとめられた場合には服用を中止。 2)他の漢方製剤などを併用する場合は、含有生薬の重複に注意
2310 潤腸湯(じゅんちょうとう)とは 常習性の便秘(弛緩性便秘、あるいはけいれん性便秘)に有効。 一般的な注意 1)本剤にはカンゾウが含まれているので、血清カリウム値や血圧値などに十分留意し、異常がみとめられた場合には服用を中止。 2)他の漢方製剤などを併用する場合は、含有生薬の重複に注意。カンゾウ、ダイオウを含む製剤との併用には、特に注意。 3)ダイオウの瀉下(しゃげ)作用(下剤の作用)には個人差がみとめられるので、用法・用量に注意。
2311 小柴胡湯加桔梗石膏(しょうさいことうかききょうせっこう) 1)のどがはれて痛む扁桃炎、扁桃周囲炎。 2)気管支炎、蓄膿症に有効。 一般的な注意 1)本剤にはカンゾウが含まれているので、血清カリウム値や血圧値などに十分留意し、異常がみとめられた場合には服用を中止し。 2)他の漢方製剤などを併用する場合は、含有生薬の重複に注意。相互作用 併用に注意すること:グリチルリチン酸およびその塩類を含有する製剤(偽(ぎ)アルドステロン症があらわれやすくなる。また、低カリウム血症の結果として、ミオパシー(筋肉障害)があらわれやすくなる)。 ※アルドステロン症=副腎(ふくじん)からアルドステロンというホルモンが過剰に分泌されるため、血圧上昇と血液中にナトリウムが増え、カリウムが減少する病気。
2312 升麻葛根湯(しょうまかっこんとう) 1)かぜの初期の場合。 2)各種の皮膚病の初期(湿疹、じんましん、はしか、風疹、水ぼうそうなど)に有効。 一般的な注意 1)本剤にはカンゾウが含まれているので、血清カリウム値や血圧値などに十分留意し、異常がみとめられた場合には服用を中止。 2)他の漢方製剤などを併用する場合は、含有生薬の重複に注意。 相互作用 併用に注意すること:グリチルリチン酸およびその塩類を含有する製剤(偽(ぎ)アルドステロン症があらわれやすくなる。また、低カリウム血症の結果として、ミオパシー(筋肉障害)があらわれやすくなる)。 ※アルドステロン症=副腎(ふくじん)からアルドステロンというホルモンが過剰に分泌されるため、血圧上昇と血液中にナトリウムが増え、カリウムが減少する病気。
2313 神秘湯(しんぴとう)とは やや慢性的に経過し、せきの発作とともに、呼吸困難を訴える気管支炎、気管支ぜんそく、小児ぜんそくに有効。 一般的な注意 1)本剤にはカンゾウが含まれているので、血清カリウム値や血圧値などに十分留意し、異常がみとめられた場合には服用を中止。 2)他の漢方製剤などを併用する場合は、含有生薬の重複に注意。カンゾウ、マオウを含む製剤との併用には、特に注意。 慎重服用 1)病後の衰弱期、著しく体力の衰えている患者。 2)著しく胃腸の虚弱な患者(食欲不振、胃部不快感、悪心、嘔吐(おうと)などがあらわれることがある)。 3)食欲不振、悪心、嘔吐のある患者(これらの症状が悪化するおそれがある)。 4)発汗傾向の著しい患者(発汗過多、全身脱力感などがあらわれるおそれがある)。 5)狭心症、心筋梗塞などの循環器系の障害のある患者、またはその既往歴のある患者。 6)重症高血圧症の患者。 7)高度の腎障害のある患者。 8)排尿障害のある患者。 9)甲状腺機能亢進症の患者。
2314 真武湯(しんぶとう)とは 1)新陳代謝が沈衰している胃腸疾患、胃腸虚弱症、慢性下痢、消化不良、胃アトニー症、胃下垂症、ネフローゼ、腹膜炎、脳溢血、脊髄疾患による運動ならびに知覚麻痺、神経衰弱、高血圧症、心臓弁膜症、心不全による心悸亢進、半身不随、リウマチ、老人性そう痒症、諸種の熱病、内臓下垂症、慢性腎炎、じんましん、湿疹、脳出血。 2)特に四肢や腰部が冷え、疲労倦怠感が著しく、尿量が減少して、下痢しやすく、動悸やめまいを伴う胃腸虚弱症、慢性胃腸カタル、慢性腎炎、慢性下痢、胃下垂症、低血圧症、高血圧症、かぜに有効。 一般的な注意 他の漢方製剤などを併用する場合には、含有生薬の重複に注意すること。ブシを含む製剤との併用には、特に注意。 慎重服用 1)体力の充実している患者(副作用があらわれやすくなり、その症状が増強される)。 2)暑がりで、のぼせが強く、赤ら顔の患者(心悸亢進、のぼせ、舌のしびれ、悪心などがあらわれことがある)。
