Namazu: [説明]

           Q&A本文(No2101-2250)
No
Q(お客の質問) A(答え)
2101 糖尿病とは 糖尿病は膵臓にあるランゲルハンス島のβ細胞でつくられるインスリンというホルモンが不足して起こり、慢性的に血糖値(血液中のブドウ糖)が高くなり、目、腎、神経に合併症をきたす全身病です。、肥満している人が多く発症し、おもに子どもがかかる全糖尿病のうちの約5%を占めるインスリン依存型糖尿病(以後インスリン依存型)と、成人に多い(90%)インスリン非依存型糖尿病(以後インスリン非依存型)の二つのタイプに分類される。治療法としては、糖尿病の特徴としての高血糖を早くみつけ、正常血糖に近づける努力をすれば、合併症は起きず、糖尿病があっても、健常な人と同じ生活ができます。  
2102 動脈硬化とは 動脈の弾力性がなくなって脆くなったり、血管内腔が狭くなって血液が流れにくくなった状態。原因や発症年齢にも幅があるが、一般に高齢者の男性に多く、女性では閉経期以後や卵巣摘出術を行った患者に多くみられる。原因別には、コレステロールや中性脂肪などの脂質代謝異常により起こる粥状硬化や、カルシウムなどの石灰沈着により起こる中膜硬化、高血圧や糖尿病と密接な関係のある細動脈硬化などがある。また症状は、動脈硬化の起こる場所によって異なり、いったん起こってしまうと元の状態にはもどらないため、危険因子となる高血圧、高脂血症、糖尿病の治療を行わなう必要がある。また、肥満や過度のストレスは避け、禁煙をするなど日常生活での注意が必要。
2103 トラコーマとは トラコーマはクラミジアの感染により起こる結膜炎の一種で、衛生環境の悪い地域で多い。急性トラコーマは眼瞼結膜に濾胞(小さなぶつぶつ)ができ、充血を起こす。やがて慢性トラコーマになると結膜には乳頭の増殖が起こり、結膜は充血して肥厚する。治療は抗生物質の点眼、眼軟膏により行う。
2104 内視鏡(ファイバースコープ) とは 内視鏡(ファイバースコープ) は光を伝達するグラスファイバーの性状を利用し、先端に超小型のカメラをつけ、体外から胃や腸、肺の内部を観察する装置。先端に鉗子や超音波の発振装置をつけたもの、結石を取り除くもの、薬剤注入のできるもの、電気メスやレーザーをつけたものなど、さまざまなタイプがある。
2105 ドレナージ とは ドレナージは手術創や体腔にカテーテルを入れ、浸出液や血液などを体外へ持続的に除去する方法。カテーテルにはゴム製やシリコン製のものが用いられる。
2106 鉄欠乏性貧血とは 赤血球に含まれる血色素(ヘモグロビン)中の鉄の欠乏によって起こる貧血で、貧血のなかで最も頻繁にある血液疾患。この病気は思春期の女性によくみられるが、この年齢以外の女性や男性にある場合は、元の病気が失血・出血している場合が多々ある。最も多いのは、子宮筋腫、子宮がんなどの異常性器出血、胃潰瘍、胃がん、痔出血、肝疾患などの静脈瘤からの出血(消化管出血)、泌尿器出血など。また、胃の全摘手術や複雑な吻合手術後の鉄の吸収障害や寄生虫疾患(とくに十二指腸虫症)の際にも鉄欠乏性貧血が起こることがある。
2107 赤沈とは(せきちん) 赤沈は赤血球沈降速度とよばれる検査のことで、血液にクエン酸ソーダを加えて血液が固まらないようにし、細長いガラス管のなかに入れておく。1〜2時間立てておくと、赤血球が自然に沈む。この沈んでいく速さを1時間に沈んだ深さによって表す。正常値は男性で10ミリ、女性で15ミリ以下。  
2108 潜血反応とは(せんけつ) 潜血反応検査は便および尿のなかに血液が混じっているかを調べる検査で、便の色が黒ずんだり赤くなくとも、陽性反応が出る場合がある。この場合、消化管に出血がある可能性が考えられ、たとえば、胃潰瘍、胃がんが原因と思われる出血の場合は、たとえわずかであっても持続して出血することが多い。
2109 尿路感染症とは 尿路感染症は結核菌、淋菌、大腸菌、緑膿菌などの菌が尿路系に感染し炎症を起こす病気をいう。症状は臓器によって異なりますが発熱、排尿時痛が主です。
2110 脳血管障害とは 脳血管障害は脳血管の異常により虚血または出血を起こし、脳が器質的に破壊されて、運動障害、知覚障害、精神症状、そのほかのさまざまな症状が起きる疾患をいう。急激に発症する脳卒中と徐々に発症する緩徐型がある。脳卒中は、脳出血、脳梗塞、くも膜下出血などがある。
2111 脳梗塞とは( のうこうそく) 脳の細胞は、血液のなかから酸素や栄養を受け取って活動しています。脳梗塞とは、血管がつまって、脳の一部に血液が流れなくなり、その部分の脳細胞が死んでしまう現象。血管がつまる原因は、血管のなかで血液が固まりやすくなる病気と、動脈硬化のように血管自体に問題がある場合がある。
2112 脳出血とは 脳出血は脳内血管が破れて起こり、激しい頭痛、嘔吐、痙攣、意識障害が起こり、半身麻痺、しびれ、言語障害などの症状が現れる。重症の場合は、発熱・発汗があり、真っ赤な顔をしていびきをかくことが多く、昏睡状態になる。
2113 脳卒中とは 脳卒中は脳内血管が破れて起こる脳出血、脳血管が閉塞して起こる脳梗塞(脳血栓、脳塞栓)、およびくも膜下出血を総称して脳卒中という。多くは、高血圧、動脈硬化、糖尿病などの危険因子をもつ患者に発症する。
2114 パーキンソン病とは パーキンソン病は脳の中枢である錐体外路に変性が起こり、手足の震え、筋肉の硬直による運動機能障害、表情が乏しくなり、特有の前屈姿勢などの症状が現れる疾患。ドパミンが著しく減少するのが特徴で、L-ドパ療法がある程度有効とされる。
2115 膿胸とは( のうきょう) 膿胸は胸膜炎に膿の貯留がみられる状態。肺炎に合併して起こるものが多く、結核菌や化膿菌などの細菌が原因。急性と慢性に分けられ、急性膿胸の主症状は発熱、胸痛、食欲不振、全身倦怠などがみられる。慢性膿胸では胸膜が肥厚して左右の胸郭が非対称となり、重症になると脊柱の湾曲が起こる。治療は、急性膿胸では抗生物質による化学療法を行う。慢性膿胸では手術の行われる場合もある。
2116 肺炎とは 肺炎は細菌やウイルスが肺に入り、肺胞や肺間質に炎症を起こしたもの。炎症範囲により大葉性肺炎、区域性肺炎、気管支肺炎に分類され、また、原因菌によっても、細菌性肺炎、マイコプラズマ肺炎、ウイルス性肺炎などに分類される。症状は、頭痛、せき、高熱、悪寒、胸痛、痰などで、口周囲にヘルペスのできることもある。治療には、抗生物質や抗炎症薬が使われる。
2117 肺化膿症(肺膿瘍・肺壊疽)とは 肺化膿症は、肺膿瘍や肺壊疽などのように細菌による肺組織の化膿性疾患の総称で、肺に空洞できる。原因は飲み込んだ物が誤って気管に入ったり、胃の内容物が気管に入って起こることが多い。また、上気道や腹部手術の後に発生がみられる。症状は、高熱、せき、痰、胸痛で、痰は悪臭を伴うことがあり、また、気管支の破壊変形が進むと空洞ができる。診断には、胸部X腺検査、血液検査、喀痰細菌検査を用い、治療はおもに化学療法を行うが、手術による肺切除が行われることもある。  
2118 肺結核とは 肺結核は結核菌により起こる肺の伝染性疾患をいう。結核菌に感染しても発病するのは数パーセントで、抵抗力の低下や人工透析を受けていたり、糖尿病、肝硬変の患者が発病しやすい。症状は、微熱、せき、痰、血痰、胸痛がみられ、空洞を生じると喀血が起こる。診断は、胸部X腺検査、断層撮影、結核菌検査で行い、治療は、化学療法を行うが、手術による肺切除や胸郭成形術の行われることもある。
2119 肺性心とは 肺性心は肺疾患が原因で肺動脈末梢抵抗が増大することで、肺高血圧になり、そして右心室の肥大、拡張を起こす状態。急性肺性心と慢性肺性心に分けられる。最も多くみられるのが慢性肺気腫を原因とするもので、通常、肺性心とは慢性型を指します。症状としては、息ぎれ、せき、痰、チアノーゼがみられ、右心不全が起こると、浮腫、肝腫大、腹水、頚静脈怒張が現れる。治療は、原因となる肺疾患の早期発見、早期治療を行い、また心不全に対しては、ジギタリスなどの強心薬を投与する。  
