Namazu: [説明]

                  Q&A本文(No1801-1950)

No
Q(お客の質問) A(答え)
1801 キャスターオイル (ひまし油)とは キャスターオイル(ひまし油)はトウゴマの種子を圧搾して得られる無色〜淡黄色の透明な油状液体で、わずかに特有なにおいがする。 エタノールに透明に溶けるので、アルコール性ローションなどに使われ、皮膚に対する浸透性が良い。 口紅やマニキュアなどの可塑剤や、ポマードの主原料、石けん原料としても使われ、非イオン界面活性剤の原料ともなる。
1802 クラリセージ油とは クラリセージ油は クラリセージの花穂、葉が原料。主産地は南フランス、イタリア、スペイン、ルーマニア、モロッコ、北米。アンバーに似たハーバルフローラルの香気を持つ橙褐色油である。主成分はリナロール、リナリルアセテート、ネロリドール、スクラレオールである。アンバー、柑橘系調合香料に適し、コロン、フーゼア、ラベンダーの調合に広く用いられる。石けん、芳香製品香料としても使用。
1803 グリチルリチン酸とは グリチルリチン酸は甘草の根茎または根から抽出したグリチルリチン酸水溶液を酸性にして得られる白色〜微黄色の結晶性の粉末で、においはなく、特有の甘みがある。 外用薬として急性や慢性の皮膚炎に対して効果を持っている。 副腎皮質ホルモンに比べ緩和な作用で、速効性はあまり期待できないが、連続使用しても副作用はほとんどなく、石鹸、歯磨、シャンプー、メイクアップ製品などの化粧品に広く利用。
1804 グレープシード油 (ブドウ種子油)とは グレープシード油 (ブドウ種子油)はブドウの種子から搾油し、精製した淡黄色〜黄色の透明な油状液体で、わずかに特有なにおいがある。 他の植物油に比べ、トコフェノール(ビタミンE)を多量に含有しているので、酸化しにくい。 皮膚を健康な状態に保つ働きをし、軽い触感でさっぱりしている。 クリーム、乳液など基礎化粧品、分離型化粧水などの透明製品の油相成分に適する。
1805 キサンタンガムとは キサンタンガムはキサントモナス属菌を用いて炭水化物を醗酵させて、菌体外に蓄積した多糖類を精製した天然のガム質である。 類褐白色の細かい粉末で、わずかに特有なにおいがある。 一般の他の天然ガム質の分子量の10〜100倍も大きい。この分子量の大きさが特異な粘性をもたらす。 増粘剤として食品や化粧品に使用されるが、化粧品にはオーデコロン・メイクアップ化粧品・基礎化粧品などに広く使用。
1806 グレープフルーツ油とは グレープフルーツ油はグレープフルーツ果皮の圧搾によって得られる。グレープフルーツ油は、リンパ系を刺激し、体液の流れをコントロールする働きがある。この精油は肥満解消に効果がある。また、利尿作用があることからセルライトを改善するのにも有効。
1807 グリチルリチン酸ジカリウムとは グリチルリチン酸ジカリウムは甘草の根茎または根から抽出したグリチルリチン酸は水に溶けにくいため、グリチルリチンをカリウム塩の形にした水溶性のグリチルリチンの誘導体。 白色〜微黄色の結晶性の粉末で、においはなく、特有の甘みがある。 解毒作用、抗アレルギー、抗消化性潰瘍作用があるといわれ、急性や慢性の皮膚炎に効果があるといわれる。 副腎皮質ホルモンに比べ緩和な作用で、速効性はあまり期待できないが、連続使用しても副作用はほとんどなく、水に非常に溶けやすいことから、化粧水などに利用。
1808 グリセリンとは グリセリンは皮脂膜の分解によって生成する天然の皮膚成分である。もっと古くから用いられてきた保湿剤であり、非常に吸湿性が強く現在でも多くの化粧品に使われる。動物性油脂より石けんまたは脂肪酸を製造する際の副産物として得られる無色、無臭の粘性液体で甘い味がする。保湿剤として製品の硬さや粘度を長期間一定に保持させる目的で使用される。また、皮膚に対する柔軟剤として、製品ののび、滑りをよくする。吸湿性を有し、皮膚に対してうるおいを与え、しっとりとした感触を与える。
1809 キャンデリラロウとは キャンデリラロウはメキシコ北西部、米国カリフォルニアの南部、テキサス南部などの半乾燥地域に生育する植物、キャンデリラの茎から得られた帯褐色〜帯黄褐色の植物性のロウで、わずかに樹脂様のにおいがある。 他のロウに添加して固さを増大させる作用があり、口紅の軟化変形防止、つやだしなどに使用される。(カルナバロウと同様に用いられる)。
1810 グリチルレチン酸ステアリル  グリチルレチン酸ステアリルは甘草の根茎または根から抽出したグリチルレチン酸にステアリルアルコールをエステル結合して得られる白色〜微黄色の結晶性の粉末で、ほとんどにおいはない。 グリチルレチン酸が有する抗炎症効果の増強、急性毒性の激弱、油脂類へ溶解性の増大を考慮して作られたもので、グリチルレチン酸に比べ約2倍の抗炎症効果が認められる。 皮膚の炎症およびかぶれ防止などの目的で、クリームなどの化粧品および医薬部外品などに使用。
1811 クロレラエキスとは クロレラエキスはクロレラを熱水で抽出して得られたエキスである。緑褐色の粘性のある液体で、特異な臭いがある。クロレラは淡水性の単細胞の緑藻植物で、湖沼、河川、湿地などに生息する。クロレラにはたんぱく質をはじめ、βーカロチン、ビタミンB群、ミネラル、必須アミノ酸などが豊富に含まれている。保湿作用や皮膚細胞を活性化する働きがあり、基礎化粧品、頭髪用化粧品、石けんなどに使用。
1812 軽質炭酸マグネシウム 軽質炭酸マグネシウムはマグネシウム塩の水溶液に炭酸ガスまたは炭酸塩を作用させて作られる、白色の軽くもろい塊またはかさ高い粉末で、においはない。 吸収力が強く、粉おしろいに配合させると容積を大きくしてふんわりとさせる効果がある。 おしろい類、パウダー、ベビーパウダーなどに使用。
1813 シダーウッド油とは シダーウッド油はシダーの乾材を原料とする。主産地は北米、ケニア、モロッコ、インド、中国である。ウッディ調、パウダリー調の淡黄色油である。主成分はセドレン、セドロール。石鹸、洗剤、室内噴霧剤香料として使用され、保留剤としても効果的。
1814 β-グリチルレチン酸(グリチルレチン酸)とは β-グリチルレチン酸(グリチルレチン酸)は甘草の根茎または根から抽出したグリチルリチンをグリチルレチン酸とグルクロン酸に分解して得られる。 急性や慢性の皮膚炎に対し効果があるといわれ、抗炎症効果、抗アレルギー作用、細菌発育阻止(黄色ブドウ菌、ジフテリア菌、サルモネラ菌など)、抗消化性潰瘍作用などがある。 副腎皮質ホルモンに比べ緩和な作用で、速効性はあまり期待できないが、連続使用しても副作用はほとんどなく、高級アルコールに溶けやすいことから石鹸、基礎化粧品、歯磨、シャンプー、メイクアップ製品などの化粧品に広く利用。
1815 グンジョウ(ウルトラマリン)とは グンジョウ(ウルトラマリン)はイオウ、ケイ酸アルミニウム、カーボンブラックなどを原料とした美しい青色〜紫青色の粉末の顔料で青色〜ピンク色の近いものまであり、においはない。耐光性に優れ、耐熱性、耐薬性もよく、青色顔料のなかでも独特の美しく華やかな色調である。 化粧品にはマスカラ、おしろい類、アイシャドー、まゆ墨などに使用され、石鹸の着色などにも使用。