2315 清暑益気湯(せいしょえっきとう) とは 虚弱体質で、食欲がなく、全身倦怠感があり、汗がでて尿量が減少し、手足が熱っぽい暑気あたり、暑さによる食欲不振・下痢・全身倦怠、夏やせに有効。 一般的な注意 1)本剤にはカンゾウが含まれているので、血清カリウム値や血圧値などに十分留意し、異常がみとめられた場合には服用を中止。 2)他の漢方製剤などを併用する場合は、含有生薬の重複に注意。相互作用 併用に注意すること:グリチルリチン酸およびその塩類を含有する製剤(偽アルドステロン症があらわれやすくなる。また、低カリウム血症の結果として、ミオパシー(筋肉障害)があらわれやすくなる)。 ※アルドステロン症=副腎からアルドステロンというホルモンが過剰に分泌され、血圧上昇と血液中にナトリウムが増え、カリウムが減少する病気。
2316 清心蓮子飲(せいしんれんしいん) とは 1)全身倦怠感があり、口や舌が乾き、尿がでにくい慢性的な泌尿器の病気による残尿感、頻尿、排尿痛。 2)糖尿病に有効。一般的な注意 1)本剤にはカンゾウが含まれているので、血清カリウム値や血圧値などに十分留意し、異常がみとめられた場合には服用を中止。 2)他の漢方製剤などを併用する場合は、含有生薬の重複に注意。相互作用 併用に注意すること:グリチルリチン酸およびその塩類を含有する製剤(偽アルドステロン症があらわれやすくなる。また、低カリウム血症の結果として、ミオパシー(筋肉障害)があらわれやすくなる)。 ※アルドステロン症=副腎からアルドステロンというホルモンが過剰に分泌され、血圧上昇と血液中にナトリウムが増え、カリウムが減少する病気。
2317 清肺湯(せいはいとう)とは せきをするたびに、ねばっこいたんが多くてからむ気管支炎、気管支拡張症に有効。 一般的な注意 1)本剤にはカンゾウが含まれているので、血清カリウム値や血圧値などに十分留意し、異常がみとめられた場合には服用を中止。 2)他の漢方製剤などを併用する場合は、含有生薬の重複に注意。相互作用 併用に注意すること:グリチルリチン酸およびその塩類を含有する製剤(偽アルドステロン症があらわれやすくなる。また、低カリウム血症の結果として、ミオパシー(筋肉障害)があらわれやすくなる)。 ※アルドステロン症=副腎からアルドステロンというホルモンが過剰に分泌され、血圧上昇と血液中にナトリウムが増え、カリウムが減少する病気。
2318 川きゅう茶調散(せんきゅうちゃちょうさん)とは 1)頭痛を伴うかぜの初期。 2)原因が不明な頭痛がある血の道症に有効。 一般的な注意 1)本剤にはカンゾウが含まれているので、血清カリウム値や血圧値などに十分留意し、異常がみとめられた場合には服用を中止。 2)他の漢方製剤などを併用する場合は、含有生薬の重複に注意。相互作用 併用に注意すること:グリチルリチン酸およびその塩類を含有する製剤(偽アルドステロン症があらわれやすくなる。また、低カリウム血症の結果として、ミオパシー(筋肉障害)があらわれやすくなる)。 ※アルドステロン症=副腎からアルドステロンというホルモンが過剰に分泌され、血圧上昇と血液中にナトリウムが増え、カリウムが減少する病気。
2319 大黄甘草湯(だいおうかんぞうとう)とは 便秘症に有効。 一般的な注意 1)本剤にはカンゾウが含まれているので、血清カリウム値や血圧値などに十分留意し、異常がみとめられた場合には服用を中止。 2)他の漢方製剤などを併用する場合は、含有生薬の重複に注意。 3)ダイオウの瀉下(しゃげ)作用(下剤の作用)には個人差がみとめられるので、用法・用量に注意。 慎重服用 1)下痢、軟便のある患者(これらの症状が悪化するおそれがある)。 2)著しく胃腸の虚弱な患者(食欲不振、腹痛、下痢などがあらわれるおそれがある)。 3)著しく体力の衰えている患者(副作用があらわれやすくなり、その症状が増強されるおそれがある)。 相互作用 併用に注意すること:グリチルリチン酸およびその塩類を含有する製剤(偽アルドステロン症があらわれやすくなる。また、低カリウム血症の結果として、ミオパシー(筋肉障害)があらわれやすくなる)。 ※アルドステロン症=副腎からアルドステロンというホルモンが過剰に分泌され、血圧上昇と血液中にナトリウムが増え、カリウムが減少する病気。
2320 大黄牡丹皮湯(だいおうぼたんぴとう)とは 1)盲腸部に圧痛や宿便があり、大便がかたく、紫赤色や暗赤色の皮膚となり、うっ血または出血の傾向がある常習便秘、動脈硬化、月経不順による種々の障害、更年期障害、湿疹、じんましん、にきび、はれもの、膀胱カタル。 2)比較的体力があり、下腹部痛があって、便秘しがちな月経不順、月経困難、痔疾に有効。 一般的な注意 1)他の漢方製剤などを併用する場合は、含有生薬の重複に注意。ダイオウを含む製剤との併用には、特に注意。 2)ダイオウの瀉下作用には個人差がみとめられるので、用法・用量に注意。
