Namazu: [説明]

         Q&A本文(No1051-1200)

No
Q(お客の質問) A(答え)
1051 クエン酸リンスとは シャンプーなどが電解洗浄液が弱アルカリ性なので、そのままドライングしてしまうと髪の毛がきしむ。本来の髪の毛の弱酸性に戻してやらねばなりません。そのためにクエン酸リンスが有効です。クエン酸液(洗面器一杯のお湯に対してクエン酸 3g が目安)でリンスすると、しっとりし、しなやかになります。かけた瞬間に感触が変わります。1−2分置くと、より効果がある。 そのあと地膚を洗うように、良く洗い流し髪を乾燥した時に自然の艶としなやかさ、地肌がさっぱりします。
1052 メチルメチオニンスルホニウムクロライドとは 胃を守る粘液を増やしたり、胃粘膜の血流をよくすることで、胃酸に対する防御機能を高める。胃酸に対する「防御因子増強薬」で傷ついた組織の修復を助ける。胃炎や胃潰瘍の治療に用いられる。鎮痛薬などよる胃の荒れを予防する目的で、いっしょに処方されることもある。
1053 抑肝散加芍薬黄連(ヨクカンサンカシャクヤクオウレン、よくかんさんかしゃくやくおうれん)とは 不眠症や神経症に適用される漢方処方「抑肝散」に芍薬と黄連をプラスした処方 )製剤で、その効能・効果は日々のストレスやホルモンバランスの不調による自律神経の乱れを整えて、神経のたかぶりを抑えたり、気分がふさいで意欲が減退したとき、またこれらによる不眠を解消して、ぐっすりとした眠りをもたらす。また、生薬成分のため日中眠くなるということもなく、自然な効き目を望まれる方などに最適。 催眠鎮静剤「レスティ錠」として大正製薬から発売。
1054 メンフェゴールとは 避妊用膣薬。メンフェゴールは天然のテルペン油(植物油)からつくられた非イオン型界面活性剤の一種。膣内で溶け、膣壁や子宮頚管部に密着し、殺精子効果を発揮する。避妊効果は必ずしも100%ではない。ネオサンプーンループ錠としてエーザイから市販されている。
1055 ヨードホルムとは ヨウ素化合物の外皮用殺菌消毒剤。効能は創傷・潰瘍の殺菌・消毒。 用法は少量の原末を1日1回散布する。また、消毒用包帯材料は10%のヨードホルムガーゼを用いる。
1056 鹿茸(ロクジョウ、ろくじょう)とは 雄鹿のまだ角化していない幼角を乾燥させたものです。鹿茸はコラーゲン、たんぱく質、カルシウム、リン、マグネシウムなど多くの成分を含み、中国では古くから強精・強壮の漢方薬として、高麗人参とともに重宝されてきました。現在も"不老長寿の珍品"と呼ばれ、世界各国の医療界においても鹿茸の研究がなされています。強壮・造血の効能はもちろん、性機能低下や記憶力の低下、不妊症などの症状に対して抜群の効果を発揮すると言われています。
1057 リン酸リボフラビンナトリウムとは リボフラビン(ビタミンB2)は,生体内でATPからリン酸を受けてFMN(リン酸リボフラビン)となり,さらにATPからアデニル酸を受けてFAD(フラビンアデニンジヌクレオチド)となって生理活性を示す。
FMNやFADは,補酵素としてそれぞれ特定の酵素蛋白と結合し,種々の酸化酵素や水素伝達酵素などいわゆる黄色酵素(フラビン酵素)を形成する。その作用機構はリボフラビンの還元型・酸化型の可逆反応によるものとされている。
効能・効果
1.ビタミンB2欠乏症の予防及び治療
2.ビタミンB2の需要が増大し,食事からの摂取が不十分な際の補給(消耗性疾患,妊産婦,授乳婦,はげしい肉体労働時など)
3.下記疾患のうち,ビタミンB2の欠乏又は代謝障害が関与すると推定される場合:
(1).口角炎,口唇炎,舌炎
(2).肛門周囲及び陰部びらん
(3).急・慢性湿疹,脂漏性湿疹
(4).ペラグラ
(5).尋常性ざ瘡,酒さ
(6).日光皮膚炎
(7).結膜炎
(8).びまん性表層角膜炎
1058 フコイダンとは フコイダンはコンブ・ワカメ・モズクなど、海藻のヌメリ成分のひとつである硫酸化多糖類で乾燥重量の約4%含まれている。構造としてはフコースと呼ばれる糖に硫酸基が結合したものが数多く連結したものの総称。この食物繊維”フコイダン”がC型肝炎やガン治療に有効なインターロイキン12やインターフェロンガンマーを動物実験から顕著に産生させ、また花粉症などで引き起こされるIgEの過剰生産を抑制する作用のあることが認められている(宝酒造、バイオ研究所)。エイズのような免疫不全症やC型肝炎などのウイルス感染症の治療、ひいてはガンの治療などに期待されている。
1059 目にしみる目薬があるのはなぜか 恐らく,目にしみるのは配合されている薬によるものと思われます。まず,しみない目薬のほとんどは,塩水のみからできている。 人の細胞と同じ浸透圧に調製した目薬はしみない。この浸透圧が涙の浸透圧と異なると刺激となってしみる。しかし、目薬は薬が入っていても,この浸透圧を合わせてありますので, 浸透圧が原因でしみないようにしてある。しみる場合は恐らく薬の成分がしみる作用をもっているものと考えられる。 開封したばかりの時はしみなかったのに, 使っているうちにしみるようになってきた場合は 液が蒸発して,濃縮され,浸透圧が高くなっている可能性がる。 このようなものは使わないほうがよい。
1060 酪酸菌(らくさんきんClostridium butyricum) とは 酪酸菌は長年、医薬品や飼料として使われてきた微生物です。安全性は確立されている。酪酸菌は増殖の際に酪酸・酢酸・プロピオン酸などの有機酸を作る腐敗防止細菌です。 酪酸菌は100℃にも耐えうる胞子(芽胞)を形成し増殖が出来ない場所、例えば強酸・強アルカリや乾燥条件でも活動を停止(休眠)し、環境が良くなると改めて生育を開始する。そのため動物の腸内に生きたまま届くことができる。 酪酸菌によってできた酪酸は腸内のビフィズス菌、乳酸菌の発育を助ける。