1816 黒酸化鉄とは 黒酸化鉄は四酸化鉄からなる黒色粉末で、無臭である。 耐光性、耐熱性に優れ、少し磁性があり、耐アルカリ性は強いが耐酸性はやや弱い。 マスカラなどのメイクアップ化粧品に幅広く使用。
1817 ココナッツ油 (ヤシ油)とは ココナッツ油(ヤシ油)はココヤシの種子から採取される油脂で、わずかに特有なにおいがある。冬季は白色〜淡黄色の固体、夏季には無色〜淡黄色の液体となる。 酸化しにくいが、加水分解してにおいが発生し劣化しやすい。 ココナッツ油から作られた石けんは、冷水によく溶け、泡立ちが良く、クリーム、石けん、洗顔クリームやボディーソープの基本原料に使用。
1818 シコンエキス (ムラサキエキス)とは シコンエキス(ムラサキエキス)はムラサキソウの根シコン(紫根)から抽出して得られたエキス。 褐色〜暗赤紫色または暗紫色の液体またはペースト状で、わずかににおいがある。 シコンは毛細血管透過性亢進、急性浮腫の抑制、肉芽増殖促進、創傷の治癒促進、抗菌性、抗炎症効果などが認められ、外用薬として使用されている。化粧品には紫色の天然色素として、また新陳代謝促進作用、殺菌、消炎作用があるので、肌荒れ、ニキビの予防、クリーム、乳液、化粧水などに使用。
1819 小麦胚芽油 (ウィートジャームオイル)とは 小麦胚芽油 (ウィートジャームオイル) [ Wheat Germ Oil ]  小麦胚芽から得られる淡黄色の透明な液状オイルで、わずかににおいがある。 リノール酸、オレイン酸、リノレン酸などの不飽和脂肪酸、およびビタミンEを多く含む事から、皮膚機能を円滑にし、毛細血管活動を活発にし、皮膚細胞を若返らせる効果があるといわれる。 基礎化粧品、メイクアップ化粧品、頭髪用化粧品などに使用され、ビタミンEの含有量が多いため酸化防止を目的として化粧品に配合される場合もある。
1820 酸化亜鉛(亜鉛華)とは 酸化亜鉛(亜鉛華)は天然品はニュージャージーの紅亜鉛鉱があるが、工業品は金属亜鉛を熱で酸化、または炭酸亜鉛を熱分解して製造される。 白色無晶の微細な粉末で、におい、味はない。 収れん性、防腐性、消炎性があり、白色顔料としておしろい類などに、日焼け止め化粧品やメイクアップ化粧品の紫外線遮断剤として使われる。
1821 シコニンとは シコニンは植物色素の一つで、ムラサキソウの根シコンより抽出される成分で、赤紫色の結晶性粉末である。 色素であるが抗菌作用、効炎症作用などの薬理効果があり、口紅、メイクアップ化粧品、シャンプー、リンスなど広く使用。
1822 ココイルグルタミン酸ナトリウムとは ココイルグルタミン酸ナトリウムはアミノ酸の一種であるグルタミン酸と天然の脂肪酸から構成された、安全性の高いアニオン性界面活性剤。適度な起泡力、洗浄力をもち皮膚と同じ弱酸性を示し、皮膚に対して非常に温和である。
1823 高融点パラフィンとは 高融点パラフィンは融点(固体が溶けて液体化する温度)の高いパラフィン。 融点は約57℃
1824 コンジョウとは コンジョウ(紺青、ベルリン青)はルリ石を粉末にして天然群青が得られるが、現在はイオウ、ケイ酸アルミニウム、カーボンブラックなどを原料にして合成される。 青色〜紫青色の粉末で、金属光沢があるブロンズと、金属光沢のないノンブロンズがあり、においはないかまたはわずかに特有なにおいがある。 空気、日光、酸には強いが、アルカリには弱く退色する。 メイクアップ化粧品、おもにアイシャドウ、アイライナー、マスカラの着色剤に使用。
1825 シアバター (シア脂、カリテバター)とは シアバター(シア脂、カリテバター)は中央アフリカに広く分布する喬木シアのうちマンギフォリア品種の種子から得られる脂肪。 白色〜淡黄色の塊でバルサム様の特異臭がある。 融点が28〜45℃で体温付近で融解し、低粘度で潤滑性、拡散、浸透性に優れ、香料の保留性が良く、日焼けを保護するといわれる。 石鹸、各種クリーム、メイクアップ化粧品、頭髪用化粧品など広く使用。
1826 シルクパウダーとは シルクパウダーは絹を粉砕処理した粉末。 白色または乳白色で、わずかに特有のにおいがある。 アミノ酸組成が人間の皮膚や毛髪を構成するアミノ酸組成比と類似しているので、皮膚や毛髪に対して高い親和性がある。 シルクの持つ肌触り、色調、光沢などが使用感を改善し、柔軟性、滑沢性、皮膚に対する展着性を向上させる。 ファンデーション、パウダー、眉ずみ、アイシャドー、クリーム、乳液、洗顔料、化粧石けん、シャンプー、リンスなどに使用される。
1827 スイートアーモンドオイル(アルモンド油)とは スイートアーモンドオイル(アルモンド油)は主に地中海沿岸およびカリフォルニアで栽培されているアーモンドのうち、甘扁桃(Sweet almond)の種子の核仁を圧搾して採油、精製して得られる淡黄色の透明な油液で、においはほとんどない。 植物油の中では飽和脂肪酸は少なく、不飽和脂肪酸のオレイン酸を主体とする。 凝固点が-10℃と低いのでサンオイル、分離型化粧品などの透明製品の油層成分として最適で、口紅、ファンデーション、ほほ紅などのメークアップ製品に配合するとのびを与え、クリームリンス、トリートメント、ヘアクリーム、頭髪油などに配合すると毛髪にツヤを与える。 主に乳剤、クリーム基材、軟膏基材として使用。
1828 洗剤・界面活性剤中毒とは(せんざい、かいめんかっせいざいちゅうどく) 衣料用・食器用洗剤には陰イオン系や非イオン系の界面活性物質が入り、粉状で10〜40%、液体で20〜50%含まれる。 液状のものは弱アルカリ性で、表面張力を減らすために水溶液は球にならず、拡がることにより症状が現れる。すなわち粘膜刺激性があり、肺に吸い込みやすく拡がりやすいため、消化管からも吸収され、大量に飲みこんだときには運動まひ、けいれんなどがおこります。小児が台所などにある洗剤を誤って食べたり、油と間違って調理に便用したり、 誤って目に入った場合におこる。
治療:牛乳を飲ませます。また大量服用時にはのどに指を入れて吐かせる。眼に入った場合には流水で15分以上洗浄する。消化管から吸収されても肝臓で代謝さ れ、24時間以内には尿糞中に排泄される。 しかし、予防するためには、使用後の あとかたづけや容器にふたをするなど、 十分注意する必要がある。
1829 酸化チタン (二酸化チタン)とは 酸化チタン (二酸化チタン)はイルメナイト鉱を原料として、酸処理、抽出などの後、化学処理をして製造される白色顔料。白色の微細な粉末で、におい、味はない。 着色力に優れ、中性で毒性がないため、クリーム、乳液、メイクアップ化粧品広く使用され、また紫外線遮断剤として日焼け止めクリームに使用。