2120 肺線維症とは 肺線維症は肺の線維組織が異常に増殖し、空咳が出て、呼吸困難をきたす病気で、すべての間質性肺炎がこの病気の原因になるといわれる。
2121 「しらくも」に何が聞くか しらくもは白癬菌とよばれる真菌(つまりカビ)の一種が、頭部の皮膚に感染し、角質層で増殖することによっておこる感染症のひとつです。白癬菌が感染しておこる病気には、しらくも(頭部白癬)のほか水虫、いんきんたむし(股部白癬)、ぜにたむし(体部白癬)などがある。しらくもの効能を標榜しているものは例として、丹平製薬からチアントールを配合されたアスター軟膏がある。
2122 統合失調症とは 最近、精神分裂病から改名されて、統合失調症という病名に変わった。内因性の精神病で、原因はまだよくわかっていません。この病気のもっとも大きな特徴は現実検討能力が障害を受ける。現実と非現実の区別がつかなくなってしまう。主な症状は、妄想や幻覚、させられ体験、引きこもり、感情の平板化自閉、会話が支離滅裂などです。
2123 ゲンクワニンとは ゲンクワニンとはローズマリーから発見された、コラーゲン・ヒアルロン酸産生促進物質です。ゲンクワニンはフィト(植物)エストロゲン効果があり、女性ホルモンの働きを補う効果があるといわれる。加齢で減少する女性ホルモンの働きを補い、真皮細胞のヒアルロン酸・コラーゲンの産生能力を高め、ハリのあるみずみずしい肌をつくるといわれる。
2124 プラセンタエキスとは(胎盤エキス) 赤ちゃんと母親をつなぐ「胎盤」から抽出したものでアミノ酸やミネラルなどが豊富に含まれている。メーカーによってヒト由来、牛由来がある。 確認されている薬効作用は、
1. 末梢血管・血行促進作用  毛細血管の血液循環促進、血流の増加。
2. 呼吸促進・細胞賦活作用  
細胞や組織の呼吸を促進すると同時に、欠損細胞の回復促進。
3. 抗炎症作用  
紫外線の刺激による炎症や火傷の炎症を抑え、壊れた組織の修復促進。体内における炎症や潰瘍などにも同じ働き。
4. 肉芽形成促進作用  
火傷、損傷、傷、術後の傷、潰瘍、炎症などの回復と欠損した細胞組織復元。
5. 活性酸素消去作用  
病気を誘発する活性酸素の除去、酸化防止。
6. 細胞分裂増殖作用  
細胞分裂促進、加齢とともに低下する細胞の再生。
7. 血液凝固抑制作用  
血液をサラサラにする。
8. 鎮痛作用  
などがある。  
これら薬効作用から、糖尿病、胃潰瘍、肝臓病、自律神経失調症、更年期障害、腰痛、膝関節症、リウマチ、神経痛、高血圧、慢性腎炎、アトピー性皮膚炎、疲労回復等々に効くという臨床効果 が報告されている。
2125 ドライアイとは ドライアイは、涙の量が減ってきたり、涙の質が異常になった状態.。症状:目が疲れる、乾く、目が重たい、しょぼしょぼする等の不快感がある、目が痛い、目がかゆい、ゴロゴロする、長く目を開けていられない、タバコの煙が目にしみる、光を見るとまぶしいなどの症状を示す。
ドライアイの治療は涙の分泌量の促進・蒸発の防止、涙点及び涙道の閉鎖などが行われる。 点眼治療は涙を補う目的で、人工涙液点眼剤を用います。ドライアイの場合、他の眼疾患の場合と異なり頻回かつ長期間の点眼が必要になるため、防腐剤の入っていない、1回で使い切りのタイプを用いるのが望ましい。特に、1日10回以上も点眼を要する場合は、防腐剤が角膜に沈着し、ドライアイを悪化させる可能性もある。また角膜に病変がある場合、角膜治癒作用のあるヒアルロン酸ナトリウムの点眼剤がある。
2126 アカラシアとは アカラシア(噴門けいれん、食道無蠕動、巨大食道)は、ぜん動と呼ばれる食道の下方に食物を推進させる収縮のリズミカルな波と、下部食道括約筋の開口の二つの過程に干渉しうる原因不明の神経関連疾患である。 固形物と液体両方の嚥下困難が主症状である。きつく締まった下部食道括約筋によってその上の食道が大きく拡張する。
2127 甘草の煎じ方とは 漢方医学では甘草を単味で煎じて飲むことは ない煎じ方は1日2〜3gを600mlの水で300ml に煎じて1日3回に服用します。これ以上の量だと 副作用が出る恐れがある。副作用がでる可能性があので、通常は他の生薬と組み合わせて煎じるのが 原則です。
2128 ミョウバンと焼きミョウバンの違いとは ミョウバンとは一般的にはカリミョウバン(硫酸カリウムアルミニウム) AlK(SO4)2・12H2Oで食品添加物に指定され、なす・黒豆などの色止め、又いも、栗などの煮崩れ防止、ごぼうや山菜などのあく抜き、製菓膨張剤などに広く用いられている。
焼ミョウバンはミョウバンを焼いて水を飛ばしたもので無水硫酸カリウムアルミニウムAlK(SO4)2のこと。ミョウバンを加熱すると結晶水を放出し、300℃までに完全に脱水して、乾燥物(焼ミョウバン)となる。
2129 蓄膿症とは   蓄膿症とはこの副鼻腔炎ともいわれる。鼻孔から入った空気が、気道へ抜けるまでの中央の空洞を「鼻腔」といい、鼻腔の周囲には空洞があり、これを「副鼻腔」という。副鼻腔と鼻腔は「自然口」という小さな孔によってつながっている。この副鼻腔に炎症が起こるのが蓄膿症です。
2130 クミスクチンとは 原産クミスクチンは、熱帯アジアのシソ科の多年草の植物で、花のおしべの形状から、別名『ねこのひげ』と呼ばれる。クミスクチンには、ロズマリン酸とよばれる成分が多く含まれているといわれる。ロズマリン酸はポリフェノール化合物で、アレルギー症状を引き起こすヒスタミンの過剰分泌を抑える働きがあり、鼻づまりなど不快な症状を緩和するといわれる。さらに、この成分は生活習慣病の原因となる活性酸素を除去する能力があるともいわれる。
2131 ピクノジェノールとは ピクノジェノールは、フランス原産の海洋性松の樹皮より抽出された抗酸化物質です。ビタミンCやEよりも、活 性酸素を撃退する抗酸化作用が強く、成人病予防・老化防止に役立つといわれている。
2132 メシマコブとは メシマコブは広葉樹の幹に寄生するタバコウロコタケ科キコブタケ属のコブ状のキノコ。日本では九州の男女群島の女島(メシマ)で多く採取されメシマコブの和名がある。メシマコブは漢方では桑黄(そうおう)と呼ばれる。 人工栽培や培養も難しい。メシマコブの培養菌糸体抽出物は、強力な抗癌免疫増強作用を発揮、免疫機能を担うリンパ球のB細胞やT細胞、NK細胞の働きを増大させ、サイトカイン産出を高める働きがあります。 メシマコブの効能として、抗アレルギー効用(免疫機能を正常化)、血糖降下作用(血糖値を下げる)、血圧調整作用、抗動脈硬化作用、抗ウイルス効用、抗血栓効用、骨粗しょう症予防効用などがあると言われる。 メシマコブにより血糖値が正常に回復する理由はよくわからないが、免疫細胞(Tリンパ球)の活性化の過程で分泌されるサイトカインに、血糖値を下げるインシュリンと同じ働きをする性質があるのではないかといわれいる。
2133 フコイダンとは フコイダンとは、コンブ・ワカメ・モズク等の海藻に含まれる硫酸化多糖類というヌメリ成分の一つで、「フコース」と呼ばれる糖に硫酸基が配合し、さらにそれらが数多く連結したものです。フコイダンはアガリクスなどの免疫活性作用とともに、異常細胞に直接働きかけ、「アポトーシス」を起こさせる作用があるといわれる。
フコダインにはいくつかの種類があり、そのうちの一つが 人のガン細胞の自殺、すなわち「アポトーシス」を誘導する作用を持つ。アポトーシスとは、細胞が自己の 持つプログラムにより、計画的に脱落死する現象です。 さらに別の種類のフコダインに肝細胞増殖因子の産生を誘導する作用が ある。肝細胞増殖因子は組織器官の形成や再生の 必須因子と考えられており、肝硬変や肝不全などの慢性疾患を改善する治療薬としても期待される。さらに花粉症などのアレルギーを引き起こすIgE の産生を抑制する。海辺など、海藻類を比較的多く 摂取する地域ではアレルギー発症率が顕著に低く、n-3系脂肪酸を含む魚類の摂取量だけでなく、海藻類の摂取量も関係していると推測される。 また細胞の新陳代謝を活発にし、皮膚に潤いや張りを与え、肌を美しくする働きがある。フコダインは藻体の表面近くに存在し、水分保持の働きも担っていることからもうなずける。
