Namazu: [説明]

          Q&A本文(No1651-1800)

No
Q(お客の質問) A(答え)
1651 変形性膝関節症とは 膝関節のクッションである軟骨のすり減りや筋力の低下が要因となって、膝の関節に炎症が起きたり、関節が変形したりして痛みが生じる病気です。中高年の方に多い病気で、女性に多く、50歳以降になるに患者数が増える。一度発病したら若いころのような膝に戻すことはできないが、適切な治療により普通に日常生活を送ることができる。
1652 薬局で風邪薬を購入費用は医療費控除の対象となるか 対象となります。 医師の処 方や指示がなくても、市販の一般用医薬品についても、医療費控除の対象となる。 かぜ薬のほか、足を捻挫したための湿布薬、頭痛・腹痛などの痛み 止めなども上記同様に医療費控除の対象となる。
1653 膵炎(すいえん)とは 膵炎は膵臓が作った消化酵素で膵臓自身を消化してしまうためにおこる。膵炎には急性膵炎と慢性膵炎とがあります。急性膵炎では軽症であればほとんど治癒しますが、重症化した場合致命的になることもあり、すみやかで適切な治療が必要。慢性膵炎の場合徐々に進行するが、破壊された膵臓の組織は完全に元に戻ることはない。しかし、適切な治療と禁酒、食事療法で症状を和らげ通常の生活を送ることが可能になる。
1654 脳卒中とは 脳梗塞、脳出血、クモ膜下出血など、突然に発症する脳血管障害を総称して脳卒中と呼ぶ。脳卒中による死亡率、後遺症の残る率は非常に高い。早期に治療すれば、症状が軽くすんだり、生命が助かったりすることもあるため、異常があれば早めに専門病院を受診する。
1655 体外衝撃波尿路結石破砕術(ESWL)とは 体の外で発生させた衝撃波を結石に当てて、手術せずに結石を破砕する治療方法です。ほとんどの結石はこの方法で治療が可能です。治療は1時間程度で終わる。鎮痛剤の投与のみで麻酔の必要もない。
1656 子宮筋腫とは 子宮筋腫とは子宮にできる良性のコブのようなもので、女性の約30%に認められ女性ホルモンの影響でできる。コブのできる場所によって粘膜下筋腫、筋層内筋腫、漿膜下筋腫に分類される。粘膜下筋腫は最も子宮の内腔に近いところにできるため、過多月経(月経時の出血が多く血の塊が出る)、貧血、不妊などの原因となる。筋層内筋腫は子宮の壁の中にコブができるのでこれも過多月経の原因となる。漿膜下筋腫は子宮の外側に向かって大きくなるため、腹痛、腰痛、膀胱を圧迫すると頻尿を起こす。 基本的には良性の病気なので経過観察もしくは貧血治療などの対症療法で構わない。不妊の原因になっている場合や筋腫が大きい場合は女性ホルモンを抑える治療や手術療法が行われる。
1657 子宮内膜症・子宮腺筋症とは 子宮内膜症は子宮以外の場所、例えば卵巣、腹膜、腸管などに子宮内膜と同じ組織が増殖する良性の病気で女性の10%に存在する。同様の組織が子宮の筋層に発生すると子宮腺筋症と呼ばれる。 原因はよく分かっていませんが、女性ホルモンによって増殖、進行し年齢とともに増悪傾向を示しますが、閉経をむかえると改善する。 症状としては生理痛、性交痛、排便痛などがある。
1658 C型慢性肝炎とは C型肝炎ウイルスの感染によって長く肝臓の炎症が続き、肝臓の細胞が壊れて肝臓の働きが悪くなる病気です。C型肝炎ウイルスに感染すると、約7割の人がウイルスのキャリアとなり慢性肝炎へ進む。慢性肝炎が続くと、大部分の人が肝硬変、肝癌へと進む。
1659 子宮脱(しきゅうだつ)とは 子宮はもともと靱帯や筋肉によって支えられているが、加齢とともにそれらの支持組織がゆるむと子宮が腟の方へ下がる。これが子宮脱です。また、子宮の前後にある膀胱や直腸が一緒に下がったものを膀胱瘤、直腸瘤という。 子宮脱は高齢者に多く、出産回数の多い方や重いものも抱えたりする仕事に従事されている方に多くおこる。症状としては外陰部にしこりのようなものを触れる、下がった子宮が下着でこすれて出血を起こすなどがある。膀胱が一緒に下がると尿が出にくくなったりする。長時間歩いた時、重いものを持ったり硬い便をいきんだり腹圧がかかる動作をした時、症状が増悪する。
1660 顎関節症(がくかんせつしょう)とは 大きな口を開けたときや、固いものを噛むと耳の前あたりが痛むあごの関節の病気。歯ぎしりをする人や、かみ合わせが良くない人に突然起こる。虫歯などで片方の歯だけでものを噛んでいると顎関節症になりやすい。肩こりの原因となることもあり、歯科治療、消炎剤の内服、顎関節注射などで改善する。
1661 胸やけとは 胃酸過多による食道粘膜の炎症です。胃酸には強い殺菌力があり、胃の中の食物の腐敗や発酵を防いでいます。胃酸は強い酸性(pH1.0〜2.0)を示し、皮膚はもちろんのこと鉄でも溶かしてしまうといわれている。 胸やけは食べすぎや飲みすぎ、ストレスなどで過剰に分泌された胃酸が食道に逆流して粘膜に炎症を引き起こすことで、胸の奥のほうに焼けつくような不快感を感じる。また、胃酸によって胃の粘膜が刺激され炎症を起こすと、むかつきや胃部の不快感といった症状として現れる。食生活や生活習慣を見直したり、胃酸過多を抑える薬で適切に対処することが大切。
1662 高コレステロール血症 放置すると動脈硬化を起こす。コレステロールは、ヒトの体を構成するおよそ60兆個の細胞を包む細胞膜や、細胞内の成分の移動を防ぐ生体膜の成分として重要な役割を果たしている。心身の活力を高める副腎皮質ホルモンや、脂肪の消化を助ける胆汁酸の原料にもなっていて、生命を維持するのになくてはならない成分です。 コレステロールは食物からとったり、肝臓で合成され、1日に必要とされる量は1000〜1500mgといわれている。ある一定基準を超えた状態を高コレステロール血症といいます。軽度のうちは特に自覚症状がないために気づきにくいのですが、そのまま放置しているとやがてコレステロールが動脈の血管壁にたまって、血管の内側が狭くなる動脈硬化を起こす。動脈硬化に高血圧や糖尿病、肥満、喫煙、ストレスなどが加わると、心臓では狭心症や心筋梗塞が、脳では脳梗塞が起こる可能性が高くなる。
1663 口内炎(こうないえん)とは 口の中に潰瘍や水疱、びらん・ただれができたり、口腔内の粘膜や歯ぐきが赤く腫れ上がる。原因は、口腔内にできた小さな傷にウイルスや細菌が感染して起きる場合と、カゼや過労が原因で起こる場合がある。最も多いのは、潰瘍ができるアフタ性口内炎で、カゼなどで体調を崩したときにかかりやすいのが特徴です。
1664 グリシン(アミノ酢酸)とは アミノ酸。白色結晶性の粉末で甘味有り。 食品添加物、飼料添加物、化粧品原料、医薬原料、アミノ酸合成原料、メッキ薬。
1665 塩酸イソチペンジルとは 鎮痛,鎮痒,収れん,消炎剤/外用抗ヒスタミン剤/アレルギー性皮膚疾患治療剤
カユミをとる塗り薬です。 皮膚のカユミや発赤には、ヒスタミンという体内物質が関与しています。このお薬は、そのヒスタミンの受容体をブロックする作用がある。 効能は皮膚そう痒症、じん麻疹様苔癬、小児ストロフルス、虫さされ、痒疹、神経皮膚炎、湿疹、多形滲出性紅斑・凍瘡・薬疹・日焼けに伴うそう痒。
1666 塩酸ノスカピンとは 気管支炎、かぜにともなう咳に効果がある。但し痰を伴う咳にはこの成分で咳を止めてしまうと逆に痰が排出しにくくなる場合がある。
1667 塩酸フルスルチアミンとは 活性型ビタミンB1(水溶性)です。ビタミンB1欠乏症による、脚気、神経痛などの予防及び治療に用いる。その他神経機能障害改善作用、心筋代謝障害改善作用、腸管ぜん動運動亢進作用がある。副作用は胃の不快感など,便秘・下痢など,過敏症(内服)。
活性化ビタミンB1である塩酸フルスルチアミンは、通常のビタミンB1と比較して、吸収が速く、持続性に優れ、体内のエネルギーを作り出す為に、非常に重要なビタミンです。特に、体を動かす機会の多い方は、健康保持によい。食品では豚肉、大豆等に多く含まれる。腸管ぜん動運動を亢進することから、便秘の治療効果も期待できる。
1668 クエン酸ペントキシベリン(クエン酸カルベタペンテン)とは 鎮咳剤。 咳を止める薬です。脳の咳中枢をおさえて咳を止める。どちらかというと、痰の少ない空咳に向く。痰が多いときは、去痰薬と併用することがある。眼圧が上昇するおそれがあるため 緑内障など持病のある人はさける。
効能は下記疾患に伴う咳嗽。 感冒、喘息性気管支炎、気管支喘息、急性気管支炎、慢性気管支炎、肺結核、上気道炎(咽喉頭炎、鼻カタル)。 用法はクエン酸ペントキシベリンとして、通常成人1日15〜120mgを2〜3回に分割経口服用する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
1669 サリチルアミドとは 解熱作用、鎮痛作用、抗リウマチ作用がある。副作用はめまい・ふらつき,喘息発作誘発,胃の不快感など,過敏症(内服),血液障害。解熱鎮痛薬などの成分として商品に含まれているが元から治す薬ではない。腰痛、関節痛などで用いられている方は、原因を取り除く治療が必要です。