1830 ステアリン酸ナトリウムとは ステアリン酸ナトリウムはステアリン酸のナトリウム塩で、白色〜淡褐色の固体。わずかに特有なにおいがある。 起泡、洗浄、湿潤、乳化などの作用があり、常温では溶けにくく泡立ちも悪いが、泡は細かく安定している。 phが高く、酸に対しては非常に敏感で不安定で、中性または酸性になるとすぐに分解して酸性せっけんを生ずる。 香水、オーデコロン、化粧石けん、シャンプー、リンス、アイシャドウ、アイライナー、洗顔料などに使用。
1831 スイートマジョラム油とは スイートマジョラム油はスイートマジョラムの葉から水蒸気蒸留法で得られる精油である。主成分はテルピネンー4−オル、シスーサビネンハイドレイトである。血液の流れをよくする働きがあるといわれる。
1832 水酸化クロムとは 水酸化クロムは含水酸化クロムの青緑色の緑色顔料である。吸油性が強く、油を吸収して透明性の濃い緑色となる。安定性が強く、退色しにくい特徴があり、アイメイクアップ製品などに使用。
1833 ステアリン酸とは ステアリン酸は牛脂、大豆油および綿実油を加水分解して得られる白色の薄片、粒または塊状の固体で、わずかに特有なにおいがある。 クリームの成分として非常に重要な原料で、クリームののび、硬さなどに影響を与える。 各種クリーム、ローション、口紅、ファンデーションなどに使用。動物由来原料の場合でも、化粧品として使用が認められている。
1834 セタノールとは セタノールは天然にはマッコウ鯨、ツチ鯨の脂質主成分のエステル中に多量含まれるが、工業的にはヤシ油、パーム核油、牛脂から還元後、分留して得られる白色の薄片、粉または塊状のロウ様物質でわずかに特有のにおいがある。 セタノールには乳化力はないが、抱水性に優れ、クリームや乳液などの乳化物の乳化安定剤として白色化を促進し、安定性を向上させる。 皮膚を保護し滑らかにし、べとつかない光沢を与え、クリーム類、乳液類、口紅などのスティック類に使用。
1835 タイム油とは タイム油はタイムの草を原料とする。主産地は南フランス、スペイン、モロッコ、北米、イスラエル、ロシア。ハーバルスパイシシー調の苦味臭のある黄褐色油である。主成分はチモール、カルバクロール、ツエン、リナロールである。歯磨き、口中剤、養毛化粧料、香料などに使用され、ソース、調味料、そのほか医療品への用途も多い。
1836 超微粒子酸化チタン 超微粒子酸化チタンは顔料用酸化チタンの約1/10に相当する非常に小さな粒子の酸化チタン(二酸化チタン)。 粒子径が20nm〜50nm、光の波長に比べても小さいので、透明性に優れながら、紫外線は遮蔽するという特性を有する。 白色の微細な粉末で、におい・味はない。 着色力に優れ、中性で毒性がないため、クリーム、乳液、メイクアップ化粧品広く使用され、また紫外線遮断剤として日焼け止めクリームに使用。
1837 ツバキ油とは ツバキ油はツバキの種皮を除いた種子を圧搾、精製して得られる不乾性油。 主成分はオレイン酸で、植物油の中で含有量が最も高く、またリノール酸含有量が少ないため酸化安定性が高い。 日本では古来より頭髪油に使用され、抜け毛、裂け毛、フケ、かゆみの防止に効果がある。 他にはクリーム、乳液などにも使用。
1838 トレハロースとは トレハロースは2分子のグルコースが結合した非還元性の二糖である。トレハロースは自然界では動植物、微生物にわたって広く遊離の状態で存在。パン酵母やビール酵母などの酵母類にも多く含まれ、古くから人々に食されてきた糖質として知られている。近年、保湿効果の高い糖として注目されており、乾燥している環境下から細胞を保護する働きがある。
1839 セリサイト (絹雲母)とは セリサイト(絹雲母)は微細な白雲母族の鉱物で、白色〜類白色粉末、ほとんど無臭。 ファンデーションなどのメイクアップ製品に使用。
1840 精製水、純水とは 精製水、純水は局方の常水を蒸留する製法、イオン交換樹脂を通して精製する製法などで得られる無色透明な液。 ph5.0〜7.0。におい、味はない。
1841 大豆エキスとは 大豆エキスは大豆の種子から抽出して得られるエキス。イソフラボン、たんぱく質、サポニンなどを含む。コラーゲン新生、発毛抑制、美白、皮脂腺抑制(抗ニキビ)抗炎症作用などがある。基礎化粧品、ボディケア、紫外線防御化粧品、ニキビ用化粧品に使用。
1842 タルクとは タルクは滑石をこまかい粉にしたもので、においはほとんどない。 含水ケイ酸マグネシウムが主成分で、中国、北朝鮮、アメリカ、イタリア、インド、オーストラリアが主産地である。 皮膚に塗るとすべりやすくなり、付着力も強い。 ベビーパウダー、ファンデーションや酸化チタンのつや消しにも使用。
1843 低融点パラフィンとは 低融点パラフィンは融点(固体が溶けて液体化する温度)の低いパラフィン。 融点は約46℃。
1844 銅クロロフィリンナトリウム(葉緑素)とは 銅クロロフィリンナトリウム(葉緑素)は化粧品に利用されている。銅クロロフィリンナトリウムを配合した透明石けんがアトピー体質の人に好評である。 脱臭効果に優れ、チューインガム、歯みがき、マウスウォッシュ、クリーム類、口紅、スティック状化粧品などに使用。
1845 ニアウリ油とは ニアウリ油はニアウリの葉から得られる精油である。主成分はテルピネオール、シネオール、リモネン、ピネン。細胞組織を引き締め治癒を促進するのに有効といわれる。
1846 ティートリー油とは ティートリー油はオーストラリアに古くから自生する植物フトモモ科のメラレウカ属とレプトスペルムム属の枝葉から得られる精油で、テルピネンー4−オールと1.8−シネオールを含有。抗菌性があるので清浄用化粧品、頭髪化粧品などに使用。
1847 月見草油とは 月見草油はまつよい草オイル、イブニングプリムローズ油ともいわれ月見草の種子から得られる淡黄色〜黄色の透明液状オイルでわずかに特異臭がある。 皮膚に必要なリノール酸、γ−リノレン酸を含有。石けん、化粧水、乳液、メイクアップ化粧品、シャンプー、リンスなどに使用。
1848 トウモロコシデンプン(コーンスターチ)とは トウモロコシデンプン(コーンスターチ)はトウモロコシの胚乳から得たデンプン。 アミロースとアミロペクチンの2種の高分子化合物で白色の塊または粉末でにおい及び味はない。 皮膚に対して無害で、付着性をもつ。 化粧品にはフェイスパウダー、ベビーパウダーなどにタルクなどと混和して使用。 温水に溶かしたゲルはグリセリモネどと混和して柔軟材、保護コロイドとしてクリームなどに使用。
1849 パーム核油とは パーム核油はオイルパーム(アブラヤシ)の果実の核から得られる無色〜淡黄色の油液、または白色〜淡黄色の固体脂で、わずかに特有なにおいがある。 単独では皮膚に対して刺激があるため牛脂などと併用され、石けんそのほかの洗剤原料、界面活性剤の原料として使用。
1850 馬油とは 馬油は馬のたてがみ、尾の基部、皮下脂肪またはこれらの混合したものを圧搾または煮沸して得られた油分を脱色、脱水し、ろ過したあと、脱臭したものである。脂肪酸組成が比較的人間の性質に近く皮膚への浸透性がある。最近ではマッサージクリームなどに使われている。