酪酸菌は粘膜の傷を修復し、小腸の繊毛運動を活性化する
1061 酪酸菌と酪酸との違いとは? 酪酸菌は増殖の際に酪酸・酢酸・プロピオン酸などの有機酸を作る非常に小さな生き物です。 酪酸はぬか漬、チーズや化粧品の成分。
1062 リボフラビンとは ビタミンB2です。B群の代謝に作用し、血管の弾力・肥満・発育成長に関わりがある
1.FAD、FMNの形で蛋白質と結合してフラビン酵素となる
2.クエン酸回路、電子伝達系でエネルギー生産に関与する
3.ホルモンを調節し、妊娠、胎児の発育と成長に必要
4.脂肪酸の分解や蛋白質の合成に働く。
5.胆汁酸、コレステロールの合成に働く
6.体内の過酸化脂質の分解を助ける
7.副腎の正常な働きに必要
8.正常な免疫機能に必要
9.好中球の殺菌作用に関与
10.ビタミンAと共に視力、目の健康を保つ
11.神経系の働きを助ける
12.薬物や毒物の解毒に働く
13.結合組織の形成に必要 細胞の再生を促し傷の治りを早くする14.トリプトファンからB3の生成を助ける
15.鉄の吸収を助ける ビタミンB6、葉酸、ビタミンKの再生転換に働く
16.皮膚、毛髪、爪の健康を維持する
1063 酢酸ヒドロコルチゾンとは ステロイドホルモン。
【効能・効果】 湿疹・皮膚炎群(進行性指掌角皮症、女子顔面黒皮症、ビダール苔癬、放射線皮膚炎、日光皮膚炎を含む)、皮膚そう痒症、虫さされ、乾癬
【使用上の注意】皮膚感染を伴う湿疹・皮膚炎には使用しないことを原則とするが、やむを得ず使用する必要がある場合には、あらかじめ適切な抗菌剤(全身適用)、抗真菌剤による治療を行うか、又はこれらとの併用を考慮すること。
1064 コリスチンとは アミノ酸のつながった環状ペプチド構造をもつ抗生物質。 ポリミキシン B も類似物質。ともにバチルス属の細菌から見いだされ,グラム陰性菌にのみ有効で,他の抗生物質に比べ緑膿菌に強い作用をもつことが特徴である。比較的毒性が強いが,内服,注射などで用いる。
1065 硫酸ベルベリンとは 商品名ストプニン(杏林製薬)。医療用医薬品、 下痢症に通常成人1日4〜30mgを皮下又は筋肉内に注射。硫酸ベルベリンの作用機序は核酸・蛋白合成系に作用して静菌作用を示すことにより,止瀉作用があらわれる。
1066 蓮茎(レンケイ、れんけい)とは 薬効;利尿,止血,通経,婦人病,滋養強壮解熱,鎮痛,口内炎,淋病,はれもの,かぶれ
レンコンの茎(蓮茎)は痔などの出血に対して効果を発揮する。 出血は体に熱がこもるために起こるとすると,この止血ということは,レンコンは体の熱を取り去り,体を冷やす。 レンコンの節を陰干しにして炒りますとレンコンの止血作用が倍増し,痔にも著効があります。 レンコンの成分としては糖質が多く,ビタミンC,アスパラギン酸,アルギニン,チロシンなどが含まれている。
1067 風邪薬や花粉症薬で緑内障や前立腺肥大の人は禁忌とあるのはなぜか このような薬には抗ヒスタミン剤がアレルギー症状を抑えるために配合されている。ときに抗コリン作用を持つ抗ヒスタミン剤がある。抗ヒスタミン剤が緑内障や前立腺肥大の悪化、狭窄性消化性潰瘍又は幽門十二指腸閉塞のある患者、口渇、便秘、動悸などの副作用がある。抗コリン作用により眼圧が上昇し、症状が悪化するおそれがあるため緑内障には禁忌。抗コリン作用により排尿障害が悪化するおそれがあるため前立腺肥大には禁忌。抗コリン作用により消化管運動が抑制され、症状が悪化するおそれがあるため便秘や狭窄性消化性潰瘍又は幽門十二指腸閉塞のある患者は禁忌。
1068 アスピリン喘息に禁忌ではない解熱消炎鎮痛剤はあるのか? アスピリン喘息の発症機序は、シクロオキシゲナーゼ阻害活性の強い非ステロイド性消炎鎮痛剤の投与後に起きることから、シクロオキシゲナーゼ阻害という薬理作用が、その発症機序と考えられる。そのためシクロオキシゲナーゼ阻害活性がないソランタール錠、メブロン錠、ペントイル錠などの塩基性消炎鎮痛剤は、アスピリン喘息を誘発しないことが知られている。しかし、前2者は添付文書上禁忌になっており、唯一ペントイル錠のみがアスピリン喘息には、禁忌でも慎重投与でもない。また、アセトアミノフェンのシクロオキシゲナーゼ阻害活性は弱いのですが、添付文書上は禁忌です。
1069 糖尿病で疲れ易いので、栄養剤やドリンク剤を 飲んでも良いか。 糖尿病の自覚症状には、口渇、多飲、多尿、疲労感、体重減少などがある。インスリンの作用が弱まって糖の利用が低下し、エネルギー生産が不足します。 このために倦怠感、疲労感が生れ、脱水症状などにより、体液バランスも崩れ、疲労感がある。従って、 疲れ易いからといって、栄養剤やドリンク剤に頼らないで、糖のコントロールがうまくいっているかどうかチェ ックすることが重要です。糖代謝が改善されれば、それらの症状も改善されるでしょう。
1070 経口血糖降下薬の成分はインスリンか。またはインスリンの代用品か。 インスリンは血糖値を下げるホルモンで注射剤です。経口血糖降下薬はインスリンの分泌を助けるもので、インスリンそのものではありません。まだ、経口インスリンは発売されてません。
1071 糖尿病患者が風邪をひいたとき、市販の風邪薬を飲んでもよいか。 風邪薬にアスピリンが配合されていると血糖値を下げるので厳格に血糖コントロールをできなくなるのでさけねばなりません。医療機関(かかりつけ医)を受診することをおすすめします
