Namazu: [説明]

        Q&A本文(No8851-9000)

No
Q(お客の質問) A(答え)
8851 葉軸とは 葉の軸のこと。葉柄の延長した部分をいう(画像はこちら)。
8852 小葉とは(しょうよう) 複葉についている葉身の1枚、1枚を小葉といい、その柄を小葉柄という(画像はこちら)。
8853 小葉柄とは 葉軸と葉をつなぐ軸のこと(画像はこちら)。
8854 単葉とは(たんよう) 一片の葉(葉身、ようしん)で構成される葉を単葉と言う。多くの人が「木の葉」と言ったときに思い浮かべる葉です(画像はこちら)。
8855 複葉とは(ふくよう) 複数の小葉で構成される葉を複葉と言い,全体を1枚の葉と考えます。複葉はさらに小葉のつき方や数により,以下のように分類できます。
1.羽状複葉
2.3出複葉
3.2回3出複葉
4.2回羽状複葉
5.掌状複葉
6.鳥足状複葉
などがある (画像1)、(画像2)。
8856 葉脈とは(ようみゃく) 葉にみられる、樹枝状、あるいは網目状の構造の事。その内部には維管束が通っており、茎の維管束と連結して水や養分を供給し、デンプンなどの合成産物を運ぶ通路となっている。 普通に見掛ける葉の場合(たいていは被子植物)、葉の面全体に筋が走っているのが見られる。これが葉脈である。葉脈は葉が茎とつながっている葉柄の部分から始まり、枝分かれしながら葉の先端や縁の方向に狭くなり、所々で融合して網状となる。普通、葉の中央に太いものがあり、その両側に枝分かれして次第に細くなる。中心の太いものを主脈、あるいは中肋(ちゅうろく)と言い、側方の細いものを側脈と言う(画像はこちら)。。時にそれらとは離れて葉脈に似た筋が見られる葉もある。そのような筋は偽脈と言う。
葉脈の型 その配列によって平行脈と網状脈に分かれる。 網状脈は葉脈が網の目状になるものを言う。平行脈とは、側脈が主脈に対してごく小さな角度で出て、それらが互いにほぼ平行に走るものです。
被子植物においては、網状脈は双子葉植物、平行脈は単子葉植物の特徴とみなされているが、例外も少なくない。 葉脈の分布の仕方には網状脈、掌状脈、叉状脈、平行脈などがある(画像はこちら)。
8857 葉鞘とは(ようしょう) 葉の基部が茎をさや状1こ包むような形になっているもの(画像はこちら)。               
8858 托葉とは(たくよう) 葉の付け根にある付属体を托葉(たくよう)という。これは小さな葉のようなものであることが多いが、例外的に大きなものや刺や巻きひげに変化していることもある。托葉が存在しなかったり、存在していてもすぐに脱落することも多い。
托葉は生ずる場所や癒合の仕方により、側生托葉、葉間托葉、合生托葉、托葉鞘などに分けられる(画像はこちら)。
8859 葉腋とは(ようえき) 葉(葉柄)と枝の付け根の上側部分のこと。言ってみれば、葉の「わき」。ふつうはこの部分に芽ができる(画像はこちら)。
8860 気孔とは(きこう) 植物の表皮細胞が特殊に分化してできた構造で、ふつ う葉の裏や若い茎にあり空気や水蒸気の出入口になっている(画像はこちら)。
8861 腋生するとは(えきせい) 葉のつけね(葉腋)に花や芽が着生すること。高等植物のうちでも種子植物に発達した特徴(画像はこちら)。
8862 苞葉とは/包葉とは(ほうよう) 芽やつぼみを包んでいる扁平な葉のうち、比較的大形なもの。茎軸につく位置や形などによって、小苞、総苞などに区別される(画像はこちら)。
8863 小苞とは/小包とは(しょうほう) 苞葉のうち、花柄にあって花に最も近いものをいう(画像はこちら)。
8864 総苞とは/総包とは(そうほう) 算や葱ぼみを包んでいる扁 平な葉のうち、比較的大形 なもの。茎軸につく位置や 形などによって、小包、総 包などに区別される。 9序笏基部について花4,保 護している多数の小さな葉 のようなものの集合体のこ と。その1つ1つの葉のよ うなものを総包片という(画像はこちら)。
8865 対生とは 葉の着き方が1カ所から2枚の葉が向いあって ついていている(画像はこちら)。
8866 束生とは 葉の着き方が1カ所から2枚の葉が向いあって出ないで、互いちがいにつく(画像はこちら)。
8867 根出とは/根生とは((こんしゅつ/こんせい) 根出は茎が非常に短いので、根元や地下茎から直接に葉がでているようにみえるもの。 ダイコン、ニンジンなど。 根生ともいう(画像はこちら)。
8868 匍匐枝とは/ストロンとは(ほふくし) ストロンともいい、茎がつる状になって地面をはい、途中の節から根と茎をだして成長する。ユキノシタ、 ヘピイチゴなど(画像はこちら)。
8869 花茎とは(かけい) 普通の花軸とは異なり、花だけで葉がついていない茎を花茎という。タンポポ、 ヒガンバナなど(画像はこちら)。
8870 茎針とは(けいしん) 茎の一部が針状に変化したもの。ウメ、カラタチなど(画像はこちら)。
8871 主根/側根とは 主根は胚の幼根がそのまま発達して太くなる根。
側根は主根に対しての語で側方にでる二次的な根をいう(画像はこちら)。
8872 ひげ根とは 根が細く、ひげ状で主根と側根の区別がない根のこと。単子葉類ではふつうの根(画像はこちら)。
8873 気根とは 茎や鴛から空気中にたれ下 っている根で、大気中から・ 水分を吸収して生長する。 トウモロコシなど(画像はこちら)。
8874 頴とは/内頴とは(内花頴)/外頴とは(外花頴)(えい、ないえい(ないかえい)、がいえい(がいかえい) イネ科の小穂の基部にある 数個のり片状の葉を苞頴(ほうえい)、または頴(えい)という。また苞頴と花頴を総称して頴ということもある。
イネ科の花を直接、包んでいるカバーを花頴といい、内側のものを内頴(内花頴)、外側のものを外頴(外花頴)という(画像はこちら)。
8875 芒とは(のぎ)/のげとは のぎはのげともいい、イネ科の植物の果実の外花頴の先端から長い剛毛状の突起がでているものをのぎという(画像はこちら)。
8876 花穂とは/小穂とは/外苞頴とは(かほ、しょうほ、がいほうえい) 花穂とは:簡単にいうと穂のことで、長い花軸に小花が穂状花序や総状花序につら'なってつ く。コムギ、トウモロコシなど。
小穂とは:イネ科やカヤツリグサ科では、1〜数個の花が集まって小ブロックをつくり、それが基本となって花穂をつくっている。この花の小ブ ロックを小穂と呼ぶ。イネ科やカヤツリグサ科の花序 の基本とされている。
苞頴とは:イネ科の小穂の基部にある数個の鱗片状の葉を苞頴(ほうえい)、または頴(えい)という。また苞頴(ほうえい)と花頴(かえい)を総称して頴ということもある(画像はこちら)。
8877 ミミガタテンナンショウとは(耳形天南星) 葉が展開する前の4〜5月、仏炎苞(内穂花序を包む大型の苞)偽茎の先にできる。筒状部の上は両端が外側に著しくそり返る。

薬効と用い方:必要時に球茎を金属以外のリウマチ、肩こり、神経痛などの外用に利用する(伊澤一男著:薬になる野草・樹木より引用)(画像はこちら)。
8878 ヒトツバテンナンショウとは(一つ葉天南星) 山林など中に生える草丈20〜60cmの多年草。葉は1個(まれに2個)で、5〜11個の小葉からなる。小葉は卵形〜楕円形〜倒卵形で先は鋭尖頭。葉軸はしばしば葉柄に対しほぼ直角に出る。4〜6月、偽茎の先にでる花柄に緑色の仏炎苞がつく。仏炎苞の内面の中央近くに八の字濃紫色の斑紋がある。付属体は細い棒状で、先は斜め前に曲がる。

薬効と用い方:必要時に球茎を金属以外のリウマチ、肩こり、神経痛などの外用に利用する(伊澤一男著:薬になる野草・樹木より引用)(画像はこちら)。
8879 ウラシマソウとは(浦島草) 林や竹藪に生える多年草。暗紫色をした仏炎苞の中の肉穂花序は延長部が糸状に長く伸び、筒状部から突き出す。雌雄異株。葉は1個で、上部は鳥足状。球茎は扁球状。民間療法で球根のおろし汁を「できもの」の吸出しに使う。 

薬効と用い方:必要時に球茎を金属以外のリウマチ、肩こり、神経痛などの外用に利用する(伊澤一男著:薬になる野草・樹木より引用)(画像はこちら)。
8880 サクラソウとは(桜草)
科名:サクラソウ科/属名:サクラソウ属。
和名:桜草/別名:ニホンサクラソウ/学名:Primula sieboldii
北海道南部〜本州、九州の山野、湖畔などの湿地朝鮮半島、中国、アムール、ウスリーに分布。日本のサクラソウは、天然記念物として保護されていて絶滅危惧種。

見分け方・特徴:花茎、葉が根元から出て、葉には柄があり卵形、細い毛があり、先端は丸く葉縁には不規則な鋸歯がある。花は、4〜5月花茎を長く伸ばして茎頂に5裂した紅紫色の花を数個つける。江戸時代には各地の原野で群生していたという。

採集と調整:サクラソウ族の花は生食しても苦味が無く、サラダなどに散らして食べる。栽培される園芸用のサクラソウも同様に食べられる、合弁花なので花をひっぱると簡単に抜ける。

薬効・用い方、その他:名の由来は、花の形を、ヤマザクラに見立てて、サクラソウの名になった 江戸時代の初期には、荒川の中流地域の河原で群生していたといい、その頃からサクラソウを栽培していたという 現在は、特別天然記念物として保護されていて、一部の地域にわずかに生き残っている。開花中に全草を採取して干し、煎じて、咳、痰に服用(E-yakusou.comより引用)(画像はこちら
8881 ミヤマカタバミとは 山地の樹林内の渓流のわきなどにはえる多年草。4〜5月、白い5弁花を横向きに開く。葉はさかさ心臓形で角が鋭く尖った3小葉からなる。これに似たコミヤマカタバミは小葉の角が円形。

薬効と用い方:生薬を寄生性皮膚病に用いる(伊澤一男著:薬になる野草・樹木より引用)(画像はこちら)。
8882 オオバタネツケバナとは(大葉種漬花) アブラナ科タネツケバナ属。
花期:3月から7月に白い4弁花を総状花序につける。
山地の湿り気のあるところに生える多年草。高さは20〜40cm。葉は奇数複葉。花は白色。タネツケバナに似ているが側小葉に比べて頂小葉がかなり大きいので同定の際の参考になる。