1851 ハッカ油とは ハッカ油は日本産ハッカを原料とする、ハッカ香気の強い淡褐色〜褐色の透明液体油で、主産地は北海道、岡山、中国、台湾、インド、ブラジルである。 防腐、殺菌、鎮痛などの作用があり、血管拡張剤として用いられる。 化粧品香料として脂性肌用ローション、トニック、肌の強壮用ローションなどに使用。
1852 パラオキシ安息香酸エチル( エチルパラベン )とは パラオキシ安息香酸エチル( エチルパラベン )。
"パラオキシ安息香酸"で始まる成分はパラベンと総称される。 無色または白色の結晶性粉末で、においはないか、わずかにある。 静菌作用が強く、非常に広範囲の微生物に有効。サリチル酸や安息香酸に比べてはるかに毒性が低く、皮膚刺激や過敏症も少ないとされ、防腐剤としてほとんどの化粧品に使用。
1853 フェノキシエタノールとは フェノキシエタノールはフェノールに酸化エチレンを加え、蒸留して得られる無色〜淡黄色の透明で粘調な液体で、わずかに芳香がある。 殺菌・防腐作用があり、パラベンなどと組み合わせてあらゆる化粧品に使用される。 使用濃度は0.5〜0.2%。
1854 パチュリー油とは パチュリー油はパチュリの葉を原料とするウッディー調、ショウノウ調の香気をもつ淡黄渇色油。主産地は、マレー半島、スマトラ島、フィリッピン、中国南部。主成分はパチュリアルコール、パチュレノン、パチュリオン。石けん、洗剤、化粧品香料、薫香、口中剤などに使用。
1855 尿素とは 尿素は尿から濃縮分離する方法などのほかに工業的に得ることができる、無色〜白色の結晶または結晶性の粉末で、においはなく、冷涼な塩味がある。 弱い殺菌作用や傷を治癒する作用などがあり、ハンドクリーム、ローションに配合。湿潤剤としてシャンプーに、その他、石けん、アイライナー、ファンデーション、日焼け止めクリームなどに使用。
1856 ハマメリス水(ウイッチヘーゼルウォーター)とは ハマメリス水(ウイッチヘーゼルウォーター)はハマメリスの葉、樹皮、根から浸出して得られる無色透明な液体。 ヨーロッパでは民間薬として、赤痢、細菌性下痢に内服している。また、収れん剤、止血剤、眼の炎症、虫刺され、軽い火傷やうがい薬にも使用。化粧品香料としてはにきび肌用の化粧水やクリーム、日焼け止め製品やシェイビング製品にも使用。また、紫外線やストレスによって体内に生じる有害物質を抑制し、老化防止効果が知られる。
1857 パーム油とは パーム油はオイルパーム(アブラヤシ)の果肉を圧搾して得られる無色〜赤黄色の液体〜固体の油脂で、わずかににおいがある。 精製したパーム油は石けんの原料として使用され、ヤシ油より泡の持続性が良く、皮膚に対する刺激が少ない。
1858 パラフィン( 固形パラフィン )とは パラフィン( 固形パラフィン )は石油原料を蒸留して充分精製した炭水化物の混合物。 白色のやや透明な結晶性の固体で、においはほとんどない。 酸化変敗することがなく、乳化しやすい特性をもっている。 クリーム類、口紅、スティック状化粧品などの油性成分に使用。
1859 ピロリドンカルボン酸ナトリウムとは ピロリドンカルボン酸は塩の形で皮膚中に存在しNMF(天然保湿因子)の中で重要な働きをする保湿成分。アミノ酸の一種であるグルタミン酸の脱水反応により得られる無臭の固体。吸湿効果はグリセリン、プロピレングリコール、ソルビトールよりすぐれている。安全性は高く、皮膚や毛髪にすぐれた湿潤性、柔軟性を与えるので、クリーム類、ローション、乳液などの化粧品をはじめ、石鹸、歯磨き、医療品の保湿剤として使用。
1860 ヒアルロン酸ナトリウムとは ヒアルロン酸ナトリウムは ヒアルロン酸のナトリウム塩。 動物由来(ニワトリのトサカなど)または微生物発酵により得られる白色〜淡黄色の粉末で、わずかに特有のにおいがある。 またヒアルロン酸ナトリウム液は無色で粘調な液体でわずかに特有なにおいがある。 保水性や浸透性に優れ、皮膚にハリを与え、なめらかにする効果がある。 化粧品には保湿剤としてクリーム、乳液、美容液、口紅、リップクリーム、アイシャドウ、アイライナー、マスカラ、ほお紅、ファンデーション、頭髪用化粧品、シャンプー、リンス、医療品など広く使用されている。
1861 パラオキシ安息香酸メチル( メチルパラベン )とは パラオキシ安息香酸メチル( メチルパラベン )はパラオキシ安息香酸エステル類。"パラオキシ安息香酸"で始まる成分はパラベンと総称される。無色または白色の結晶性粉末で、においはないか、わずかにある。 静菌作用が強く、非常に広範囲の微生物に有効。サリチル酸や安息香酸に比べてはるかに毒性が低く、皮膚刺激や過敏症も少ないとされ、防腐剤としてほとんどの化粧品に使用る。 使用濃度は0.1〜0.2%。
1862 ビャクダン油とは ビャクダン油は ビャクダンの乾材を原料。主産地はインド、マレー半島、インドネシア。ウッディ調の甘くて強い芳香、粘調な油。主成分はαーサンタロール、βーサンタロール。化粧品、石けん用香料。
1863 プチグレン油とは プチグレン油はビターオレンジ、シトラス属多数植物の枝葉が原料。主産地はフランス、イタリア、スペイン、パラグアイ、北米。ネロリ様の香りの黄色油。主成分はリナリルアセテート、ゲラニルアセテート。石けん、洗剤香料、そのほかオーデコロン、頭髪化粧品に広く使用。
1864 ベチバー油とは ベチバー油はベチバーの根を原料としたウッディ香調。主産地はインドネシア、ハイチ、レユニオン島。根から得るが、産地により成分に相違がある。橙赤色の粘調な芳香油。石けん、化粧品香料として重宝され、特に保留剤としてすぐれている。
1865 ヒアルロン酸とは ヒアルロン酸は哺乳動物の結合組織に分布している酸性ムコ多糖類。 細胞間隔に水分を保持することで、皮膚の湿潤性と柔軟性を保ち、外力および細菌感染を防止するため、皮膚のみずみずさがなくなりシワができるのは、真皮のヒアルロン酸の減少に因るとも言われる。 生体中に微量にしか存在せず、ニワトリのトサカからの製造には複雑な工程が必要で高価であった。化学的には全く同一である微生物を発酵させて生成される安価で純粋な「バイオヒアルロン酸」の生産が実用化されている。 皮膚によく吸収されてのびがよくべとつかず、角質層の水分量を高め、湿度に左右されず保湿性を保つ特性があり、医薬品、化粧品にはヒアルロン酸ナトリウムの形で広く配合。
1866 ベントナイトとは ベントナイトは天然のコロイド性含水ケイ酸アルミニウムで、アメリカ、カナダに多く産出する。 白色〜淡黄褐色の微細粉末でにおいはほとんどない。 吸着力、結合力、粘着力、ゲル形成力があり、乳化剤、充填剤、粘結剤としてクリーム、乳液、パック材などに使用。
1867 ポリエチレンテレフタレート・アルミニウム・エポキシ積層末とは ポリエチレンテレフタレート・アルミニウム・エポキシ積層末はアルミニウムを蒸着したポリエチレンテレフタレートフィルムに黄酸化鉄、または法定色素で着色したエポキシ樹脂を被膜処理し、微細な薄片にしたもので、わずかに特有なにおいがある。 ネイルエナメル、口紅、アイシャドウ、ファンデーションなどのメイクアップ化粧品とクリームなどに使用。