1072 ゲニポシド酸とは ゲニポシド酸は、副交感神経を刺激し血圧の上昇を防ぐ。 高血圧の他、ストレスの緩和や高脂血症、高コレステロールの軽減など生活習慣病の予防、さらにはる発ガン物質の体内暴露を軽減することが知られています。 杜仲茶にはゲニポシド酸を多く含まれます
1073 甘草になぜ免疫増強作用があるのか 甘草に含まれるグリチルリチンに免疫増強作用がある。グリチルリチンの免疫増強のメカニズムは、インターロイキン-12やインターフェロンの産生の誘導する。自然免疫のシステムでは、最前線部隊である食菌細胞(マクロファージや好中球)、NK細胞などが活発に働けば、異物をいち早く撃退することができます。これらの細胞を活性化し、更に一般の細胞を抗ウイルス状態に変化させて感染を防ぐ働きをするのが「インターフェロン」や「インターロイキン」と呼ばれるサイトカインです。 グリチルリチンはインターロイキン-12やインターフェロンの産生を誘導し、抗ウイルス活性の強いマクロファージを活性化し、NK細胞の活性増強、免疫応答調整作用など多くの生理活性を示します。 このメカニズムにより、C型肝炎やHIV、SARS、インフルエンザなどに対してリコリス(甘草)の主成分である「グリチルリチン」が効果を示します。
1074 KW乳酸菌とは 免疫の司令塔といわれるT細胞は、その産生するサイトカインの違いから、Th1細胞とTh2細胞にわかれ、バランスを保っています。しかし、何らかの原因でこのTh1とTh2のバランスが壊れると、自己免疫疾患やアレルギーなどの免疫不全を引き起こすことになります。アレルギーの場合は、Th2が過剰に働いている状態にありますので、Th1を活性化してTh2を抑制することが、アレルギーの改善になります。乳酸菌の株ごとに大きく異なり、その中で「KW3110株」がTh1を活性化作用が最も高く、アレルギー改善作用を示す。
1075 ポリフェノール Poliphenole とは ポリフェノールとは,同一分子内に複数のフェノール性水酸基(ヒドロキシ基)をもつ植物成分の総称で、ほとんどの植物に含まれ、その数は5000 種以上に及ぶ。光合成によってできた植物の色素や苦味の成分であり、抗酸化能力に優れた水溶性(一部は脂溶性)物質です。 赤ワインに含まれるポリフェノールに抗酸化作用があるということで、一大ブームが起きた。その他、お茶のカテキン、そばのルチン、コーヒーのクロロゲン酸、タマネギのケルセチン、むらさき芋のアントシアニンなどもすべてポリフェノールの1種です。ポリフェノールは動脈硬化・老人性痴呆症・脳梗塞・リウマチ性疾患・心筋梗塞・痛風・糖尿病・ガンなどの病気の原因となる活性酸素と戦う抗酸化物質のことです。 ポリフェノールの健康効果は次のような物である。
1)抗酸化力 ・殺菌効果(カテキン・タンニンの働き。生ものを食べる時に一緒に食べると効果大。)
2)肝機能向上(アントシアニンを含む食材)
3)脂肪吸収抑制(ケルセチン・ウーロン茶ポリフェノールを含む食材(ウーロン茶))
4)女性ホルモンバランスの調整(イソフラボン(豆腐・納豆・大豆製品))
5)血圧降下(ルチン(そば))
6)発癌性物質の除去(クロロゲン酸(コーヒー・プルーン・春菊・じゃがいもなど))
7)ストレス抑制(カカオマスポリフェノール(ココア・チョコレート))
1076 テアフラビンとは お茶などに含まれるカテキン類が発酵して合成される2次ポリフェノール類です。特に「発酵茶」に多く含まれている。糖尿病及び肥満における要因となる糖分を生産する酵素α−アミラーゼ抑制効果がある。 血流を促す血小板凝縮抑制作用がある。 また、抗生物質様の作用がある他、血液凝固を抑制する作用があり、血液をサラサラにして血行を促進させる。血の流れが良くなると臓器の負担も少なくなり臓器機能が良くなり、新陳代謝が活性化され老化の防止と改善につながる。
1077 ジュアールティー(ジュアール茶)とは ジュアールティーは、アフリカ生まれの野草ジュアール(学名カメリアシネンシス)を自然農法で栽培したお茶です。
アフリカで聖なる地に成育するハーブと言われる秘訣はルイボスティの20倍SOD様作用、タンニン、スーパーカテキン、テアフラビン類のポリフェノール含有にあります。健康・老化・美容の大敵「活性酸素」を消去する。主な作用は次の通りです。
1. 活性酸素消去作用が大変高くシミ・シワの除去に有効。
2. 利尿作用が高いので、水太り、むくみ、冷え性に良い。
3. 酵素アミラーゼを抑制し、カロリーの上昇を抑制、肥満を防ぐ。 4. 代謝を促進、カロリーや脂肪燃焼の効率を高め、肥満を抑制。 5. 細胞老化を抑制し、皮膚修復機能が高まるので、肌が若々しくなる。
6. 尿、汗などの水分排泄が高まり、それに伴い老廃物の排泄も高まる。
7. 自然治癒力が向上し、生活習慣病などの体質改善が可能。
したがって、花粉症、アレルギー性鼻炎などアレルギー疾患、高脂血症、高血圧、動脈硬化、心筋梗塞、 糖尿病、冷え症、倦怠感、肥満、便秘、むくみ、肌荒れ、シミ、シワなどの予防によい。
1078 クマザサエキスとは クマザサエキスは、私たちの体を健康な状態にしてくれる成分が含まれる。
1.肝臓病:ササ多糖体には肝臓の細胞膜を安定させるはたらきがあり、コレステロールを体外に出す働きがある。それによって肝臓の疲労回復させ、肝炎をはじめ肝臓病の予防効果が高い。