薬効と用い方:生の全草は香辛料に。開花期に取って干した全草は利尿薬として、煎じる(画像はこちら)。
8883 チチコグサとは(父子草) キク科ハハコグサ属 、多年草。
花期:5〜10月、草丈:10〜20cm。
道端、丘など広く自生している。

名前の由来:ハハコグサに対して、細身の葉で地味な花なのでチチコグサ。 ”コ”は”ふなっこ””どじょっこ””嫁っこ”など下に”コ”をつけて親しみを込めた呼び方。

特徴:頂部に先端がつぼまった小さな花が固まってつく。 花は茶褐色、 茎に細い葉がまばらに互い違いにつく。下の方にはもっと長くて細い葉が放射状に多く並ぶ。苞は綿毛があり目立つ。

薬効と用い方:開花中に全草を採取して干し、煎じて、咳、利尿、頭痛に服用(画像はこちら)。
8884 ジロボウエンゴサクとは(次郎坊廷胡索) これもまたムラサキケマンと共にケシ科の多年草。ただ違うのはムラサキケマンは毒草だが、ジロボウエンゴサクは薬草だという。全草使われるようだが、特に塊茎が薬効が高いという。弱々しい茎が10〜20cm立ち上がり、紅紫色〜青紫色の花を4〜5月に咲かせます。

薬効と用い方:漢方ではこの仲間の塊茎を延胡索と呼び、「安中散」の主薬でいわゆる、鎮痛・鎮痙の薬効があり、ジロボウエンゴサクも同様の作用があるという(画像は こちら)。
8885 イワニガナとは/ジシバリとは キク科 ニガナ属。日当たりのよいところに生える多年草。高さは5〜15cm。走出枝は地面を這って広がり節から根を出して拡がります。葉は長さ1〜3cmの卵型(楕円形)で長い柄がある。果実はそう果で純白の冠毛をもつ(葉の長さが10〜20cmと大きいものはオオジシバリです)。

薬効と用い方:鼻づまりの他、苦味健胃薬として用い、腎臓病や脚気のむくみを取る。全草を天日乾燥させたものを煎じて服用する(画像は こちら)。
8886 ヤブヘビイチゴとは バラ科。 花期は4〜6月。萼の下に大きな副萼片があり、地をはうように繁殖し、黄色で5弁のイチゴらしい小花を咲かせる。初夏から夏に結実。 ヘビイチゴに酷似していますが、果実や葉がやや大きく、また、果実の表面がつるりとした光沢を持っている。 果実の味はなく香りもしない。

薬効と用い方:ヘビイチゴと同様開花期から果実のある時期に採取し解熱、通経(生理の周期を整える)、痔によいといわれる(画像は こちら)。
8887 クサフジとは(草藤) マメ科ソラマメ属で多年草。草丈1m。花期 6〜7月。葉は羽状複葉で葉の先に巻鬚(まきひげ)がある。小葉は披針形。淡紫色の蝶形花を穂状につける。牧草として利用。新芽はサラダ、てんぷら、おひたし、油いためなどにして食べられるとのこと。

薬効と用い方:利尿(画像は こちら)。
8888 あやめとは(菖蒲) アヤメ科アヤメ属の多年草。 やや乾燥した草原に群生。また、観賞用に栽培。根茎は地下を這い、毎年、剣状の細長い葉数枚を直立。 5〜6月頃花茎の頂端に紫色または白色の花を開く。外花被片の基部には黄色と紫色の網目があり、虎斑(とらふ)と呼ばれる。

薬効と用い方:根茎・根(豆鼓草)は皮膚真菌にたいしての抗菌作用があり、消炎薬として胃痛・腹痛の他、寄生性皮膚病に外用する(画像は こちら)。
8889 コイケマとは(小生馬) ガガイモ科イケマ属。花期(花は黄色)は6〜8月。イケマよりやや小型だからこの名がある。 本州の関東以西と四国、九州の山地に生えるつる性の多年草。葉は卵形で先は尾状にとがり、基部はえぐられたように深くへこむ。花は葉腋から伸びた散形花序につき、イケマよりやや小型で、花序の柄は葉柄と同長かやや短い。花冠は5裂し、反り返らないところなど
がイケマと違う(イケマの花序の柄は葉柄より長い。

薬効と用い方:秋に根を掘り取り、乾燥後、煎じて利尿に用いる(画像は こちら)。
8890 コヒルガオとは(小昼顔)   花期・6〜8月。ヒルガオより全体に小形で、花も小さく色が薄い。葉の基部の耳の張り出 しも強い。苞葉はヒルガオと異なり先がとがり、基部はまるい。花柄の上部に狭い翼がある。各地の野原や道ばたなどに生えるつる性の多年草。

薬効と用い方:ヒルガオに同じ。花期に全草を取って干し、利尿、糖尿病予防、虫さされに用いる(画像は こちら)。
8891 カワラハハコとは (河原母子) キク科ヤマハハコ属。多年草で草丈50cm。花期 8〜10月。
北海道〜九州の河原の砂地、海岸、線路沿いの土手に見られる。
カワラハハコは、カワラホウコとも呼び、日本特産の種で茎の全体に白色の細毛がある 葉は、細く裏には白い毛が多くつく。花は、9月頃から茎の上部が枝分かれして茎頂に数個の白花をつける 花には両性花と雌雄花があり異株。小さな5弁花に見えるのが両性花、糸のように見えるのが雌花。

採集と調整:夏の開花期に全草を採取して天日で乾燥させる。

薬効・用い方:黄疸には、乾燥した全草を1日量8〜12gと、水約0.4gを半量まで煎じて3回に分けて服用する。若芽、若葉は、茹でてさらしてから、おひたし、和え物にして食べる。

その他:名の由来は、そのまま、ハハコグサに似ていて河原に生えているから、カワラハハコになった。ハハコグサとの違いは、ハハコグサは越年草で、カワラハハコは多年草が違う。河原などに群生していて、開花期に採取して乾燥すると、ドライフラワーになり芳香があり楽しめる(画像は こちら)。
8892 コオニユリとは(小鬼百合) 花期・6〜8月。オニユリに比べ全体に小形で草丈1.7〜1.5m、花径7〜8cmとやや小さい。花は朱赤色で斑点は黒紫色。葉のわきにオニユリのようなムカゴはつかず、茎に斑点はない。・北海道〜九州の山地の日当 りのよい適湿地に生える多年草(画像は こちら)。
8893 本草和名とは(ほんぞうわみょう) 平安時代初期(918年)に、深根輔仁が編纂した、日本最古の本草書。内容は古代薬物、古代医学、博物学、国語学など幅広い範囲にわたり、本草書の基礎として重要視されている。
8894 大和本草とは(やまとほんぞう) 貝原益軒の著書で、宝永5年(1708年)に出版された。全16巻、初めて日本だけで産する植物を数多く記載し、植物分類法にも独自の見解を示したといわれる。
8895 和名抄とは、和名類聚抄(わみょうしょう、わみょうるいじゅしょう) 和名類聚抄ともいわれ、932年頃、源 順(みなもとのしたごう)が勤子内親王の令旨により、撰進した。主に、物の名前を集めた、百科事典的性質のもの。
8896 本朝食鑑とは(ほんちょうしょっかん) 江戸時代の医師、人見必大(ひとみひつだい)1697年、「本草綱目」を参考に作った日本の食品解説書。
8897 本草綱目とは(ほんぞうこうもく) 中国明代の学者、李 時珍が1590年に著した本草学の書物で全52巻からなる中国の薬物書。日本には1607年、林 道春(林 羅山)により初めて紹介された。
8898 本草綱目啓蒙とは(ほんぞうこうもくけいもう) 江戸後期の本草書。中国の本草綱目に国産の動・植・鉱物を加えて考証解説し、整理編集したもの。 1803年、小野蘭山、小野職考により刊行される。
8899 詞花集とは(しかしゅう) 詞花和歌集の略。1151年に完成した第6番目の勅撰集。選者は藤原顕輔(ふじわらのあきすけ)。全10巻。
8900 神農本草経とは(しんのうほんぞうきょう) 中国最古の薬書。後漢時代、方士により編纂された。
8901 草木図説とは(そうもくずせつ) 江戸後期(1856年〜1862年)、飯沼慾斎によって著された植物図説。全30巻。日本の植物をリンネの分類法により24項目に分け図示、解説したもの。
8902 七番日記とは・7番日記とは(7ばんにっき) 江戸時代後期の俳人、小林一茶による句日記。全1冊、文化7年(1810年)正月から同15年12月までの日記で一茶および友人の俳句を収めた。一茶の日記中の代表作。
8903 新撰字鑑とは(しんせんじきょう) 昌泰年間(898〜901年)に昌住(しょうじゅう)が著した漢和辞書。漢字2万あまりを、へん、つくりなどにより分類し、発音や意味まで記し、さらに和訓まで施した。和訓を有する辞書としては現存最古のもので、全12巻。
8904 農業全書とは(のうぎょうぜんしょ) 1697年、福岡藩士宮崎安貞の著で、農業書としては最初の体系的なもの。百姓の書として、農業技術書であることに徹し、その後も長くこの道の手本となった。全11巻。
8905 物類称呼とは(ぶつるいしょうこ) 安永4年(1775年)、越谷吾山(こしがやあざん)により刊行された方言辞書。全国各地の方言語彙を体系化して配列したもので、日本における方言辞典の元祖といわれる。江戸後期の方言研究などには貴重な文献。
8906 和漢三才図会とは(わかんさんさいずえ) 江戸初期(1713年)、大阪の医師、寺島良安によって著された図入りの百科事典。大阪杏林堂刊で、当時の一般社会の知識欲にこたえて刊行された幾つかの百科事典類の集大成ともいえる。明の三才図会を手本にして和漢古今にわたる事物をこと細かく105巻に分類して図示し、漢文で解説考証をくわえたもの。
8907 物類品しつとは(ぶつるいひんしつ) 平賀源内編纂の博物学書。宝暦13年(1763年)刊行。源内ら数名によって開かれた薬品会に集まった和漢の草木、鳥獣、魚介、昆虫類の中から330種を選び分類解説したもの。
8908 延喜式とは(えんぎしき) 平安時代(927年)に弘仁式、貞観式の後を受けて、藤原時平・忠平(ときひら、ただひら)らによって、勅命により編纂された法令集。平安初期の禁中の年中儀式や制度について漢文でかかれている。全50巻。
8909 DDSとは(Drug Delivery System) 個々の薬が、体内でどのように流れていくかということがわかるにつれて、製剤設計の段階で多くの創意工夫がなされるようになりました。その最終目標は、薬を必要な部位に必要な量だけ、必要な時間作用させるというもので、これを生体内薬物送達システム(DDS)といいます。  
例えば、毒性の強いがんの薬をジポゾームという油性微粒の中に封入して、これをがん細胞に親和性のあるモノクローナル抗体と結合させ、その誘導のもとにがん細胞を狙い撃ちするミサイル療法が成功しつつあります。この場合、注射する抗がん薬は少量でも、がん細胞へ集中的に送達されるので正常細胞をおかすことが少なく、副作用も軽減され効果があがることになります。そのほか、外見は単なる錠剤や貼り薬であっても、先端技術を内蔵したDDS薬が次々と現れてい ます。
8910 ミカンジャムの作り方 所用時間:約2時間。けっこう時間かかりますが、手間がかかった分、とってもおいしいジャムができます。マーマレードではなくて、ジャムなんです。厳密にはジャムとマーマレードは違うらしいのです。ジャムは表皮と果肉、マーマレードは表皮だけを使っていて、単にマーマレードと言う場合は、オレンジ、きんかん、夏ミカンなどの表皮を使い、オレンジマーマレードと断っている場合は、オレンジだけの表皮を使うようです。