1868 マイカ(雲母)とは マイカ(雲母)は天然の造岩鉱物の一つで、花こう岩、雲母片岩および片麻岩に多い。 淡灰色粉末または鱗片状で、化粧品では白色顔料、パール効果剤などの目的でメイクアップ化粧品などに使用。
1869 ミツロウ(黄ロウ)とは ミツロウ(黄ロウ)はヨーロッパ、アフリカ、北米そのほか世界各国で広く飼育されているヨーロッパミツバチ、中国、インド、インドネシアなどの東南アジア各国で飼育されているトウヨウミツバチなどのミツバチの巣から得たロウを精製した淡黄色〜帯褐黄色の塊で、わずかな特有なにおいがあり、味はない。 形成しやすく、柔らかい感触をあたえ、他の油脂やロウ・着色料などに混ざりやすい。 口紅、チック、コールドクリーム、脱毛ワックス、乳液、ポマードの油性原料。
1870 ホホバオイルとは ホホバオイルは米国南部やメキシコ北部の乾燥地帯に自生しているカン木の種子から得られる黄色のロウ。 ロウであるが液体であるため、オイルという言葉が使用されている。 ニキビ治療、フケ防止に効果があり、刺激性がなく、感触が良く、皮膚になじみやすくさっぱりしている。 乳液、クリームなどのスキンケア製品、口紅、ファンデーションなどのメイクアップ製品に使用。
1871 ベンガラとは ベンガラ(三二酸化鉄、酸化鉄)は暗赤色〜赤褐色粉末で、無臭な赤色顔料。ベンガラとは酸化第二鉄を主成分とする赤色顔料の慣用名である。 水にぬれやすく、着色力が大きく、日光、熱、空気および水分に安定で、アイシャドウ、ファンデーション、アイカラー、眉墨などのメイクアップ製品に使用。
1872 ボリジ油とは ボリジ油は中国産ボリジの種子から得られる淡黄色オイル。γ-リノレン酸を大量に含み(20%〜24%)乾燥肌、湿疹、炎症、外傷などの皮膚障害の治療に有効。
1873 ポリアクリル酸ナトリウムとは ポリアクリル酸ナトリウムはアクリル酸誘導体の一つで水溶性高分子化合物であり、白色の粉末で、水に溶けて高粘性の液。食品添加物にも配合され、安全性は高い。クリーム、乳液、化粧水、シャンプー、セットローションなどに増粘剤、乳化安定剤として、メイクアップ化粧品には分散剤として使用。
1874 マカデミアナッツ油とは マカデミアナッツ油は常緑の中高木のマカデミアの種実から得られる淡黄色の液状オイル。 オレイン酸が主成分で、パルミトレイン酸を多く含み感触に優れ、酸化安定性も優れる。 クリーム、乳液などの化粧品の油相成分として、サンタンオイル、口紅、頭髪用化粧品のトリートメント剤などに使用。
1875 ミリスチン酸とは ミリスチン酸は動植物油脂中に含まれる。ヤシ油やパーム核油を加水分解したのち、蒸留精製して得られる白色の油性の固体で、特有なにおいがある。 ミリスチン酸石けんは、おだやかな洗浄性や泡立ちの面から、石けんの原料の中では、もっとも優れている。 単独で化粧品に利用することは少ないが、石けんの泡の改質、改良などに利用。
1876 ミリスチン酸亜鉛とは ミリスチン酸亜鉛はミリスチン酸の亜鉛塩。水溶性亜鉛塩の水溶液とミリスチン酸ナトリウムの水溶液を反応して得られる白色の微細な粉末で、においはないか、わずかに特有なにおいがある。 成形改良剤、付着剤、非水系増粘剤、W/O型乳化安定剤としてネイルエナネル、口紅、アイシャドウ、アイライナー、ほほ紅、ファンデーション、クリームに使用。
1877 無水ケイ酸とは 無水ケイ酸は天然に結晶したものは石英として、結晶面が不明瞭なものはメノウ、玉髄などとして、無定形構造なものはケイ藻土として産出。人工的には、乾・湿式法により合成し、無定形構造である。 白色〜帯青白色粉末で、におい・味はなく、吸収性が強く、不活性でふんわりとした感じの被覆力と不透明にする性質を持っている。 各種パウダー類に使用され、クリームや乳液に増粘剤や安定剤として使用。
1878 メチルハイドロジエンポリシロキサンとは メチルハイドロジエンポリシロキサンはメチルハイドロジェンシロキサンの重合物である。 コンディショニング剤 ファンデーション類、ベビーローション、ベビーパウダー、クリーム等広く使用。
1879 モノステアリン酸ポリエチレングリコールとは モノステアリン酸ポリエチレングリコールはステアリン酸に酸化エチレンを付加重合するか、ポリエチレングリコールをステアリン酸でエステル化して得られる。 白色〜淡黄色の固体を含む液状、ワセリン様またはロウ様の物質で、特異なにおいがある。 泡立ちは乏しいが、優れた乳化作用を持つためクリーム、乳液などに乳化剤として広く使用。 モノステアリン酸ポリエチレングリコールは厚生労働省の「高度精製及び半合成品」(ウイルス、細菌及び真菌の不活性の観点からみて、過酷な精製工程を経ていると考えられる成分)の一つです。 動物由来原料の場合でも、化粧品として使用が認められています。
1880 ヤシ油脂肪酸とは ヤシ油脂肪酸はヤシ油を加水分解して得られる高級脂肪酸の混合物で、白色〜黄色の液体〜固体で、特有なにおいがある。 シャンプー、石けんなどの洗浄製品やクリーム、ローションに使用。
1881 ミネラルオイル (流動パラフィン)とは ミネラルオイル (流動パラフィン)は石油原油を蒸留し固形パラフィンを除去して精製した無色の透明な液体の炭化水素の混合物で、におい、味はない。 皮膚によくのび、耐水性皮膜を形成させる。 油性の汚れや油性メイクアップ製品を溶解除去する作用が強く、エモリアント効果があるので、バスオイル、クレンジングクリーム、コールドクリーム、乳液、ベビーオイルなどに使用。
1882 ミリスチン酸ナトリウムとは ミリスチン酸ナトリウムはミリスチン酸のナトリウム塩で、泡立ち、洗浄、湿潤、乳化などの作用をもつ。 洗浄剤、乳化剤などとしてシャンプー、クリームおよびローションなどに使用。
1883 ヤシ油脂肪酸エチルエステルスルホン酸ナトリウムとは ヤシ油脂肪酸エチルエステルスルホン酸ナトリウムはヤシ油脂肪酸とイセチオン酸との縮合物のナトリウム塩。白色〜淡黄色の粉末で、わずかに特有なにおいがある。硬水中でよく泡立ち、眼および皮膚に対し、非常に温和である。またph5〜8の間では安定だが、それ以外のphおよび50℃以上の条件では分解する。 化粧石けん、シャンプー、リンス、頭髪用化粧品、ファンデーション、パック、洗顔料などに使用。
1884 ヤシ油脂肪酸ナトリウムとは ヤシ油脂肪酸ナトリウムはヤシ油脂肪酸のナトリウム塩。白色〜淡黄色の粉末で、わずかに特有なにおいがある。 起泡、洗浄、湿潤、乳化などの作用をもつ phが高く、酸に対しては非常に敏感で不安定で、中性または酸性になるとすぐに分解して酸性石けんを生ずる。 ファンデーション、おしろい、洗顔料などに使用。
1885 メチルポリシロキサンとは メチルポリシロキサンはシロキサン結合を骨格とした直鎖状の重合物であり、最も代表的なシリコンである。 色、味、臭いはなく最終製品の外観、香りに影響がなく撥水性、滑り性に優れる。 ファンデーション類、アイメイクアップ化粧品、クリーム、乳液等広く利用。