2.胃炎・胃潰瘍・十二指腸潰瘍: 粘膜保護作用があり、炎症をおこしたり、潰瘍のある胃の粘膜を回復させる。
3.糖尿病:ササ多糖体が細胞膜のインスリンへの感受性を高める。また疲労したベータ細胞に働いて、これを修復します。このことによって人工投与のインスリン量を減らすことができる。また優れた抗ストレス作用があり、血糖値の降下にはたらきかけます。4.その他の作用:アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎・鼻茸・蓄膿症、水虫 、更年期障害、口内炎、 歯周病・歯槽膿漏
1079 マッサージオイルとは 椿油、オリーブ油や米ぬか油が身近にある。 椿油には、人間の皮脂に非常に近いオレイン酸が87〜95%(オリーブオイルは、65〜84%)も含まれており、植物油の中では最も人間の皮脂に近いオイルです。非常に浸透性が高く、皮脂と同じ天然の栄養成分を補給してくれる働きがあり、また非常に酸化しづらいオイルです。さら、紫外線吸収力も強いので日焼け止めにも使用でき、シミ・ソバカスを防いでくれます。
米ぬか油は肌にきわめて高い効果をしめすオイルです。ぬか油 (Rice Bran Oil)は、液状ビタミンEの中で天然ビタミンEを最も豊富に含み、ミネラル、ビタミンコンプレックス、ガンマオリゾナル、スクワレンなども豊富に含んでいる。天然酸化防止剤としても他のオイルに入れ使用することができる。皮膚細胞組織の成長を促し、老化した肌に極めて高い効果を発揮する作用がある。紫外線防止効果もあり、乾燥肌の方は、ベースオイルに混ぜてマッサージする。
1080 食物繊維とは 人間の消化酵素では消化されない成分で、水に溶ける水溶性食物繊維と、溶けない不溶性植物繊維がある。水溶性食物繊維には、植物の樹皮に含まれる植物ガム、海藻に含まれるアルギン酸、コンニャク芋などに含まれるコンニャクマンナンなどがあります。不溶性植物繊維には、穀類の外皮に含まれるセルロース、ペクチン、エビやカニの殻に含まれるキチンなどがある。この食物繊維は、腸内の水分を吸収してふくらむことで、腸の働きを活発にし、便の排泄を促す。また、血中のコレステロールの上昇をおさえ、高脂血症、動脈硬化などの生活習慣病を予防す。そして、水溶性の繊維が体内の食塩を排泄し、血圧の低下をもたらし、糖尿病や肥満の解消に役立つ。
1081 ビルベリーとは ビルベリーは、スカンジナビア半島から北部ヨーロッパ、アジアにかけて広く分布している野生種です。ブルーベリーとは節が異なるため、厳密にはブルーベリーとはいえませんが、一般的に同じ仲間として扱われています。 この実は抗酸化物質ポリフェノール類・アントシアニンを豊富に含む事によりヨーロッパでは広く使用されています。アントシアニンは、映像を脳に伝える働きや、目の血管の強化、血行の促進などに関係すると言われている。 ブルーベリーが目にいいと言われますが、ビルベリーは、ブルーベリーに比べて、有効成分であるアントシアニンの含有量が多く、また質も高いとされています。
1082 蕃爽麗茶(ばんそうれいちゃ)とは グァバ葉ポリフェノールの働きで糖の吸収をおだやかにし血糖値の上昇を抑える働きがある無糖の健康茶飲料です。中国産の高品質のグァバ葉を使用し、グァバ葉独特のクセのある香りをマイルドで飲みやすく仕上げています。 ビタミンCが200ml当たりに約60mg(製造時) 含まれています。(レモン約1.5個分) ホットでもコールドでもよく、1年中飲めます。 グァバ葉ポリフェノ−ルは、いくつにもつながっている糖質の巨大分子をバラバラに分解して、小分子のブドウ糖にする酵素の作用を抑えます。そのため、糖質の分子は大きいままなので小腸の膜を通りにくく結果として吸収される糖が減少します。 これを糖質分解酵素活性阻害作用という。 吸収されなかった糖は大腸で腸内細菌に分解されるか、あるいはそのまま体外に排出されてしまう。 糖の吸収を妨げることで、食後の血糖値の急激な上昇を抑えます。
1083 健茶王(けんちゃおう)とは 健茶王に入っている「難消化性デキストリン」は糖質の吸収をおだやかにする働きがあり、食事と一緒にとると、食後の急激な血糖値上昇がゆるやかにする。食事を摂取すると、糖分はブドウ糖 として血液中に取り込まれ、血糖値が 急激に上昇する。それに伴いインスリ ンも大量に分泌されるが、過剰なイン スリンの分泌が糖を脂肪に変えたり、 脂肪酸を脂肪細胞に送り込むことにな り、結果としてそれが肥満の原因とな ってしまう。また、インスリンの分泌 が弱った場合は、慢性的な高血糖とな り、そこから糖尿病になってしまう場 合もある。ところが、食物繊維が入っている食品は、ゆっくりと小腸を移動するため、 おだやかに糖を吸収することとなり、 血糖値の急激な上昇を抑えてくれる。
1084 アセンヤクとは(阿仙薬、あせんやく) マメ科 Leguminosae 児茶 Acacia catechu Wild. の樹枝を乾燥し、水煎した液を濃縮乾燥した塊状エキス。 薬理作用 は収湿・歛瘡・止血 収斂作用・消炎作用・止血作用。 臨床応用は収斂性止瀉薬として用いるが、漢方では現在ほとんど用いない。日本で大量に用いられるのは口腔清涼剤(仁丹など)の原料として用いられる。
1085 ホミカエキスとは 健胃消化剤/苦味剤/苦味健胃薬として使用される。胃の働きをよくして、食欲をだすお薬です。 ホミカという生薬からできていてその苦味成分が胃腸粘膜を刺激し、唾液や胃液の分泌を促進し、胃腸の運動も活発にし食欲を増す。