材料:
お好みのミカン
砂糖(ミカンの1/4から半分の量の砂糖
はちみつ(別になくても良い)

1.ミカンの皮をむく。
2.ミカンの中身をミキサーにかける。
3.皮を細く刻む。
4.ミカンの中身のミキサージュースを火にかけ、ミカンの袋がやわらかくなったところで再度、ミキサーにかける。
5.ペーストをこしきでこし、残っている繊維を取り除き、なめらかなペーストにする。
6.ペーストと刻んだ皮を加え火にかけて煮詰める。
7.とろみがついてきたら、砂糖を加える。だいたい、ペーストの1/4の量の砂糖がおいしい。(でも量は好みで調節してください。)  好みではちみつも加える。風味が良くなります。
8.だいぶとろみがついて、表面が気泡でプツプツとしてきたら、できあがり。 固めが好きなら、もっと煮詰めてください。
8911 市販のかぜ薬が使えない場合とは 1.糖尿病、高血圧、甲状腺機能障害、心臓病:これらの持病を持つ人は、市販のかぜ薬を使うことができません。痰や咳を抑え、呼吸を楽にしてくれる成分として、「塩酸メチルエフェドリン」や「塩酸プソイドエフェドリン」が入っている薬があるのですが、この成分が、血圧や血糖値を上げたり、心臓に負担をかけたりしてしまうことがあるためです。現在、市販のかぜ薬にこれが入っていないものはないようです。
2.喘息:
咳を抑える成分として、「リン酸コデイン」や「リン酸ジヒドロコデイン」が入っている薬があります。これらの成分は喘息の発作を重くしてしまうことがあるので、喘息による咳が出ている人は使ってはいけません。喘息持ちの方は気をつけてください。  これが入っていない薬は、パブロンL、パイロンα、ベンザエースA、新コルゲンコーワなどです。子ども用のかぜ薬では、パブロン<学童用>、ムヒのこどもかぜシロップがあります。
3.緑内障、前立腺肥大:
花粉症の薬の記事でも書きましたが、これらの病気を持つ人は、アレルギー薬などによく入っている「(マレイン酸)クロルフェニラミン」や「クレマスチンフマル酸塩」、「ジフェンヒドラミン」、「ジフェニルピラリン」が入っている薬を使えません。  これが入っていない薬は、パブロンゴールドA、パブロンエース、パブロンS、パブロンS小児液、パブロンSゴールド、パブロンSCなどです。
4.玉子アレルギー(卵白アレルギー) :
痰を取る・切れやすくする成分として、「(塩化)リゾチーム」が入っている薬があります。これは卵白由来のタンパク質を成分としているので、玉子アレルギーを持つ人は使えません。  これが入っている薬には、パブロンゴールドA、パブロンS、パブロンS小児液、パブロンSゴールド、パブロンSC、新ルルA、新ルルAゴールドなどがあります。注意してください。
5.妊娠中、授乳中:
薬の服用をさけることが望ましい。
8912 生姜とは/乾生姜とは/生姜とは 生 姜 : 新鮮な姜根。
乾生姜 : 生姜のコルク皮を剥いで生石灰を撒布し、発熱と脱水作用により化学的に乾燥したもの。
乾 姜 : 生姜のコルク皮を剥いで熱湯に浸し、澱粉質を糊化し乾燥したもの。  
生姜は中身が充実していて淡黄色で、特異芳香性があり強い辛味のあるものが良質とされる。
8913 生地黄(しょうじおう)/乾地黄(かんじおう)/熟地黄(じゅくじおう) 地黄には、採掘後の加工法によって3種類に分けられています。生地黄、乾地黄、熟地黄の3つになります。
生地黄・・・採掘後、日陰の砂地に貯えたもの。
乾地黄・・・採集後、曝乾したもの。
熟地黄・・・採集後、蒸乾したもの。
8914 応鐘散とは(おうしょうさん) 配合生薬:大黄(だいおう)1g、川きゅう(せんきゅう)2g
効能:便秘、便秘によるのぼせ、肩こりなど。
応鐘散は、「きゅう黄散(きゅうきさん)」とも呼ばれています。
使用上の注意:吐き気、嘔吐、食欲不振、胃部不快感、下痢、腹痛などの症状が現れることがあります。また、大黄(だいおう)が入っているので便がやらかくなることがあります。
8915 化食養脾湯とは( かしょくようひとう) 配合生薬:人参(にんじん):2〜4g、蒼朮(そうじゅつ)または白朮(びゃくじゅつ):3〜4g、茯苓(ぶくりょう):3〜4g、半夏(はんげ):3〜4g、陳皮(ちんぴ):2〜4g、大棗(たいそう):2g、甘草(かんぞう):1〜1.5g、生姜(しょうきょう):1〜2g、神麹(しんぎく):2g、麦芽(ばくが):2g、山査子(さんざし):2g、縮砂(しゅくしゃ):1.5g
効能:食欲がない、胃腸が弱い、疲れやすい、みぞおちがつかえる、手や足が冷えやすい場合に用いられます。
適応症:胃アトニー(いあとにー) 胃炎(いえん) 胃下垂(いかすい) 消化不良(しょうかふりょう) 食欲不振(しょくよくふしん) 嘔吐(おうと) 胃痛(いつう)
8916 葛根紅花湯とは( よみがな かっこんこうかとう) 配合生薬:葛根(かっこん):3g、芍薬(しゃくやく):3g、地黄(じおう):3g、黄連(おうれん):1.5g、山梔子(さんしし):1.5g、紅花(こうか):1g、大黄(だいおう):0.5〜1g、甘草(かんぞう):1g
効能: しみ、鼻や鼻の周辺が赤くなる「酒さ(しゅさ)」などに用いられます。
適応症:しみ、 酒さ(しゅさ)。
使用上の注意:高血圧の人、心臓に病気のある人、胃腸の弱い人、妊婦または妊娠している可能性のある女性の服用は慎重を要します。
8917 加味解毒湯とは( かみげどくとう) 配合生薬:黄連(おうれん):2g、黄ごん(おうごん):2g、黄柏(おうばく):2g、山梔子(さんしし):2g、柴胡(さいこ):2g、茵ちん蒿(いんちんこう):2g、竜胆(りゅうたん):2g、木通(もくつう):2g、滑石(かっせき):3g、升麻(しょうま):1.5g、甘草(かんぞう):1.5g、燈心草(とうしんそう):1.5g、[大黄(だいおう):1.5g]
効能:比較的体力のあり、血色の良い人の排尿困難、痔、痔出血などに用いられます。
適応症:排尿困難(はいにょうこんなん)、 痔(じ)、 痔出血(じしゅっけつ)
8918 加味平胃散とは( かみへいいさん) 配合生薬:蒼朮(そうじゅつ):4g、厚朴(こうぼく):3g、陳皮(ちんぴ):3g、大棗(たいそう):2g、甘草(かんぞう):1g、生姜(しょうきょう):0.5〜1g、神麹(しんぎく):2〜3g、麦芽(ばくが):2〜3g、山査子(さんざし):2〜3g 。
効能:胃アトニー、胃のもたれ、食欲不振などに用いられます。
適応症:胃アトニー(いあとにー)、胃のもたれ(いのもたれ)、食欲不振(しょくよくふしん)。
使用上の注意:高血圧の人、心臓に病気のある人、妊婦または妊娠している可能性のある女性の服用は慎重を要します。
8919 加味逍遙散合四物湯とは(かみようようさんごうしもつとう 精神的ストレスによる頭痛 肩こり、イライラ、便秘、また女性では月経不順や月経痛、更年期障害といった症状の方の漢方薬でしみや肌荒れの方に。よく気がつき、ストレスをためやすい方に。
効能・効果:皮膚が枯燥し、色つやの悪い体質虚弱な婦人で胃腸障害はなく、肩こり、疲れやすく精神不安などの 精神神経症状、ときに便秘の傾向のある次の諸症:しみ、湿疹、冷え症、月経不順、月経困難、 更年期障害、血の道、虚弱体質。
成分:下記の割合の混合生薬により抽出した水製エキス3.00gを含有。 トウキ 1.50g、 ジオウ 1.50g、 シャクヤク 1.50g 、カンゾウ 0.75g、 ビャクジュツ 1.50g 、ボタンピ 1.00g 、ブクリョウ 1.50g 、サンシシ 1.00g 、サイコ 1.50g 、ショウキョウ 0.50g 、センキュウ 1.50g 、ハッカ 0.50g 。
8920 乾姜人参半夏丸とは(かんきょうにんじんはんげがん) 配合生薬:乾姜(かんきょう):1〜3g、人参(にんじん):1〜3g、半夏(はんげ):2〜6g 効能 体力が衰えて、嘔吐や吐き気がとまらない人の胃アトニー、胃炎、つわりなどに用いられます。
適応症:胃アトニー、胃炎、 つわり。
使用上の注意:過去にこの薬で、発疹やかゆみなどの過敏症状が現れたことがある人の服用は慎重を要します。 薬の使用にあたり、薬剤師の説明や添付の説明文書をよく理解したうえで使用してください。
8921 杏蘇散とは(きょうそさん) 配合生薬:蘇葉(そよう):3g、五味子(ごみし):2g、大腹皮(だいふくひ):2g、烏梅(うばい):2g、杏仁(きょうにん):2g、陳皮(ちんぴ):1g、桔梗(ききょう):1g、麻黄(まおう):1g、桑白皮(そうはくひ):1g、阿膠(あきょう):1g、甘草(かんぞう):1g、紫苑(しおん):1g 。
効能:せきやたんに効果があり、よく用いられます。適応症: せき、 たん。
使用上の注意:薬の使用にあたり、薬剤師の説明や添付の説明文書をよく理解したうえで使用してください。
8922 苦参湯とは(くじんとう) 配合生薬:苦参(くじん):6〜10g
効能:あせも、かゆみ、たむし、ただれなどに用いられます。
適応症 あせも、皮膚のかゆみ、たむし、 ただれ。
使用上の注意: 水で煮出した液を皮膚に塗る薬です。誤って服用しないように注意してください。 500ミリリットル程度の水で、約半分の量になるまで煮て使用します。 薬の使用にあたり、薬剤師の説明や添付の説明文書をよく理解したうえで使用してください。