1886 ユーカリエキスとは ユーカリエキスはオーストラリア原産のユーカリの葉から抽出して得られるエキス。 淡黄色〜褐色の粘性のある液で、わずかに特有のにおいがある。 防腐、収れん、殺菌、清涼感、刺激、血行促進、消臭作用などがある。 化粧水、シャンプー、リンス、入浴剤、ボディローションなどに使用。
1887 ユキノシタエキスとは ユキノシタエキスはユキノシタの全草の抽出液である。茶褐色の液体でわずかに特異なにおいがある。 民間薬として、葉を火にあぶりはれものや凍傷などに貼布したり、葉を塩でもんで中耳炎やウルシのカブレに貼布する。利尿作用がある硝酸カリウム、塩化カリウムなどの無機塩を成分に含む。 化粧品に配合すると、抗菌作用、消炎作用があり基礎化粧品に使用。
1888 ラノリン (羊毛脂)とは ラノリン(羊毛脂)は羊毛を精練する際の副産物であるヒツジの毛に付着した分泌物を精製して得られる、淡黄色の付着性の強い半固体の油性物質で、わずかに特異臭がある。 エタノールにわずかに溶け、水には溶けないが約2倍の水を吸収するという特長がある。また乳化性に優れる。 皮膚に対する親和性、付着性、湿潤性に優れ、抱水性、乳化性に優れるためにクリーム、口紅などに利用。
1889 ヤシ油脂肪酸サルコシンナトリウムとは ヤシ油脂肪酸サルコシンナトリウムはヤシ油脂肪酸とN−メチルグリシンとの縮合物のトリエタノールアミン塩。黄褐色の液体で、特有なにおいがある。 緩和な脱脂性と殺菌性をもち、泡立ち、湿潤性の優れた界面活性剤である。 熱、酸、アルカリに対して安定で、水へ良く溶け、ほかの活性剤との相溶性に優れ、皮膚に対し、温和な洗浄力を示す。 化粧石けん、シャンプー、リンス、洗顔料などに使用。
1890 リン酸L−アスコルビルマグネシウムとは リン酸L−アスコルビルマグネシウムは水溶性で安定性が高く、配合しやすいビタミンC誘導体。 アスコルビン酸(ビタミンC)にオキシ塩化リンを作用して得られる。 白色〜微黄色の粉末または顆粒で、においはないか、または特異なにおいがある。 生体内でホスファターゼなどの酵素によって容易にアスコルビン酸に加水分解され、ビタミンCの働きをするため、しみ・ソバカスから肌を守る美白化粧品や、紫外線で痛んだ肌を修復し、みずみずしい肌を保つための化粧品に使用。
1891 ラベンダーオイルとは ラベンダーオイルはラベンダーの花と花茎を原料とする淡褐色の透明な液体で、特有なにおいがある。 主産地は南フランス、イタリア、北米、ブルガリアである。片頭痛や神経症の鎮痛剤となり、香水、スキンケア製品、石けん、浴用剤の香料として使用。
1892 ユーカリ油とは ユーカリ油はユーカリの葉から得られる精油。刺激性があり、神経痛、リウマチ、筋肉の疲れに外用剤として塗る。シネオールが主成分でそのほかピネン、テルピネオールなどを含有。
1893 ヨクイニンエキス(ハトムギ種子エキス)とは ヨクイニンエキス(ハトムギ種子エキス)はハトムギの種皮を除いた種子の抽出液。淡灰色〜褐色の液体でわずかに特異なにおいがある。薬効として消炎作用、鎮痛作用、利尿作用があるといわれる。 化粧品に応用すると、皮膚再生作用、保湿作用、消炎作用があり肌荒れを防止するので基礎化粧品などに広く使用。
1894 レモングラス油とは レモングラス油はレモングラスの葉および茎を原料とするレモン様芳香のある黄色油。主産地はインド、西インド諸島、中南米、インドネシア、中国南部。主成分はシトラール、ミンセン。
1895 ローズウッド油とは ローズウッド油はローズウッドの幹材から得られる。主産地はコロンビア、ギニア、ブラジル。ホウショウ油に似たフレッシュハーバルの芳香のある黄色油。主成分はリナロール。高級化粧品香料として広く使用。
1896 硫酸ナトリウム(ボウ硝)とは 硫酸ナトリウム(ボウ硝)は天然にはボウ硝として中国、アメリカに産出する無色の結晶、または白色の結晶性の粉末。無臭で苦味がある。 利尿作用などがあり、浮腫、腹水など体内水分を減少させる効果がある。 バスコロンの増粘剤として使用され、クリーム、乳液にも使用。
1897 ローマカミツレ油とは ローマカミツレ油はローマカミツレの花を原料。ローマカミツレはヨーロッパで栽培されているキク科の多年草の植物で、カミツレと属が異なる。
1898 レモン油とは レモン油はレモンの香実を原料としたシトラス様の香り。中国東南部原産であるが、主産地はイタリア南部、北米南部、スペイン、ブラジル。レモン特有の芳香のある黄色油。主成分はリモネン、シトラール、テルペンアルコール。オーデオロン、香水、石けん、そのほかの化粧品、食品、医薬品香料として利用。
1899 ローズマリー油とは ローズマリー油はローズマリーの葉、花、枝から得られる。成分にはフラボノイド類、フェノールカルボン酸類、シネオール、ボルネオール、ボルネオールエステルを含有。
1900 ワセリンとは ワセリンは石油から得られる半固形の炭水化物の混合物。白色〜微黄色の軟こう様の物質で無味無臭。 常温で、流動パラフィンが液体、パラフィンが固体であるが、ワセリンは非晶質(コロイド状)。 粘着力が強く、油性を与えるので、各種クリーム、メイクアップ製品(クリームルージュ、口紅など)、整髪料などに油性原料として使用。
1901 ローズマリーエキスとは ローズマリーエキスはローズマリー、別名マンネンロウはシソ科の常緑低木で、独特の芳香を持つ。葉または花から抽出して得られる淡褐色〜赤褐色の液体で、わずかに特異なにおいがある。ヨーロッパでは民間薬として昔から強壮剤、興奮剤、消化不良、胃痛、神経疲労に利用。化粧品として血行促進作用や抗酸化作用があり、老化予防、脱毛予防、フケの予防に利用。
1902 ローズヒップ油とは ローズヒップ油は南アメリカ、ヨーロッパ、アジアに生息する野生のバラ科の一種の実、ローズヒップの種子から得られる淡黄色の液体オイル。 ローズヒップの実はビタミンCを多く含み食用とされ、風邪に効くといわれる。 リノール酸、リノレン酸を多く含むため、細胞組織の再生を促進し、日焼けや色素沈着を沈静化させる効果や水分保持、小じわの手入れ、皮膚の老化の抑制などの美容効果がある。 化粧品には美容オイル、クリーム、乳液のエモリエント剤として広く使用。
1903 塩酸メクリジンとは 抗ヒスタミン剤。嘔吐は脳から放出されるヒスタミンという刺激物質が、嘔吐中枢を刺激することによって起こる。塩酸メクリジンはヒスタミンの作用を抑え、吐き気や嘔吐を抑える自律神経や嘔吐中枢の異常な興奮をおさえる。持続的な酔い止め効果がある。
1904 塩酸メチキセンとは 塩酸メチキセンは抗パーキンソン剤で抗コリン薬(医療用医薬品)。パーキンソン病の薬です。手のふるえや体のこわばりを改善する。また、安定剤によるパーキンソン症状をおさえるのにも使用する。パーキンソン病では、ドパミンの低下にともない、アセチルコリン系の神経が強まっています。この薬は、その神経の亢進状態をおさえる。レボドパに比べ効果は劣りますが、手のふるえや体のこわばりなど初期症状に有効。
効能:
薬物性パーキンソニズム。 特発性パーキンソニズム。 その他のパーキンソニズム(脳炎後、動脈硬化症)。
用法:
塩酸メチキセンとして、通常成人1日15mgを2〜3回に分割投与。