1670 硝酸チアミンとは ビタミンB1剤。ビタミンB1は、糖分のエネルギー変換や、神経の働きにかかわる。また、アルコールの分解にも必要です。その欠乏症として、脚気(かっけ)がよく知られている。 栄養補給の目的で使用したり、神経痛や筋肉痛、関節痛、さらに腰痛や肩こりの治療に用いることがある。お酒をたくさん飲む人にも向いている。 ビタミンB群は水溶性ビタミンなので、尿から容易に排泄される。強い作用があるとはいえませんが、副作用の心配はない。効能はビタミンB1欠乏症の予防及び治療。 ビタミンB1の需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補給。(消耗性疾患、甲状腺機能亢進症、妊産婦、授乳婦、はげしい肉体労働時等)。 ウェルニッケ脳炎。 脚気衝心。 次の疾患のうち、ビタミンB1の欠乏または代謝障害が関与すると推定される場合(但し、効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない)。神経痛、筋肉痛・関節痛、末梢神経炎・末梢神経麻痺、心筋代謝障害。用法は成人硝酸チアミンとして1回1〜10mgを1日1〜3回経口投与する。
1671 地竜(ジリュウ、じりゅう)とは ミミズ)を乾燥したものです。味はからい。 主成分はルンブロフェブリン、ルンブリチン、多種のアミノ酸。薬理作用は解熱、気管支拡張、降圧、溶血、痙攣性収縮、利尿。臨床応用は (1)高熱、痙攣時の解熱、鎮痙。 (2)気管支喘息。気管支を拡張し、痙攣性咳嗽を軽減。 (3)高血圧症。降圧・症状改善。 (4)四肢の運動障害、大便や尿の排泄障害、後遺症の運動麻痺。 (5)打撲損傷の内出血による疼痛、とくに腰背部損傷の疼痛・腰腿部の疼痛。 (6)脳梗塞、心筋梗塞、狭心症、動脈硬化。
1672 杉葉油とは 杉は除菌、殺菌作用があり、気管支炎の炎症を抑え、痰を出す作用がある。
1673 セネガ(せねが)とは 去痰剤。痰の切れをよくする薬です。セネガという植物の根から造られる。植物サポニン(Senegin)や精油(サリチル酸メチル)が含まれ、痰を出しやすくする作用がある。 効能は下記疾患に伴う喀痰喀出困難。 急性気管支炎、感冒・上気道炎。 用法はセネガシロップとして、通常成人1日10〜35mLを3回に分割経口服用する。
1674 セミアルカリプロティナーゼ とは 製品名ゼオエース錠15mg、酵素製剤/その他(消炎酵素剤)/消炎酵素剤 、炎症による腫れをやわらげる薬です。作用は炎症による腫れをやわらげたり、傷んだ組織をきれいにして治りをよくする。また、痰や膿を分解して、排出しやすくします。カゼを含めて、気管支炎や喘息、外傷など炎症を伴う病気に使われる。 蛋白を分解する作用があり、「蛋白分解酵素薬」とか「消炎酵素薬」と呼ばれる。効能は手術後および外傷後の腫脹の緩解。 痰の切れが悪く、喀出回数の多い次の疾患の喀痰喀出困難。気管支炎、気管支拡張症、気管支喘息、肺結核。 用法はセミアルカリプロティナーゼとして、通常成人1回10〜15mgを1日3〜4回毎食後および就寝前に経口服用する。
1675 タイソウ(大棗、たいそう)とは 強壮作用、疲労回復、婦人病の諸症状、不眠二効果がある。食棗(ナツメ)の成熟果実を乾燥した物です。大阪や徳島が主産地です。ナツメは夏芽の意で、タイソウの有効性分は糖、リンゴ酸、酒石酸、トリテルペン、サポニン、ベンジルアルコール配糖体などです。主な薬効は緊張の緩和、強壮、鎮静、利尿、滋養、補血などの作用があり、筋肉の急な緊張による疼痛をやわらげ、神経過敏を静め、咳、腹痛などの痛みを取ります。漢方では黄苓湯、十棗湯、甘麦大棗湯など多くの処方に配合されている。生食も出来ます。栄養分が豊富なので滋養強壮効果で、身体が丈夫になる 服用すると胃壁を暖める効果があるので胃腸の虚弱に起因する食欲減退、気力がない、胃痛などに有用である。鎮静作用による更年期障害者のイライラやヒステリー発作に有効である。鎮痙作用により風邪や寒さなどからくる関節の痛みやリューマチの痛みを緩和する。一日量は乾燥果実5〜20g
1676 チアミンジスルフィドとは ビタミンB1剤。 ビタミンB1を補給する薬です。ビタミンB1は、糖分のエネルギー変換や、神経の働きにかかわっています。また、アルコールの分解にも必要です。その欠乏症として、脚気がよく知られている。 栄養補給の目的で使用したり、神経痛や筋肉痛、関節痛、さらに腰痛や肩こりの治療に用いることがある。お酒をたくさん飲む人にも向いています。 ビタミンB群は水溶性ビタミンなので、尿から容易に排泄されます。チアミンジスルフィドというビタミンB1誘導体はふつうのビタミンB1より、消化管からの吸収がよく、効率よく作用します。効能は ビタミンB1欠乏症の予防及び治療。 ビタミンB1の需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補給(消耗性疾患、甲状腺機能亢進症、妊産婦、授乳婦、激しい肉体労働時等)。 ウェルニッケ脳炎。 脚気衝心。 次の疾患のうち、ビタミンB1の欠乏又は代謝障害が関与すると推定される場合(ただし、効果がないのに月余にわたって漫然と使用しないこと)。神経痛、筋肉痛・関節痛、末梢神経炎・末梢神経麻痺、便秘等の胃腸運動機能障害、術後腸管麻痺。 用法は通常成人1回1錠(チアミンジスルフィドとして10mg)を1日1〜3回経口服用する。
1677 テレピン油(てれぴんゆ)とは 松の幹やミカンの皮に含まれ、血管へのコレステロールの沈着を取り除き、動脈硬化を予防する。。去痰作用もある。
1678 ニクズク油(にくずくゆ)とは 洋名をナツメグ。消化不良や下痢、腹痛に効果がある。スパイスとしてお馴染みのナツメグ。熱帯地方に生育する樹木の果実部分から抽出されるオイルです。香辛料といても用いられ、スパイシーな香りです。 医薬品として、呼吸器系への作用は肋間筋肉痛、気管支炎、風邪、咳に役立つ。 筋肉・骨格系への作用は関節炎、痛風、リウマチなどに筋肉を暖め、鎮痛します。スポーツ後のうっ血や疲労、捻挫にも利用される。 循環器系への作用は心臓と循環を刺激する。 免疫系への作用はバクテリアによる感染症、発熱に有効。 消化器系への作用は食欲増進、消化を助ける。口臭を抑制し、腸内の感染に役立つ。 内分泌系・生殖器系への作用 は催淫作用があり、男女の性障害に利用され。エストロゲン(女性ホルモン)様の働きがあり、分娩時に利用すると陣痛を強め、お産を助ける。強壮剤にもなるという。 スキンケアに ヘアトニックとして利用。
1679 半夏厚朴湯(ハンゲコウボクトウ、はんげこうぼくとう)とは 製品はツムラ半夏厚朴湯エキス顆粒(医療用)、カネボウ半夏厚朴湯エキス細粒。気分をリラックスさせ、咳や吐き気をおさえる漢方薬です。 神経をしずめて、心と体の状態をよくします。また、咳や吐き気をおさえる作用もあります。 組成は主薬の“半夏”と“厚朴”を中心に下記の5種類の生薬からなります。これらがいっしょに働くことで、よりよい効果を発揮します。病院では、煎じる必要のない乾燥エキス剤を用いるのが一般的です。
半夏(ハンゲ)・厚朴(コウボク) :ノドのつかえ感や吐き気をおさえ、咳をしずめ、また気分を落ち着ける
茯苓(ブクリョウ):水分代謝をよくする作用のほか、鎮静作用もある。
蘇葉(ソヨウ):咳をおさえ、また、抑うつを発散して治す
生姜(ショウキョウ):体をあたため胃腸の働きをよくする
効能
【ツムラ】 気分がふさいで、咽喉、食道部に異物感があり、ときに動悸、めまい、嘔気などを伴う次の諸症。 不安神経症、神経性胃炎、つわり、せき、しわがれ声、神経性食道狭窄症、不眠症。
【カネボウ・他】 気分がふさいで、咽喉・食道部に異物感があり、ときに動悸、めまい、嘔気などを伴う次の諸症。 不安神経症、神経性胃炎、つわり、せき、しわがれ声。
1680 白朮 (ビャクジュツ、びゃくじゅつ) とは 日本および韓国産は、キク科のオケラの根茎の周皮を剥いで調製したもの。中国産はオオバナオケラの根茎。精油を含む。腎臓機能の減退による尿量の減少、身体疼痛、胃腸炎、浮腫などに応用する。滋養強壮作用もある。
1681 フェンジゾ酸クロペラスチンとは 効能・効果は記疾患に伴う咳嗽 :感冒、急性気管支炎、慢性気管支炎、気管支拡張症、肺結核、肺癌 。用法・用量は 塩酸クロペラスチンとして、通常成人1日30〜60mg(本剤として300〜600mg;フェンジゾ酸クロペラスチンとして53.1〜106.2mg)を3回に分割経口投与する。
1682 ベンフォチアミンとは 効能・効果は
1.ビタミンB1欠乏症の予防及び治療。
2.食事からの摂取が不十分な際の補給(消耗性疾患、
甲状腺機能亢進症、妊産婦、授乳婦、はげしい肉体労働時など)
3.ウェルニッケ脳症
4.脚気衝心
5.下記疾患のうち、ビタミンB1の欠乏または代謝障害が関与すると推定される場合 神経痛 筋肉痛・関節痛 末梢神経炎、末梢神経麻痺 心筋代謝障害 便秘などの胃腸運動機能障害 注: 5.の適応に対しては、効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない。
用法・用量は塩酸チアミンとして、通常成人1日5〜100mgを経口投与する。
1683 マオウ(麻黄、まおう )とは 漢方において麻黄は、発汗薬、喘息薬とされ、呼吸困難、せき、悪寒、頭痛、発熱、疼痛等に用いられます。マオウエキスの主な成分は、気管支を拡張するエフェドリン・メチルエフェドリン、炎症を抑えるプソイドエフェドリン、末梢血管を収縮させてハレを抑えるフェニルプ口パノールアミン等です。明治時代にエフェドリンは現東京大学の長井長義がマオウ中の一つのアルカロイドから世界で初めて発見した。大日本製薬の技師長としてこの商品化にも尽力した。現在も大日本製薬からエフェドリンが発売されている。