2321 大建中湯(だいけんちゅうとう)とは 1)腹壁胃腸が弛緩し、腹中に冷感を覚え、嘔吐や腹部膨満感があり、腸の蠕動運動亢進とともに、腹痛のはなはだしい胃下垂、胃アトニー、弛緩性下痢、弛緩性便秘、慢性腹膜炎、腹痛。 2)過敏性腸症候群、尿路結石に有効。 一般的な注意 他の漢方製剤を併用する場合、含有生薬の重複に注意。
2322 大柴胡湯去大黄(だいさいことうきょだいおう)とは 1)みぞおちがかたくはって、胸やわき腹あるいは肝臓部などに痛みや圧迫感があり、ときには耳鳴り、肩こり、疲労感、食欲減退などを伴うこともあるけれど、便秘は伴わない高血圧、動脈硬化、胃腸病、気管支ぜんそく、黄疸、胆石症、胆嚢炎、不眠症、神経衰弱、陰萎、胸膜炎、痔疾、半身不随。 2)胸やわき腹に圧迫感や痛みがあり、下痢をしたり、肩こり・食欲減退などを伴う肝炎、胆嚢炎、胆石症、胃腸炎、不眠症、肋間神経痛、動脈硬化症、高血圧症に有効。 一般的な注意 他の漢方製剤などを併用する場合は、含有生薬の重複に注意。
2323 大承気湯(だいじょうきとう)とは 1)腹部がかたく、つかえて、便秘がちになったり、肥満体質で、便秘がちになる常習便秘、急性便秘、高血圧、神経症、食あたりに有効。 一般的な注意 1)他の漢方製剤などを併用する場合は、含有生薬の重複に注意。 2)ダイオウの瀉下(しゃげ)作用(下剤の作用)には個人差がみとめられるので、用法・用量に注意。 慎重服用 1)下痢、軟便のある患者(これらの症状が悪化するおそれがる)。 2)著しく胃腸の虚弱な患者(食欲不振、腹痛、下痢などがあらわれるおそれがある)。 3)著しく体力の衰えている患者(副作用があらわれやすくなり、その症状が増強されるおそれがある)。
2324 大防風湯(だいぼうふうとう)とは 1)関節がはれて痛み、麻痺、こわばって屈伸しにくい下肢の慢性関節リウマチ、慢性関節炎、痛風。 2)脳卒中の後遺症に有効。 一般的な注意 1)本剤にはカンゾウが含まれているので、血清カリウム値や血圧値などに十分留意し、異常がみとめられた場合には服用を中止。 2)他の漢方製剤などを併用する場合は、含有生薬の重複に注意。カンゾウ、ブシを含む製剤との併用には、特に注意。 慎重服用 1)体力の充実している患者(副作用があらわれやすくなり、その症状が増強されるおそれがある)。 2)暑がりで、のぼせが強く、赤ら顔の患者(心悸亢進)、のぼせ、舌のしびれ、悪心などがあらわれるおそれがある)。 3)著しく胃腸の虚弱な患者(食欲不振、胃部不快感、悪心、嘔吐、下痢などがあらわれるおそれがある)。 4)食欲不振、悪心、嘔吐のある患者(これらの症状が悪化するおそれがある)。
2325 竹じょ温胆湯(ちくじょうんたんとう)とは 比較的体力の低下した人で、インフルエンザ・かぜ・肺炎などの回復期に熱が長引いたり、また平熱になっても、気分がさっぱりせず、せきやたんが多くて、安眠ができない場合に有効。 一般的な注意 1)本剤にはカンゾウが含まれているので、血清カリウム値や血圧値などに十分留意し、異常がみとめられた場合には服用を中止。 2)他の漢方製剤などを併用する場合は、含有生薬の重複に注意。相互作用 併用に注意すること:グリチルリチン酸およびその塩類を含有する製剤(偽アルドステロン症があらわれやすくなる。また、低カリウム血症の結果として、ミオパシー(筋肉障害)があらわれやすくなる)。 ※アルドステロン症=副腎からアルドステロンというホルモンが過剰に分泌され、血圧上昇と血液中にナトリウムが増え、カリウムが減少する病気。
2326 治打撲一方(ぢだぼくいっぽう)とは 打撲によるはれや痛みに有効(受傷直後だけでなく、長期間たったものにも有効)。 一般的な注意 1)本剤にはカンゾウが含まれているので、血清カリウム値や血圧値などに十分留意し、異常がみとめられた場合には服用を中止。 2)他の漢方製剤などを併用する場合は、含有生薬の重複に注意。 3)ダイオウの瀉下作用(下剤の作用)には個人差がみとめられるので、用法・用量に注意。
2327 治頭蒼一方(ぢずそういっぽう)とは 顔や頭におでき、ただれ、かさぶたなどができて、強いかゆみがある湿疹、脂漏性湿疹、アトピー性皮膚炎に有効。おもに乳幼児ですが、大人にも用いる。 一般的な注意 1)本剤にはカンゾウが含まれているので、血清カリウム値や血圧値などに十分留意し、異常がみとめられた場合には服用を中止。 2)他の漢方製剤などを併用する場合は、含有生薬の重複に注意。 3)ダイオウの瀉下作用(下剤の作用)には個人差がみとめられるので、用法・用量に注意。