2134 カバノアナタケとは アガリクス茸よりもSOD(抗酸化酵素)が高い。 カバノアナタケは北海道からシベリア地方にかけ、シラカバなどの幹について育つキノコです。このSODは人間の免疫抵抗力を増加し抗ガン作用を持つ物質。もともとキノコ類には、このSODが多量に含まれている。
2135 市販の胎盤(プラセンタ)製剤とは 胎盤とはプラセンタともいい、胎盤エキスを含有した製剤と胎盤水解物・胎盤抽出物を含有した製剤とに大別される。
1.胎盤エキスを含有した製剤
1)源内服液(ビタエックス薬品)
2)エストルギー要(中外医薬生産)
3)オリヂンP内服液(ビタエックス薬品)
4)セレナプラミンP内服液(原沢製薬)
5)ドルタック錠(スノーデン・サンウエル)
6)パルモアー(三宝製薬)
7)パワーファイト液(スノーデン、興亜、日邦薬品)
8)パワーファイト錠(スノーデン、興亜、日邦薬品) 
9)ビタエックス30内服液(ビタエックス、森田)
10)ビバメイト(ロート)
11)ファイトドリンクP(広貫堂)
12)プラセンタ・ドモホルン(再春館)
13)プラセントップ液(スノーデン、エスエス)
14)プラセントップ糖衣錠(スノーデン、エスエス)
15)プラセンベスト錠(吉田薬品)
16)プラホルス液(萬金薬品、大木)
17)プラホルス液(吉田薬品、大木)
18)プリズマF内服液(原沢製薬)
19)プリズム内服液(原沢,第一化学工業)
20)プリズム(原沢,第一化学工業)
21)プリマL(原沢、興亜、日邦薬品)
22)プリマL内服液(原沢、興亜、日邦薬品)
23)リキファイトゴールド液(スノーデン、ライフエンス)

2.胎盤水解物・胎盤抽出物を含有したもの
1)エアナジーVX(内服液)(ビタエックス薬品)
2)オリヂンP錠剤(ビタエックス薬品)
3)オリヂンP糖衣錠(ビタエックス薬品)
4)ダブルリンクルV錠(タキザワ漢方厰)
5)ダブルリンクルX錠(タキザワ漢方厰)
6)ビタエックスGO(ビタエックス薬品)
7)ビタエックス顆粒(ビタエックス薬品)
8)ビタエックス顆粒(分包)(ビタエックス薬品)
9)プラセンVX(ビタエックス薬品)
10)ユースP糖衣錠(ビタエックス薬品)
11)施君楽(ワタナベ薬品)
12)施君力(ワタナベ薬品)
13)紫参蒜内服液(ビタエックス薬品)
14)新ゴールドビタX錠(ビタエックス薬品)
15)新ゴールドビタX顆粒(分包)(ビタエックス薬品)
16)新ビタエックス錠剤(ビタエックス薬品)
17)新ビタエックス糖衣錠(ビタエックス薬品)
18)誠徳心ゴールド(ワタナベ薬品)
2136 水頭症とは 脳脊髄は、頭蓋骨で囲まれているが、骨との間には脳脊髄液があって脳脊髄を保護している。脳脊髄液は側脳室の脈絡叢で産生され、側脳室、第三脳室、第四脳室から脳表のくも膜下腔に入り、頭頂部のくも膜下腔のくも膜顆粒で静脈に吸収されます。脳脊髄液は毎日、入れ替わり、総量で150 mlも産生されるといわれる。水頭症(hydrocephalus)とは、脳脊髄液が過剰に作られたり、吸収され難くなったり、あるいはその循環経路のどこかで髄液の流れが悪くなったりして、脳室が拡大する病気。
2137 脳性麻痺とは(脳性マヒ) 脳性麻痺とは児がお腹にいるときから出生直後(4週まで)の間に起きた脳の病変による運動の異常と定義されています(厚生省脳性麻痺研究班、1968)。脳性麻痺が治癒する可能性は少ない。しかし、小児を自立させることができる。理学療法、作業療法、装具、整形外科の手術によって歩行が改善される。言語療法によって発音がより明確になる。発作は抗てんかん薬で予防できる。
2138 急性脳症とは 急性脳症とは急性の中枢神経障害で原因が特定できないものの総称で、足がふらつくなどの初期症状が数日続いた後、自分の意志と関係なく手足がけいれんしたように動く。その後、数時間から1日で、けいれんの悪化や意識障害に至る。国内では集中して発生した例は過去にない。新潟県内で2004年、腎機能障害のある5人がスギヒラタケ(きのこ)を食べて死亡した事例がある。
2139 West症候群(点頭てんかん)とは West症候群(点頭てんかん)は5〜6ヵ月から1歳にかけておこる難治性のてんかんの発作。 発症原因は出生前の原因(胎内感染・先天奇形・代謝異常など)、周産期の原因(低酸素性虚血性脳症)、出生後の原因(脳炎・頭蓋内出血・頭部外傷)、などが挙げられる。 発作型は突然首をカクッとうなずくようにまげ、手足を抱きつくように曲げる動きを数秒毎に繰り返し、数分間続く。日に何度も繰り返す。逆に手や足を伸ばすタイプもある。泣き声や発声を伴う場合もある。 脳波が診断確定の決め手となる。睡眠脳波検査にてヒプサリズミアと言われる独特な脳波所見から確定診断とされる。 治療法はビタミンB6や抗てんかん薬の内服、ACTH(ホルモン)の筋肉注射などである。速効性はないが、効果があれば次第に発作が軽減する。
2140 溶血性尿毒症症候群(HUS)とは (hemolytic uremic syndrome) 溶血性尿毒症症候群(HUS) 1996年に集団発生したO-157という種類の大腸菌による腸炎に続発して、多数のHUSが発症しました。HUSはO-157大腸菌が出す毒素が腎臓の細胞や赤血球に作用して血管の中で溶血(赤血球が壊れる)が起こり、同時に急性腎不全が起こる病気です。通常、血便などの強い腸炎に続いて起こることがほとんどで、症状は激烈で、時に透析療法が必要のことも有るが、ほとんどは完治する。しかし、Oー157大腸菌が犯人ではなく腸炎を伴わずに起こることも有り、こちらの方が脳症などを併発することも多く重症となる可能性が高いとされている。
2141 リウマチ熱とは リウマチ熱とは「上気道への化膿性連鎖球菌の感染後に起こる自己免疫疾患」。学童期に好発。 上気道への化膿連鎖球菌の感染後の免疫応答が病態を形成すると考えらる。 すなわち、A群溶血性連鎖球菌感染後に、抗原の類似性によって心筋や滑膜組織に対する交差反応が生じ、宿主の免疫応答によって組織が障害される。
症状
咽頭炎・扁桃炎などの溶連菌感染の数週間後に関節痛や発熱をともなって発症する。
1)移動性多関節炎
肘や膝などの大関節が侵されやすく、しばしば数日で場所を移動する。後遺症を残さずに治癒する。
2)皮膚症状
輪状紅斑
皮下結節
3)汎心臓炎
pancarditis 菌体成分と心臓組織に共通の抗原性があるために交差反応を生じ、これによって心臓の全層に炎症が生じる。 特に僧帽弁閉鎖不全症もしくは大動脈弁閉鎖不全症を呈する。
○線維素性心外膜炎
○リウマチ性心筋炎
○ リウマチ性心内膜炎
検査所見
抗溶連菌抗体価 ASO の上昇 合併症 シドナム舞踏病 sydenham's chorea 反復する把握運動や回内運動が特徴的であり、睡眠中は出現しない。
治療
抗炎症剤の投与 心炎を伴う場合はステロイドホルモンを、心炎を伴わない場合はアスピリンを投与する。 抗生剤 心炎の有無を問わず、経口ペニシリンを十分量投与する。
2142 川崎病とは 全身の血管や臓器に炎症が起こる病気で、原因は今のところ不明。まれに心臓に障害が残るが、早期に発見して治療すれば後遺症の心配も少ない。
症状と経過
高熱が5日以上下がらない この病気は4〜5歳を過ぎるとめったにかからず、主に6カ月から2歳代までの赤ちゃんがかかりやすく感染はしない。 最初は突然40度近い高熱が出て4〜5日たっても下がらないのが特徴です。
診断基準
以下の症状のうち、4〜5つの症状があれば川崎病と診断。いずれの場合も、すぐ入院してアスピリンやガンマグロブリンで治療します。
1.高熱が5日以上続く(10日以上続くことも)。 2.体に赤い発疹が広がる。BCGの跡が赤くうんでくる。 3.白目が充実する(目やにが出ることも)。 4.唇や口の粘膜が赤くなり、舌がいちごのように赤くなる。 5.手の平、足の裏が赤くなってむくんでくる(その後、手足の先がむけてくる)。 6.首のリンパ節がはれる。