1684 カギカズラ(かぎかずら)とは 常緑のつる性木本。蔓には葉えきに小枝が変化して釣り針のような形になったトゲがあります。このトゲの部分が生薬として用いられています。葉にも同じ成分が含まれますが、トゲの部分に比べると1/3程度です。トゲを採取して日干しにしたものを釣藤鉤<ちょうとうこう>と呼び、生薬として用いられています。リンコフィリンというアルカロイドを含み、鎮痛、鎮静、血圧降下などの目的で使用されます。
1685 鹿の子草(カノコソウ、かのこそう)とは 科名はオミナエシ科(Valerianaceae)、生薬名は吉草根(キッソウコン)。性状は倒卵円形の短い根茎の周囲に多くの細長い根を付けたもので、外面は暗褐色〜灰褐色を呈する。使用部位は根及び根茎。鎮静剤として神経過敏症、精神不安症、ヒステリー、心悸亢進に浸剤またはチンキ剤を用いる。 成分:精油1〜8%
1686 甘草(カンゾウ、かんぞう)とは 甘草(カンゾウ)の根に含まれるグリチルリチンは砂糖の50倍の甘さがあるにもかかわらず低カロリーの為、お砂糖のかわりに使うとダイエットにも役立ちます。喉の痛みやせきなどの症状を緩和し、免疫力を強化してくれるので、風邪の時期には特によい。 グリチルリチンは血圧を上げる作用がある。妊娠中・授乳中・糖尿病・高血圧・肝障害・腎不全の方はご使用をお控える。甘草の働き: ・健胃・整腸作用:胃液分泌の抑制、消化器の潰瘍の修復作用 ・解毒作用 ・神経痛の鎮痛 ・肝機能の強化 ・抗アレルギー作用 ・抗炎症作用 ・鎮咳作用
1687 牛胆(ギュウタン、ぎゅうたん)とは 牛胆とは牛の胆汁を濃縮したもので、脂肪の消化を助ける。
1688 クラテグスとは 心肺機能を向上させ酸素の摂取量が増えることで疲労を回復させる。
1689 柴胡(サイコ、さいこ)とは セリ科(Umbelliferae)のミシマサイコBupleurumfalcatum L. 又はその変種の根で主要成分はサポニン:saikosaponin a〜fなどステロール:α-spinasterol, stigmasterolなど脂肪酸:palmitic acid, stearic acid, oleic acid, linoleic acid,lignoceric acidなどその他:adonitol, l-anomalin, arginineなどを含む。
薬理作用
1.中枢抑制作用:鎮静作用、鎮痛作用、鎮咳作用
2.平滑筋弛緩作用
3.抗消化性潰瘍作用:胃液分泌抑制、ペプシンの活性を抑える作用、抗潰瘍活性
4.肝障害改善作用:肝機能の改善
5.抗炎症作用:
6.抗アレルギー作用:
7.脂質代謝改善作用:血中のコレステロール・トリグリセリド低下作用、脂肪肝改善作用
8.免疫に対する作用:
9.糖質代謝に対する作用:血糖低下に対し増強
1690 サフラン(さふらん)とは アヤメ科の植物サフランの柱頭、雌しべを乾燥したものです。ヨーロッパや日本で栽培されている。スパイスの王様といわれ、パエリア、ブイヤベースなどには欠かせないものです。 成分として、黄色色素カロチノイド配糖体、苦味配糖体、芳香性のある精油成分サフラノール、脂肪油などを含有します。 効能・効果: 1.ヒステリー、イライラ、不眠などの更年期障害 2.月経不順、生理痛 3.喘息、百日咳の鎮静効果 4.香味料、染料として食品に利用
1691 西洋ヤドリギ(セイヨウヤドリギ、せいようやどりぎ)とは ヤドリギ科。ブナ、カシの樹上に吸根で固着寄生する。雌雄異株の常緑低木。鎮静剤として用いる。成分としてコリン、アセチルコリン、アルカロイド(ビスコトキシン)等。
1692 芍薬(シャクヤク、しゃくやく)とは 主要成分はモノテルペン配糖体:paeoniflorin, oxypaeoniflorin,benzoylpaeoniflorin, albiflorinなど
薬理作用
1)鎮静・鎮痙・鎮痛作用:ペオニフロリンは、鎮静・鎮痙・鎮痛作用がある。
2)末梢血管拡張作用:ペオニフロリンは末梢血流量の増加を促進
3)抗炎症作用
4)抗アレルギー作用
5)免疫賦活作用
6)胃腸運動促進作用
1693 川キュウ(センキュウ、せんきゅう)とは セリ科のセンキュウの根茎。中国四川省で良質品を多産したので川きゅうの名が通用するようになった。フタライド誘導体を主体とする精油を含む。鎮静、鎮痛薬として、貧血症、冷え症、月経不順、月経痛などに応用する。 精油:ligustilide, cnidilide, neocnidilide, butylphthalide, butylidenephthalideなどを含む。
1694 釣藤鈎(チョウトウコウ、ちょうとうこう)とは アカネ科カギカズラやトウカギカズラを薬用としたものです。 筋肉、神経の興奮を抑える作用があり、高血圧の頭痛、めまい等に使われている。アルカロイド:rhynchophylline, isorhynchophylline, corynoxeine, hirsutine, 3α-dihydrocadambine, 3β-isodihydrocadambine, dihydrocorynantheine, hirsuteineなどを含む。
1695 茯苓(ブクリョウ、ぶくりょう)とは 松の根に付着しているサルノコシカケ科、マツホドの菌核を薬用としたもの。漢方の代表的な利尿剤の一つで、心臓と胃に働き利尿作用を示す。鎮静作用も持ち、動悸の改善やむくみの治療に使われる。
1696 当帰 (トウキ、とうき) とは セリ科のトウキまたはホッカイトウキの根を通例湯通ししたもの。滋養強壮、鎮痛、鎮静薬として貧血、冷え症、月経不順などの婦人病に用いられる。成分:精油0.1〜0.3%  ligstilide、butyllidenephthalide、butylphthalide、sedaonnic acid lactoneのフタリド類。safrole、isosafrole、bergaptene、p-cymene等。falcarinol、falcarindiol、falcarinoloneのポリアセチレン化合物。scopoletin、umbelliferoneのクマリン類、vanillic acid、cholineを含む。
1697 時計草(トケイソウ、とけいそう)とは トケイソウ科でチャボトケイソウとほぼ同じ作用をもつ。鎮静作用 抗不安、精神安定作用。別名:パッション・フラワー,ボロンカズラ(ボロン葛)という。 花期:夏
成分
1)フラボノイド
isovitexin、orientin、apigenin、isoorientin、vitexin、kaempferol
2)アルカロイド 
harman、harmin、harmol、harmalol
3)その他
maltol、ethyl-maltol、 harmalin
1698 ボルネオールとは 檜の発揮性物質の中のボルネオールには、炎症を鎮める消炎作用、咳を鎮める鎮咳作用などがあり大衆薬としても使用されています。  
1699 フィトンチッドとは 森林浴効果をもたらす。フィトンチッドは樹木が発散する揮発性物質の事です。このフィトンチッドが自律神経を安定させ、ストレスの緩和、疲労回復、安眠に効果がある。また、森林浴効果だけではなく、抗菌・防虫・消臭・抗酸化作用等が認められ、医療・美容応用されている。
1700 ホップとは ホップはクワ科蔓性のツル性多年生植物でハーブの一種。古代から薬草として用いられて来ましたが、現在ではビールに苦味と芳香を与える原料として用いられている。 ホップの働きは神経鎮静効果や糖尿病・高血圧・腎炎・便秘・神経痛・喘息・胃腸病などに良い。殺菌作用 ・血糖値上昇を抑制する。中性脂肪を低下させる。ホルモンバランスの乱れを正常化する。
1701 竜脳(リュウノウ、りゅうのう)とは 竜脳はインドネシア等にある高さ50メートルにも達するリュウノウジュ(フタバガキ科) に含まれる精油です。 巨木の窪みに分泌した精油が貯蔵されます、時々心材の空隙に結晶状に析出するのが竜脳であり、この主成分はボルネオールです。古くから貴重な香料とされてきて、薬としても用いられた。発汗、去痰薬として、また眼病や歯痛にも用いています。天然のリュウノウジュ(竜脳樹) から採取した天然竜脳は少なくなり現在の多くは合成のボルネオールが安価に使われている。
1702 羚羊角(レイヨウカク、れいようかく)とは 羚羊角はサイガ羚羊の角で、長さ20〜30cmの長円錐形で、全体はやや弓形に湾曲し、1〜2cmおきに10〜20個の隆起した環節(竹の節の様なもの)がある。 成分はケラチン、リン酸カルシウム、無機塩類、アミノ酸などを含む。 薬理作用 羚羊角には中枢神経系に対して抑制作用がある。また、解熱作用や鎮痛作用などもあるといわれる。
1703 グリセロリン酸カルシウムとは カルシウムを補給する薬です。 カルシウムは、丈夫な骨や歯をつくるのに欠かせません。また、筋肉や神経の調整役もしています。カルシウムが不足すると、骨が弱くなったり、筋肉がつりやすくなります。 このお薬は、カルシウム薬です。カルシウム不足の補給に用いるほか、低カルシウム血症によるテタニー症状(筋肉のつり、硬直、しびれ)に適応します。 そのほか、骨が弱くなる骨粗鬆症(こつそしょうしょう)の治療にも使われます。カルシウムを補給してやれば、血液中のカルシウム量が増え、骨のカルシウム分が血液に溶け出すのが防げます。