2328 調胃承気湯(ちょういじょうきとう)とは 腹部がかたくはって痛む便秘に有効。 一般的な注意 1)本剤にはカンゾウが含まれているので、血清カリウム値や血圧値などに十分留意し、異常がみとめられた場合には服用を中止。 2)他の漢方製剤などを併用する場合は、含有生薬の重複に注意。 3)ダイオウの瀉下作用(下剤の作用)には個人差がみとめられるので、用法・用量に注意。
2329 腸癰湯(ちょうようとう)とは 1)盲腸部に急性・慢性の痛みがある虫垂炎(盲腸炎)。 2)月経痛がある子宮内膜症、月経困難症に有効。 一般的な注意 他の漢方製剤などを併用する場合は、含有生薬の重複に注意。
2330 猪苓湯合四物湯(ちょれいとうごうしもつとう)とは 1)皮膚が乾燥し、色つやの悪い体質で、胃腸障害のない場合の排尿困難、排尿痛、残尿痛、頻尿を伴う慢性膀胱炎、尿道炎、慢性前立腺肥大、腎炎、腎結石、腰以下の浮腫に有効。 慢性化したものに使うことが多い。 一般的な注意 他の漢方製剤などを併用する場合は、含有生薬の重複に注意。
2331 当帰しゃく薬加附子湯(とうきしゃくやくかぶしとう)とは 貧血ぎみで血色が悪く、足腰が冷えやすく、頭痛・頭重があり、排尿回数が多く、ときにめまい、肩こり、耳鳴り、動悸がある婦人の冷え症、月経痛、神経痛、慢性腎炎、更年期障害、浮腫・習慣性流産・痔疾・腹痛などの妊娠中の障害、産後の肥立不良に有効。 一般的な注意 他の漢方製剤などを併用する場合には、含有生薬の重複に注意。ブシを含む製剤との併用には、特に注意。 慎重服用 1)体力の充実している患者(副作用があらわれやすくなり、その症状が増強されるおそれがある)。 2)暑がりで、のぼせが強く、赤ら顔の患者(心悸亢進)、のぼせ、舌のしびれ、悪心などがあらわれるおそれがある)。 3)著しく胃腸の虚弱な患者(食欲不振、胃部不快感、悪心、嘔吐、腹痛、下痢などがあらわれるおそれがある)。 4)食欲不振、悪心、嘔吐のある患者(これらの症状が悪化するおそれがある)。
2332 当帰湯(とうきとう)とは 比較的体力の低下した人で、背中にぞくぞくする寒けがし、腹部膨満感や腹痛がある肋間神経痛、狭心症、心臓神経症、胃炎、膵炎など。 一般的な注意 1)本剤にはカンゾウが含まれているので、血清カリウム値や血圧値などに十分留意し、異常がみとめられた場合には服用を中止。 2)他の漢方製剤などを併用する場合は、含有生薬の重複に注意。
2333 二朮湯(にじゅつとう)とは 比較的体力があり、肩や上腕に痛みがある五十肩、肩こりに有効。 一般的な注意 1)本剤にはカンゾウが含まれているので、血清カリウム値や血圧値などに十分留意し、異常がみとめられた場合には服用を中止。 2)他の漢方製剤などを併用する場合は、含有生薬の重複に注意すること。
2334 二陳湯(にちんとう)とは 胃部に不快感・吐きけ・嘔吐などがある急性・慢性腎炎・胃炎などからおこる悪心、嘔吐に有効。 一般的な注意 1)本剤にはカンゾウが含まれているので、血清カリウム値や血圧値などに十分留意し、異常がみとめられた場合には服用を中止。 2)他の漢方製剤などを併用する場合は、含有生薬の重複に注意。
2335 人参湯(にんじんとう)とは 1)貧血、冷え症で、胃部に重苦しさや胃痛があり、軟便や下痢の傾向がある場合、あるいはときに頭痛や嘔吐を伴う慢性下痢、胃炎、胃アトニー症、貧血症、虚弱児の自家中毒、小児の食欲不振。 2)虚弱体質、あるいは虚弱により体力が低下した急性・慢性胃腸炎、胃アトニー症、胃拡張、つわり、萎縮腎)。 3)手足などが冷えやすく、尿量が多い胃腸虚弱、胃アトニー症、下痢、嘔吐、胃痛。 4)胃・十二指腸潰瘍に有効。 一般的な注意 1)本剤にはカンゾウが含まれているので、血清カリウム値や血圧値などに十分留意し、異常がみとめられた場合には服用を中止。 2)他の漢方製剤などを併用する場合は、含有生薬の重複に注意。
2336 排膿散及湯(はいのうさんきゅうとう)とは 患部が発赤し、腫脹して、うずくような疼痛を伴う化膿症状、癰、せつ、面疔、その他のせっ腫症がある各種の皮膚病、鼻炎、中耳炎、歯槽膿漏に有効。 一般的な注意 1)本剤にはカンゾウが含まれているので、血清カリウム値や血圧値などに十分留意し、異常がみとめられた場合には服用を中止。 2)他の漢方製剤などを併用する場合は、含有生薬の重複に注意。
2337 茯苓飲(ぶくりょういん)とは 1)吐きけや胸やけがあり、尿量が減少する胃炎、胃アトニー、留飲。 2)胃部に膨満感があり、胃液の分泌が過多で、悪心・嘔吐・食欲不振がある胃下垂、胃神経症、胃拡張、消化不良に有効。 一般的な注意 他の漢方製剤などを併用する場合は、含有生薬の重複に注意。