1086 莪朮エキス (ガジュツ、がじゅつ)とは ガジュツは屋久島産のショウガ科の多年草で、通称は紫ウコンです。 成分としては色々な薬効成分が含まれています。 シオネール、カンファー、アズレンなどの精油成分が効果を発揮します。 これら成分は次のような効能がある。 健胃、殺菌、強心、抗炎症、抗潰瘍、高血圧降下作用、脳卒中予防、抗ガン作用、肝機能向上、利尿作用など。
1087 胆汁エキスとは 消化器系に作用し、肝臓の働きを改善し栄養の吸収を高める。 脂肪や脂溶性物質の消化、吸収を促進する緑色のエキスです。
1088 ソウジュツとは(蒼朮、そうじゅつ) Atractylodis Lanceae Rhizoma キク科のホソバオケラまたはシナオケラの根茎。2種とも中国産であり、ホソバオケラ基原の蒼朮を南蒼朮、シナオケラ基原の蒼朮を北蒼朮として区別する。一般に南蒼朮のほうが油分が多い傾向にある。その太くなった根茎は、芳香性健胃、利尿、発汗、鎮痛、の作用があり、胃下垂や胃アトニー、神経痛、リウマチなどの治療に用いられる。
1089 コウボクとは(厚朴、こうぼく) モクレン科ホオノキの樹皮で主成分は精油 β-eudesmol, α-pinene, β-pinene, camphene, limoneneなどのアルカロイド、 magnocurarine, magnoflorineなどのジフェニル化合物、magnolol, honokiolなどを含む。 薬理作用としては筋弛緩・抗痙攣作用 ・鎮静作用 ・抗消化性潰瘍作用 ・抗炎症・抗アレルギー作用 ・血圧降下作用 ・鎮吐作用 ・抗菌作用 ・抗腫瘍作用などがある。通常、胸部や腹部の腫れ、膨満 ・腹痛に用いる。
1090 チンピとは(陳皮、ちんぴ) ミカン科 Rutaceaeの柑桔 Citrus reticulata Blancoの果皮を乾燥したもの。中国では古いものほどよい(性味が燥烈でない)としているので、陳皮という名がある。中国ではポンカン及びその近縁種が用いられる。未成熟な果皮を青皮と呼び、陳皮と使い分けられる。健胃、駆風、去痰、鎮咳作用があり、食欲不振や嘔吐、疼痛、咳嗽などに用いる。
1091 シュクシャとは(縮砂、しゅくしゃ)  ショウガ科、で学名:Amomum xanthioides 、別名はジンジャーという。精油を1.7〜3%含有する。芳香性健胃、整腸薬として、胃部に停滞感があり、消化不良性下痢,神経性下痢などに有効。。
1092 ゴシュユとは(呉茱萸、ごしゅゆ ) ミカン科のゴシュユおよびホンゴシュユの未熟果実で、六陳の一つである。中国貴州、四川省、広西自治区などに産す。精油、脂肪油、苦味成分およびアルカロイドを含む。健胃、利尿、鎮嘔、鎮痛薬として頭痛、嘔吐、胸満などに使用する。
1093 キジツとは(枳実、きじゅつ ) ミカン科のダイダイ、ナツダイダイその他同属植物の未熟果実。日本の和歌山、広島、愛媛県で生産。中国では江西、四川省を主産地とする。精油、クマリン類、フラボノイド類などを含み、精油の主成分はリモネンである。芳香性苦味健胃、去痰、排膿、緩下薬として、胸腹部の膨満感をとる目的で胸痛、腹痛、去痰などに使用する。
1094 チョウジとは(丁字、ちょうじ ) 高さ10mになる熱帯性の常緑樹です。 インドネシアのモルッカ諸島の原産で、スマトラ、ジャワなどに分布し、また18世紀末にフランス人によって東アフリカ沿岸地帯に移植され、 現在ではむしろ この地方(サンジルバドル島・ペンバ島など)で多く 生産される。 つぼみは 始めは白色で、後に緑色を経て鮮紅色に変わります。 この開花直前の"つぼみ"を採取して乾燥したものが"丁字"です。 和名は、つぼみの乾燥品がクギのような形をしているため "丁"と いう字に似ていることに由来する。精油が15〜20%が含まれ、その主成分はオイゲノール(eugenol37〜63%)、ガロタンニンなど。芳香性健胃・食欲増進などの作用があり、胃痛や腹痛をとる目的で漢方処方、家庭薬などに配合される。"丁字"からとった油は局所麻酔作用があるため、歯痛やリウマチなどにも応用される。 正倉院御物中に"丁字"が存在することから、日本にもかなり早くから渡来していた。 また、「源氏物語」にも丁字染めの記事がみられ、防虫・薫香などが主な用途だったと考えられる。
1095 生姜(ショウキョウ、しょうきょう)とは( ショウガの根)  ショウガ科(Zingiberaceae)で薬用部分は生姜の根茎。英名はGinger、精油(主成分はα-zingiberene. β-bisabolene、β-phellandreneなどのテルペノイド) 辛味成分(6-gingerol)を含む。薬効は芳香辛味性健胃薬あるいは食欲亢進作用がある。
1096 黄ゴン(オウゴン、おうごん)とは オウゴンとはシソ科のコガネバナの周皮を除いた根。新根で質の充実した「子ゴン」(条ゴン、枝ゴン、丸軸)、根の先端部の「尖ゴン」、老根の木部の一部が腐朽した「宿ゴン」(枯ゴン)、破砕され片状となった「片ゴン」(平手)などがある。中国の山西、山東、河南省などに産する。フラボン誘導体バイカリン、オーゴニン等を含む。消炎、解熱薬として、黄疸、呼吸器感染症、胃炎、腸炎などに使用する。
1097 オウレンとは(黄連、おうれん)  キンポウゲ科で春に北海道,本州,四国の山地の樹林の下に生える多年草です。根茎を用いる。漢方で「三黄丸」という。白い小さな花びらのように見えるのは本当は萼で,白い細い線状のものが花です。 健胃、整腸薬として消化不良や下痢止めに用いる。苦味が強いのは黄色物質のベルビリンによるもので、粉末や煎じ薬として用いる。