効能 :次の代謝性骨疾患におけるカルシウム補給
くる病、骨軟化症。 妊娠・授乳時におけるカルシウム補給。
用法 通常成人1日1〜5gを3回に分割経口服用する。
1704 グルクロノラクトンとは 製品 : グロンサン。肝機能改善剤
肝臓の血流を増やして、解毒能力を高める効果が期待できます。肝臓病のほか、蕁麻疹や湿疹、中毒疹、妊娠中毒などに有効。
効能 :
高ビリルビン血症(閉塞性黄疸を除く)における肝機能の改善、蕁麻疹、湿疹、中毒疹 妊娠悪阻、妊娠中毒
用法:グルクロノラクトンとして、通常成人1回0.3〜1gを1日3回経口服用する。
1705 パンテノール(プロビタミンB5) パンテノールはビタミンの前駆体で、私たちの身体の中に入るとビタミンB5(パントテン酸)となります。ビタミンB5はすべての生命体細胞に存在し、未精白の穀物類や豆類など、栄養価が高い食品中には広く分布しており、細胞増殖を促進するという特性がある。またエネルギー代謝や解毒に欠かせない補酵素COAの構成要素の1つでもあり、生命体の成長には欠かせない栄養素です。 ビタミンB5が不足すると、抜け毛、髪の老化、肌荒れなどの原因になり、さらには成長停止や神経系障害、抗体形成の阻害などを起す恐れがあるといわれている。
1706 酢酸トコフェロールとは 製品例 :ユベラ錠: ビタミンE剤
ビタミンEを補給する薬です。おもに、血行をよくするのに用います。ビタミンEは抗酸化ビタミンとしても知られ、脂肪の代謝、細胞膜の安定化、生殖や甲状腺などの機能にかかわっている。
効能:
ビタミンE欠乏症の予防及び治療。 末梢循環障害(間歇性跛行症、動脈硬化症、静脈血栓症、血栓性静脈炎、糖尿病性網膜症、凍瘡、四肢冷感症)(効果がないのに月余にわたって漫然と使用しないこと)。 過酸化脂質の増加防止(効果がないのに月余にわたって漫然と使用しないこと)。
用法:通常、成人は1回酢酸トコフェロールとして、50〜100mgを、1日2〜3回経口服用する。
1707 メトカルバモールとは 製品例 : ロバキシン、骨格筋弛緩剤
筋肉のコリをほぐし、痛みをやわらげる薬です。ひどい肩こり、腰痛、手足のこわばりなどに用います。 作用 筋肉を緊張させている神経をしずめる作用があります。筋肉のコリやこわばりがとれて、痛みがやわらぎます。
効能:運動器疾患に伴う有痛性痙縮(腰背痛症、頸肩腕症候群、肩関節周囲炎、変形性脊椎症など)。
用法:通常、成人はメトカルバモールとして1日1.5〜2.25g(顆粒として1.7〜2.5g)を3回に分けて経口服用する。
1708 塩化アンモニウムとは 気道分泌促進作用,喀痰溶解作用,痰の喀出作用がある。
1709 塩化リゾチーム とは 消炎酵素剤)
傷の治りをよくする薬です。褥瘡(床ずれ)や皮膚潰瘍の治療に用います。 皮膚の再生を助け、傷の治りをよくする作用がある。褥瘡のほか、やけどや外傷による皮膚の傷口(潰瘍面)に用いる。
効能:
皮膚潰瘍〔褥瘡、熱傷潰瘍、外傷性潰瘍、下腿潰瘍(静脈瘤症候群を含む)、その他皮膚潰瘍(帯状疱疹後潰瘍、放射線潰瘍、薬物潰瘍、糖尿病性潰瘍、術後潰瘍)〕
用法 :
軟膏:1日1〜数回潰瘍面を清拭消毒後、リント布又はガーゼなどにのばして患部に貼布するか、又は必要に応じて患部に直接塗布する。
シート: 1日1〜数回潰瘍面を清拭消毒後、患部に貼付する。必要に応じてテープ等で固定する。
1710 塩酸ジフェンヒドラミンとは 製品例 : レスタミンコーワ錠、ベナ錠、抗ヒスタミン剤
アレルギーをおさえる薬です。アレルギー性の病気に用いる。
アレルギーの発症には、ヒスタミンという体内物質が関与しています。このお薬は、そのヒスタミンの受容体をブロックして、アレルギー症状を止めます。クシャミ、鼻水、じんま疹、皮膚のカユミなどアレルギー性の病気に有効です。
効能 : 蕁麻疹、皮膚疾患に伴うそう痒(湿疹・皮膚炎)、春季カタルに伴うそう痒、枯草熱、急性鼻炎、アレルギー性鼻炎、血管運動性鼻炎。
用法: 塩酸ジフェンヒドラミンとして、通常成人1回30〜50mg(3〜5錠)を1日2〜3回経口服用する。
1711 塩酸ノスカピンとは コデインと同様、咳中枢の抑制により鎮咳作用を現す中枢性の鎮咳剤に分類される。鎮咳作用はリン酸コデインと同程度といわれている。
1712 桜皮(オウヒ、おうひ)とは 桜皮(おうひ)とは主にヤマザクラの樹皮を剥いで、外面のコルク層を取り除いた内皮を天日で乾燥します。民間薬的な使用法は、咳止めとして煎じて服用、また湿疹や蕁麻疹などに、煎じ液で患部を洗うとよいとされている。また、桜の葉を入浴料として用いると、あせも等に効果があるといわれている。
1713 遠志(オンジ、おんじ) とは ヒメハギ科イトヒメハギの根。 主成分はサポニン:onjisaponin A〜Gなど、 糖類: polygalitol 、その他:桂皮酸、キサントン誘導体、脂肪油など。 薬理作用は鎮静・催眠作用、抗痴呆作用、抗消化性潰瘍作用、去痰作用、インターフェロン誘起作用、抗腫瘍作用、利尿作用。
1714 葛根(カッコン、かっこん)とは マメ科の葛(くず)の根。
成分:イソフラボン配糖体 ― daidzin、 puerarin、 puerarin xyloside、 およびでんぷん10〜14%
薬効は発汗、解熱、鎮咳
その他の用途:クズデンプン原料、漢方処方(葛根湯など)
1715 グアヤコールスルホン酸カリウムとは 気道の分泌を促進して痰の粘度を薄め、痰を切りやすくする。
1716 クエン酸チペピジンとは 延髄の咳中枢を抑制して、咳を低下させる鎮咳作用とともに、気管支腺分泌を亢進、気道鼓膜絨毛上皮運動も亢進して去痰作用を促す。
1717 玄参(ゲンジン、げんじん)とは ゲンジンはゴマノハグサ科で、ゴマノハグサの根を乾燥したもの。
のどの痛み、腫れを取るとともに、消炎、解熱、鎮痛作用がある。
1718 五味子(ゴミシ、ごみし)とは モクレン科、チョウセンゴミシの果実マツブサ科のチョウセンゴミシの成熟果実。精油、脂肪油、有機酸のほか、リグナン類ゴミシン、シザンドリンなどを含む。鎮咳、収斂、止瀉、滋養、強壮薬として、慢性の咳や喘息に効果的です。
1719 サイシン(細辛、さいしん)とは 抗アレルギー作用により、くしゃみ、鼻みずなどをおさえます。また、各種の炎症をおさえてのどの痛みをやわらげます。 去痰作用もある。感冒、気管支炎、喘息に効果的である。
1720 地黄 (ジオウ、じおう) とは ゴマノハグサ科のアカヤジオウまたはカイケイジオウの根(そのまま、または蒸したもの)。強壮、解熱、止瀉、緩下などの目的で、貧血、吐血などに配合される。
成分:
イリドイド配糖体:catalpol, aucubin
ステロール:β-sitosterol
糖・糖アルコール:mannitol, D-glucose, D-galactose, D-fructose, sucrose, raffinose, stachyose
その他:arginineなどのアミノ酸
1721 車前子 (シャゼンシ、しゃぜんし)  とは   オオバコ科のオオバコの種子。
成分:  
粘液性多糖類:plantasan, plantago-mucilage A
イリドイド配糖体:aucubin
その他:脂肪酸、choline, succinic acid, acteoside, geniposidic acid
適応:利尿・鎮咳・消炎・止瀉
1722 石蒜(セキサン、せきさん)とは 彼岸花茎を利用した生薬。去痰薬。鎮咳・去痰薬の配合成分。
1723 セネガとは 去痰剤/
痰の切れをよくする薬です。 セネガという薬用植物の根から造られています。植物サポニン(Senegin)や精油(サリチル酸メチル)が含まれる。
効能:
下記疾患に伴う喀痰喀出困難。 急性気管支炎、感冒・上気道炎。用法:セネガシロップとして、通常成人1日10〜35mLを3回に分割経口服用する。
1724 桑白皮(ソウハクヒ、そうはくひ)とは クワ科のクワの根を乾燥させたもので肺や気管支の炎症を抑え咳や喘鳴(ぜいめい)を和らげ呼吸を楽にしたり、、美白効果などがあります。
1725 蘇葉 (ソヨウ、そよう) とは シソ科のシソまたはチリメンジソの葉。種子は紫蘇子と称し、葉と同様に用いる。中国、朝鮮半島、日本に広く産する。精油を含む。発汗、解熱、鎮咳、鎮痛薬として、気管支炎、胃腸炎などに去痰、消化促進の目的で応用する。また魚肉などの中毒に解毒薬として用いる。
1726 大棗 (タイソウ、たいそう)とは. クロウメモトキ科の落葉喬木の棗(ナツメ)の成熟果実を乾燥した物。強壮作用 疲労回復 婦人病の諸症状 不眠に効果がある。
成分:糖、リンゴ酸、酒石酸、トリテルペン、サポニン、ベンジルアルコール配糖体。  
漢方では黄苓湯、十棗湯、甘麦大棗湯など多くの処方に配合されている。生食も出来ます。また乾燥した物は中国料理の食材、お菓子、にもの、スープと応用範囲が広い利用しやすい生薬。