2338 茯苓飲合半夏厚朴湯(ぶくりょういんごうはんげこうぼくとう)とは 1)気分がふさいで、のど・食道部に異物感があり、ときに動悸、めまい、吐きけ、胸やけなどがあり、尿量が減少する不安神経症、神経性胃炎、つわり、留飲、胃炎。 2)咽喉頭異常感症、胃アトニー。 一般的な注意。他の漢方製剤を併用する場合は、含有生薬の重複に注意。
2339 附子人参湯(ぶしにんじんとう)とは 胃腸虚弱で、血色が悪く、顔に生気がなく、尿量が多く、手足に冷感があり、下痢ぎみで、しばしば吐きけ・めまい、頭痛、胃痛を訴える慢性の胃腸炎、胃アトニー症、胃炎に有効。 一般的な注意 1)本剤にはカンゾウが含まれているので、血清カリウム値や血圧値などに十分留意し、異常がみとめられた場合には服用を中止。 2)他の漢方製剤などを併用する場合は、含有生薬の重複に注意。カンゾウ、ブシを含む製剤との併用には、特に注意。
2340 木防已湯(もくぼういとう)とは 1)比較的体力の低下した人で、心臓下部・みぞおちがつかえて、喘鳴(ぜんめい)を伴う呼吸困難があり、浮腫、尿量減少、口渇がある心内膜炎、心臓弁膜症、心臓性ぜんそく、慢性腎炎、ネフローゼ。 2)顔色がさえず、せきを伴う呼吸困難があり、心臓下部に緊張圧重感がある心臓または腎臓に基づく疾患(浮腫、心臓性ぜんそく)に有効。 一般的な注意 他の漢方製剤などを併用する場合は、含有生薬の重複に注意。
2341 立効散(りっこうさん)とは 抜歯後の疼痛(うずくような痛み)、歯痛。 一般的な注意 口にふくんで、ゆっくり服用。 相互作用 併用に注意:グリチルリチン酸およびその塩類を含有する製剤(偽アルドステロン症があらわれやすくなる。また、低カリウム血症の結果として、ミオパシー(筋肉障害)があらわれやすくなる)。 ※アルドステロン症=副腎からアルドステロンというホルモンが過剰に分泌されるため、血圧上昇と血液中にナトリウムが増え、カリウムが減少する病気。
2342 苓甘姜味辛夏仁湯(りょうかんきょうみしんげにんとう)とは 虚弱体質で、胃腸が弱く、貧血・冷え症で、喘鳴を伴う喀痰の多いせきがでて、水っぽい鼻汁がでる気管支炎、気管支ぜんそく、心臓衰弱、腎臓病に有効。 一般的な注意 1)本剤にはカンゾウが含まれているので、血清カリウム値や血圧値などに十分留意し、異常がみとめられた場合には服用を中止。 2)他の漢方製剤などを併用する場合は、含有生薬の重複に注意す。
2343 衛益顆粒(えいえきかりゅう、玉屏風散ぎょくへいふうさん)とは 身体虚弱で疲労し易く虚弱体質、疲労倦怠感、ねあせ 衛気(体表を防衛する気)を高めて、皮膚粘膜を丈夫にします。風邪の予防、花粉症や喘息の予防および治療に有効。また体表を強化して多汗症にも有効。
2344 香砂六君子湯(こうしゃりっくんしとう)とは 比較的体力がなく、胃腸の働きの弱い人で胃炎、胃アトニー、胃痛、腹痛、食欲不振、上腹部不快感、腹部膨満感、悪心、下痢 六君子湯に木香、縮砂をあわせて、食欲不振、下痢、胃痛などに有効。
2345 婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)とは 更年期障害による頭痛、肩こり、のぼせ、めまい、耳鳴り、貧血、腰痛、腹痛、冷え性、生理不順、生理痛に有効。 主成分の当帰が約70%含まれており、冷え性、生理不順、生理痛、不妊症、習慣性流産など婦人病の諸症状に年齢に関係なく有効。濃縮シロップなので温湯に溶かして服用しますが、甘くて飲みやすい。
2346 杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)とは 疲れやすくて、顔・手足がほてり、尿量減少し、または多尿で、ときに口渇があり、かすみ目、疲れ目、のぼせ、頭痛、めまい、排尿困難、頻尿、むくみに有効。 六味丸に枸杞子、菊花を配合して肝腎を補い、疲れ目、かすみ目、白内障の予防など各種眼疾患に有効。また高血圧、めまい、頻尿などにも有効。不妊症に当帰製剤などと併用することもある。
2347 瀉火補腎丸(しゃかほじんがん)とは 疲れやすく、顔や手足がほてる傾向があり、倦怠感、足腰の無力感、腰痛、手足のほてり、のぼせ、顔面紅潮、口渇、頻尿に有効。 六味丸に知母、黄柏を配合して、のぼせ、ほてり、口渇などの熱症状を抑える効果を高める。
2348 八仙丸 (はっせんがん)とは 疲労倦怠感、口やのどのかわき、腰や足の痛み、夜間多尿に有効。 六味丸に麦門冬、五味子を配合して、皮膚や粘膜を潤し丈夫にする効果がある。アトピーや喘息、気管支炎の体質改善に有効。
2349 耳鳴丸(じめいがん)とは 貧血性の耳鳴、腰痛、四肢及び腰の脱力感に有効。 六味丸に柴胡、磁石を配合して、耳鳴や難聴など耳の疾患に有効。体質改善の効果があるので、長期服用が望ましい。