8923 鶏肝丸とは(けいかんがん) 配合生薬:鶏肝、山薬
効能:虚弱体質の改善に用いられます。
適応症:虚弱体質。
使用上の注意:過去にこの薬で、発疹やかゆみなどの過敏症状が現れたことがある人、妊婦または妊娠している可能性のある女性の服用は慎重を要します。あらかじめ薬剤師にその旨を相談するようにしてください。 薬の使用にあたり、薬剤師の説明や添付の説明文書等をよく理解したうえで使用するようにしてください。
8924 桂枝加芍薬生姜人参湯とは(けいしかしゃくやくしょうきょうにんじんとう) 配合生薬:桂皮(けいひ):4g、芍薬(しゃくやく):6g、大棗(たいそう):4g、生姜(しょうきょう):4g、甘草(かんぞう):2g、人参(にんじん):3〜4.5g 。
効能:腹痛、みぞおちのつかえ、手足の痛みなどに用いられます。
適応症:腹痛、みぞおちのつかえ、手足の痛み。
使用上の注意:高血圧の人、心臓に病気のある人、妊婦または妊娠している可能性のある女性の服用は慎重を要します。
8925 桂枝茯苓丸料加よく苡仁とは(けいしぶくりょうがんりょうかよくいにん) 配合生薬:桂皮(けいひ):4g、茯苓(ぶくりょう):4g、牡丹皮(ぼたんぴ):4g、桃仁(とうにん):4g、芍薬(しゃくやく):4g、よく苡仁(よくいにん):10〜20g 。
効能:比較的体力がある人の月経不順、月経困難、更年期障害、手足の肌荒れ、にきび、しみなどで、冷え、のぼせなどの症状がある場合に用いられます。適応症:にきび、肌荒れ、 しみ、月経不順、月経困難、更年期障害。
使用上の注意:発疹やかゆみなどの過敏症状が現れることがあります。胃腸の弱い人、妊婦または妊娠している可能性のある女性の服用は慎重を要します。
8926 托裏消毒飲とは(たくりしょうどくいん) 適応:癰 、疔、 セツ、 蜂ソウ織炎、 化膿性中耳炎、 膿胸、 肛門周囲炎、 痔ろう 、その他の諸種の急性化膿性炎症 、ヒョウ疽、 化膿性乳腺症 。
いろいろな化膿性炎症で、痛みのひどくないものの局所の発赤、腫張、疼痛(とうつう)などがあり、傷口もあかないし、化膿が散りもしないもの。病変が拡大する傾向のものや敗血症のおそれがあるもの。 種々の化膿症の初期、急性期で、局所の発赤、腫脹、疼痛などの炎症症状が著明な方、化膿傾向のある方に用います。
構成:当帰、川キュウ、白シ、桔梗、黄耆、金銀花、白人参、白朮、茯苓、p角子/p莢、甘草、芍薬
8927 鶏鳴散加茯苓とは(けいめいさんかぶくりょう) 配合生薬 :檳榔子(びんろうじ):4g、木瓜(もっか):3g、橘皮(きっぴ):2〜3g、桔梗(ききょう):2〜3g、茯苓(ぶくりょう):4〜6g、呉茱萸(ごしゅゆ):1g、蘇葉(そよう):1g、生姜(しょうきょう):1g 。
効能:知覚が鈍って、足に倦怠感があり、むくみ、ふくらはぎに緊張、動悸、圧痛などがある場合の脚気などに用いられます。
適応症: 脚気、足のむくみ。
8928 甲字湯とは(こうじとう) 配合生薬 :桂皮(けいひ):4g、茯苓(ぶくりょう):4g、牡丹皮(ぼたんぴ):4g、桃仁(とうにん):4g、芍薬(しゃくやく):4g、甘草(かんぞう):1.5g、生姜(しょうきょう):1g 。
効能: 体力が比較的あり、ときにめまい、のぼせ、下腹部痛、肩こり、足の冷えなどを伴う場合に用いられます。
適応症:月経痛、月経不順、更年期障害、血の道症、肩こり、めまい、 しみ、しもやけ。
使用上の注意: 高血圧の人、心臓に病気のある人、妊婦または妊娠している可能性のある女性の服用は慎重を要します。
8929 香砂平胃散とは(こうしゃへいいさん) 配合生薬: 蒼朮(そうじゅつ):4g、厚朴(こうぼく):3g、陳皮(ちんぴ):3g、大棗(たいそう):2g、甘草(かんぞう):1g、生姜(しょうきょう):0.5〜1g、香附子(こうぶし):2〜4g、縮砂(しゅくしゃ):1.5〜2g、かっ香(かっこう):1g。
効能:胃がもたれる傾向がある人の胃アトニー、食欲不振などに用いられます。
適応症: 胃アトニー、食欲不振。
8930 香砂養胃湯とは(こうしゃよういとう) 配合生薬: 白朮(びゃくじゅつ):3g、茯苓(ぶくりょう):3g、蒼朮(そうじゅつ):2g、厚朴(こうぼく):2g、陳皮(ちんぴ):2g、香附子(こうぶし):2g、白豆蒄(びゃくずく):2g、人参(にんじん):2g、木香(もっこう):1.5g、縮砂(しゅくしゃ):1.5g、甘草(かんぞう):1.5g、大棗(たいそう):1.5g、生姜(しょうきょう):1g 。
効能:慢性胃炎、慢性腸炎、胃アトニーなどに用いられます。
適応症:慢性胃炎、慢性腸炎、 胃アトニー。
使用上の注意:高血圧の人、心臓に病気のある人、妊婦または妊娠している可能性のある女性の服用は慎重を要します。
8931 厚朴生姜半夏人参甘草湯とは(こうぼくしょうきょうはんげにんじんかんぞうとう) 配合生薬:厚朴(こうぼく):3g、生姜(しょうきょう):2〜3g、半夏(はんげ):4g、人参(にんじん):1.5〜2g、甘草(かんぞう):2〜2.5g。
効能:胃腸カタル、胃炎、腸炎などに用いられます。適応症:胃腸カタル、胃炎、腸炎。
使用上の注意:高血圧の人、心臓に病気のある人、妊婦または妊娠している可能性のある女性の服用は慎重を要します。
8932 牛膝散とは(ごしつさん) 配合生薬:牛膝(ごしつ):3g、桂皮(けいひ):3g、芍薬(しゃくやく):3g、桃仁(とうにん):3g、当帰(とうき):3g、牡丹皮(ぼたんぴ):3g、延胡索(えんごさく):3g、木香(もっこう):1g 。
効能:体力が比較的ある人に用いられます。
適応症:月経痛、月経不順、月経困難。
使用上の注意:過去にこの薬で、発疹やかゆみなどの過敏症状が現れたことがある人、妊婦または妊娠している可能性のある女性の服用は慎重を要します。
8933 五物解毒散とは(ごもつげどくさん ) 配合生薬:川きゅう(せんきゅう):5g、金銀花(きんぎんか):2g、十薬(じゅうやく):2〜3g、大黄(だいおう):1g、荊芥(けいがい):1.5g 。
効能: 湿疹、皮膚のかゆみなどに用いられます。
適応症:湿疹、皮膚のかゆみ。
使用上の注意:胃腸の弱い人、過去にこの薬で、発疹やかゆみなどの過敏症状が現れたことがある人、妊婦または妊娠している可能性のある女性の服用は慎重を要します。
8934 五苓散とは(ごれいさん) 適応症:水瀉(すいしゃ)性下痢、急性腸炎(腸カタル) 、嘔吐、二日酔 、日射病(暑気あたり) 、肝炎 、肝硬変 、黄疸、胆石、胆のう疾患 、胆のう炎 、すい炎 腹膜炎 心臓弁膜症 腎炎 ネフローゼ 腎盂(う)炎 、膀胱炎、尿道炎、 糖尿病、 三叉神経痛、涙のう炎 、夜盲症。
目標: むやみにのどが渇いて、水を飲むにもかかわらず尿量減少するもの。頭重、頭汗、悪心、嘔吐あるいは、著しい浮腫を伴うこともあります。  
漢方構成:沢瀉(たくしゃ):3 、白朮(びゃくじゅつ):2 、茯苓(ぶくりょう):2 、猪苓(ちょれい):2 、桂枝(けいし):1
備考:本方は、腎臓疾患に用いる代表薬として有名ですが、消化管や細胞間隙に停滞する過剰水分を血液に導入して、口渇を治し利尿をはかります。水瀉(すいしゃ)性下痢や小児の白色下痢便症にはとくに有効です。本方の適応する嘔吐は、のどが渇いて水を飲みたがり、水を飲むと多量の水をまるで投げ出すように勢いよく吐くもので、二日酔の症状に有効です。 本方は、他の処方とよく合わせて用いられます。例えば平胃散(へいいさん)「胃苓湯(いれいとう):急性胃腸カタル」、小柴胡湯(しょうさいことう)「柴苓湯(さいれいとう):腎炎、肝炎」、茵陳蒿湯(いんちんこうとう)「黄疸(おうだん)」、葛根湯(かっこんとう)「感冒の発汗増強」などです。
8935 三黄解とは(サンオウゲ) 三黄解(サンオウゲ)は、オウレン、オウゴン、オウバク、キジツの四種の生薬エキスを配合しています。 はきけ(二日酔、悪酔のむかつき、胃のむかつき、悪心)、嘔吐、飲み過ぎ、食べ過ぎ、胸つかえ、消化不良、食欲不振、胃部・腹部膨満感などの胃腸疾患に効果のある内服液です。
成分 1日分2本(60mL)中 オウレンエキス(オウレン600mgに相当)・・・100mg オウゴンエキス(オウゴン1200mgに相当)・・・300mg オウバクエキス(オウバク600mgに相当)・・・200mg キジツエキス(キジツ500mgに相当)・・・100mg 添加物として、パラベン、ポリソルベート60、安息香酸Na、アルギン酸Na、白糖、香料を含有。
効能 はきけ(むかつき、胃のむかつき、二日酔・悪酔のむかつき、嘔気、悪心)、嘔吐、胃弱、食欲不振、胃部・腹部膨満感、消化不良、食べ過ぎ、飲み過ぎ、胸やけ、もたれ、胸つかえ。
用法・用量:成人(15才以上)、1日2回、1回1本(30mL)を食後または食間に服用する。服用間隔は4時間以上おいてください。15才未満は服用しないこと( クラシエ薬品:製造終了)
8936 左突膏とは(さとつこう ) 配合生薬:瀝青(ちゃん):800g、豚脂(とんし):58g、黄ろう(おうろう):220g、ごま油(ごまあぶら):1000g。効能:化膿性の腫れなどに用いられます。
適応症:化膿性の腫れ(かのうせいのはれ)。