1727 プロポリスとは プロポリスには約20種類以上ものフラボノイドが含まれている。フラボノイドは植物や生物に含まれる色素の一種で、その数は4000種類以上もある。プロポリスには、他の植物には見られない、抗菌力の非常に高いフラボノイドが天然の形で含まれて、プロポリスには抗菌・抗ウィルス作用、活性酸素の除去、抗アレルギー作用、細胞膜の強化および細胞活動の活発化などのはたらきがある。
1728 結核菌の標的は肺だけか 結核菌が冒すのは肺ばかりではなく、胸膜、咽頭、腸、腎臓、骨、皮膚等々、ほとんどの部分を侵略します(肺結核のほかは肺外結核と呼ばれる)。
1729 BCGとは BCGは結核の重症化を防ぐワクチンです。 BCGは毒性を弱くした生きた牛型結核菌です。 BCGは肺結核の50%を防ぎぐ。特に重篤な結核症である髄膜炎や粟粒結核を80%以上防ぐ。乳幼児が結核に感染するとこうした重症な結核になることが多いので、生後できるだけ早い時期にBCG接種が望ましい。
1730 授乳中の母親が飲んだ薬は乳児に影響があるか 母親が薬を飲むと乳汁中にも薬が移行するので乳児にも影響があるか。薬を飲んでいる間は母乳を与えないか、ミルクに切り替えるか医師や薬剤師に相談する。
1731 病院の薬と薬局で買った薬をいっしょに飲んでもよいか 両者に同じ成分が含まれていたり、含まれていなくても病院と薬局の薬の間に 相互作用がある場合がある。飲んでいるくすりについて医師、薬剤師に伝える。
1732 献血の年齢制限とは  200mL献血は満16歳〜69歳まで、400mL献血は満18歳〜69歳までです。
1733 成分献血とは 成分献血とは医療に必要な「血液の成分」だけを献血者から入手する採血方法です。全血献血より時間はかかりますが、血液の成分の中で回復が遅い赤血球を献血者に返すので、体への負担は少なくて済む。 また、成分献血は、200ml献血や400ml献血に比べて、同じ量でも医療に必要な成分が5〜20倍確保できる。このため、成分献血から作られたものは、患者にとって治療の際の副作用の可能性も大変低くなります。
1734 ニコチンパッチとは タバコを止めようと思う人がタバコを止めるときに使う薬です。医師の処方箋が必要。禁煙補助薬であるニコチンパッチは、円形のテープの裏にニコチンが塗ってあります。これを貼って皮膚を通して体内にニコチンを吸収させます。(一日に一枚貼ります。)  ニコチンパッチは禁煙しているときの吸いたい気持ちを少なくする。イライラ・集中困難・眠気などの禁断症状を緩和する。ニコチンパッチを貼っているとタバコを吸いたくなくなる魔法の薬ではありません。ニコチンパッチにタバコを嫌いにさせる作用はありません。本人の止めることへの強い意志が必要です。  
1735 パモ酸ピランテル(製品名コンバントリン)とは パモ酸ピランテルは駆虫剤で製品にはコンバントリン錠、コンバントリンドライシロップがある。効能 回虫、鉤虫、蟯虫、東洋毛様線虫の駆除。寄生虫の動きを麻痺させ、排便とともに、体外へ排出させます。 体重によって飲む量が違う。決められた量を正しくお飲みください。
1736 アジピン酸ピペラジンとは アジピン酸ピペラジンは犬、猫用回虫駆除薬で、回虫の動きを麻ひさせて駆除する。 犬・猫1回体重1kgあたりアジピン酸ピペラジン量として120mg(1/2錠)ずつを経口投与。 1回の投与で効果があるが、再度駆虫を必要とする場合は、1ヵ月位の間隔をおいて投与する。
1737 アスコルビン酸とは アスコルビン酸はビタミンCです。
効能:
ビタミンC欠乏症の予防及び治療(壊血病、メルレル・バロー病)。 ビタミンCの需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補給(消耗性疾患、妊産婦、授乳婦、激しい肉体労働時等)。
次の疾患のうち、ビタミンCの欠乏又は代謝障害が関与すると推定される場合(ただし、効果がないのに月余にわたって漫然と使用しないこと)。
(1)毛細管出血(鼻出血、歯肉出血、血尿等)。
(2)薬物中毒。
(3)副腎皮質機能障害。
(4)骨折時の骨基質形成・骨癒合促進。
(5)肝斑・雀卵斑・炎症後の色素沈着。
(6)光線過敏性皮膚炎。
用法:
アスコルビン酸として、通常成人1日50〜2000mgを1〜数回に分けて経口服用する。
1738 アスピリンアルミニウム アスピリンアルミニウムは解熱鎮痛剤でアスピリンより胃に対する直接的な副作用は少ない。少量のアスピリンは血を固まりにくくする作用があるので、出血傾向のある人は慎重に使用する必要があります。また、アスピリン喘息と呼ばれる喘息を起こすこともある。脳梗塞患者が微量アルミニウムを長期連用すると、アルツハイマー病発症のリスクが高まることに警鐘を鳴らすヒトもいる。
1739 アルキルポリアミノグリシンとは 殺菌消毒剤で製品オバノール10がある。両性界面活性剤アルキルポリアミノグリシン10%を含む。
性状:本剤は、淡黄緑色〜黄色透明のわずかに香気を有する液体で気泡性を有する。
効能・効果、用法・用量:
アルキルポリアミノグリシンとして下記の濃度になるように水で希釈してつぎのように使用する。
1)手指・皮膚の消毒
0.05〜0.2%(本剤の50〜200倍)溶液で約5分間洗った後、滅菌ガーゼあるいは布片で清拭する。
2)手術部位(手術野)の 皮膚の消毒
0.1%(本剤の100倍)溶液で約5分間洗った後、0.2%(本剤の50倍)溶液を塗布する。
3)手術部位(手術野)の粘膜の消毒、皮膚・粘膜の創傷部位の消毒
0.01〜0.05%(本剤の200〜1000倍)溶液を用いる。
4)医療用具の消毒
0.05〜0.2%(本剤の50〜200倍)溶液に10〜15分間浸漬する。
5)手術室・病室・家具・器具・物品などの消毒:
0.05〜0.2%(本剤の50〜200倍)溶液を布片で塗布・清拭するか、または噴霧する。
6)結核領域において、医療用具・手術室・病室・家具・器具・物品等の消毒に用いる場合
0.2〜0.5%(本剤の20〜50倍)溶液を用いる。
1740 アルジオキサとは 製品はイサロン錠、イサロン顆粒25%~50%。
作用:
胃の粘膜が弱ると、胃酸の刺激で、胃炎や胃潰瘍(胃粘膜の傷)を起こしやすくなります。 この薬は、胃の粘膜を保護して、胃炎や胃潰瘍の治りをよくします。また、鎮痛薬など他の薬による胃の荒れを予防する。
効能:
下記疾患における自覚症状及び他覚所見の改善。
胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃炎
用法:
通常、成人はアルジオキサとして1日300〜400mgを3〜4回に分割経口服用する。
1741 安息香酸とは 安息香酸は保存料として使われ殺菌、制菌作用があります。清涼飲料水、弁当のしょう油などにつかわれている。変異原性(細胞に突然変異)、発ガン性。合成着色料の「黄色4号」と一緒に摂ると、ぜんそく、じんましんになる恐れがあるといわれている。花粉症の人も避けたほうがいいと言うヒトもいます。
化粧品の指定成分102品目の一つで、2001年の4月まで『一部の人にアレルギーなどの皮膚障害を起こす恐れがある』として、厚生省が商品に表示するように、3000種類ほどある化粧品成分のなかでも特に指定した物質。
1742 安息香酸ナトリウムカフェインとは 強心剤/カフェイン系/中枢興奮・鎮痛剤に分類される。
眠気をとったり、頭痛をやわらげる薬です。 脳の神経に興奮的に作用し、精神活動をよくします。眠気や疲労感をとったり、頭の重い感じをスッキリさせます。他の頭痛薬の鎮痛効果を助ける働きもする。
効能
ねむけ、倦怠感、血管拡張性及び脳圧亢進性頭痛(片頭痛、高血圧性頭痛、カフェイン禁断性頭痛など)。
用法
安息香酸ナトリウムカフェインとして、通常成人1回0.1〜0.6gを1日2〜3回経口投与する。
1743 イクタモールとは 収れん・消炎剤。 皮膚、粘膜を刺激する。軽い刺激を与えて血行を良くする効果があり、皮膚や粘膜を刺激する。アレルギーを起こすこともある。
化粧品の指定成分102品目の一つで、2001年の4月まで『一部の人にアレルギーなどの皮膚障害を起こす恐れがある』として、厚生省が商品に表示するように、3000種類ほどある化粧品成分のなかでも特に指定した物質。
1744 イプシロン-アミノカプロン酸とは ε-aminocaproic acidはトラネキサム酸と同様、抗プラスミン剤に分類される。抗炎症作用や止血作用がある。歯磨きや化粧品の洗顔料に使われる。
1745 ウゾッコツ(烏賊骨) とは ウゾッコツ(烏賊骨)は烏イカ Sepia esculenta Hoyle (コウイカ)の骨状の内殻を日干ししたのち粉末にして用いる。
主成分:
炭酸カルシウム・燐酸カルシウム(80〜85%)・ chitin (6〜7%)・ニカワ質など
薬理作用:
収斂作用・制酸作用・止血作用がある。
臨床応用:
制酸・鎮痛に用いる。胃・十二指腸潰瘍に対する効果は確実で、含有する炭酸カルシウムが胃酸を中和して、呑酸・胸やけを軽減し疼痛を緩解する。また、食事療法を併用すると潰瘍の癒合を促進する。大量の炭酸カルシウムを含むので多量に服用すると便秘しやすい。 止血に用いる。主として泌尿生殖器系の出血に使用する。 止瀉に用いる。
1746 ウバイ(烏梅)とは 梅の未成熟の果実を乾燥したもの(核をとりのぞいたもの)。
薬理作用:
去痰作用・鎮咳作用・消炎作用・止瀉作用・解熱作用・抗菌作用・抗真菌作用・抗アナフィラキシー作用