2143 神経芽細胞腫とは 小児の神経系のがんで、副腎髄質や、おなかや胸の交感神経節から発生する。多くは、おなかの片側で奥のほうにかたいしこりが触れる。腫瘍が大きくなると反対側にも広がってくる。進行していくと、肝臓、骨、骨髄、皮膚に転移する。肝臓に転移すると、肝臓がはれ、表面がごつごつしてくる。頭の骨に転移することも多く、頭の骨がはれたり、目が飛び出す。骨髄に転移すると貧血になる。また、交感神経節から発生した場合、両足のまひが出る。がんが小さいうちは元気ですが、だんだん顔いろがわるくなり、元気がなくなる。病気が進むと、おなかに水がたまってふくれ、やせて、貧血が強くなる。
治療  
早く見つかれば、手術で取り除くことが可能です。転移がある場合、抗がん薬で治療するが、放射線治療も併用する。生後6カ月に、神経芽細胞腫の早期発見のためのマススクリーニングがおこなわれています。尿をろ紙にしみ込ませ、がん細胞から出されるVMAという物質をはかります。このスクリーニングで見つかる、1歳以下で起こる神経芽細胞腫の多くは、がんの性質がよくほとんどは治る。
2144 乳幼児突然死症候群(SIDS) とは 乳幼児突然死症候群(SIDS) はある日突然、つい先ほどまで元気だった赤ちゃんが突然亡くなってしまう病気。乳児期、特に生後5ヶ月前後に多く発生する原因不明の突然死です。頻度は欧米では乳児死亡原因の第1位がSIDSで、日本では第3位です。日本での発生率は欧米諸国の約4分の1と少ないのですが、それでも年間約500人が死亡してると推定されています。
原因 原因は不明だが危険因子と考えられるのがうつ伏せ寝です。さらに母親や周囲の人の喫煙などが関連を疑われている。 乳児突然死症候群を防ぐために いくつかの国で仰向け寝、母乳保育、禁煙、乳児を暖めすぎないことなど、を提唱して普及させたところSIDSがかなり減少してきました。
2145 本態性低血圧とは 本態性低血圧とは明確な原因が認められない慢性低血圧で基礎疾患がある症候性または二次性を除外した疾患です。一般に正常血圧者より長寿であり、また英米では血圧が低いこと自体が病的と認識されず治療の対象とされないことから研究報告も少なく病因病態はいまだ解明されず、自律神経系や内分泌的機序とが推測されていますが同一家系に多く出現することから遺伝性の素因も考えられている。
2146 二次性低血圧とは 二次性低血圧とは種々の基礎疾患によって二次的に血圧が低下した状態を言う。 急性一過性と慢性持続性とに大別される。中枢・末梢神経障害、心臓・血管障害、代謝内分泌疾患等に伴うものが知られる。
2147 起立性低血圧とは 起立性低血圧とは臥位や坐位から起立時に20mmHg以上の収縮期血圧低下を示す状態を言うが坐位血圧が正常血圧、低血圧、高血圧の全ての方に起る。 起立性低血圧のうち、原因となる病気がない本態性起立性低血圧と原因となる病気がある場合症候性(ニ次性)起立性低血圧に分けられる。 また自律神経特に交感神経は血圧調節に非常に重要な働きをしており、交感神経機能障害をきたす疾患は低血圧特に起立性低血圧を起す。
2148 狭心症とは 狭心症は、主に動脈硬化のために冠状動脈の血管が狭くなり、心臓への血液の流れが一時滞り、その結果、心臓へ栄養や酸素の供給が不足することによって起こる。 狭心症の発作は、動脈硬化のある人が、運動や入浴、ストレスなどで心臓に急激な負担をかけたときなどに起こり、まず軽い痛みではじまる。心臓部にしめつけられるような感じの痛みが起こるのが普通で、強い圧迫感を覚えることもある。しかしその痛みはたえられないほど激しい痛みではなく、その持続時間は、軽ければ数10秒、長くて15分を越えることはない。ただし、狭心症の発作が何度も起こる人は、心筋梗塞に移行する危険がある。 狭心症には、階段を上ったり、急いで歩いたり、重い荷物を持ったときなどに起こる労作性狭心症と、夜間、特に早朝、就寝中に発作の起こる安静時狭心症がある。
2149 心筋梗塞とは 心筋梗塞とは心臓の筋肉を養っている冠状動脈の動脈硬化により、血液の流れが遮断されて起こる病気です。強烈な胸の痛みに続いて心臓の働きが悪くなり、呼吸困難や不整脈が起こって意識を失うこともある。男性は50歳、女性は60歳からが発病しやすく、運動しているときに胸に不快感や圧迫感を感じたり、就寝時にも同じような症状が出るようになったりする。
2150 心不全とは 心不全とは「心臓の(ポンプ)機能が障害されたために身体が必要とする血液を心臓から送り出せなくなった状態」です。その原因は、心臓の筋肉(心筋)そのものの異常だけでなく、心臓の中の弁、心臓の外を覆っている膜、心臓を養っている血管の障害や重症の不整脈によっても生じ、また、肺やホルモンの病気、高度の貧血など心臓以外の病気でも起こります。筋ジスの心不全の原因は、心筋自体の障害によって起こることが多いと言われています。 安定した状態から急激に悪化する場合を「急性心不全」、それなりに体全体のバランスがとれ、状態が安定している場合を「慢性心不全」という。
2151 心臓弁膜症とは 心臓弁膜症は何らかの原因により心臓弁膜の破壊、変形が起こり、心臓のポンプとしての機能が十分でなくなった状態をいう。原因として、リウマチ性心内膜炎、梅毒性心内膜炎、細菌性心内膜炎、動脈硬化症などのほか先天的な弁膜疾患がある。障害の種類として、弁が癒着して完全に開かなくなり弁口が狭くなったために血流障害の起こるものを狭窄といい、弁が完全に閉じないために血液の一部が逆流するものを閉鎖不全という。診断は、心雑音の聴取のほか、心電図、心音図、胸部X線検査、心エコー図で行う。
臓には、4つの弁(三尖弁、肺動脈弁、僧帽弁、大動脈弁)があります。代表的な以下の4疾患(大動脈弁狭窄症、大動脈閉鎖不全症、僧帽弁狭窄症、僧帽弁閉鎖不全症がある。
2152 大動脈弁狭窄症とは 大動脈弁は心臓から血液が出ていくときに通る最後のドアみたいなもので、これが狭くなったり開きが悪くなったりするのが狭窄症です。満員電車で狭いドアに乗客が殺到するような状態で血液がうまく流れない。初めのうちは心臓の筋肉が厚くなり、力でドアを押し開けることが出来き、この間は自覚症状はない。しかし、長年の間に筋肉がへばって、力では対抗できなくなり、症状が現れる。めまい・動悸・息切れという軽い症状から始まり、狭心痛という胸が締め付けられるような痛みが起きる。一時的に脳に血液がゆかなくなるので、失神の発作も起きる。さらに悪化すると心不全で死に至る。症状が出始めてから心不全で死亡するまでの期間は、狭心痛からは約5年、失神発作からは約3年と言われる。
2153 大動脈閉鎖不全症とは 大動脈弁が閉鎖せず、大動脈から左心室に血液が逆流する状態。逆流が徐々に進行する場合が多く、症状が現れにくいが、次第に負担が左心室にかかり、拡張(心筋は肥大)する。急に起こった場合はすぐに心不全になることがあり、救命のための緊急手術が必要。大動脈弁の障害原因には先天性(二尖弁、四尖弁、心室中隔欠損症、バルサルバ洞動脈瘤など)、遺伝性(マルファン症候群など)、外傷性、リウマチ性、感染性心内膜炎、大動脈解離、大動脈弁輪拡張症、大動脈炎症候群(高安病)、高血圧など。治療は弁置換術が主流で、場合により弁形成術が行われる。
2154 僧帽弁狭窄症とは 左心房と左心室の境界にある弁(僧帽弁)が狭窄し、左心房から左心室に血液が流れにくくなります。原因はほとんどが小児期にかかったリウマチ熱です。リウマチ熱の減少に伴い、最近徐々に発症数が減少している。徐々に左心房が拡大し、心不全症状が出現する。また、進行すると心房細動という不整脈が発症し、脳梗塞等の塞栓症の原因となるため、手術が必要となる。
2155 帽弁閉鎖不全症とは 左心房と左心室の境界にある弁(僧帽弁)が閉じる際に不完全で血液が左心室から左心房に逆流し肺うっ血がおこる。左心室は拡張し、僧帽弁狭窄症と同じ症状が亜現れる。
2156 カイネチンとは カイネチンは広葉樹の中から抽出される大変安定した抗酸化成分でN6-Furturyladeineと呼ばれる植物ホルモンの一種です。花が腐らない、芽や葉の成長が促進されるなどの効能があり、人の皮膚細胞の老化を防ぐということが検証されています。カイネチンは人体でも生成されており、細胞を活性化酸素から守る 働きをします