使用上の注意:過去にこの薬で、発疹やかゆみなどの過敏症状が現れたことがある人、妊婦または妊娠している可能性のある女性の服用は慎重を要します。あらかじめ薬剤師にその旨を相談するようにしてください。
8937 滋血潤腸湯とは(じけつじゅんちょうとう ) 配合生薬:当帰(とうき):4g、地黄(じおう):4g、桃仁(とうにん):4g、芍薬(しゃくやく):3g、枳実(きじつ):2〜3g、韮(にら):2〜3g、大黄(だいおう):1〜3g、紅花(こうか):1g 。
効能:虚弱な人の便秘、便秘の際ののぼせ、肩こりなどに用いられます。
適応症:便秘、のぼせ、肩こり。
使用上の注意:薬の使用にあたり、薬剤師の説明や添付の説明文書をよく理解したうえで使用してください。
8938 柿蒂湯とは(シテイトウ) しゃっくりの続く方に効果をあらわす漢方薬す。漢方の古典「済生方(さいせいほう)」 収載の処方にもとづいてつくられた漢方エキス細粒です。
昔から「柿の蔕(へた)」を煎じて、長引いてなかなか止まらない“シャックリ”の民間療法として用いられてきました。今日に至るまで“シャックリ”に有効な新薬(西洋医薬)は開発されておらず、現在でも術後などに起こり易い長引く“シャックリ”に「柿の蔕(へた)」を煎じて高い効果をあげています。  
その「柿の蔕(ヘタ)」を主成分とし、丁字(チョウジ)、生姜(ショウキョウ)を加えた「柿蔕湯(シテイトウ)」を手軽に服用できるようにエキス細粒タイプに仕上げたのが「ネオカキックス」です。
8939 四物湯とは(シモツトウ・しもつとう) 処方生薬構成比:当帰4.0、芍薬4.0、川きゅう4.0、熟地黄4.0。
日本漢方の効能:
皮膚が枯燥し、色つやの悪い体質で胃腸障害のない人の次の諸症:産後あるいは流産後の疲労回復、月経不順、冷え症、しもやけ、しみ、血の道症
適応症:顔色が悪くつやがない・皮膚がかさかさして潤いがない・爪の色が悪くもろい・目がかすむ・目が疲れる・目の乾燥感・頭がボーッとする・ふらつく・動悸・四肢のしびれ感・筋肉がぴくぴくひきつる・筋肉のけいれんがよくおきるなどの症候で、女性では月経周期の延長・月経量が少ない・無月経などがみられる。
臨床応用:栄養不良・自律神経失調症・更年期症候群・視力障害・稀発月経・稀少月経・無月経・子宮発育不全・月経困難症・産後などで、血虚を呈するもの。
8940 鷓鴣菜湯とは(しゃこさいとう) 配合生薬:海人草(かいにんそう):3〜5g、大黄(だいおう):1〜1.5g、甘草(かんぞう):1〜1.5g 効能 回虫の駆除に効果があり、よく用いられます。 鷓鴣菜湯は、「三味鷓鴣菜湯(さんみしゃこさいとう)」とも呼ばれています。
適応症: 回虫の駆除。
使用上の注意:過去にこの薬で、発疹やかゆみなどの過敏症状が現れたことがある人、妊婦または妊娠している可能性のある女性の服用は慎重を要します。あらかじめ薬剤師にその旨を相談するようにしてください。 薬の使用にあたり、薬剤師の説明や添付の説明文書等をよく理解したうえで使用するようにしてください。
8941 蛇床子湯とは(じゃしょうしとう) 配合生薬 :蛇床子(じゃしょうし):10g、当帰(とうき):10g、威霊仙(いれいせん):10g、苦参(くじん):10g 効能 皮膚のかゆみ、ただれ、たむしなどに用いられます。
適応症:皮膚のかゆみ、ただれ、たむし。
使用上の注意:皮膚に塗る薬です。誤って服用しないように注意してください。 薬の使用にあたり、薬剤師の説明や添付の説明文書をよく理解したうえで使用してください。
8942 蒸眼一方とは(じょうがんいっぽう) 配合生薬:白礬(びゃくばん):2g、甘草(かんぞう):2g、黄連(おうれん):2g、黄柏(おうばく):2g、紅花(こうか):2g 効能 はやり目、ものもらい、ただれ目などに用いられます。
適応症:はやり目、ものもらい、 ただれ目。
使用上の注意:煎じた液で、温湿布や洗眼して使用します。 薬の使用にあたり、薬剤師の説明や添付の説明文書をよく理解したうえで使用してください。
8943 小柴胡湯とは(しょうさいことう ) 配合生薬:柴胡(さいこ):4〜7g、半夏(はんげ):4〜5g、生姜(しょうきょう):4g、黄ごん(おうごん):3g、大棗(たいそう):2〜3g、人参(にんじん):2〜3g、甘草(かんぞう):2g 。
効能:体力が中等度以上の人で、上腹部が張って苦しい、吐き気、食欲不振、微熱などの症状がみられる場合の肺炎、胃炎、胃腸虚弱、疲労倦怠感、風邪の後期症状、気管支炎、熱性疾患などに用いられます。
適応症:慢性肝炎、慢性腎炎、肺炎、慢性胃炎、気管支炎。
使用上の注意:体力が著しく衰えている人は、注意が必要です。
8944 小青竜湯加石膏とは(しょうせいりゅうとうかせっこう) 配合生薬:麻黄(まおう):2〜3g、芍薬(しゃくやく):2〜3g、乾姜(かんきょう):2〜3g、甘草(かんぞう):2〜3g、桂皮(けいひ):2〜3g、細辛(さいしん):2〜3g、五味子(ごみし):1.5〜3g、半夏(はんげ):3〜6g、石膏(せっこう):5g 。
効能: 喉が渇く場合に用いられます。
適応症:気管支炎、気管支喘息、せき、鼻炎。
使用上の注意:高血圧の人、心臓に病気のある人、妊婦または妊娠している可能性のある女性の服用は慎重を要します。
8945 小青竜湯合麻杏甘石湯とは(しょうせいりゅうとうごうまきょうかんせきとう 効果・効能 :気管支ぜんそく、小児ぜんそく、せき。
用法・用量:
大人(15歳以上):1回4錠 1日3回
15歳未満7歳以上:1回3錠 1日3回
7歳未満5歳以上:1回2錠 1日3回
5歳未満:服用しないでください
食前または食間に服用してください。
食間とは…食後2〜3時間を指します(マキセリン:小太郎漢方製薬)。
用法・用量に関連する注意:小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させてください。
成分:12錠中 マオウ2.00g、カンゾウ1.50g、ゴミシ0.75g、セッコウ5.00g、シャクヤク1.50g、ケイヒ1.50g、ハンゲ3.00g、ショウキョウ0.75g、サイシン1.50g、キョウニン2.00g より抽出した水製エキス2.60gを含有しています。
8946 小半夏加茯苓湯とは(しょうはんげかぶくりょうとう) 配合生薬:半夏(はんげ):5〜8g、生姜(しょうきょう):5〜8g、茯苓(ぶくりょう):3〜5g 。
効能 :体力が中等度の人で、つわり、吐き気、嘔吐、慢性副鼻腔炎(蓄膿症)、急性胃腸炎、湿性胸膜炎などに用いられます。
適応症:つわり、吐き気、嘔吐、慢性副鼻腔炎(蓄膿症)、急性胃炎、急性腸炎、湿性胸膜炎(。
使用上の注意: 他の製剤と併用する場合は注意が必要です。
8947 逍遙散とは(しょうようさん) 配合生薬:当帰(とうき):3g、芍薬(しゃくやく):3g、柴胡(さいこ):3g、蒼朮(そうじゅつ)または白朮(びゃくじゅつ):3g、茯苓(ぶくりょう):3g、甘草(かんぞう):1.5〜2g、生姜(しょうきょう):1g、薄荷葉(はっかよう):1g 。
効能:虚弱体質、経不順、更年期障害、血の道症、冷え症などに用いられます。 逍遙散は、「八味逍遙散(はちみしょうようさん)」とも呼ばれています。
適応症:虚弱体質、月経不順、更年期障害、血の道症、冷え症。
使用上の注意:高血圧の人、心臓に病気のある人、妊婦または妊娠している可能性のある女性の服用は慎重を要します。
8948 椒梅湯とは( しょうばいとう) 配合生薬:烏梅(うばい):2g、山椒(さんしょう):2g、檳榔子(びんろうじ):2g、枳実(きじつ):2g、木香(もっこう):2g、縮砂(しゅくしゃ):2g、香附子(こうぶし):2g、桂皮(けいひ):2g、川棟子お(せんれんし):2g、厚朴(こうぼく):2g、甘草(かんぞう):2g、乾姜(かんきょう):2g 。
効能:回虫の駆除に用いられます。
適応症:回虫の駆除(かいちゅうのくじょ)。
使用上の注意:薬の使用にあたり、薬剤師の説明や添付の説明文書をよく理解したうえで使用してください。
8949 四苓湯とは(しれいとう) 配合生薬: 沢瀉(たくしゃ):5〜6g、猪苓(ちょれい):3〜4.5g、茯苓(ぶくりょう):3〜4.5g、蒼朮(そうじゅつ)または白朮(びゃくじゅつ):3〜4.5g 。
効能:嘔吐、吐き気、むくみ、腹痛、尿量減少のいずれかをともない、頭痛や発熱、のぼせの症状がみられない場合の暑気あたり、急性胃炎、むくみなどに用いられ、無駄な水分を取り除いたり、水分の循環を改善します。
適応症:口の渇き、喉の渇き、急性胃炎、むくみ。
使用上の注意:妊婦または妊娠している可能性のある女性は使用できない場合があります。
8950 秦ぎょうきょう活湯とは(じんぎょうきょうかつとう) 配合生薬:秦ぎょう(じんぎょう):3g、きょう活(きょうかつ):5g、黄耆(おうぎ):3g、防風(ぼうふう):2g、升麻(しょうま):1.5g、甘草(かんぞう):1.5g、麻黄(まおう):1.5g、柴胡(さいこ):1.5g、藁木(こうほん):0.5g、細辛(さいしん):0.5g、紅花(こうか):0.5g 。
効能:かゆみを伴う痔に用いられます。
適応症 :痔。
使用上の注意:薬の使用にあたり、薬剤師の説明や添付の説明文書をよく理解したうえで使用してください。