2350 六味丸(ろくみがん)とは 疲れやすくて尿量減少または多尿で時に口渇があり、排尿困難、頻尿、 むくみ、かゆみに有効。 腎陰を補い、老化防止、ホルモン調節の基本薬です。泌尿器疾患、不妊症、高血圧、老化に伴う諸症状の改善に有効。
2351 首烏片(しゅうへん)とは 強壮、緩下に有効。何首烏を錠剤化した製剤です。穏やかな緩下作用があります。何首烏は髪に良い効果があり、脱毛、白髪に有効。
2352 海馬補腎丸(かいまほじんがん)とは 滋養強壮、疲労回復 腎を温めて滋養強壮、疲労回復の効果があり、腰痛に有効。男女不妊症にも良く使われ、男性は精力増強、女性は高温期の安定に有効。
2353 双料参茸丸(そうりょうさんじょうがん)とは 虚弱体質、肉体疲労、病による体力低下、胃腸虚弱、食欲不振、血色不良、冷え症に有効。 肺・脾・腎の機能を高め、慢性疲労、慢性気管支炎・喘息の体質改善、癌による体力低下などに効果的。
2354 至宝三鞭丸 (しほうさんべんがん)とは 滋養強壮、体質虚弱に有効。 動物生薬を多く含み腎を温める力が強力。精力減退や頻尿、夜間尿などに有効す。血圧が高い方は注意が必要。
2355 八味丸 (はちみがん)とは 疲れやすくて、四肢が冷えやすく、尿量減少または多尿で時に口渇がある下肢痛、腰痛、しびれ、老人のかすみ目、かゆみ、排尿困難、頻尿、むくみに有効。 六味丸に附子、桂皮を配合して、腎を温める力を強化。頻尿や夜間尿などの排尿障害、老化による冷え性、かすみ目、腰痛など有効。
2356 参茸補血丸(さんじょうほけつがん)とは 虚弱体質、肉体疲労、病による体力低下、胃腸虚弱、食欲不振、血色不良、冷え症に有効。各種貧血、冷え性、不妊症などに 大変効果的です。また骨髄を保護する作用があり、抗癌薬による白血球減少にも有効。
2357 帰脾湯(きひとう)とは 貧血、不眠に有効。胃腸虚弱、貧血、熟睡感がないなどに有効です。また婦人科の不正出血や胃腸の出血、痔出血など気虚から来る各種出血にも使われる。
2358 麦味参顆粒(ばくみさんかりゅう=生脈散しょうみゃくさん )とは 虚弱体質、肉体疲労、病中病後、胃腸虚弱、食欲不振、血色不良、冷え性、発育期に有効。 心肺機能を高め、心不全、不整脈、喘息、肺気腫などの体質改善に有効。中国名を生脈散と言い、脈を生じるという意味がある。
2359 炙甘草湯 (しゃかんぞうとう)とは 体力がおとろえて、つかれやすい者の動悸、息切れに有効。 体力を補い、不整脈を整える効果がある。
2360 参苓白朮散(じんりょうびゃくじゅつさん)とは やせて顔色が悪く、食欲がなく下痢が続く傾向があり食欲不振、慢性下痢、病後の体力低下、疲労倦怠に有効。 胃腸を丈夫にして、慢性の下痢、食欲不振や胃腸虚弱者の浮腫にも有効。啓脾湯と同様の効果がある。
2361 啓脾湯(けいひとう)とは やせて顔色が悪く、食欲がなく、下痢の傾向があるものの次の諸症:胃腸虚弱、慢性胃腸炎、消化不良、下痢に有効。 胃腸を丈夫にして、慢性の下痢、食欲不振や胃腸虚弱者の浮腫にも有効。参苓白朮散と同様の効果がある。
2362 開気丸 (かいきがん)とは 胃腸疾患に伴うはき気(むかつき、胃のむかつき、嘔気、悪心)、胸つかえ、腹部膨満感、腹痛、胃痛、食欲不振、消化不良、下痢に有効。腹部膨満感を伴い繰り返し又は交互に現われる下痢及び便秘 ストレスが原因となっている胃痛、腹痛、腹部膨満感、ガスが多い、過敏性腸症候群などの消化器症状に有効。
2363 星火逍遥丸(せいかしょうようがん)とは 冷え症、虚弱体質、月経不順、月経困難、更年期障害、血の道症に有効。 ストレスが原因でおこっている生理不順、冷え性、不妊症、更年期障害、月経前緊張症候群などの婦人科疾患、うつやイライラなどに有効。
2364 九味檳榔湯(くみびんろうとう)とは 心悸亢進、肩こり、倦怠感があって、便秘の傾向があるもの。脚気、高血圧、動脈硬化、及びこれらに伴う頭痛に有効。 便秘、脚気、浮腫、肩こり、頭痛、腹部膨満感、過敏性腸症候群などに有効。
2365 冠元顆粒 (かんげんかりゅう)とは 中年以降または高血圧傾向のある頭痛、頭重、肩こり、めまい、動悸に有効。中西医結合により作られた20世紀最高の処方といわれる冠心U号方をアレンジした処方。脳血管、心血管、肝臓、腎臓、子宮、卵巣、末梢血管など全身の血液をサラサラにして、狭心症、脳梗塞、慢性肝炎、慢性腎炎、婦人病、頭痛、肩こり、めまい、動悸、手足の冷えなど様々な血行不良の症状を改善。
2366 血府逐お丸(けっぷちくおがん)とは 中年以降または高血圧傾向のある頭痛、頭重、肩こり、めまい、動悸 に有効。心臓や脳、子宮、卵巣、末梢血管の血液の流れを改善。冠元顆粒に似た効能がありますが、特に婦人科疾患に有効。