皮膚の線維芽細胞に働きかけて真皮の細胞の寿命を伸ばし、シミ・ソバカス・シワに優れた効果を発揮します。カイネチンローションは美容液として肌の老化やダメージなどの保護の目的にも使われる。副作用(炎症やただれ、痛み、かぶれ)の心配は少ないと言われる。
2157 カマグとは 通称「カマ」とか「カマグ」と呼ばれ、酸化マグネシウムのことで便通をよくするお薬です。また、胃酸を中和する働きもる。
【効能A】 便秘。
【効能B】 下記疾患における制酸作用と症状の改善。
胃・十二指腸潰瘍。 胃炎(急・慢性胃炎、薬剤性胃炎を含む)。 上部消化管機能異常(神経性食思不振、いわゆる胃下垂症、胃酸過多症を含む)。
【効能C】 尿路蓚酸カルシウム結石の発生予防。
2158 急性心膜炎とは 急性心膜炎は心臓を包む心膜の急性炎症で、時に心筋炎、心内膜炎を合併する。心膜に急性炎症が起こると、心膜の表面にフィブリンが付着して粗くなり、心膜摩擦音が生じ、次いで心膜腔内に滲出液が貯留して心臓の運動が制限される。心膜液貯留し急性の拡張不全となり、心タンポナーデになる。
1)全身症状は発熱、発汗、倦怠感、食欲不振、体重減少。
2)胸痛:突然の、あるいは徐々に生じる鋭い胸痛が数時間〜数日間続く。
3)多量の心膜液が貯留すると、気管支圧迫による呼吸困難、食道圧迫による嚥下痛、横隔膜神経圧迫による吃逆(しゃっくり)がみられることがある。
2159 心臓神経症とは 心臓神経症は、心臓そのものには異常がないのに胸の痛み、動悸、息切れなどの症状が繰り返し起こる。不安や緊張などのストレスが原因と考えらる。肉体的、精神的ストレスを感じると、自律神経やホルモン分泌が影響をうけ、血圧や心拍数、呼吸数などが乱れます。これを胸の痛みや息苦しさなどとして感じるのです。 そのため、自分では心臓がおかしいと思いこんで、不安になる。対策として医者などのカウンセリングなどを受けて自信を取り戻すことが必要。  
2160 心筋症とは 心筋症は心臓の機能に異常をもたらす、心筋(心臓の筋肉)の病気です。肥大型心筋症、拡張型心筋症、拘束型心筋症、不整脈源性右室心筋症などがある。エコー検査、カテーテル検査、心筋生検(心臓の筋肉の一部をカテーテルを用いて採取し、それを病理学的に評価する検査)などで診断する。特に心臓の収縮力が低下して、心不全を引き起こす拡張型心筋症に対してはベータ遮断薬を使った治療を行う。
2161 肥大型心筋症とは   肥大型心筋症は原因不明の心筋疾患(特発性心筋症のひとつ)で、心臓の壁が内側に向かって厚くなる(肥大)為、左心室(時には右心室)の内腔が狭くなり心房から心室へ血液が流れ込み難くなる病気です。心臓のポンプ機能(収縮性)は良好。心臓肥大する病気には高血圧や心臓弁膜症などがあるが肥大型心筋症は原疾患が明らかでないのに肥大する。肥大が高度で左室時に右室の血液が流れ出る道(流出路)が狭くなる場合、閉塞性肥大型心筋症と呼ばれる。また心筋の壁が厚くなる部位により心室中部閉塞性肥大型心筋症、心尖部肥厚型心筋症などと分類されることがある。心臓超音波検査(心エコー法)が診断に有用。
2162 拡張型心筋症とは 拡張型心筋症は左室あるいは左右の両心室の心筋収縮の低下とその内腔の拡大を特徴とする心筋の病気。左室だけの場合と左右の両心室がともに障害される場合がある。症状は、通常心不全に基づく症状や所見があり、しばしば進行性である。不整脈、血栓塞栓症、突然死の合併が高頻度にみられる。予後の悪い病気である。
2163 拘束性心筋症とは 拘束性心筋症は心室壁が硬くなり拡張性が低下する心筋症で心筋細胞と心筋細胞の間にある間質や心内膜が線維化する疾患。
2164 特定心筋症とは 特定心筋症は原因や病理組織像が特異的な下記の疾患
1.炎症性心筋疾患
2.代謝性心筋疾患
3.全身性疾患に伴う心筋疾患(膠原病など)
4.神経筋疾患
5.筋ジストロフィー症
6.過敏あるいは中毒性心筋疾患
7.産褥心筋症
8.虚血性心筋症
9.高血圧性心筋症
10.弁膜性心筋症
2165 心房中隔欠損症とは 心房中隔欠損症は左右の心房の間にある心房中隔と呼ばれる部分に穴があいている病気す。全先天性心疾患の約1割を占め、比較的治りやすい病気です。約半数の症例で自然閉鎖するが、穴が大きくて心臓と肺への負担が大きい場合には穴を閉じる手術が行われる。
2166 心室中隔欠損症とは 心室中隔欠損症は左右の心室の間にある心室中隔に穴があいている病気。先天性心疾患のなかで、もっとも多い病気で、日本では先天性心疾患の約6割を占める。穴が小さいものでは、自然閉鎖するが、穴が大きいものは手術される。肺への負担が大きい場合、時間がたつと「肺高血圧」といって、肺の血管が痛んだ状態になると手術が出来ない。
2167 ファロー四徴症とは チアノ−ゼ性心疾患(酸素の足りない血液が全身にまわること)の代表的な病気。1)心室中隔欠損、2)肺動脈狭窄、3)大動脈右室騎乗、4)右室肥大の四つを形態的な特徴とする疾患で、日本では先天性心疾患の約14%を占めるといわれる。 肺動脈狭窄の程度によってチアノ−ゼの出方はさまざまで、人によってはほとんどチアノ−ゼのでない場合もある。また、「無酸素発作(スペル)」を頻回に起こすような時は、ベータブロッカー薬を内服して予防する。
2168 動脈管開存症とは(PDA) 動脈管開存症(PDA) は赤ちゃんが母親お腹の中にいるときは、肺で呼吸をしていないため心臓に戻ってきた血液を肺に送る必要がない。そのため直接大動脈に流れるように、動脈管という血管が存在する。この動脈管は出生後、数時間で自然に閉鎖するが、正常な場合でも出生後3〜12日間は開存することもあり、新生児の心雑音の原因となる。4〜8週間後には閉鎖する。この動脈管が閉鎖しないために心臓から拍出された血液の一部が大動脈から開存した動脈管をとおり肺動脈に流れるために、肺と心臓に負担がかかる。比較的頻度の多い先天性心疾患。
2169 完全大血管転位症とは 完全大血管転位症は右室から大動脈、左室から肺動脈がでるもの。中でも、静脈血が右房→右室→大動脈、動脈血が左房→左室→肺動脈と流れるものを 完全大血管転移という。
心室中隔欠損・肺動脈狭窄の有無で症状が変わる。
1)T型・・・心室中隔欠損が無いもの(あっても軽い)      体循環と肺循環の間をつなぐ交通がすくないため、体を巡る動脈血が酸素不足。 生後数日内にチアノーゼや多呼吸となり危険。    
2)U型・・・大きい心室中隔欠損を伴うもの。
体循環と肺循環の間をつなぐ交通が多いためチアノーゼは軽いのですが肺うっ血は高度で生後すぐ多呼吸がみられる。   多くは一ヵ月以内に心不全になる。    
3)V型・・・心室中隔欠損と肺動脈狭窄のあるもの。      チアノーゼも肺うっ血も中等度でT・U型よりは状態が良い。
2170 洞不全症候群とは(徐脈頻脈症候群) 洞不全症候群は心臓のリズムを刻む時計の役割をしているのが洞結節。 その洞結節の機能が障害されておこる不整脈を洞不全症候群と言う。 洞不全症候群には2つがある。
1.脈が遅くなったり,拍動が止まったりという徐脈の場合。
2.徐脈と頻脈を交互に繰り返す場合 頻脈は,上室性頻拍症,心房粗動,心房細動がある。
症状は
1.徐脈の症状 1)めまい,失神 2)息切れ,疲労感
2.頻脈の症状 動悸,胸苦しさ
治療は症状がなければ,経過観察 。失神を繰り返す場合 ペースメーカー植え込み。頻脈がある場合 ペースメーカーを植え込んでから内服薬治療
2171 徐脈頻脈症候群とは 徐脈頻脈症候群は洞不全症候群I群、II群に発作性頻拍(Paf,PAF,PSVT,EATなど)を伴うもの。 頻拍停止後に長い洞停止を生じ、めまいや失神などの症状を招く。
発作性頻拍のあとには overdrive suppression によって長い洞停止をきたす。 overdrive suppression 洞房結節に自己より速い刺激 overdrive が加わるとアセチルコリンが神経終末から遊離して自動能が低下し、外 からの刺激が停止したあとも本来の自己リズムが回復しなくなる。