1098 目薬(点眼液)の有効期間とは 開封前は外箱に記載があるとおりの有効期限です。開封した場合、有効期間内であっても、液が空気中の雑菌などで汚染されます。通常、しっかり栓をして、冷蔵庫などの冷暗所に保存して、開封後1か月くらいが使用に耐えられる期間と考えられる。
1099 H2ブロッカーとは 胃酸の分泌を抑える薬剤。胃酸は、胃壁細胞の表面にあるヒスタミンH2と呼ばれる受容体にヒスタミンが入ることで分泌されるが、過剰に分泌されると胃の粘膜を荒らして胃炎や胃潰瘍などを引き起こすため、ヒスタミンH2受容体にヒスタミンが入らないようにブロックすることで胃酸の分泌を抑える。ファモチジンシ(ガスター10)、メチジンなどがこれにあたる。副作用が強いため、使い方に注意が必要。
1100 薬局・薬店で購入できる目薬の種類とは 1) 一般点眼薬  
目の疲れ、結膜充血、眼病予防(水泳のあと、ほこりや汗が目に入ったときなど)、紫外線その他の光線による眼炎(雪目など)、眼瞼炎(まぶたのただれ)、ハードコンタクトレンズを装着しているときの不快感、目のかゆみ、目のかすみ(目やにの多いときなど)、目の充血を抑える成分、目の調節機能を改善する成分、炎症を抑える成分、かゆみを鎮める成分、ビタミン成分などが使用目的に応じて種々の組み合わせて配合。
2)抗菌性点眼薬  
細菌に感染した目の症状を改善することを目的とした目薬で、一般にサルファ剤といわれる抗菌成分が含む(スルファメトキサゾール)。結膜炎(はやり目)、ものもらい、眼瞼炎(まぶたのただれ)に使用3)アレルギー用点眼薬  
花粉やハウスダスト等による目のアレルギー症状に使用する目薬。アレルギーの原因となる化学伝達物質の放出を抑えるための成分とかゆみを鎮める成分を配合。
4) 人工涙液  
人工涙液は涙の成分とほぼ同じもので、涙の働きを補うためのもの。目の疲れ、涙液の補助(目のかわき)、ハードコンタクトレンズ、またはソフトコンタクトレンズを装着しているときの不快感、目のかすみ(目やにの多いときなど)に使用。
5)コンタクトレンズ装着液  
ハードコンタクトレンズまたはソフトコンタクトレンズの装着を容易にすることを目的。
6)洗眼液  
目の洗浄、眼病予防(水泳のあと、ほこりや汗が目に入ったときなど)に使用。
1101 アガリクスとは アガリクスは薬ではなく、栄養補助食品です。アガリスクは病巣を直接攻撃するものではなく、「自然治癒力や免疫力」を高めることにより病気を治すことを目的とした『免疫療法』です。そして、この「自然治癒力や免疫力」を高める物質がアガリクス茸に高濃度に含有されるβ−グルカンと呼ばれる物質です。β−グルカンとは外部から浸入してくるウイルスや異物を退治する体内の生態防御・免疫システムを活性化する。従って、直接的にガン細胞を攻撃するものではなく、リンパ球はじめとする免疫関連細胞を賦活させ病原菌やガン細胞を攻撃するものです。 次のような治療中の方が対象といわれている。
各種ガンの制ガン作用、C型・B型肝炎の改善など
1102 肝臓の検査とは 1. 血液検査の主な項目は   
a) 肝臓の障害を見る検査
GOT:肝細胞の中に含まれる=肝臓細胞の障害を見る。
GPT:肝細胞の中に含まれる=肝臓細胞の障害を見る。
TTT:慢性肝炎の状態を見る。
ZTT:慢性肝炎の状態を見る 
b) 肝臓の機能を見る検査   ---肝臓の働き!
T.Bil(総ビリルビン):黄疸=肝臓の排泄能をみる。
ChE(コリンエステラーゼ):肝臓の合成能(物を作る力)。
GTT:耐糖能(糖に対しての抵抗力)により肝機能をみる。
ICG:肝臓の排泄能を直接はかる検査 。
凝固検査:血を固める力を見ることで肝臓の機能を見る。
c) 肝癌のための検査      
CEA:肝癌の検査。
AFP:肝癌の検査  

2. 腹部エコー(腹部超音波検査)       
肝臓のかたちから肝臓の状態観察をする。肝癌がないかどうか経過を見る  
3. その他の検査      
CT、内視鏡検査(静脈瘤の検査、潰瘍の検査)などなど
1103 総蛋白質とは(TP) 血液中に含まれているタンパク質の総称で、主なものはアルブミンとグロブリンなど。栄養状態、肝臓や腎臓の機能を知るのに大事な検査。
● 異常に値が高い場合 ― 免疫疾患や肝硬変、悪性腫瘍などが疑われる。
● 値が低すぎる場合   ― 急性肝炎、ネフローゼ症候群などが考えられる。
1104 ZTTとは(クンケル)   血清中のタンパク質の性質を調べるものです。
● 値が高い場合 ― 肝硬変、慢性肝炎、肝がんなどが考えられる。
1105 γ―GTPとは  胆汁うっ滞、慢性肝炎、肝硬変、アルコール肝障害などで増加します。特に大量飲酒では異常高値になることがある。
1106 GOT・GPTとは     どちらも肝臓細胞にある酵素で、肝臓に障害が起きて細胞が壊れると、循環血液中に流れ出てきます。
● 値が高い場合 ― 肝臓の異常が考えられますが、この判断は非常に難しいとされています。
1107 ALPとは アルカリフォスファターゼという酵素で、主に肝臓、骨、骨盤、小腸などに多く、それらに異常があると血液の中に出てきます。GOTやGPTなどと同時に調べられます。
● 値が高い場合 ― 肝臓の病気や骨の病気が考えられます。  
1108 総ビリルビンとは(Bil) 赤血球の寿命(約120日)が来ると、胆汁の中に排出されます。
● 値が高い場合 ― 黄胆、肝臓病、胆石などが疑われる。