8951 秦ぎょう防風湯とは(じんぎょうぼうふうとう) 配合生薬:秦ぎょう(じんぎょう):2g、沢瀉(たくしゃ):2g、陳皮(ちんぴ):2g、柴胡(さいこ):2g、防風(ぼうふう):2g、当帰(とうき):2g、蒼朮(そうじゅつ)または白朮(びゃくじゅつ):3g、甘草(かんぞう):1g、黄柏(おうばく):1g、升麻(しょうま):1g、大黄(だいおう):1g、桃仁(とうにん):3g、紅花(こうか):1g 。
効能:排便痛を伴う痔に用いられます。
適応症: 痔。
使用上の注意:高血圧の人、心臓に病気のある人、妊婦または妊娠している可能性のある女性の服用は慎重を要します。
8952 清肌安蛔湯とは/清肌安かい湯とは(せいきあんかいとう) 配合生薬:柴胡(さいこ):4〜7g、半夏(はんげ):4〜5g、生姜(しょうきょう):4g、黄ごん(おうごん):3g、人参(にんじん):2〜3g、甘草(かんぞう):2g、海人草(かいにんそう):3g、麦門冬(ばくもんどう):3g。
効能:回虫の駆除などに用いられます。
適応症:回虫の駆除。
使用上の注意:
薬の使用にあたり、薬剤師の説明や添付の説明文書をよく理解したうえで使用してください。
8953 清上けん痛湯とは(せいじょうけんつうとう ) 配合生薬:麦門冬(ばくもんどう):2.5〜6g、黄ごん(おうごん):3〜5g、きょう活(きょうかつ):2.5〜3g、独活(どっかつ):2.5〜3g、防風(ぼうふう):2.5〜3g、蒼朮(そうじゅつ)または白朮(びゃくじゅつ):2.5〜3g、当帰(とうき):2.5〜3g、川きゅう(せんきゅう):2.5〜3g、白し(びゃくし):2.5〜3g、蔓荊子(まんけいし):1.5〜2g、細辛(さいしん):1g、甘草(かんぞう):1g、[藁木(こうほん):1.5g、菊花(きくか):1.5〜2g、生姜(しょうきょう):3g] 。
効能:頭痛、顔面痛などに用いられます。 清上けん痛湯は、「駆風触痛湯(くふうしょくつうとう)」とも呼ばれています。
適応症 :頭痛、顔面痛。
使用上の注意:高血圧の人、心臓に病気のある人、妊婦または妊娠している可能性のある女性の服用は慎重を要します。
8954 千金鶏鳴散とは(せんきんけいめいさん) 配合生薬:大黄(だいおう):2g、桃仁(とうにん):5g、当帰(とうき):5g 。
効能:打撲の際の腫れ、打撲の際の痛みなどに用いられます。
適応症: 打撲の際の腫れ、 打撲の際の痛み。
使用上の注意:胃腸の弱い人、過去にこの薬で、発疹やかゆみなどの過敏症状が現れたことがある人、妊婦または妊娠している可能性のある女性の服用は慎重を要します。 薬の使用にあたり、薬剤師の説明や添付の説明文書をよく理解したうえで使用してください。
8955 銭氏白朮散とは(ぜんしびゃくじゅつさん) 配合生薬:朮4 茯苓4 葛根4 人参3 木香1 甘草1 。
効能:子供の消化不良、風邪のときの嘔吐、下痢に用いられます。
使用上の注:子供の消化不良には、用量に注意が必要となります。
8956 大柴胡湯去大黄とは(だいさいことうきょだいおう) 配合生薬: 柴胡(さいこ):6g、半夏(はんげ):3〜4g、生姜(しょうきょう):4〜5g、黄ごん(おうごん):3g、芍薬(しゃくやく):3g、大棗(たいそう):3g、枳実(きじつ):2g 。
効能:体格・体力ともに充実した人で、便秘はなく、上腹部のがはって痛む、肩こり、耳鳴りなどがある場合の高血圧症、動脈硬化症、胆石症、胆のう炎、肝炎、胃腸病、黄疸、不眠症などに用いられます。
適応症:高血圧、動脈硬化、胆石症、胆のう炎、 肝炎、黄疸、不眠症。
使用上の注意 :妊婦または妊娠している可能性のある女性は使用できない場合があります。
8957 先肝明目湯とは(せんかんめいもくとう) 配合生薬:当帰:1.5 川きゅう1.5 芍薬:1.5 地黄:1.5 黄ごん:1.5 山梔子1.5 。
効能: 高齢者の目の乾き、目の充血に効果を現します。
8958 大承気湯 とは(だいじょうきとう ) 配合生薬:厚朴(こうぼく):5g、枳実(きじつ):2g、大黄(だいおう):2g、芒硝(ぼうしょう):2g 。
効能:体力の充実した人で、腹部がかたく張っている人や肥満体質の人の便秘、食あたり、高血圧症、神経症などに用いられる強い下剤です。
適応症:便秘、食あたり、高血圧、自律神経失調症、神経症。
使用上の注意; 流産や早産の危険性があり、妊婦または妊娠している可能性のある女性の服用は慎重を要します。
8959 大半夏湯とは(だいはんげとう ) 配合生薬:半夏(はんげ):4〜7g、人参(にんじん):3g、はちみつ(はちみつ):20g 。
効能: 嘔吐に用いられます。
適応症: 嘔吐。
使用上の注意:過去にこの薬で、発疹やかゆみなどの過敏症状が現れたことがある人、妊婦または妊娠している可能性のある女性の服用は慎重を要します。あらかじめ薬剤師にその旨を相談するようにしてください。 薬の使用にあたり、薬剤師の説明や添付の説明文書等をよく理解したうえで使用するようにしてください。
8960 中黄膏とは(ちゅうおうこう) 配合生薬:ごま油(ごまあぶら):1000g、黄ろう(おうろう):380g、宇金(うこん):40g、黄柏(おうばく):20g。効能:打撲、ねんざ、化膿性皮膚疾患などに用いられます。
適応症:打撲、ねんざ、化膿性皮膚疾患。
使用上の注意:過去にこの薬で、発疹やかゆみなどの過敏症状が現れたことがある人、湿疹、火傷、ただれがある人、傷口が化膿している人の使用は慎重を要します。
8961 丁香柿蔕湯とは(ちょうこうしていとう) 配合生薬:柿蔕(してい):3g、桂皮(けいひ):3g、半夏(はんげ):3g、陳皮(ちんぴ):3g、丁子(ちょうじ):1g、良姜(りょうきょう):1g、木香(もっこう):1g、沈香(ちんこう):1g、茴香(ういきょう):1g、かっ香(かっこう):1g、厚朴(こうぼく):1g、縮砂(しゅくしゃ):1g、甘草(かんぞう):1g、乳香(にゅうこう):1g 。
効能:虚弱な人、または病後の人に用いられます。適応症:胃腸虚弱、 しゃっくり。
8962 通導散とは(つうどうさん) 配合生薬:当帰(とうき):3g、大黄(だいおう):3g、芒硝(ぼうしょう):3〜4g、枳実(きじつ):2〜3g、厚朴(こうぼく):2g、陳皮(ちんぴ):2g、木通(もくつう):2g、紅花(こうか):2g、蘇木(そぼく):2g、甘草(かんぞう):2g 。
効能:比較的体力がある人で、便秘、肩こり、めまいなどの症状がみられる場合の月経不順、月経痛、更年期障害、腰痛、便秘、打撲、高血圧症などに用いられます。
適応症:更年期障害、月経不順、月経痛、腰痛、便秘、打撲、高血圧。
使用上の注意:妊婦または妊娠している可能性のある女性の服用は慎重を要します。
8963 当帰散とは(とうきさん) 配合生薬:当帰(とうき):3g、芍薬(しゃくやく):3g、川きゅう(せんきゅう):3g、黄ごん(おうごん):3g、蒼朮(そうじゅつ)または白朮(びゃくじゅつ):1.5g 。
効能:産前、産後の貧血、めまい、むくみ、疲労倦怠などに用いられます。
適応症:貧血、めまい、 むくみ、疲労倦怠。
使用上の注意:胃腸の弱い人、過去にこの薬で、発疹やかゆみなどの過敏症状が現れたことがある人、妊婦または妊娠している可能性のある女性の服用は慎重を要します。
8964 当帰芍薬散加附子湯とは(とうきしゃくやくさんかぶしとう) 配合生薬 :当帰(とうき):3g、川きゅう(せんきゅう):3g、芍薬(しゃくやく):4〜6g、茯苓(ぶくりょう):4g、蒼朮(そうじゅつ)または白朮(びゃくじゅつ):4g、沢瀉(たくしゃ):4〜5g、附子(ぶし) 。
効能:比較的体力の低下した人で冷えが強く、疲れやすい、貧血、頭痛、めまい、肩こり、動悸、耳鳴りなどの症状がみられる場合の冷え症、月経痛、腹痛、神経痛、慢性腎炎、更年期障害、妊娠中のむくみや習慣性流産の予防、痔などに用いられます。
適応症: 神経痛、更年期障害、月経不順、月経痛、冷え症、痔。
使用上の注意: 腹痛、食欲不振、胃部不快感などの症状が現れることがあります。体力があり自覚的に熱感のある人、妊婦または妊娠している可能性のある女性の服用は慎重を要します。
8965 何首烏とは(カシュウ) タデ科ツルドクダミの塊状根を乾燥したものでアントラキノン、タンニン、他を含みます。強壮薬、腰膝の疼痛、遺精、白毛などに応用します。
中国では8世紀から治療薬として使用され、713年に書かれた本草書に初めて登場しました。 伝統的薬能 ・肝と腎の精を補充し、血を滋養する。 ・火毒を解毒する。 ・外風を排除する。
腸をなめらかにする(緩下剤効果)。
薬理作用:特に皮膚の栄養を高める。抗高脂血症、肝障害抑制作用。 抗菌、心臓機能改善、ホルモン作用、緩下剤、血糖値を上げる、肝臓刺激、血中コレステ□一ル値を下げる。
用 途:強壮、強精、補血、瀉下薬として精血の不足、腰膝の疼痛、遺精、帯下、白髪などに応用する。
8966 当帰貝母苦参丸料とは(とうきばいもくじんがんりょう ) 配合生薬:当帰(とうき):3g、貝母(ばいも):3g、苦参(くじん):3g 。
効能:排尿困難などに用いられます。
適応症:排尿困難。