症状は動悸、 Adams-Stokes発作、めまいや失神。
2172 房室ブロックとは 房室ブロックとは心房と心室の間に電気的な障害があって、電気が伝わるのが遅い、もしくは伝わらないことを言う。心電図ではP波とQRSの間の伝わり方に障害がる。 房室ブロックはI度、II度、III度に分けられ、III度は失神から心停止までを起こす可能性があるのでペースメーカーを埋め込む。
2173 期外収縮とは 期外収縮は規則正しい脈の合間に、不規則な脈が混じるタイプの不整脈。正常な心臓内での電気伝導は洞結節→心房筋→房室結節→心室特殊伝導系→心室筋と流れるが、これはそれ以外の部位から不定期的に発生する電気興奮によっておこる心収縮のこと。この不定期な電気興奮が心房から発生する場合を心房性期外収縮または上室性期外収縮といい、心室から発生する場合を心室性期外収縮という。
2174 発作性上室性頻拍症とは 発作性上室性頻拍症は発作的に、1分間150〜200回という早く規則正しい脈の出る症状。正常な電気伝導路以外に余計な伝導路がある為に起こる。これは脈が速いほど心臓からの拍出量が低下し、その結果、血圧低下、気分不良となる。かなりきつい時がありますが不整脈による生命の危険性はない。
2175 WPW症候群とは WPW症候群とはWolff、Parkinson、Whiteという3人の心臓病研究者の頭文字をとった症状名で、1000人に2人ぐらいいるといわれる。 通常、心房と心室の間には房室結節という特殊な心筋があり、電気的興奮はこの房室結節を通って伝わる。しかし心臓の上の室と下の室を結ぶ心筋(ケント束)が先天的に存在することがある。ケント束があると、刺激は房室結節とケント束の2つの道を通って伝わる。これがWPW症候群です。  WPW症候群そのものは刺激を伝える道が2つあるということだけなので、問題ないことが多いが、期外収縮をきっかけに頻拍発作を起こすことがある。
2176 心房粗動とは 筋肉が粗く規則的に収縮している状態で1分間に約300回収縮している。このように以上に速い心房のリズムはまれに心室にそのまま伝わり心室はうまく血液を全身に送れず血圧が低下し、脳虚血発作をおこす。しかし、多くは中継所の房室結節でフィルターにかけられ1/2あるいは1/4のリズムとして心室に伝達される。この場合は症状は出ない。多くは一過性に発現し、持続することはまれである。
2177 心室細動とは 心室細動とは心室が無秩序に収縮している状態であり、数分以内に電気的除細動を行なわないと死に至る。心筋梗塞や心臓弁膜症など心臓病の既往がある場合が多いが、急性心筋梗塞の初発症状であったり、また若年者ではBrugada症候群(ブルガダ症候群)やQT延長症候群など生まれつきの遺伝子異常が背景にある場合も多い。
2178 動脈硬化とは 動脈硬化は高脂血症や高血圧、糖尿病、高尿酸血症などの誘因が重なり動脈の血管が狭くなったり、弾力性を失ってしまい、血液が流れにくくなる状態。送られてくる血液が少なくなった臓器や組織の機能は低下し、さらに進行すると狭くなった血管に血のかたまり(血栓)などがつまり、その先へ血液が流れなくなってしまうこと(この状態を梗塞といいます)がある。また、血管の弾力性がなくなり、血圧の変化に対応できなくなり動脈が破れる。このようなことは、全身の動脈に起こる可能性がありますが、その中でも特に問題となるのは、心臓に起こる心筋梗塞、脳に起こる脳梗塞や脳出血である。
2179 大動脈瘤とは 大動脈瘤は大動脈が"こぶ"のようになる病気。主な原因として動脈硬化、高血圧、それ以外のものとして解離性、感染性などもある。大動脈は大きく分けて腹部大動脈と胸部大動脈に別れる。大動脈瘤はどの部位にでも発生する可能性が有りますが、一番多いのは腹部大動脈の腎動脈分岐部に発生するいわゆる腹部大動脈瘤です。動脈瘤の多くは無症状で偶然に超音波やCT検査で発見されることが多いが、胸部大動脈瘤の中には声がかすれる(嗄声という)症状で発見される場合も有る。なぜ動脈瘤に対する治療が必要かというと、破裂する危険性があり、その瞬間から生命に関わる危険な状態に陥る。破裂する前に治療が必要。
2180 解離性大動脈瘤とは 解離性大動脈瘤は大動脈が中層から裂ける病気。血管壁は三層になっていますが、大動脈の血管壁が中膜から裂けて内膜と中膜のあいだに血液が流れ込み、その血液が別の出口を見つけるまで裂けるものです。しばしば外膜まで裂けて大出血を起こし、急死する。原因は動脈硬化の強い中年以降の男性に多発する。高血圧、 梅毒も誘因。症状は不自然な姿勢をとった時などに、激烈な痛みが上腹部や上背部に起こり、やがて首、肩、腰、 足などに移動する。このように痛みが移る点が、 狭心症や心筋梗塞の発作と異なる。失神、けいれん、 手足のマヒ、血尿などが起こることもある。
2181 閉塞性動脈硬化症とは 閉塞性動脈硬化症は足の血管の動脈硬化がすすみ、血管が細くなったり、つまったりして、充分な血液が流れなくなる病気。そのため、歩行時に足のしびれ、痛み、冷たさを感じます。さらに進行すると、安静時にも症状が現れることがある。
2182 下肢静脈瘤とは 下肢静脈瘤は下肢の表在静脈がふくれ上がって迂曲し、ところどころが瘤状になる。原因は静脈の怒張のため静脈弁の不全が起こり、静脈血の環流機能が起立時に妨げられ表在静脈内に血液がうっ滞し、静脈圧の上昇が起こることにより、長時間起立する職業の人や、中年以後の女性に多くみられる。症状は、立位で下肢に静脈の異常なふくらみが現れ、疼痛、疲労感、むくみが起こることもあり、慢性静脈血行不全になると皮膚潰瘍ができる。
2183 血栓性静脈炎とは 血栓性静脈炎は静脈内血栓によりひき起こされるが、ときに静脈の炎症、菌血症によることがある。まず血栓が形成されこれに対する炎症反応が起こることで、静脈炎の症状が出現する。血栓は赤色血栓で静脈壁に付着しているが、浮遊したものが肺塞栓症の原因となる。女性に多く、年齢とともに増加する。誘発因子は静脈うっ滞、外傷、血液凝固能の亢進など。経口避妊薬の使用、大きな手術の術後、静脈瘤、長期臥床の患者、多血症、まれにアンチトロビンV欠損の患者に好発し、下肢に多い。
2184 バポナの使用制限とは(ジクロルボス(DDVP)蒸散剤の安全対策 平成16年11月2日 厚生労働省医薬食品局安全対策課) 11月1日、ジクロルボス(DDVP)を含有し、その蒸散による効果を目的とする殺虫剤の安全性の評価及び市販後安全対策を検討するため、薬事・食品衛生審議会に属する殺虫剤の承認審査の専門家及び医薬品の安全対策の専門家による検討会を開催した。
吊り下げタイプの製剤については、テストチャンバーを用いることにより得られたデータから高い室内濃度で毎日24時間曝露した場合には安全域を上回るおそれがあると考えられたため、念のため、本剤の使用場所を人が長時間留まらない場所に限定することとした。
(1) 1枚中にジクロルボスを5g以上含有するもの=バポナ大、ハーフ
「居室(客室、事務室、教室、病室を含む)では使用しないこと。なお、居室にある戸棚・キャビネット内などでも使用しないこと。」 「飲食する場所(食堂など)及び飲食物が露出している場所(調理場、食品倉庫、食品加工場など)では使用しないこと。使用場所:以下の場所の内ヒトが長時間とどまらない区域:店舗、ホテル、旅館、工場、倉庫、畜舎、テント、地下室  
(2) 1枚中にジクロルボスを5g未満含有するもの=バポナミニ
居室(客室、事務室、教室、病室を含む)では使用しないこと。なお、居室にある戸棚・キャビネット内などでも使用しないこと。飲食する場所及び飲食物が露出している場所(食品倉庫など)では使用しないこと。
使用場所:以下の場所の内ヒトが長時間とどまらない区域:倉庫、畜舎、地下室
2185 冷え性に効く薬とは 命の母、実母散(じつぼさん)、まわた薬など
2186 排尿困難に効く薬とは ハルンケア、スイカ糖、  杞菊地黄丸(こぎくじおうがん) 、六味地黄丸、牛車腎気丸、猪苓湯、杞菊妙見丸、当帰貝母苦参丸料、八味地黄丸、猪苓湯合四物湯など