2367 折衝飲(せっしょういん)とは 月経不順、月経痛 子宮や卵巣の血を改善。子宮筋腫、子宮内膜症、卵巣嚢腫、生理痛、生理不順などに有効。産後の悪露が続く場合や産後の諸症状の改善にも有効。
2368 勝湿顆粒(しょうしつかりゅう)とは 夏の感冒、暑さによる食欲不振・下痢・全身倦怠に有効。 胃腸型の風邪に効果的。胃腸型の風邪は夏に多く見られるが、季節を問わずに使える。食あたりや下痢、吐き気にも有効。
2369 独歩丸(どっぽがん)とは 疲れやすく、下肢が冷えやすく腰痛、関節痛、下肢のしびれ・痛みに有効。 慢性腰痛、坐骨神経痛、関節痛、しびれ、リウマチ、骨粗鬆症などの痛みに有効。
2370 真武湯(しんぶとう)とは 新陳代謝の衰退により、四肢や腰部が冷え、疲労倦怠感が著しく、尿量減少して、下痢し易く動悸やめまいを伴う胃腸虚弱症、慢性胃腸カタル、慢性腎炎に有効。浮腫、下痢、排尿困難、冷え性などに有効。
2371 星火温胆湯 (せいかうんたんとう)とは 胃腸衰弱者の不眠・神経症 胆を丈夫にして、不安感、自律神経失調症、不眠症、めまい、動悸、健忘症などに有効。吐き気や胃痛などの消化器疾患にも有効。
2372 平喘顆粒(へいぜんかりゅう)とは 足冷えのある人の慢性気管支炎で多少呼吸困難の傾向のある人に有効。 痰を除く効果が優れています。慢性気管支炎、喘息などで咳がひどく痰が多い場合に有効。
2373 二陳湯(にちんとう)とは 悪心、嘔吐 胃腸を整え痰を除き、吐き気、喀痰などに有効。
2374 小陥胸湯 (しょうかんきょうとう)とは 胃酸過多症、熱病による胸痛、乾性胸膜炎、気管支炎、肋間神経痛に有効。 胸部に詰った痰をとり、胸痛、気管支炎などに効果的。
2375 清肺湯 (せいはいとう)とは 痰の多く出る咳 気管支の痰を除き、気管支炎、喘息などで咳がひどく痰が黄色いときに効果的。
2376 瀉火利湿顆粒(しゃかりしつかりゅう=竜胆瀉肝湯りゅうたんしゃかんとう)とは 比較的体力があり、下腹部筋肉が緊張する傾向があり排尿痛、残尿感、尿の濁り、こしけ 肝胆の湿熱を改善して、頭痛、目の充血、イライラ、耳鳴、高血圧、排尿痛などに有効。また皮膚の湿熱を排泄する効果もよく、赤く腫れ、浸出液がある慢性湿疹、アトピー性皮膚炎などに有効。
2377 涼血清営(りょうけつせいえい)とは 便秘。便秘に伴う頭重、のぼせ、肌あれ、吹出物、食欲不振、腹部膨満、腸内異常醗酵、痔に有効。 皮膚の赤みが強い慢性湿疹、アトピー性皮膚炎に有効。更年期障害やのぼせ、頭痛にも使われます。
2378 柴胡清肝湯(さいこせいかんとう)とは かんの強い傾向にある小児の神経症、慢性扁桃腺炎、湿疹に有効。小児期のアレルギー体質、腺病質、喘息、気管支炎の体質改善に効果的です。小児の神経症にも使われます。
2379 梔子柏皮湯(ししはくひとう)とは 肝臓部に圧迫感があるもの。黄疸、皮膚掻痒症、宿酔 黄連解毒湯を穏やかにした処方で、各種皮膚病、のぼせ、赤ら顔などに有効。
2380 槐角丸 (かいかくがん)とは 内痔核、外痔核、裂肛、痔出血、痔の痛みに有効。 痔の代表的な漢方薬で、痔出血や腫れ、痛みを抑える効果が優れています。また潰瘍性大腸炎などの腸の炎症や出血にも使われます。
2381 大建中湯(だいけんちゅうとう)とは 腹が冷えて痛み、腹部膨満感に有効。お腹を温めて、腸の動きを良くして、腹痛、腸閉塞の防止などに効果的です。
2382 黄耆建中湯(おうぎけんちゅうとう)とは 身体虚弱で疲労しやすく虚弱体質、病後の衰弱、ねあせに有効。 小建中湯に黄耆を配合して、腹痛、多汗症、冷えによる関節の痛み、しびれに効果的です。
2383 降圧丸(こうあつがん)とは 高血圧に伴う頭痛、どうき、手足のしびれ、肩のこり、のぼせ、めまい、いらいら に有効。
2384 柴胡桂枝干姜湯(さいこけいしかんきょうとう)とは 体力が弱く、冷え症、貧血気味で、動悸、息ぎれがあり、神経過敏の更年期障害、血の道症、不眠症、神経症に有効。 風邪をこじらせて、頭はのぼせて下肢が冷えて下痢している場合に効果的です。冷えのぼせを伴う自律神経失調症、動悸、不眠、めまい、パニック症などにも効果的です。
2385 銀翹散 (ぎんきょうさん)とは かぜによるのどの痛み、口(のど)の渇き・せき・頭痛 赤い風邪(喉の痛み、発熱、口乾、頭痛から始まる風邪)の初期に効果的です。抗菌、抗ウイルス作用がある漢方の抗生物質です。
2386 麻杏止咳錠 (まきょうしがいじょう)とは 気管支炎、気管支喘息に有効。 麻杏甘石湯に陳皮、桔梗、滑石を加えて、長期に服用しやすくした処方です。咳がひどい風邪、気管支炎、気管支喘息などに効果的です。