1109 尿素窒素とは (BUN) これはタンパク質の老廃物で、通常は尿を通して排出されます。最も代表的な腎臓機能の検査です。
● BUN値が高い場合 ― 腎機能の障害を意味します。
● BUN値が低い場合 ― 肝臓障害の可能性があります。  
1110 クレアチニン (CRE) タンパク質の老廃物で、腎臓機能が低下すると血液中に増加します。 腎機能検査としては、BUN検査と併せて行われる精度の高い検査です。
● CRE値が高い場合 ― 腎機能に異常があります。
1111 HbA1cとは(グリコヘモグロビン) 通常時の血糖レベルの判定に使われる。HbA1cは血糖と違い、食事の影響を受けないためいつでも検査ができる。グリコヘモグロビンなどとも呼ばれ、赤血球の中に含まれるヘモグロビン(血色素)にブドウ糖が結合したもの。過去約120日間の平均的な血糖状態が分かる。基準値は4.3〜5.8%で、6.5%以上だと糖尿病と判定される 
1112 BSとは(血糖値)  BSは「blood sugar」の略。 血液中のブドウ糖の量を示す、糖尿病の判定には欠かせない値。正常の血糖値は60〜150mg/dLに維持されているが、インスリンのはたらきに障害が起きると血糖値は上がり、空腹時血糖が126mg/dL以上になると糖尿病と診断される。
1113 尿酸とは 痛風の診断、腎機能の評価、動脈硬化性疾患で測定される。  
基準値   男:4.0〜7.0mg/dL
       女:3.0〜5.5mg/dL  
改善ポイント   プリン体を多く含む食品の過剰摂取、または、腎での排泄が障害されている場合などに高値となります。 まずはプリン体を多く含むモツ、肉類、魚介類の摂取を控えること。 アルコールの摂取を控える。 異常値の場合は医師の診断を受ける。
1114 赤血球数とは(RBC) 赤血球は血液を構成する主成分で、体の組織細胞に酸素を運び、不用になった二酸化炭素を運び出す大切な働きをしています。この検査では、血液中の赤血球の数を数えます。
● 赤血球の数が多い場合 ― 多血症といい、この原因は不明。 ● 赤血球数が少ない場合  ―  酸素を運ぶ能力が落ち、頭や心臓に送られる酸素の量が不足することから、頭 通、目まい、動悸に悩まされることになります。また不規則な食事や体内出血などが原因で貧血になっている可能性がある。 
1115 白血球数とは(WBC) 白血球は、体内に細菌やウイルスなどが入ってくると、それと闘うために数を増やして、細菌やウイルスを分解し死滅させる働きがある。従って、その増えかたによってどんな病気にかかっているかを判断する手がかりになります。
● 白血球数が増加している場合  ― 体が細菌やウイルスと闘うために余分に白血球を作り出している状態で 普通は感染を意味します。また白血球が増えるのは体のどこかに故障があると考えられます。
● 白血球の数が少ない場合     ― 外敵に対する抵抗力が低下しているので、感染症にかかりやすくなりま す。  
1116 血色素量とは(Hb) 赤血球に含まれている血色素で、酸素の供給と二酸化炭素を運び出す働きの主役です。  
● 正常値より低い場合   ― 鉄分の欠乏による貧血が疑われます。            
1117 ヘマトクリット値とは(Ht) 一定量の血液の中に赤血球がどのくらい含まれているかの検査です。
● 正常値より高い場合 ― 多血症が疑われます。
● 正常値より低い場合 ― 貧血が疑われます。      
1118 白血球分画とは 好中球、好酸球、好塩基球、単球、リンパ球の5種類がある。この種類分けを分画といい、それぞれの種類の増加数を調べ、どんな病気の可能性があるかを診断します。
● 好中球が増加した場合  ― 各種感染症が疑われます。
● リンパ球が増加した場合 ― ウイルス感染症、百日咳や結核などが疑われます。
● リンパ球が減少した場合 ― 悪性リンパ腫、エイズなどが疑われます。        
1119 血小板数とは(Plts) 血液の中にある有効成分のひとつで、出血したときに血を止める働きをします。血小板数から止血機能を検査します。
● 多血症で血小板数が多くなった場合― 出血しやすくなります。
● 血小板が少ない場合― 出血しやすくなったり、血が止まらなくなったりします。  
1120 コエンザイムQ10とは(ビタミンQ、CoQ10)とは ユビデカレノン、ユビキノンとも呼ばれ、20年以上前から心臓の薬 (軽い心臓病の症状に効く薬:基礎治療を行っている軽度・中等度のうっ血性心不全症状) として使われていましたが、2001年6月に厚生労働省より栄養補助食品として製造認可された。本製品は栄養補助食品なので「体に必要な栄養を補助する」目的でご利用するもので病気の治療は、医療機関で行ってください。もともと人間の細胞内に存在しますが、加齢とともに産生が減少する。現代人に不足気味のビタミン(補酵素)といえます。人間の筋肉、内臓が働くにはエネルギーが必要ですが、それぞれの細胞はATP(アデノシン三リン酸) と呼ばれる物質を作り、ATPがエネルギーを放出します。コエンザイムQ10は、このATPを作るのに必要なビタミンです。  
1121 緊張型頭痛と片頭痛の違いと治療法 『緊張型頭痛』
肩凝りがひどい人に多い。頭の両側、特に後ろに多いのが特徴で、夕方に痛むことが多。一般に、片頭痛などに比べると頭痛の程度は軽いとされていますが、放置しているうちにどんどんひどくなり、救急車で運ばれて脳血管障害や髄膜炎を疑われていろいろな検査をされてしまう重症例もありますから、決して軽く考えてはいけません。治療には、筋弛緩剤薬を使うのが基本ですが、不安・緊張が強い場合には、軽い精神安定剤が有効なケースもあります。筋弛緩剤や睡眠導入剤などの薬剤には直接痛みを取る作用はありませので、痛みに対しては鎮痛剤の併用が必要です。