2187 風邪のひきはじめに有効な漢方薬とは(かぜのひきはじめ) 葛根湯(かっこんとう)です。感冒、鼻風邪、頭痛、肩こり、筋肉痛、てや肩の痛みに有効です。
2188 こじれた風邪に有効な漢方薬とは(こじれたかぜ) 柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)です。多くは腹痛を伴う胃腸炎、微熱、寒気、頭痛、吐き気などを伴う感冒、風邪の後期の症状に有効。
2189 胃腸症状を伴う風邪に効く漢方薬とは かっ香正気散(かっこうしょうきさん)です。夏の風邪、暑さによる食欲不振、下痢、全身倦怠感によい。
2190 節々が痛い風邪に有効な漢方薬とは 麻黄湯(まおうとう)です。風邪のひきはじめで、寒気がして発熱、頭痛がして体のふしぶしが痛い感冒、鼻風邪。
2191 うすい水様の痰を伴う咳に有効な漢方薬とは 小青竜湯(しょうせいりゅうとう)です。気管支炎、気管支喘息、鼻水、うすい水様の痰を伴う咳、鼻炎に有効。
2192 黄色い痰を伴う咳に有効な漢方薬とは 五虎湯(ごことう)です。せき、気管支喘息に有効。
2193 急な激しい咳に有効な漢方薬とは 甘草湯(かんぞうとう)です。激しい咳、咽頭痛に有効。
2194 ほてりがありのどの渇きが強いときに有効な漢方薬とは 白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう)。のどの渇きとほてりのあるときに有効。
2195 疲れやすく尿量が減少または多尿の時に有効な漢方薬とは 六味地黄丸(ろくみじおうがん)。疲れやすく尿量減少または多尿で、ときにのどの渇きがあるもので排尿困難、頻尿、むくみ、かゆみに有効。
2196 うすくて多い鼻水、くしゃみに有効な漢方薬とは 小青竜湯(しょうせいりゅうとう)です。気管支炎、気管支喘息、鼻水、うすい水様の痰を伴う咳、鼻炎に有効。
2197 急性の鼻づまり、黄色い鼻水に有効な漢方薬とは 葛根湯加川きゅう辛夷(かっこんとうかせんきゅうしんい)。鼻づまり、蓄膿症、慢性鼻炎に有効。
2198 慢性の鼻づまり、粘っこい鼻水に有効な漢方薬とは 荊芥連翹湯(けいがれんぎょうとう)。蓄膿症、慢性鼻炎、慢性扁桃炎、にきびに有効。
2199 口渇や下痢を伴うむくみに有効な漢方薬とは 五苓散(ごれいさん)。のどが渇いて尿量が少なく、吐き気、嘔吐、腹痛、頭痛、むくみなどのいずれかを伴う水様性下痢、急性胃腸炎(しぶり腹の場合はしようしない)、暑気あたり、頭痛、むくみに有効。
2200 下半身がむくみ、汗をかきやすい時に有効な漢方薬とは 防己黄耆湯(ぼういおうぎとう)。疲れやすく、汗をかきやすい傾向のある肥満症(筋肉にしまりのない、いわゆる水太り)、関節痛、むくみに有効。
2201 膝に水がたまるむくみに有効な漢方薬とは 牛車腎気丸(ごしゃじんきさん)。疲れやすく、四肢が冷えやすく、尿量減少または多尿で時に、口渇がある腰痛、下肢痛、しびれ、老人のかすみ目、かゆみ、排尿困難、頻尿、むくみに有効。
2202 湿気が多いとつらいこりに有効な漢方薬とは 葛根湯(かっこんとう)。感冒、鼻風邪、頭痛、肩こり、筋肉痛、手や肩の痛みに有効。
2203 冷えるとつらいこりに有効な漢方薬とは 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)。比較的、体力が乏しく、冷え性で貧血傾向があり、疲労しやすくときに下腹部痛、頭痛、めまい、肩こり、耳鳴り、動悸などを訴える次の諸症:月経不順、月経異常、月経痛、更年期障害、産前産後あるいは流産による障害(貧血、疲労倦怠、めまい、むくみ)、めまい、頭重、肩こり、腰痛、足腰の冷え性、しもやけ、むくみ、冷えに有効。
2204 イライラから来るこりに有効な漢方薬とは 加味逍遥散(かみしょうようさん)。虚弱な婦人で、肩がこり、疲れやすく、精神不安症状、ときに便秘傾向の次の諸症:冷え性、虚弱体質、月経不順、月経困難、更年期障害、血の道症に有効。
2205 足腰が冷え疲れると足がむくむ時に有効な漢方薬とは 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)。比較的、体力が乏しく、冷え性で貧血傾向があり、疲労しやすくときに下腹部痛、頭痛、めまい、肩こり、耳鳴り、動悸などを訴える次の諸症:月経不順、月経異常、月経痛、更年期障害、産前産後あるいは流産による障害(貧血、疲労倦怠、めまい、むくみ)、めまい、頭重、肩こり、腰痛、足腰の冷え性、しもやけ、むくみ、冷えに有効。
2206 冷えて、のぼせに有効な漢方薬とは 桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)。比較的、体力があり、ときに下腹部痛、肩こり、頭重、めまい、のぼせて足冷えなどを訴える次の諸症:月経不順、月経異常、月経痛、、更年期障害、血の道症、肩こり、めまい、頭重、打ち身(打撲症)、しもやけ、しみに有効。
2207 腰や膝がだるく手足の冷えに有効な漢方薬とは 八味地黄丸(はちみじおうがん)。疲れやすく、四肢が冷え、尿量減少または多尿でときに口渇がある次の諸症:排尿困難、頻尿、老人のかすみ目、下肢痛、腰痛、しびれ、かゆみ、むくみに有効。
2208 イライラに有効な漢方薬とは 加味逍遥散(かみしょうようさん)。虚弱な婦人で、肩がこり、疲れやすく、精神不安症状、ときに便秘傾向の次の諸症:冷え性、虚弱体質、月経不順、月経困難、更年期障害、血の道症に有効。
2209 貧血気味で動悸、息切れが強い時に有効な漢方薬とは 柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)。体力が弱く、冷え性、貧血気味で動悸、息切れがあり神経過敏な次の諸症:更年期障害、血の道症、不眠症、神経症に有効
2210 生理の前から痛む方に有効な漢方薬とは 桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)。比較的、体力があり、ときに下腹部痛、肩こり、頭重、めまい、のぼせて足冷えなどを訴える次の諸症:月経不順、月経異常、月経痛、、更年期障害、血の道症、肩こり、めまい、頭重、打ち身(打撲症)、しもやけ、しみに有効。
2211 生理の後半に痛みが強い方に有効な漢方薬とは 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)。比較的、体力が乏しく、冷え性で貧血傾向があり、疲労しやすくときに下腹部痛、頭痛、めまい、肩こり、耳鳴り、動悸などを訴える次の諸症:月経不順、月経異常、月経痛、更年期障害、産前産後あるいは流産による障害(貧血、疲労倦怠、めまい、むくみ)、めまい、頭重、肩こり、腰痛、足腰の冷え性、しもやけ、むくみ、冷えに有効。
2212 生理が遅い方に有効な漢方薬とは 四物湯(しもつとう)。皮膚が乾燥し、色つやの悪い人で、胃腸障害のない次の諸症:産後あるいは流産後の疲労回復、月経不順、冷え性、しもやけ、しみ、血の道症に有効。
2213 生理が早い方に有効な漢方薬とは 温清飲(うんせいいん)。皮膚の色つやが悪く、のぼせるヒトで次の諸症:月経不順、月経困難、血の道症、更年期障害、神経症に有効。
2214 生理の周期が不安定な方に有効な漢方薬とは 加味逍遥散(かみしょうようさん)。虚弱な婦人で、肩がこり、疲れやすく、精神不安症状、ときに便秘傾向の次の諸症:冷え性、虚弱体質、月経不順、月経困難、更年期障害、血の道症に有効。
2215 肌のあれ、いぼに有効な漢方薬とは ヨクイニン。いぼ、皮膚の荒れに有効。
2216 しみや、しもやけに有効な漢方薬とは 桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)。比較的、体力があり、ときに下腹部痛、肩こり、頭重、めまい、のぼせて足冷えなどを訴える次の諸症:月経不順、月経異常、月経痛、、更年期障害、血の道症、肩こり、めまい、頭重、打ち身(打撲症)、しもやけ、しみに有効。
2217 化膿しやすいニキビに有効な漢方薬とは 荊芥連翹湯(けいがれんぎょうとう)。蓄膿症、慢性鼻炎、慢性扁桃炎、にきびに有効。