臨床応用:
五味子とほぼ同様に用いる。ただし、止瀉・止血の効果は五味子よりすぐれている。下痢に用いる。主として収斂作用によって下痢をとめるが、抗菌作用も関係があると考えられる。 烏梅は、慢性の下痢特に出血性下痢に適している。 止血に用いる。 タコやウオノメには烏梅膏を外用する。まず局部を湯でふやかしてけずりとり、そのあと薬を塗ってガーゼをあて包帯する。
1747 ウヤク(烏薬)とは ウヤクとはクスノキ科テンダイウヤクの根を乾燥したもの。
主成分
モノテルペン: linderol、borneol
フランセスキテルペン: linderane, linderalactone, lindenenol, linderazulene, chamazulene
アルカロイド: laurolitsine
薬理作用 :
血小板凝集抑制作用 ・交感神経遮断活性作用 ・腸蠕動運動促進作用
中風による軽度の知覚麻痺に用いる。
1748 カロニン(瓜呂仁、括楼仁)とは カロニンはシナカラスウリの成熟した種子を乾燥したもの。
作用機序:
消炎・去痰・通便と考えられる。 抗菌作用・抗ガン作用
臨床応用:
胸部の熱痰で、特に胸痛をともなう咳嗽・多痰・痰がすっきりと喀出できないなどの症状があるときに有効。急性気管支炎・肋間炎・肺炎、便秘に用いる。特に熱痰による口乾・煩渇をともなう便秘に適する。 肺膿瘍・肺壊疽・急性乳腺炎・急性虫垂炎などで炎症が激しいときにはカロニンを消炎の補助薬として用いる。 用量 6〜18g
1749 ウンデシレン酸とは ウンデシレン酸は、ヒトの汗に含まれる成分で、患部のpHを酸性にして、真菌の発育を抑える。局所の刺激症状も少ない。水虫治療薬(外用薬)に用いる。
効能効果:
汗疱状白癬,小水疱性斑状白癬,頭部浅在性白癬
用法用量:
通常1日1〜2回適量を患部に塗擦または貼付する。
1750 ウンデシレン酸亜鉛とは
製品にはウンデシレン酸亜鉛「マルイシ」がある。
効能・効果
汗疱状白癬,小水疱性斑状白癬,頭部浅在性白癬
用法用量:
軟膏剤・散布剤(10〜20%)を1日2〜3回塗布または散布する。薬効薬理:
1.ウンデシレン酸は,ヒトの汗の中に含まれる脂肪酸の一種で,その作用は,病巣部のpHを酸性にすることによって,糸状菌の発育を抑制すると考えられている。
2.ウンデシレン酸及びその塩類の軟膏基剤による静菌作用を検討した結果,効果的基剤はマクロゴール軟膏であった。
1751 エイジツ(営実)とは バラ科(Rosaceae)のノイバラ(Rosa multiflora Thunb)またはヤマハマナス(カラフトイバラ)(Rosa davurica Pall.)の果実を乾燥させたもの。 かつては下剤として利用していたが,使用量を誤ると毒性的に作用するので今では用いない.
成分 フラボン配糖体のquercetin-glucorhamnosideが含む他に,瀉下作用のあるkaempferol誘導体のmultiflorin Aを含有する。
1752 エピネフリン(アドレナリン)とは エピネフリンはアドレナリンともいわれ、アドレナリン作動性α、β受容体の刺激剤である。
アドレナリンは低濃度ではおもにα受容体に作用し、高濃度ではβ受容体に作用する。
1)循環系への作用
(1)α受容体に作用して、血管壁を収縮する
(2)β2受容体に作用して、骨格筋の血管を拡張する
(3)β1受容体に作用して、心筋を収縮する 総じて血圧を上昇させる。
2)呼吸系への作用
β2受容体に作用して、気管支を拡張する
3)代謝系への作用
(1)骨格筋に対しては解糖系を促進し、肝臓に対しては糖新生を促進する
(2)β2受容体に作用してグルカゴン分泌を促進し、α2受容体に作用してインシュリン分泌を抑制する
(3)脂肪細胞のβ受容体に作用して、脂肪分解を促進する
効能
1.気管支喘息・百日咳などに伴う気管支ケイレン。
2.急性低血圧・ショック時の補助治療。
3.局所麻酔時の作用延長。 ★インスリン低血糖時の改善。
4.心停止の補助治療。
5.虹彩毛様体炎における虹彩癒着の防止。
6.耳鼻咽喉領域における局所出血・粘膜の充血・腫脹。
1753 エンメイソウ(延命草)   延命草とは学名はヒキオコシ(引起)で、シソ科です。苦味健胃として、消化不良、食欲不振、腹痛などに用いられてる。 ヒキオコシの科学成分は、数多くのジテルペンと呼ばれる化合物が含まれる。 また、抗がん作用のある成分も含まれる。
1754 逆性石けんとは 手の殺菌・消毒に使われる。石けんがアニオン性界面活性剤であるのとは反対に、逆性石けんは、カチオン性界面活性剤である事から、「逆性」という名称がつけられています。洗浄効果のある石けんなどで洗った後、逆性石けんを使う。 逆性石けんは手についた汚れを落とす洗浄効果はほとんどない。その代わり殺菌力で消毒します。逆性石けんの主成分には塩化ベンザルコニウムや塩化ベンゼトニウムなどが多く用いらる。
1755 カチオンやアニオンとは カチオンとは正の電気を帯びたイオン(陽イオン)。アニオン(陰イオン)の逆。アニオンと対になって塩(えん)を作る。陽イオン系界面活性剤の主役です。
1756 ビタミンD1(エルゴカルシフェロール)とは ビタミンDはプロビタミンDと呼ばれる物質が紫外線照射を受けることで生成される栄養素です。ビタミンDには2種類あり、これを総称してビタミンDと呼びます。1つはビタミンD1(エルゴカルシフェロール)で、植物や酵母内にあるプロビタミンD2(エルゴステロール)が紫外線照射を受けることで生成されます。もう一つはビタミンD3(コレカルシフェロール)で、動物の皮膚の中にあるプロビタミンD3(7ーデヒドロコレステロール)が紫外線照射を受けることで生成されます。
1757 プロビタミンD2(エルゴステロール)とは ビタミンDはプロビタミンDと呼ばれる物質が紫外線照射を受けることで生成される栄養素です。ビタミンDには2種類あり、これを総称してビタミンDと呼びます。1つはビタミンD1(エルゴカルシフェロール)で、植物や酵母内にあるプロビタミンD2(エルゴステロール)が紫外線照射を受けることで生成されます。もう一つはビタミンD3(コレカルシフェロール)で、動物の皮膚の中にあるプロビタミンD3(7ーデヒドロコレステロール)が紫外線照射を受けることで生成されます。
1758 塩化 アンモニウムとは 塩化 アンモニウム NH4Cl は白色の粉末でマンガン乾電池の電解質、亜鉛メッキの前処理剤、尿素樹脂等の硬化剤、皮革表面処理、ハンダ付け、肥料、アンモニウム塩類、医薬品、食品添加物などに利用する。
1759 塩化カリウムとは 塩化カリウムKClは無色または白色の結晶または結晶性の粉末。苦い辛味(塩味)がある。吸湿性で水に溶けやすく、エタノールにほとんど溶けない。分析用 、医薬品製剤原料(カリウム補給剤,利尿薬等)、清涼飲料水、粉ミルクに添加、減塩食品の食塩代替物、カリウム塩類の製造、熱処理剤、金属製造原料、緩衝液 、電解液などに利用
1760 塩化カルシウムとは 塩化カルシウムは,栄養強化剤や凍豆腐の豆腐凝固剤として用いられます。塩化アンモニウムと石灰乳から製造される指定添加物で,使用量は食品の1%以下(カルシウムとして)と規定されている。
1761 特別栽培農産物とは 特別栽培農産物に係る表示ガイドラインにそって栽培された野菜にかぎり「特別栽培農産物」表示できる。特別栽培農産物に係る表示ガイドラインとは、農薬や化学肥料を節減して栽培した農産物について、 一定の基準を農林水産省が定めたもの。
次の品目で不特定多数の消費者に販売されているもの       
@ 未加工の野菜・果実      
A 乾燥調製した穀類・豆類・茶等      
農業の自然循環機能の維持増進を図るため、化学合成された農薬及び肥料の使用を低減することを基本として
@土壌の性質に由来する農地の生産力を発揮させるとともに、
A農業生産に由来する環境への負荷をできる限り低減した栽培方法を採用して生産することを原則としています。     
上記の生産の原則に基づくとともに、その農産物が生産された地域の慣行レベル(各地域の慣行的に行われている化学合成農薬及び化学肥料の使用状況のこと)に比べて、次の@とAの両方の条件を満たして栽培された農産物です。      
@ 化学合成農薬の使用回数が50%以下
※使用回数は化学合成農薬の有効成分の延べ使用回数をカウントする。性フェロモン剤等誘引剤は使用回数に含めない。         展着剤は補助剤として扱われるため使用回数には含めません。  A 化学肥料の窒素成分量が50%以下       
※窒素成分以外については50%以下という基準は適用されません。 ただし、窒素以外の化学肥料を使用した場合も使用状況の表示は必要です。
1762 塩化ナトリウムとは 簡単に言うと食塩のこと。適応としては食塩喪失時の補給 (外用)、皮膚・創傷面・粘膜の洗浄・湿布、含嗽・噴霧吸入剤として気管支粘膜洗浄・喀痰排出促進に用いる。
用法・用量 (経口):
塩化ナトリウムとして、通常、成人1回1〜2gをそのまま、または水に溶かして経口投与する。
(外用) 1.通常、等張液として皮膚、創傷面、粘膜の洗浄、湿布に用いる。 2.通常、等張液として含嗽、噴霧吸入に用いる。