1905 塩酸メチルシステインとは 塩酸メチルシステイは去痰薬。気道粘液溶解剤として利用。ベクタイト錠(医療用医薬品、キッセイ薬品 )。特徴は中耳に貯まった浸出液を排泄しやすくし、滲出性中耳炎を治療する。痰を排出しやすくする。メシステイン塩酸塩として1回100mgを1日3回経口投与。
1906 オキシポリエトキシドデカンとは オキシポリエトキシドデカンは局所麻酔薬
1907 オクトチアミンとは ビタミンB1(チアミン)誘導体。オクトチアミンは ビタミンB1欠乏症の予防及び治療。ビタミンB1の欠乏又は代謝障害が関与すると推定される場合で、神経痛、筋肉痛・関節痛、末梢神経炎・末梢神経麻痺、便秘などの胃腸運動機能障害。 塩酸チアミンより吸収がよく、血中濃度も高い。1日5〜100mg
1908 オロチン酸とは オロチン酸はビタミンB13の別称です。老化防止・肝臓障害に有効。
ビタミンCの働きを助け、皮フの新陳代謝を活発にし、古くなった皮フを排出する。
1909 ビタミンTとは ビタミンTは血液を凝固させる
1910 ビタミンP(ルチン)とは ビタミンP(ルチン)はビタミンCが酸化するのを防ぐ、打撲による青あざ・歯茎からの出血等に有効
1911 ナイアシン(ビタミンB3)とは ナイアシン(ビタミンB3)は胃腸障害、偏頭痛、血圧を下げる、下痢等、コレステロール値の高い人に有効
1912 ビタミンKとは ビタミンKは体内出血を予防・月経時の多量出血を減らす・適切な血液の凝固等、鼻血がよく出る人に有効
1913 ビタミンF(リノール酸)とは ビタミンF(リノール酸)は動脈にコレステロールが溜まるのを防ぐ、健康な皮膚、髪・体重を減らす等に有効
1914 葉酸とは 葉酸は母乳の出を良くする、腸内を守る、健康的な皮膚、しみ、貧血等、大酒飲みの人に有効
1915 コリンとは コリンはコレステロールが溜まらない・記憶力低下・肝臓をきれいにする・アルツハイマー病等、お酒を良く飲む人に有効
1916 パントテン酸カルシウム(ビタミンB5)とは パントテン酸カルシウム(ビタミンB5)は傷の治りを良くする、疲労を防ぐ、関節炎の痛み、アレルギー緩和、手術後のショック状態を癒す、抗生物質の副作用を減らす等に有効
1917 ビオチン(ビタミンH)とは ビオチン(ビタミンH)は白髪・ハゲ・皮膚炎等に有効
1918 ビタミンB15(パンガム酸)とは ビタミンB15(パンガム酸)は疲労回復・血中コレステロールを減らす、喘息を和らげる、二日酔い防止、肝硬変から守る等、環境汚染のひどい地域の人に有効
1919 マクリ、カイニンソウ(海人草)とは マクリは別名「カイニンソウ(海人草)」の有効成分がカイニン酸である。カイニン酸は回虫の運動を、はじめ興奮させ、その後、麻痺させる。回虫や、蟯虫、鞭虫の駆除、特に回虫の駆除に使われた。
1920 カイニン酸とは カイニン酸は回虫の運動を、はじめ興奮させ、その後、麻痺させる。回虫や、蟯虫、鞭虫の駆除、特に回虫の駆除に使われた。マクリ、別名「カイニンソウ(海人草)」の有効成分である。
1921 加工大蒜(かこうだいさん、カコウダイサン)とは 加工大蒜は長寿薬・強壮食品として利用されてきた大蒜(ニンニク)の有効成分を抽出したもの。
1922 大蒜(ダイサン、だいさん)とは 大蒜(ダイサン、だいさん)はニンニクを意味する。ニンニクは強壮食品とされ、筋肉労働者の間で愛用され、薬用植物として評価されている。強壮、駆虫、健胃、整腸、下痢止め、解毒、利尿剤としての効用のほか、最近は血栓予防や血圧安定などの効果があり、さらに強い抗菌作用もら認められている。神経痛、疲労回復、精力増進によいといわれる。りん茎だけでなく、未熟な花茎、幼植物の葉を生、調理、スープ等にした多様な料理法が普及している。
1923 加香ヒマシ油とは 加香ヒマシ油は下剤、浣腸剤。小腸を刺激し腸の運動を活発にして排便を促す。一般的な便秘薬ではないが、食中毒における腸内の有害物質の除去を目的に使用されることがある。 速効性の「小腸刺激性下剤」です。腸内容物をすみやかに除去するのに用いる。常習便秘に用いることはない。
効能:
便秘症、食中毒における腸管内容物の排除、消化管検査時又は手術前後における腸管内容物の排除。
用法:
ヒマシ油として、通常成人は15〜30mL(増量限度60mL)小児は5〜15mL、乳幼児は1〜5mLを、それぞれそのまま又は水、牛乳などに浮かべて頓用する。
1924 カフェインとは カフェインは眠気、疲労に効力があり、思考力や注意力を増す作用の他、脳血管を収縮させる作用があり、片頭痛がやわらぐ効果があります。 市販の鎮痛薬、風邪薬、乗り物酔いの薬などに眠気をもよす薬が加えられてるため、眠気をさけるためカフェインが配合されている。
1925 カミツレとは カモミールともいうハーブの一種。消炎、鎮痛、鎮けい、発汗、強壮などの作用があって、かぜ、神経痛、リューマチ、腰痛、不眠症、小児ぜんそくに効き目がある。また、腸管の蠕動を促進する作用は、便秘、下痢、胃腸炎、腹にガスがたまって苦しいときによい。 お茶の代わりに飲んでもよく、皮膚を暖かにして美容にも良い。 口内炎、咽喉炎には煎じ液でうがいをします。歯痛にもよく、その他に痔にも用いる。入浴剤としても神経痛、リューマチ、腰痛にも用いる。
1926 カラムス根とは カラムス根は胃を適度に刺激し、健胃作用をあらわす。
1927 乾燥水酸化アルミニウムゲルとは 乾燥水酸化アルミニウムゲルは制酸剤。胃酸を中和し、胃の粘膜を保護する薬です。胃の粘膜が弱ると、胃酸の刺激で、胃炎や胃潰瘍を起こしやすくなる。胃酸をゆっくり中和し、また胃の粘膜を保護する。鎮痛薬による胃の荒れを予防するのにも用いる。
効能:
次の疾患における制酸作用と症状の改善
胃・十二指腸潰瘍、胃炎(急・慢性胃炎、薬剤性胃炎を含む)、上部消化管機能異常(神経性食思不振、いわゆる胃下垂症、胃酸過多症を含む)。 尿中燐排泄増加に伴う尿路結石の発生予防
用法:
乾燥水酸化アルミニウムゲルとして、通常成人1日1〜3gを数回に分割経口服用する。
1928 乾燥炭酸ナトリウムとは 乾燥炭酸ナトリウムは角質軟化作用、脂肪分解作用があり、さらに老化した角質を除去する。
1929 乾燥硫酸アルミニウムカリウムとは 乾燥硫酸アルミニウムカリウムは明礬(みょうばん)ともいい、局所収斂、分泌抑制作用がある。
1930 肝油(かんゆ)とは 肝油はビタミンA、ビタミンD剤。ビタミンAは皮膚や粘膜の代謝にかかわっています。「目のビタミン」とも言われ、欠乏すると、夜盲症(とり目)になったり目が乾燥したりする。くる病などビタミンD欠乏症にも有効です。
効能:
ビタミンA欠乏症の予防及び治療(夜盲症、結膜乾燥症、角膜乾燥症、角膜軟化症)。 ビタミンAの需要が増大し、食事からの摂取が不充分な際の補給(妊産婦、授乳婦、乳幼児、消耗性疾患など)。 ビタミンD欠乏症の予防(くる病、骨軟化症、骨脆弱症)。 次の疾患のうちビタミンAの欠乏又は代謝障害が関与すると推定される場合。
角化性皮膚疾患。
用法:
補給の目的には、ビタミンAとして通常成人、1日2,000〜4,000IU(国際単位)を経口服用する。治療の目的にはビタミンAとして通常成人1日3,000〜100,000IU(国際単位)を経口服用する。
1931 キキョウ(桔梗)とは キキョウは秋の七草の一つ。根を乾燥したものがキキョウ(桔梗)であり、オレアナン系サポニンを多く含み鎮咳去痰薬として用いる。
1932 杏仁(キョウニン) とは 杏仁(キョウニン)はバラ科のホンアンズ、アンズの種子。中国および北朝鮮を主産地。主成分は脂肪油である。鎮咳、去痰、緩下を目的とし、喘息や咳、呼吸困難などに用いる。
1933 クエン酸チペピジンとは クエン酸チペピジンは鎮咳剤。
1934 グリセロリン酸カルシウムとは カルシウム補給剤。
カルシウム不足の補給に用いるほか、低カルシウム血症によるテタニー症状(筋肉のつり、硬直、しびれ)に適応します。 そのほか、骨が弱くなる骨粗鬆症(こつそしょうしょう)の治療にも使われます。カルシウムを補給してやれば、血液中のカルシウム量が増え、骨のカルシウム分が血液に溶け出すのが防げます。そうして、骨が丈夫になります。
効能:
次の代謝性骨疾患におけるカルシウム補給
くる病、骨軟化症。 妊娠・授乳時におけるカルシウム補給。
用法:
通常成人1日1〜5gを3回に分割経口服用する。
1935 グリチルリチン酸二カリウムとは グリチルリチン酸二カリウムは抗炎症剤。 カンゾウの根から抽出されるグリチルリチンの誘導体。抗炎症、高アレルギー作用があり、皮膚炎に対して有効。作用が緩和で連続使用しても副作用がないことや、使用性がよいことで医薬品(目薬など)や化粧品に用いられる。
1936 ホホバ油とは ホホバ油は基剤に用いられる。ホホバの種子から抽出した油性成分。ホホバはアメリカ南西部からメキシコ北部に自生する灌木。 皮膚に柔軟性を与える。
1937 アラントインとは アラントインはムラサキ科ヒレハリソウ(コンフリー)の根などから採った、天然植物抽出物で、荒れた肌や硬くなった肌を柔軟にする。
1938 カルボマー とは カルボマーは増粘剤。 水に粘性を与え、その粘土の特性が製品の性状や使用感の調節に応用される。また、乳化粒子や顔料粒子の分散安定性を助ける働きを持つ。
1939 スクワランとは スクワランは液状油性基剤。サメ肝油やオリーブなどの植物に存在するスクワレンを加工して得られる油感の少ない液状油性基剤。皮膚をしっとりしなやかにし、柔軟性のある皮膚を保つために用いる。
1940 ペンチレングリコールとは ペンチレングリコールは保湿剤。 有機物に含まれる炭化水素と蟻酸からなる多価アルコールです。保湿性と抗菌性に優れている。
1941 水酸化カリウム 水酸化はpH調整剤。化粧品のpHを調整するために用いる。また、脂肪酸と併用し脂肪酸石鹸とし、乳化剤や洗浄剤として用いる。
1942 BG(1,3−ブチレングリコール)とは BG( 1,3−ブチレングリコールは保湿剤。保湿性を持つ液状の水溶性基剤成分で、グリセリンよりもさらっとした使用感でべたつきも少ないため、潤いを保ちみずみずしい肌にする目的で化粧品に広く用いられている。また、化粧品を微生物から守り、最後まで安全に使用するために用いる。
1943 マルチトールとは マルチトールは保湿剤。 甘薯、トウモロコシ等に含まれるデンプンから作られる糖類。消化吸収されないノンカロリー甘味料として用いられる。
1944 グルクロノラクトンとは グルクロノラクトンは肝機能改善剤。
肝臓の血流を増やして、解毒能力を高める効果が期待できる。肝臓病のほか、じん麻疹や湿疹、中毒疹、妊娠中毒などによい。
効能:
高ビリルビン血症(閉塞性黄疸を除く)における肝機能の改善 蕁麻疹、湿疹、中毒疹 妊娠悪阻、妊娠中毒
用法:
グルクロノラクトンとして、通常成人1回0.3〜1gを1日3回経口服用する。
1945 コカミドDEA(ヤシ油脂肪酸ジェタノールアミド)とは コカミドDEA(ヤシ油脂肪酸ジェタノールアミド)は洗浄成分。
天然のヤシ油から作られた原料で、皮膚や毛髪を洗浄し清潔にするために用います。石鹸・シャンプー・洗浄料などで、泡立ちを良くしたり、壊れにくい泡を作る。
1946 グルクロン酸アミドとは グルクロン酸アミドは肝機能改善剤。
肝臓の血流を増やして、解毒能力を高める効果が期待できる。肝臓病のほか、じん麻疹や湿疹、中毒疹、妊娠中毒などに適応。
効能:
高ビリルビン血症(閉塞性黄疸を除く)における肝機能の改善、蕁麻疹、湿疹、中毒疹 妊娠悪阻、妊娠中毒
用法:
グルクロン酸アミドとして、成人1回0.3〜1gを1日3回経口服用する。
1947 ジプロピレングリコール(DPG)とは ジプロピレングリコール(DPG)は保湿剤、柔軟化剤。
皮膚に対してべたつきの少ない保湿剤として、また製品ののび、滑りをよくする目的の柔軟材として化粧品に広く利用。
1948 グルコン酸クロルヘキシジン液とは グルコン酸クロルヘキシジン液(製品 : ヒビテン・グルコネート液)は 外皮用殺菌消毒剤。
効能:
手指・皮膚の消毒。 手術部位(手術野)の皮膚の消毒。 皮膚の創傷部位の消毒。 結膜嚢の洗浄・消毒。 産婦人科・泌尿器科における外陰・外性器の皮膚消毒。 医療用具の消毒。 手術室・病室・家具・器具・物品等の消毒。
用法:本品はそれぞれの適応に合わせて下記の濃度に希釈し、水溶液又はエタノール溶液として使用する。
1)手指・皮膚の消毒
0.1〜0.5%水溶液(本剤の200倍〜40倍希釈)
2)手術部位(手術野)の皮膚の消毒
0.1〜0.5%水溶液(本剤の200倍〜40倍希釈)又は0.5%エタノール溶液(本剤の40倍希釈)
3)皮膚の創傷部位の消毒
0.05%水溶液(本剤の400倍希釈)
4)結膜嚢の洗浄・消毒
0.05%以下の水溶液(本剤の400倍以上希釈)
5)産婦人科・泌尿器科における外陰・外性器の皮膚消毒
0.02%水溶液(本剤の1000倍希釈)
6)医療用具の消毒
0.1〜0.5%水溶液(本剤の200倍〜40倍希釈)又は0.5%エタノール溶液。(本剤の40倍希釈)
7)手術室・病室・家具・器具・物品等の消毒:0.05%水溶液(本剤の400倍希釈)
1949 クロトリマゾールとは クロトリマゾール(製品: エンペシドクリーム、エンペシド液)、寄生性皮膚疾患用剤。イミダゾール系抗真菌剤。
真菌(カビ)を殺菌する塗り薬です。水虫やカンジダ症に用いる。水虫は、真菌による代表的な皮膚病で、この種の真菌をとくに白癬菌(皮膚糸状菌)と呼び、水虫のことを足白癬という。水虫のほか、体部白癬(ぜにたむし)、陰股部白癬(いんきんたむし)、頭部白癬(しらくも)、カンジダ症なども真菌による皮膚病です。
効能:
下記の皮膚真菌症の治療。 白癬:足部白癬(汗疱状白癬、趾間白癬)、頑癬、斑状小水疱性白癬。 カンジダ症:指間糜爛症、間擦疹、乳児寄生菌性紅斑、皮膚カンジダ症、爪囲炎。 癜風。
用法:
1日2〜3回患部に塗布する。
1950 クロルヒドロキシアルミニウムとは クロルヒドロキシアルミニウム(ACH)は制汗剤で汗をおさえ、においの発生を防ぐ。