2218 かゆみが強いときに有効な漢方薬とは 消風散(しょうふうさん)。分泌物が多い慢性湿疹に有効。
2219 発疹や発赤があってカサカサの時に有効な漢方薬とは 温清飲(うんせいいん)。皮膚の色つやが悪く、のぼせるヒトで次の諸症:月経不順、月経困難、血の道症、更年期障害、神経症に有効。
2220 発疹や発赤がなくカサカサの時に有効な漢方薬とは 当帰飲子(とうきいんし)。冷え性で次の諸症:慢性湿疹(分泌物の少ないもの)、かゆみに有効。
2221 腫れて化膿しやすいときに有効な漢方薬とは 十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)。化膿性皮膚疾患、急性皮膚疾患の初期、じんましん、急性湿疹、水虫に有効。
2222 赤く腫れて痛む口内炎に有効な漢方薬とは 茵ちん蒿湯(いんちんこうとう)。口渇があり、尿量が少なく、便秘を伴う次の諸症:じんましん、口内炎に有効。
2223 胃腸が悪い方の口内炎に有効な漢方薬とは 半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)。みぞおちがつかえ、時に悪心、嘔吐があり食欲不振で腹が鳴って軟便、下痢傾向のある次の諸症:急・慢性胃カタル、消化不良、胃下垂、神経性胃炎、胃弱、二日酔い、げっぷ、胸やけ、口内炎、神経症に有効。
2224 胃腸の働きが衰えてだるい症状に有効な漢方薬とは 補中益気湯(ほちゅうえっきとう)。元気がなく胃腸の働きが衰えて、疲れやすいヒトで次の諸症:虚弱体質、疲労倦怠、病後の衰弱、食欲不振、寝汗に有効。
2225 疲れやすく、動悸・息切れを伴う時に有効な漢方薬とは 人参栄養湯(にんじんえいようとう)。病後の体力低下、疲労倦怠、食欲不振、ねあせ、手足の冷え、貧血に有効。
2226 全身がだるく疲れやすい時に有効な漢方薬とは 十全大補湯(じゅうぜんだいほとう)。病後の体力低下、疲労倦怠、食欲不振、ねあせ、手足の冷え、貧血に有効。
2227 慢性胃炎の方に有効な漢方薬とは 半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)。みぞおちがつかえ、時に悪心、嘔吐があり食欲不振で腹が鳴って軟便、下痢傾向のある次の諸症:急・慢性胃カタル、消化不良、胃下垂、神経性胃炎、胃弱、二日酔い、げっぷ、胸やけ、口内炎、神経症に有効。
2228 普段から胃腸の弱い方に有効な漢方薬とは 六君子湯(りっくんしとう)。胃腸の弱いもので、食欲がなく、みぞおちがつかえ、疲れやすく、貧血で手足が冷えやすいもののうち次の諸症:胃炎、胃アトニー、胃下垂、消化不良、食欲不振、胃痛、嘔吐。
2229 のぼせて顔色が赤く二日酔いのかたに有効な漢方薬とは 黄連解毒湯(おうれんげどくとう)。比較的体力があり、のぼせぎみで顔色が赤く、いらいらする傾向のある次の諸症:鼻出血、不眠症、ノイローゼ、胃炎、二日酔、血の道症、めまい、動悸に有効。
2230 疲労感が強く食欲不振の方に有効な漢方薬とは 小柴胡湯(しょうさいことう)。吐き気、食欲不振、胃炎、胃腸虚弱、疲労感および風邪の後期の症状に有効。
2231 お腹が冷えると胃が痛む方に有効な漢方薬とは 安中散(あんちゅうさん)。やせ形で腹部筋肉が弛緩する傾向があり、胃痛または腹痛があって、ときに胸やけ、げっぷ、食欲不振、はきけを伴う次の諸症:神経性胃炎、慢性胃炎、胃アトニーに有効。
2232 腹痛が強く、お腹が張る方に有効な漢方薬とは 桂枝加芍薬湯(けいしかしゃくやくとう)。腹部膨満感のある次の諸症:しぶり腹、腹痛。
2233 いらいらを伴う側頭部痛に有効な漢方薬とは 釣藤散(ちょうとうさん)。まんせいの頭痛で中年以降、高血圧の傾向のある方に有効。
2234 冷えるとおこる頭頂部痛に有効な漢方薬とは 呉茱萸湯(ごしゅゆとう)。みぞちが膨満して手足が冷えるものの次の諸症:頭痛、頭痛に伴う吐き気、しゃっくりに有効
2235 めまいを伴う前額部痛に伴う漢方薬とは 苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)。めまい、ふらつきがあり、または動悸があり尿量が減少する次の諸症:神経質、ノイローゼ、めまい、動悸、息切れ、頭痛に有効。
2236 頭痛、肩こりを伴う高血圧に有効な漢方薬とは 釣藤散(ちょうとうさん)。まんせいの頭痛で中年以降、高血圧の傾向のある方に有効。
2237 疲れやすく耳鳴りを伴う高血圧に有効な漢方薬とは 七物降下湯(しちもつこうかとう)。身体虚弱の傾向のある次の諸症:高血圧に伴う随伴症状(のぼせ、肩こり、耳鳴り、頭重)に有効。
2238 便秘がちで高血圧に有効な漢方薬とは 三黄瀉心湯(さんおうしゃしんとう)。比較的体力があり、のぼせ気味で顔面紅潮し、精神不安で便秘傾向のある次の諸症:高血圧の随伴症状(のぼせ、肩こり、耳鳴り、頭重、不眠、不安)、鼻出血、痔出血、便秘、更年期障害、血の道症に有効。
2239 のどに何かつまった感じのする方に有効な漢方薬とは 半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)。気分がふさいで、のど、食道部に異物感があり、時に動悸、めまい、吐き気などを伴う諸症:不安神経症、神経性胃炎、つわり、せき、しわがれ声に有効。
2240 疲れやすく神経質な方に有効な漢方薬とは 桂枝加竜骨牡蠣湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)。体質虚弱で疲れやすく、興奮しやすい次の諸症:神経質、不眠症、小児夜泣き、小児夜尿症、眼精疲労に有効。
2241 イライラして落ち着かない方に有効な漢方薬とは 柴胡加竜骨牡蠣湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)。精神不安があって動悸、不眠などを伴う次の諸症:高血圧の随伴症状(動悸、不安、不眠)、神経症、更年期神経症、小児夜泣きに有効。
2242 眠りが浅く疲労感がある方に有効な漢方薬とは 加味帰脾湯(かみきひとう)。虚弱体質で血色の悪く次の諸症:貧血、不眠症、精神不安、神経症に有効。
2243 太って便秘がちな方に有効な漢方薬とは 防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)。腹部に皮下脂肪が多く、便秘がちな次の諸症:肥満症、便秘、高血圧症の随伴症状(動悸、肩こり、のぼせ)、むくみに有効。
2244 太り気味でイライラしやすい方に有効な漢方薬とは 大柴胡湯(だいさいことう)。がっしちした体格で比較的体力があり、便秘傾向のあり、次の諸症:胃炎、便秘、高血圧に伴う肩こり、頭痛、便秘、肩こり、肥満症に有効。
2245 汗をかきやすく水太りの方に有効な漢方薬とは 防己黄耆湯(ぼういおうぎとう)。疲れやすく、汗をかきやすい傾向のある肥満症(筋肉にしまりのない、いわゆる水太り)、関節痛、むくみに有効。
2246 皮下脂肪が多く便秘の方に有効な漢方薬とはが 防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)。腹部に皮下脂肪が多く、便秘がちな次の諸症:肥満症、便秘、高血圧症の随伴症状(動悸、肩こり、のぼせ)、むくみに有効。
2247 痔を伴い便秘がちの方に有効な漢方薬とは 乙字湯(おつじとう)。大便が硬く、便秘傾向がある次の諸症:いぼ痔、切れ痔、便秘に有効。
2248 便秘に穏やかに効く漢方薬とは 十薬(じゅうやく)。便秘、尿量減少に有効。
2249 慢性で長引く腰痛に有効な漢方薬とは 牛車腎気丸(ごしゃじんきさん)。疲れやすく、四肢が冷えやすく、尿量減少または多尿で時に、口渇がある腰痛、下肢痛、しびれ、老人のかすみ目、かゆみ、排尿困難、頻尿、むくみに有効。
2250 ぎっくり腰に有効な漢方薬とは 桃核承気湯(とうかくじょうきとう)。比較的体力があり、のぼせて便秘がちな次の諸症:月経不順、月経困難症、月経時や産後の精神不安、腰痛、便秘、高血圧の随伴症状(頭痛、めまい、肩こり)に有効。