1763 西瓜糖とは(すいかとう、スイカトウ) スイカは口渇を止め、暑熱を消す、酒酔いを醒ます効果があると言われ、その利尿効果は古くから知られている。排尿を促進させる酵素、シトルリンや、老化防止などに効果のあるリコピンなどの酵素を含有。体のむくみを解消し、腎臓病のほか高血圧や糖尿病、痛風、アレルギーなどの改善によいともいわれている。
1764 塩酸オキシフェンサイクリミンとは 塩酸オキシフェンサイクリミンは自律神経系作用薬で鎮痙作用や粘膜分泌抑制作用がある。
1765 塩酸アロクラミドとは 塩酸アロクラミドalocramid hydrochlorideは中枢性非麻薬性鎮咳剤である。
1766 塩酸エチルシステイン とは 塩酸エチルシステイン( 製品 : チスタニン糖衣錠 )は去痰剤です。痰や膿を溶かして、排出しやすくします。また、気管支粘膜や副鼻腔粘膜の線毛運動をよくして、排出を助けます。
効能 :
次の各種疾患の去痰//急・慢性気管支炎、肺結核、手術後の喀痰喀出困難。 慢性副鼻腔炎の排膿。
用法:
通常、成人1回1錠(塩酸エチルシステインとして100mg)を、1日3回経口投与する。
1767 塩酸エフェドリンとは 塩酸エフェドリン( 製品 : 塩酸エフェドリン、エフェドリン散、エフェドリン錠)、鎮咳剤
作用 気管支に炎症を生じ気道が狭くなると、ゼーゼーしたり、咳がでやすくなります。 このお薬は、そのような咳に向いてる。気管支にあるβ受容体を刺激して、気管を広げます。血管を収縮させる作用がある。鼻粘膜の充血をとり鼻の通りをよくするので、鼻づまりにも有効。
効能:
次の疾患に伴う咳嗽(がいそう)、気管支喘息、喘息性(様)気管支炎、感冒、急性気管支炎、慢性気管支炎、肺結核、上気道炎(咽頭炎、鼻カタル)。 鼻粘膜の充血・腫脹。
用法:
通常成人1回12.5〜25mgを1日1〜3回経口服用する。
1768 塩酸クロルヘキシジン とは 塩酸クロルヘキシジン(製品: ダントローチ・ヒビテン)、 口腔内感染予防・治療剤 、 口内を殺菌するトローチです。 殺菌消毒薬が配合されていて、細菌が死滅すれば、患部の炎症がひき、痛みも治る。効能:
口内炎。 抜歯創を含む口腔創傷の感染予防。
用法 :
通常、1回1錠(塩酸クロルヘキシジンとして5mg)を1日3〜5回、2時間ごとに使用し、口中で徐々に溶解させる。
1769 塩酸ジセチアミンとは ビタミンB1誘導体
効能・効果:
1. ビタミンB1欠乏症の予防及び治療
ビタミンB1の需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補給(消耗性疾患、甲状腺機能亢進症、妊産婦、授乳婦、激しい肉体労働時等) ウェルニッケ脳症 脚気衝心
2.下記疾患のうち、ビタミンB1の欠乏又は代謝障害が関与すると推定される場合
神経痛 筋肉痛・関節痛 末梢神経炎・末梢神経麻痺 心筋代謝障害 便秘等の胃腸運動機能障害
用法・用量:
通常、成人には塩酸チアミンとして1日5〜100mgを経口投与。
1770 塩酸ジフェニドールとは 塩酸ジフェニドール( 製品例 : セファドール錠、セファドール顆粒)。 鎮暈剤(抗めまい剤 )。
めまい」を治すお薬です。 作用 平衡感覚にかかわる神経の働きをよくしたり、血流を改善する作用がある。
効能:
内耳障害にもとづくめまい。
用法:
錠:通常成人1回1〜2錠、1日3回経口服用する。
顆粒:通常1回0.25〜0.5g(塩酸ジフェニドールとして25〜50mg)を1日3回経口服用する。
1771 塩酸ジフェンヒドラミンとは 塩酸ジフェンヒドラミン( ベナ錠)
抗ヒスタミン剤であり、主にアレルギー疾患に用いられてきた。抗ヒスタミンは副作用として眠気があり、この副作用を逆手にとって眠気の治療、睡眠導入薬としてドリエル(エスエス)が発売されている。
禁忌:
1.緑内障のある患者 〔抗コリン作用により房水通路が狭くなり眼圧が上昇し緑内障を悪化させるおそれがある。〕
2.前立腺肥大等下部尿路に閉塞性疾患のある患者 〔抗コリン作用による膀胱平滑筋の弛緩、膀胱括約筋の緊張により、症状を悪化させるおそれがある。〕
効能・効果:蕁麻疹、皮膚疾患に伴うそう痒(湿疹、皮膚炎)、枯草熱、アレルギー性鼻炎、血管運動性鼻炎、急性鼻炎、春季カタルに伴うそう痒
用法・用量:
塩酸ジフェンヒドラミンとして、通常成人1回30〜50r(3〜5錠)を1日2〜3回経口投与する。
1772 塩酸チアミンとは 塩酸チアミン( 製品 :塩酸チアミン散0.1%〜1%、ビタミンB1散0.1%〜1%)。ビタミンB1剤。
ビタミンB1を補給する薬です。
ビタミンB1は、糖分のエネルギー変換や、神経の働きにかかわっています。また、アルコールの分解にも必要です。その欠乏症として、脚気(かっけ)がよく知られている。有効成分は、ビタミンB1です。栄養補給の目的で使用したり、神経痛や筋肉痛、関節痛、さらに腰痛や肩こりの治療に用いる。
効能:
ビタミンB1欠乏症の予防及び治療。 ビタミンB1の需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補給(消耗性疾患、甲状腺機能亢進症、妊産婦、授乳婦、はげしい肉体労働時等)。 ウェルニッケ脳炎。 脚気。 次の疾患のうち、ビタミンB1の欠乏または代謝障害が関与すると推定される場合(但し、効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない):
神経痛、筋肉痛・関節痛、末梢神経炎・末梢神経麻痺、心筋代謝障害。
用法:
通常、成人には塩酸チアミンとして、1回1〜10mgを1日1〜3回経口投与する。
1773 ヒスチジンとは ヒスチジンは、アミノ酸の一種で非必須アミノ酸(幼児期に必須)。脳内で食欲を抑制し、エネルギーの代謝を活発にする作用がある。
ヒスタミンによく似たアミノ酸です。これはマグロ、ハマチ、イワシ、サンマなどの青物魚に多く含まれ、ヒスタミン同様食欲抑制作用を持っている。 (ヒスチジンは体内でヒスタミンに変換されるヒスタミンの前駆物質です)。ヒスチジン含有量の多い食物を普段から食べている人は、そうでない人よりもBMIが低いといわれる。
1774 必須アミノ酸と非必須アミノ酸とは 20種類のアミノ酸のうち、私たちの体内で合成できるアミノ酸(非必須アミノ酸)は12種類で、合成が不可能なアミノ酸(必須アミノ酸)が8種類があります。必須アミノ酸は体内で合成が不可能なので食事などで外部から取る必要がある。また、非必須のアミノ酸であっても成長期や運動後などにはたくさんのタンパク質をつくるために、多くのアミノ酸が必要となり体内での合成が不足する場合がでてきますので、非必須アミノ酸についても食事などから積極的に取る必要がある。
非必須アミノ酸:
アルギニン、グリシン、グルタミン、グルタミン酸、アスパラギン、アスパラギン酸、プロリン、シスチン、チロシン、セリン、アラニン、ヒスチジン(幼児期に必須)
必須アミノ酸:
バリン、ロイシン、イソロイシン、スレオニン、リジン、メチオニン、フェニルアラニン、トリプトファン
1775 ヒドロキソコバラミンとは ヒドロキソコバラミンはビタミンB12です。ビタミンB12を補給する薬です。 ビタミンB12は、細胞の発育や機能を正常にたもつのに必要。葉酸とともに、血液をつくるのに欠かせない。また、神経の働きにも重要な役わりをしています。
効能:
ビタミンB12欠乏症の予防及び治療。 ビタミンB12の需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補給(消耗性疾患、甲状腺機能亢進症、妊産婦、授乳婦等)。 巨赤芽球性貧血。 広節裂頭条虫症。 悪性貧血に伴う神経障害。 吸収不全症候群(スプルー等)。
次の疾患のうち、ビタミンB12の欠乏又は代謝障害が関与すると推定される場合(ただし、効果がないのに月余にわたって漫然と使用しないこと):栄養性及び妊娠性貧血、胃切除後の貧血、肝障害に伴う貧血、放射線による白血球減少症、神経痛、筋肉痛、関節痛、末梢神経炎、末梢神経麻痺。
用法:
ヒドロキソコバラミンとして通常成人1日1,500μg(250μg錠の場合6錠、500μg錠の場合3錠)までを経口服用する。
1776 塩酸ピリドキシンとは 塩酸ピリドキシンはビタミンB6です。 ビタミンB6を補給する薬です。 ビタミンB6は、たん白質やアミノ酸の代謝にかかわる。皮膚や粘膜を正常に保ち、神経や血液の働きにも関わる。不足すると、肌が荒れたり、末梢神経の働きが悪くなり手足がしびれたりする。欠乏症としては、末梢神経炎や鉄芽球性貧血が知られている。
効能:
ビタミンB6欠乏症の予防及び治療(薬物投与によるものを含む。例えばイソニアジド)。 ビタミンB6の需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補給(消耗性疾患、妊産婦、授乳婦など)。 ビタミンB6依存症(ビタミンB6反応性貧血、B6依存性痙攣、アミノ酸代謝異常など)。
次の疾患のうちビタミンB6の欠乏又は代謝障害が関与すると推定される場合
(1)口角炎、口唇炎、舌炎。(2)急・慢性湿疹、脂漏性湿疹、接触皮膚炎。(3)末梢神経炎。(4)放射線障害(宿酔)。 そのほか、医師の判断で別の病気に応用されるかもしれません(子供の点頭てんかん、その他)。
用法:
塩酸ピリドキシンとして、通常成人1日10〜100mgを経口服用する。なお、年齢、症状により適宜増減する。きわめてまれであるが、依存症の場合には、より大量を用いる必要のある場合もある。
1777 塩酸フルスルチアミンとは 塩酸フルスルチアミンは活性型ビタミンB1(水溶性)です。ビタミンB1欠乏症による、脚気、神経痛などの予防及び治療に用いられる。その他神経機能障害改善作用、心筋代謝障害改善作用、腸管ぜん動運動亢進作用がある。
1778 塩酸プロカインアミドとは 塩酸プロカインアミド(アミサリン錠125mg、250mg)。 不整脈用剤。 脈のリズムを整える薬です。不整脈の治療に用いる。
不整脈は、脈拍をコントロールする刺激伝導系の不調から心臓の鼓動のリズムが乱れる病気です。脈拍が多すぎたり、逆に少なかったり、不規則になったりする。心臓の刺激伝導系の異常な電気の流れを鎮める働きをします。心室性期外収縮、上室性頻拍、心房細動などいろいろな不整脈に用いられる。
効能:
期外収縮(上室性、心室性)。 急性心筋梗塞における心室性不整脈の予防。 新鮮心房細動。 発作性頻拍(上室性、心室性)の治療および予防。 発作性心房細動の予防。 電気ショック療法との併用およびその後の洞調律の維持。 手術および麻酔に伴う不整脈の予防。 陳旧性心房細動。
用法:
塩酸プロカインアミドとして、通常成人1回0.25〜0.5g(錠125mg:2〜4錠、錠250mg:1〜2錠)を、3〜6時間ごとに経口服用する。
1779 ベタインとは ベタインはトリメチルグリシンともいわれ、サトウダイコン、綿実など多くの植物中に存在するトリメチルアミンより得られる天然アミノ酸系保湿剤。 帯電防止としてヘアコンデショナー、ヘアースプレー、シャンプーなどに、保湿剤として化粧水などに使用される。
1780 アロエベラエキスとは アロエベラエキスはユリ科植物アロエベラの葉または葉汁を乾燥させたものを抽出して得られるエキス。主成分は結晶性苦味質アロインとアロエエモジンで少量の苦味健胃薬、やけど、きり傷、すり傷などに塗布するなど皮膚の損傷の治療効果がある。保湿効果、消炎効果があり、肌荒れを防ぐ目的で、化粧水、クリーム、乳液などに利用。
1781 アボガド油とは アボガド油はワニナシの果実(アボガド)から得られる淡緑色〜暗緑色のオイル。オレイン酸、リノール酸などの不飽和脂肪酸が多く、そのほかパルミチン酸、ミリスチン酸、ステアリン酸やビタミンA、B,D、レシチンを含む。表皮に容易に浸透し、化粧品に利用。
1782 イ-ミックスとは イ-ミックスは抽出ビタミンE製剤。 植物油からビタミンEだけを高度に抽出精製したもので、抽出ビタミンEを70%以上含むオイル状の液体。 油脂、加工油脂などの酸化防止や色素、ビタミンンの安定を保つために使用される。
1783 雲母チタンとは 雲母チタンは雲母末の表面に酸化チタンの薄膜を被覆処理した白色〜淡黄色または帯赤黄白色粉末で、においはないかまたはわずかに特有なにおいがある。 水や有機溶剤に溶けず、耐光、耐熱、耐薬品性に優れて、メイクアップ製品のパール光沢付与剤として使用。
1784 エチレングリコール脂肪酸エステルとは エチレングリコール脂肪酸エステルは脂肪酸のエチエングリコールエステル。淡黄色〜黄色の薄片またはロウ状の固体で、わずかに特有なにおいがある。 光沢向上剤、乳化剤として用いられるが、ヒフの免疫力を下げ、環境ホルモン作用の疑いがあるとも言われる。
1785 イセチオン酸ナトリウムとは イセチオン酸ナトリウムはイセチオン酸のナトリウム塩。白色の結晶性粉末で、わずかに特有なにおいがある。 アイシャドウ、マスカラ、ファンデーション、クリーム、乳液、パック、洗顔料などに利用。
1786 1,3−ブチレングリコールとは 1,3−ブチレングリコールはアセトアルデヒドを合成して得られる無色透明の粘調な液体で、臭いはほとんどない。甘い味がする。 吸湿性、湿潤性、溶解性が高く、抗菌性があり、皮膚への刺激がなく、毒性も低い。 グリセリンよりもさらっとした使用感で、べたつきが少ないので、クリーム、乳液などに保湿剤や香料の保留剤として化粧品に広く利用。
1787 イランイラン油とは イランイラン油はイランイランノキの花を原料としたものである。主産地はマダガスカル、コモロ諸島である。橙黄〜黄緑色で甘いバルサム様花香である。主成分はオイゲノール、リナロール、ファルネソールである。
1788 エタノール(エチルアルコール)とは エタノールはエチルアルコールともよばれ、一般的にアルコールといえばエタノールのことで、無色透明な揮発性の液体。わずかに特有の芳香がある。 含糖性物質などを原料とした醗酵法、またはエチレンの水和による化学合成法により得られる。 化粧品には乾燥促進作用を利用したヘアトニック、収れん性を利用したローション、清涼感を与えるためにアフターシェーブローションに、また水が存在すると殺菌性を示すため、デオドラント化粧品に使用される。消毒用エタノールは70%溶液で最大の殺菌力がある。無水エタノールは99.5%、日本薬局方のエタノールは95%の溶液である。
1789 エミューオイルとは エミューオイルはオーストラリア原産の鳥エミューの体油から搾油・精製された淡黄色の固体油で、無臭あるいはわずかに特有のにおいがある。 オレイン酸とパルミチン酸が約70%以上含まれており、皮膚浸透性が高い保湿剤。化粧品としてナリシングクリーム、コールドクリーム、マッサージクリームなどの基礎化粧品、サンタンオイル、エモリエントオイル、シャンプーなどの頭髪用製品として利用。
1790 オリバナム油とは オリバナム油は和名は乳香。主産地はソマリア、エチオピア、南アフリカ。主成分はピネン、ボルネオール、ベルベノン、ベルベノール、オリバノールである。老化防止効果があるとされ、しわの改善などに期待ができるといわれる。
1791 オレンジ油とは オレンジ油はオレンジの果実が原料。主成分はリモネン、リナロールである。淡黄色〜濃黄色の油状の液体でさっぱりとしたフレッシュな香りがある。香水、化粧水、石けん、洗剤などの香料とし、食品、医薬品の香料とする。
1792 カオリンとは カオリンは白陶土、陶土、酸性白土ともいわれ、 天然に産出する含水ケイ酸アルミニウム。花崗岩の細片が堆積して風化し、かつ炭酸ガスを吸収して変化したもの。白色〜類白色の塊または粉末で、滑らかさに欠け、すべりが悪いため粗雑な感触を与えるが、皮膚に対するつきをよくし、タルクの光沢を消す効果がある。 白色顔料、被覆剤、賦形剤、増粘剤としておしろい、ベビーパウダー、または化粧水の賦香剤として使用される。
1793 黄酸化鉄とは 黄酸化鉄はオキシ水酸化鉄および水酸化第二鉄からなる合成色素。黄色〜橙黄色粉末で、においはない。 耐熱、耐光、耐薬品性に優れていて、パウダー、クリーム、メイクアップ化粧品に使用される。
1794 カカオ脂とは カカオ脂はココアバターともいい、カカオの種子から得られる淡黄色の硬くてもろい固体脂。わずかにチョコレートのにおいがある。 融点31〜35℃。化粧品には口紅、クリームに使用される。
1795 カユプテ油とは カユプテ油はカユプテの樹木の樹皮・根から得られる精油。主成分はテレピネオール、ベンズアルデヒト、シネオール、ジペンテン、リモネン、ピネンである。ニキビなど皮膚炎症に効果があるといわれる。
1796 オリーブ油とは オリーブ油はオリーブの果実から得られるオイル。淡黄色〜淡緑黄色油脂で、わずかに特有なにおいがある。 圧搾後精製処理を行っていない「バージンオリーブオイル」、それを精製した「精製オリーブオイル」、さらに溶剤抽出した「ポマスオリーブオイル」があり、「エキストラバージンオリーブオイル」は最上グレードとされる。 オレイン酸が主成分で酸化しにくく、良質の石けんの原料、各種クリーム、マッサージオイル、頭髪油、サンオイルなどに使用される。
1797 カルナウバロウとは カルナウバロウはブラジルに生育するカルナウバロウヤシの葉、および葉柄から得られる淡黄色〜淡褐色の植物性のロウで、わずかに特有なにおいがある。 つや、光沢性、強じん性、硬さ、微結晶性などが植物性ワックス中最も高いため、口紅の軟化変形防止、つやだしなどに用いられるほか、クリーム類、脱毛ワックス、脱臭エステティックなどで硬い製品が望まれる際に用いられる。
1798 カルボキシビニルポリマーとは カルボキシビニルポリマーは水溶性のビニルポリマーで毒性及び眼粘膜、皮膚に対する刺激はほとんどない。白色の粉末であり、水に分散して酸性を示す。これをアルカリで中和すると、透明な高粘度の溶液が得られる。天然ガム質と違い、増粘効果、品質の均一性、温度変化に対する粘度の安定性にすぐれ、皮膚はさらっとした感触が得られる。微生物による汚染がされにくいことなどから、増粘剤として現在多く用いられる。
1799 カルミン酸とは カルミン酸は中南米のサボテンに寄生するエンジムシから得られる赤色色素。 赤紫色粉末で特有なにおいがあり、石けん、シャンプー、リンスなどに使用される。
1800 カルミンとは カルミン(コルニール)は カルミン酸を主成分とする赤色色素のアルミニウムまたはアルミニウム・カルシウムレーキ。 南米に棲息するコチニール(エンジ虫)という昆虫を煮て、コチニール色素(またはカルミン色素)と呼ばれるえんじ色の動物色素を抽出する。染色、食品添加物、化粧品等に使われる。