使用上の注意:過去にこの薬で、発疹やかゆみなどの過敏症状が現れたことがある人、妊婦または妊娠している可能性のある女性の服用は慎重を要します。あらかじめ薬剤師にその旨を相談するようにしてください。 薬の使用にあたり、薬剤師の説明や添付の説明文書等をよく理解したうえで使用するようにしてください。
8967 独活葛根湯とは(どっかつかっこんとう ) 配合生薬:葛根(かっこん):8(4)g、麻黄(まおう):4(3)g、大棗(たいそう):4(3)g、桂皮(けいひ):3(2)g、芍薬(しゃくやく):3(2)g、甘草(かんぞう):2g、生姜(しょうきょう):1g、地黄(じおう):4g、独活(どっかつ):2g。
効能:肩こり、五十肩などに用いられます。
適応症:肩こり、 五十肩。
使用上の注意 :高血圧の人、心臓に病気のある人、胃腸の弱い人、妊婦または妊娠している可能性のある女性の服用は慎重を要します。
8968 排膿湯とは(はいのうとう) 配合生薬 :甘草(かんぞう):1.5〜3g、桔梗(ききょう):1.5〜5g、生姜(しょうきょう):1〜3g、大棗(たいそう):2.5〜6g 。
効能:化膿性皮膚疾患の初期、または軽度のものなどに用いられます。
適応症:化膿性皮膚疾患。
使用上の注意:高血圧の人、心臓に病気のある人、妊婦または妊娠している可能性のある女性の服用は慎重を要します。 薬の使用にあたり、薬剤師の説明や添付の説明文書をよく理解したうえで使用してください。
8969 八味逍遙散とは(はちみしょうようさん) 八味逍遙散は、「逍遙散」とも呼ばれています。
配合生薬:当帰(とうき):3g、芍薬(しゃくやく):3g、柴胡(さいこ):3g、蒼朮(そうじゅつ)または白朮(びゃくじゅつ):3g、茯苓(ぶくりょう):3g、甘草(かんぞう):1.5〜2g、生姜(しょうきょう):1g、薄荷葉(はっかよう):1g 。
効能 :虚弱体質、経不順、更年期障害、血の道症、冷え症などに用いられます。
適応症: 虚弱体質、月経不順、更年期障害、血の道症、冷え症。
使用上の注意:高血圧の人、心臓に病気のある人、妊婦または妊娠している可能性のある女性の服用は慎重を要します。
8970 不換金正気散とは(ふかんきんしょうきさん) 配合生薬:蒼朮(そうじゅつ)または白朮(びゃくじゅつ):4g、厚朴(こうぼく):3g、陳皮(ちんぴ):3g、大棗(たいそう):2g、甘草(かんぞう):1g、生姜(しょうきょう):0.5〜1g、半夏(はんげ):6g、かっ香(かっこう):1g。効能 :胃のもたれ、消化不良、吐き気などがある場合に用いられます。
適応症 :急性胃炎、慢性胃炎、胃アトニー、食欲不振、消化不良。
8971 伏竜肝湯とは(ぶくりゅうかんとう ) 配合生薬:伏竜肝(ぶくりゅうかん):5〜10g、半夏(はんげ):5〜8g、生姜(しょうきょう):5〜8g、茯苓(ぶくりょう):3〜5g 。
効能 :つわり、嘔吐、吐き気などに用いられます。
適応症: つわり、嘔吐、吐き気。
使用上の注意: 過去にこの薬で、発疹やかゆみなどの過敏症状が現れたことがある人の服用は慎重を要します。 薬の使用にあたり、薬剤師の説明や添付の説明文書をよく理解したうえで使用してください。
8972 茯苓飲加半夏とは( ぶくりょういんかはんげ) 配合生薬:茯苓(ぶくりょう):5g、蒼朮(そうじゅつ)または白朮(びゃくじゅつ):4g、人参(にんじん):3g、生姜(しょうきょう):1〜3g、陳皮(ちんぴ):3g、枳実(きじつ):1〜2g、半夏(はんげ):4〜5g。
効能 :胸やけ、げっぷ、吐き気があり尿量が少ない場合の胃炎、胃アトニーなどに用いられます。
適応症: 胃炎、胃アトニー、胸やけ。
8973 茯苓沢瀉湯とは(ぶくりょうたくしゃとう) 配合生薬: 茯苓(ぶくりょう):4g、沢瀉(たくしゃ):4g、蒼朮(そうじゅつ)または白朮(びゃくじゅつ):3g、桂皮(けいひ):2g、生姜(しょうきょう):3〜5g、甘草(かんぞう):1.5g 。
効能: 吐いて渇きを感じる場合の胃炎、胃アトニーなどに用いられます。
適応症:胃炎、胃アトニー。
使用上の注意 :高血圧の人、心臓に病気のある人、妊婦または妊娠している可能性のある女性の服用は慎重を要します。
8974 防已茯苓湯とは(ぼういぶくりょうとう) 配合生薬 :防已(ぼうい):2.4〜3g、黄耆(おうぎ):2.4〜3g、桂皮(けいひ):2.4〜3g、茯苓(ぶくりょう):4〜6g、甘草(かんぞう):1.5〜2g 。
効能:手足が冷え、むくみがある場合などに用いられます。
適応症: むくみ、めまい、しびれ、手足の痛み。
使用上の注意:高血圧の人、心臓に病気のある人、妊婦または妊娠している可能性のある女性の服用は慎重を要します。
8975 補気建中湯とは(ほきけんちゅうとう ) 配合生薬 :蒼朮(そうじゅつ)または白朮(びゃくじゅつ):5.5〜7g、茯苓(ぶくりょう):3〜5g、陳皮(ちんぴ):2.5〜3g、人参(にんじん):3g、黄ごん(おうごん):2g、厚朴(こうぼく):2g、沢瀉(たくしゃ):2〜3g、麦門冬(ばくもんどう):2〜3g 。
効能: 胃腸が弱く、腹部膨満感のある場合に用いられます。
適応症: 腹部膨満感。
使用上の注意 :薬の使用にあたり、薬剤師の説明や添付の説明文書をよく理解したうえで使用してください。
8976 補肺湯とは( ほはいとう) 配合生薬: 麦門冬(ばくもんどう):4g、五味子(ごみし):3g、桂皮(けいひ):3g、大棗(たいそう):3g、粳米(こうべい):3g、桑白皮(そうはくひ):3g、款冬花(かんとうか):2g、生姜(しょうきょう):2g 。
効能: せき、しわがれ声などに効果があり、よく用いられます。
適応症; せき、 しわがれ声。
使用上の注意: 薬の使用にあたり、薬剤師の説明や添付の説明文書をよく理解したうえで使用してください。
8977 麻黄湯とは(まおうとう) 配合生薬 :麻黄(まおう):4〜5g、杏仁(きょうにん):4〜5g、桂皮(けいひ):3〜4g、甘草(かんぞう):1.5〜2g 。
効能 :比較的体力の充実した人で、悪寒、発熱、頭痛、関節痛などの症状がみられる場合の風邪、インフルエンザ、喘息、関節痛、関節リウマチなどに用いられます。
適応症:風邪症候群、関節リウマチ、慢性扁桃炎、インフルエンザ。
使用上の注意: 発疹やかゆみなどの過敏症状が現れることがあります。胃腸の弱い人、体力の衰えている人、心臓に病気のある人の服用は慎重を要します。
8978 楊柏散とは(ようはくさん) 配合生薬:楊梅皮(ようばいひ):2g、黄柏(おうばく):2g、犬山椒(いぬざんしょう):1g 。
効能 :打撲、ねんざなどに効果があり、よく用いられます。
適応症: 打撲、ねんざ。
使用上の注意 番茶で、粉末を適度なかたさにして、ガーゼなどにのばして貼ります。1日に1回または2回程度取り替えて使用するようにしてください。 薬の使用にあたり、薬剤師の説明や添付の説明文書をよく理解したうえで使用してください。
8979 抑肝散加陳皮半夏とは(よくかんさんかちんぴはんげ) 配合生薬: 当帰(とうき):3g、釣藤鈎(ちょうとうこう):3g、川きゅう(せんきゅう):3g、蒼朮(そうじゅつ)または白朮(びゃくじゅつ):4g、茯苓(ぶくりょう):4g、柴胡(さいこ):2g、甘草(かんぞう):1.5g、陳皮(ちんぴ):3g、半夏(はんげ):5g。
効能: 体力の低下した人で神経興奮が著しく、イライラ、不眠症などの症状がみられる場合の神経症、不眠症、子供の夜泣き、かんのむしなどに用いられます。
適応症:神経症、不眠症、虚弱体質。
使用上の注意: 腹痛、食欲不振、胃部不快感などの症状が現れることがあります。
8980 安中散加茯苓とは(あんちゅうさんかぶくりょう) 配合生薬:桂皮(けいひ):3〜5g、延胡索(えんごさく):3〜4g、牡蛎(ぼれい):3〜4g、茴香(ういきょう):1.5〜2g、甘草(かんぞう):1〜2g、縮砂(しゅくしゃ):1〜2g、良姜(りょうきょう):0.5〜1g、茯苓(ぶくりょう):5g 。
効能 :やせ型で腹部の筋肉が弛緩する傾向の人で、食欲不振、吐き気、げっぷをともなう胃腸病などに用いられます。
適応症: 神経性胃炎、胃アトニー、慢性胃炎。
8981 烏薬順気散とは(うやくじゅんきさん) 配合生薬:烏薬(うやく):2.5g、陳皮(ちんぴ):2.5g、白姜蚕(びゃくきょうさん):2.5g、麻黄(まおう):2.5g、川きゅう(せんきゅう):2.5g、桔梗(ききょう):2.5g、枳殻(きこく):2g、白し(びゃくし):1.5g、甘草(かんぞう):1.5g、生姜(しょうきょう):1g 。
効能 :虚弱ではない人に用いられるもので、脳卒中後の後遺症の改善、脳卒中(脳出血、脳梗塞)の予防などに用いられます。
適応症:脳卒中、脳出血、脳梗塞。
8982 烏苓通気散とは(うれいつうきさん) 配合生薬: 当帰(とうき):3g、茯苓(ぶくりょう):3g、朮(じゅつ):3g、烏薬(うやく):2.5g、山査子(さんざし):2.5g、香附子(こうぶし):2.5g、延胡索(えんごさく):2.5g、芍薬(しゃくやく):2g、橘皮(きっぴ):2g、檳榔子(びんろうじ):2g、沢瀉(たくしゃ):1.5g、生姜(しょうきょう):1g、木香(もっこう):1g、甘草(かんぞう):1g。
効能:女性の乳腺や下腹部の痛みに用いられます。適応症: 乳腺の痛み。