2387 荊防敗毒散(けいぼうはいどくさん)とは 急性化膿性皮膚疾患の初期 穏やかな発汗作用と解毒作用があり、風邪の初期、蕁麻疹などの皮膚疾患に効果的です。
2388 牛黄清心丸(ごおうせいしんがん)とは 虚弱体質、肉体疲労、病中病後、胃腸虚弱、食欲不振に有効。 牛黄を主薬とした高貴薬です。各種脳疾患、高血圧、頭痛、イライラ、不安感、慢性疲労などに効果が優れています。
2389 鼻淵丸(びえんがん)とは 蓄のう症、鼻づまり、鼻炎に有効。鼻の通りをよくして、蓄膿症、慢性鼻炎に効果的です。主薬の蒼耳子は鼻の掃除士といわれる。
2390 茵ちん五苓散(いんちんごれいさん)とは 嘔吐・じんましん(蕁麻疹)・二日酔いのむかつき・二日酔い・むくみ(浮腫) 、黄疸・肝炎・腎炎の浮腫・ネフローゼ・腹水に有効。成 分は タクシャ ・チョレイ ・ブクリョウ ・ジュツ ・ケイシ ・インチンコウ
2391 越婢加朮湯(えつぴかじゅつとう)とは 脚気・関節リウマチ・湿疹・腎炎、腎臓炎・ネフローゼ・夜尿症、 陰嚢水腫・黄疸・下腿静脈瘤・結膜炎・ケロイド・紅皮症・痛風・フリクテン性結膜炎・変形性関節症・ポリープ・慢性湿疹・涙嚢炎に有効。成 分はマオウ ・セッコウ ・ショウキョウ ・タイソウ ・カンゾウ ・ジュツ
2392 甘麦大棗湯(かんばくだいそうとう)とは 小児の神経症・婦人の神経症・ひきつけ・不眠症・夜泣き、あくび・神経症・躁鬱病・チック症・てんかん・泣き中風・のどの痛み・ヒステリー・舞踏病・夜鷲症(夜啼症)・中風に有効。成 分はカンゾウ ・タイソウ ・コムギ
2393 桂枝芍薬知母湯(けいししゃくやくちもとう)とは 関節リウマチ・神経痛、変形性膝関節リウマチ(鶴膝風)・関節炎に有効、成 分はケイシ ・チモ ・ボウフウ ・ショウキョウ ・シャクヤク ・マオウ ・ジュツ ・カンゾウ ・(ブシ)
2394 柴苓湯(さいれいとう)とは 急性胃腸炎・暑気あたり・水瀉性下痢・むくみ(浮腫) 、 肝硬変・急性腎炎・クインケ浮腫・下痢・食欲不振・ネフローゼ・のどのかわき・吐き気・浮腫・慢性腎炎に有効。成 分はサイコ ・ハンゲ ・タクシャ ・ショウキョウ ・オウゴン ・タイソウ ・ニンジン ・チョレイ ・ブクリョウ ・ジュツ ・カンゾウ ・ケイシ
2395 滋陰降火湯(じいんこうかとう)とは 咳嗽・枯声・乾性肋膜炎・腺病質・糖尿病・房事過度・夢精に有効。成 分はトウキ ・シャクヤク ・ジオウ ・テンモンドウ ・バクモンドウ ・チンピ ・ジュツ ・チモ ・オウバク ・カンゾウ
2396 滋陰至宝湯 (じいんしほうとう)とは 虚弱なものの慢性の咳・痰(たん)、気管支拡張症・肺結核・慢性気管支炎に有効。成 分はトウキ ・シャクヤク ・ジュツ ・ブクリョウ ・チンピ ・チモ ・コウブシ ・ジコツヒ ・バクモンドウ ・サイコ ・バイモ ・ハツカヨウ ・カンゾウ
2397 四君子湯(しくんしとう)とは 胃のもたれ・胃腸虚弱・嘔吐・下痢・慢性胃炎、胃下垂・胃アトニー・遺尿症・痔疾患・四肢の無力症・脱肛・半身不随・夜尿症に有効。成分はニンジン ・ジュツ ・ブクリョウ ・カンゾウ ・(ショウキョウ ・タイソウ
2398 十全大捕湯(じゅうぜんだいほとう)とは 胃下垂・胃腸虚弱・産後衰弱・消耗性疾患による衰弱・手術後の衰弱・食欲不振・神経衰弱・全身衰弱・低血圧症・手足の冷え・寝汗(ねあせ)・病後の体力低下・疲労倦怠・貧血症 、悪液質・カリエス・癌・再生不良性貧血・痔瘻・子宮出血・褥瘡・腎臓結核・脱肛・白血病・病後の衰弱・腹水・るいれき(結核性リンパ腺炎)に有効。成分はニンジン ・オウギ ・ジュツ ・トウキ ・ブクリョウ ・ジュクジオウ ・センキュウ ・シャクヤク ・ケイシ ・カンゾウ
2399 神仙太乙膏(しんせんたいつこう)
とは
打ち身・外傷・下腿潰瘍・切り傷・すり傷・キレ痔・結膜炎・口角炎・口内炎・痔疾患・歯槽膿漏・湿疹・しもやけ・褥瘡・打撲・とこずれ・捻挫・鼻炎・フルンケル・水虫・虫さされ・にきび・面疔・火傷(やけど)に有効。成分は ゴマアブラ ・ミツロウ ・トウキ ・ケイヒ ・カラダイオウ ・シャクヤク ・ゲンジン ・ジクジオウ ・ビャクシ
2400 大柴胡湯去大黄(だいさいことうきょだいおう)とは 胃腸病・胃腸カタル・陰萎・黄疸・肩こり・肝炎・気管支喘息・高血圧・痔疾患・食欲不振・神経衰弱・胆石症・胆のう炎・動脈硬化・半身不随・疲労感・不眠症・耳鳴り・肋間神経痛・肋膜炎に有効。成分はサイコ ・ハンゲ ・ショウキョウ ・オウゴン ・シャクヤク ・タイソウ ・キジツ