8983 白姜蚕とは/白僵蚕とは(びゃくきょうさん) 繭を取った後のカイコの蛹(サナギ)は、古くから養蚕している地方で食用にもされ、現在でも長野で蛹の佃煮の缶詰が作られています。 白僵蚕または白姜蚕(びゃくきょうさん)は、白僵菌に感染して死んだおカイコさんのこと。発熱や痙攣をおさえる作用がある。僵蛹(きょうよう)といって、同じ菌に感染して死んだ蛹も薬にする。 蚕砂(さんしゃ)はおカイコさんの糞。炒ってそのまま飲んだり、煎じて飲んだりする。腹痛や嘔吐、下痢などに効く。緑豆の粉と一緒に練って湿布薬にもする。  これらは漢方薬に処方される他、健康食品として錠剤やお茶として売られている。
8984 温脾湯とは(うんぴとう) 配合生薬: 附子(ぶし):6g、乾姜(かんきょう):6g、人参(にんじん):9g、炙甘草(しゃかんぞう):3g、大黄(だいおう):9g 。
効能: 冷えによる下痢や腹痛に用いられます。 「温脾湯は、附子理中湯加大黄(ぶしりちゅうとうかだいおう)、四逆加人参湯加大黄(しぎゃくかにんじんとうかだいおう)とも呼ばれています。」
適応症 :下痢、腹痛。
使用上の注意: 薬の使用にあたり、薬剤師の説明や添付の説明文書をよく理解したうえで使用してください。
8985 越婢加朮附湯とは(えっぴかじゅつぶとう) 配合生薬 :石膏(せっこう):8g、麻黄(まおう):6g、蒼朮(そうじゅつ)または白朮(びゃくじゅつ):4g、大棗(たいそう):3g、甘草(かんぞう):2g、生姜(しょうきょう):1g、附子(ぶし):1g 。
効能 :比較的体力のある人でむくみがある場合のむくみ、関節リウマチ、関節炎、湿疹、目の痛みなどに用いられます。
適応症 :むくみ、関節リウマチ、関節痛、湿疹。
8986 乙字湯去大黄とは(おつじとうきょだいおう) 配合生薬:当帰(とうき):4〜6g、柴胡(さいこ):4〜5g、黄ごん(おうごん):3g、甘草(かんぞう):2〜3g、升麻(しょうま):1〜2g 。
効能:便秘の傾向があり、大便が硬い場合の便秘、痔などの改善に効果があり、よく用いられます。
適応症: 便秘、痔、脱肛。
使用上の注意: 薬の使用にあたり、薬剤師の説明や添付の説明文書をよく理解したうえで使用するようにしてください。
8987 解急蜀椒湯とは(かいきゅうしょくしょうとう) 配合生薬:蜀椒(しょくしょう):2g、甘草(かんぞう):1.5g、乾姜(かんきょう):1.5g、人参(にんじん):3g、大棗(たいそう):3g、附子(ぶし):1g、粳米(こうべい):8g、半夏(はんげ):5g 。
効能: お腹が張って、ゴロゴロ鳴りときに嘔吐を伴う場合や、腹部が冷えて激しく痛む場合の急性胃炎、急性腸炎、冷え腹などに用いられます。
適応症:急性胃炎、急性腸炎、冷え腹。
8988 解労湯とは(かいろうとう) 配合生薬:
湯剤:柴胡(さいこ):2〜5g、芍薬(しゃくやく):2〜4g、枳実(きじつ):2g、甘草(かんぞう):1〜2g、鼈甲(べっこう):4g、茯苓(ぶくりょう):2g、大棗(たいそう):2g、生姜(しょうきょう):1g 。
散剤:柴胡(さいこ):1.5〜2g、芍薬(しゃくやく):1.5〜2g、枳実(きじつ):1.5〜2g、甘草(かんぞう):1.5〜2g、鼈甲(べっこう):4g、茯苓(ぶくりょう):2g、大棗(たいそう):2g、生姜(しょうきょう):1g 。
効能: 虚弱ではない人に用いられるもので、不安があり、胸部の苦しさがある場合の腹痛、胃炎、胃痛などに用いられます。
適応症: 腹痛、胃炎、胃痛。
8989 加減涼隔散とは(かげんりょうかくさん) 配合生薬:連翹(れんぎょう):2g、黄ごん(おうごん):2g、山梔子(さんしし):2g、桔梗(ききょう):2g、黄連(おうれん):2g、薄荷(はっか):2g、当帰(とうき):2g、枳殻(きこく):2g、芍薬(しゃくやく):2g、地黄(じおう):2g、甘草(かんぞう):1.5g。
効能:比較的体力があり、胃腸の調子がすぐれない場合の口内炎、口腔の炎症に用いられます。
適応症:口内炎、口腔の炎症。
8990 加味逍遙散加川きゅう地黄とは(かみしょうようさんかせんきゅうじおう ) 配合生薬:当帰(とうき):3g、芍薬(しゃくやく):3g、柴胡(さいこ):3g、蒼朮(そうじゅつ)または白朮(びゃくじゅつ):3g、茯苓(ぶくりょう):3g、甘草(かんぞう):1.5〜2g、生姜(しょうきょう):1g、薄荷葉(はっかよう):1g、川きゅう(せんきゅう):3g、地黄(じおう):3g。
効能 :皮膚が乾燥し、血色の悪い女性でときに便秘の傾向がある人に用いられます。
適応症:月経困難、月経不順、冷え症、 虚弱体質、更年期障害、 血の道症、湿疹、しみ。
8991 か楼薤白湯とは(かろうがいはくとう) 配合生薬: か楼仁(かろにん):2g、薤白(がいはく):6g、十薬(じゅうやく):6g、甘草(かんぞう):2g、桂皮(けいひ):4g、防已(ぼうい):4g
効能:胸部の圧迫感、背中に広がる胸部やみぞおちの痛みなどに用いられます。
適応症:胸部の痛み、みぞおちの痛み、胸部の圧迫感。
使用上の注意:服用にあたり、事前に心電図の検査をすることをおすすめします。
8992 か楼薤白白酒湯とは(かろうがいはくはくしゅとう) 配合生薬: か楼仁(かろにん):2g、薤白(がいはく):6g、白酒(はくしゅ):400g 効能 胸部の圧迫感、背中に広がる胸部やみぞおちの痛みなどに用いられます。
適応症:胸部の痛み、みぞおちの痛み、胸部の圧迫感。
使用上の注意: 服用にあたり、事前に心電図の検査をすることをおすすめします。 薬の使用にあたり、薬剤師の説明や添付の説明文書をよく理解したうえで使用してください。
8993 白酒とは(パイチュウ) 白酒(パイチュウは、穀物から造られた中国産の蒸留酒である。主原料から高粱酒(カオリャンチュウ)ともいい、中国東北部では白乾児(パイカール、白乾兒)ともいう。 中国語では日本・朝鮮の焼酎も「白酒」と呼ぶ。 中国の欧州料理店などでは状況によって白ワインを指して「白酒」とすることがある。この場合は赤ワインを意味する中国語「紅酒」(ホンチュウ)の反対語である。なお、特にワインの意味で用いる場合はそれぞれ「白葡萄酒」、「紅葡萄酒」となる。
8994 枳縮二陳湯とは(きしゅくにちんとう ) 配合生薬 :半夏:5〜7g、茯苓:3.5〜5g、陳皮:3.5〜4g、生姜:2〜3g、甘草:1〜2g、枳実:1.5g、縮砂:1.5g、香附子:2g、厚朴:2g、延胡索:2g、茴香:1g、木香:1g、草豆蒄:1g 。
効能:痛みが腰や背中に広がる場合の胃炎、肋間神経痛などに用いられます。
適応症:胃炎、肋間神経痛。
8995 玉屏風散とは(ぎょくへいふうさん) 配合生薬:。
効能 :からだが虚弱で、風邪症候群になりやすく、疲れやすい人の多汗症、寝汗、疲労倦怠感などの改善に効果があり、よく用いられます。
適応症:多汗症、寝汗、疲労倦怠感。
使用上の注意:薬の使用にあたり、薬剤師の説明や添付の説明文書をよく理解したうえで使用するようにしてください。
8996 桂姜棗草黄辛附湯とは(けいきょうそうそうおうしんぶとう) 配合生薬 :桂皮(けいひ):3g、生姜(しょうきょう):1g、大棗(たいそう):3g、甘草(かんぞう):2g、麻黄(まおう):2g、細辛(さいしん):2g、附子(ぶし):1g。
効能:高齢者または、虚弱な人で寒けがある場合の風邪症候群、気管支炎、関節痛、鼻炎、神経痛などに用いられます。
適応症:風邪症候群、気管支炎、関節痛、鼻炎、神経痛(しんけいつう)
8997 桂枝越婢湯とは(けいしえっぴとう) 配合生薬: 石膏(せっこう):8g、麻黄(まおう):6g、蒼朮(そうじゅつ)または白朮(びゃくじゅつ):4g、大棗(たいそう):3g、甘草(かんぞう):2g、生姜(しょうきょう):1g、桂皮(けいひ):4g、芍薬(しゃくやく):4g、附子(ぶし):1g 。
効能:体力が中等度以下の人で、むくみ、関節リウマチ、関節炎などに用いられます。
適応症:むくみ(むくみ) 関節リウマチ(かんせつりうまち) 関節炎(かんせつえん)
8998 桂枝二越婢一湯とは(けいしにえっぴいちとう) 配合生薬: 石膏(せっこう):4g、麻黄(まおう):3g、大棗(たいそう):3g、甘草(かんぞう):2g、生姜(しょうきょう):1g、桂皮(けいひ):2.5g、芍薬(しゃくやく):2.5g 効能:体力が弱い人の風邪症候群、神経痛、関節炎、関節の腫れなどに用いられます。
適応症:風邪症候群、神経痛、関節炎、関節の腫れ。
8999 桂枝二越婢一湯加朮附とは(けいしにえっぴいちとうかじゅつぶ) 配合生薬:石膏(せっこう):4g、麻黄(まおう):3g、蒼朮(そうじゅつ)または白朮(びゃくじゅつ):4g、大棗(たいそう):3g、甘草(かんぞう):2g、生姜(しょうきょう):1g、桂皮(けいひ):2.5g、芍薬(しゃくやく):2.5g、附子(ぶし):1g
効能: 体力が弱い人の風邪症候群、関節炎、関節の腫れなどに用いられます。
適応症 :風邪症候群、関節炎、関節の腫れ。
9000 外台四物湯とは(げだいしもつとう) 配合生薬:桔梗3,  紫苑1.5, 甘草2, 麦門冬9, 貝母2.5,  人参1.5, 杏仁4.5
効能 :声が出ず、喉が痛む風邪に用いられます。