『片頭痛』
片頭痛は、脳の血管が発作性に拡張するために起きる頭痛。片側に起きるので 片頭痛と呼ばれますが、ズキンズキンという強い痛みが特徴です。前頭部〜頭頂部に 多く、吐き気や嘔吐を伴う。片頭痛の治療には、新しい薬剤で非常に良く効くものがあります。劇的に効く薬剤(トリプタン系薬剤)が開発され て、片頭痛の患者さんにとって福音となりました。このトリプタン系薬剤が有効な頭 痛は、逆に片頭痛の診断がつく(これを診断的治療といいます)とされる位、非常に 片頭痛発作に有効です。いずれにしても自己診断をせずに、まずは医師に相談するのが得策と思いま す。
1122 グルコサミンとは グルコサミンは体内にあるアミノ糖の一種で、生体内では「プロテオグルカン」として結合組織や軟骨に多く分布している。「プロテオグルカン」とはヒアルロン酸を軸にコンドロイチンなどの「グリコサミノグリカン」(タンパク質と多糖体の複合体、ムコ多糖体の一種)が結合したコアタンパク質の集合体で、関節軟骨の主要成分になっていて、各器官の柔軟性や弾力性にかかわる重要な成分です。 関節で軟骨を作るために必要なグルコサミンは、体内でグルコースやフルクトースなどの糖から合成されるが、年齢と共にその合成機能が衰えてグルコサミンが不足する。そのためグルコサミンの補給の有用性が注目されている。
1123 もろみ酢とは もろみ酢とは、沖縄の特産品である「泡盛」や焼酎のもろみからできた天然醸造酢です。原料に麹菌を加え、さらに酵母で発酵させてからアルコール分を取り除いてできる「もろみ酢」には、その過程で生成されるクエン酸やアミノ酸を豊富に含んでいる。 食酢は、酸味の主成分が酢酸なのに対し、もろみ酢は、クエン酸が主成分なので、刺激が少ない、さわやかな飲みやすい酸味が特徴です。
もろみ酢の効果以下のとうり。
1)血中コレステロール値の減少
2)脂肪燃焼、新陳代謝を促進する
3)筋肉を作り、リバウンドのない、しなやかで引き締まったスリムなボディーを作る
4)肌荒れやニキビなどを防ぐ美肌効果
5)疲労回復
1124 黒酢とは クエン酸が豊富に含まれている。このクエン酸は、身体の新陳代謝を高め、脂肪の燃焼を促すという作用がある。 もともと酢には、疲労回復に効果があることが知られています。中でも黒酢は、その効果がより高く、血液の流れをサラサラにし、結果、新陳代謝を改善します。黒酢に含まれる重要な栄養素はアミノ酸です。人間の体内では合成されず、他の食物から求めなければならない必須アミノ酸8種類(リジン、フェニールアラニン、アラニン、メチオニン、ロイシン、アルギニン、グリシン、バリン)を黒酢は全て含んでいる。また、クエン酸、リンゴ酸、コハク酸、乳酸、グリコン酸、酒石酸、酢酸など16種類もの有機酸や、ポリサッカローズ(多糖類)という体に免疫力をつけるのに役立つ糖分も含まれている。
黒酢は乳酸という疲労物質を分解して疲労解消にも役立ち、免疫機構も活性化します。さらにコレステロールや中性脂肪、血糖値も下げ、血液をサラサラにし血管を柔軟にする作用もある。 動脈硬化、高脂質症、血栓症、肝臓病、通風など様々な成人病の予防の他、皮膚の美容にも役立つ。
1125 AHCCとは Active hexose correlated compoundの略、すなわちアクティブ(活性化された)ヘミセルロース(食物繊維)のことです。AHCCは複数のキノコ菌糸体からの抽出物を交配し、培養、酵素反応させてつくった免疫賦活物質です。 日本ではかなり早くから、慢性肝炎や糖尿病、高血圧の改善に効果がある機能性食品として多くの人に飲まれてきましたが、最近はガンと闘うときの強い味方として、注目されています。 AHCCは、日本で研究開発されたものですが、それがガン治療に有効であると注目され、臨床研究が開始されたのはアメリカにおいてです。アメリカからの報告では、末期ガン患者にAHCCを投与して、治療に効果をあげたそうです。 ガン細胞を破壊するのはナチュラルキラー(NK)細胞ですが,AHCCはNK細胞を活性化し、その上ガン細胞を食い殺すマクロファージの活性までも高めます。 AHCCは新しい免疫賦活物質として、ガン以外にも糖尿病、高血圧、慢性肝炎,高脂血症、動脈硬化、リウマチ、心臓疾患、骨粗鬆症などの成人病や慢性病に効果を発揮しています。 現在日本では、数多くの医療機関で、実際にAHCCを治療のひとつとして取り入れています。
1126 イソフラボンとは イソフラボンは大豆に多く含まれ、骨のカルシウムの過剰な流出を防ぎ、補給したカルシウムを逃さない効果があります。カルシウムを充分摂るよう心がけている人は多いのですが、骨からのカルシウムの流出を防ぐことも大切です。そうすることによって骨粗鬆症が防止できます。 調査では、骨密度の高い人ほど大豆を使った料理をたくさん食べていることが分かりました。 またイソフラボンが更年期障害にも効果があることが報告されています。日本女性は、元来大豆製品を多く取り入れていますが、これにより女性ホルモンのアンバランスを緩和し、補充しているものと思われます。 動脈硬化はコレステロールが酸化されて引き起こすといわれていますが、イソフラボンやイソフラボンを含む大豆タンパクがコレステロールの酸化を防ぐ効果のあることが分かっています。 最近の研究では、イソフラボンを大量に含む大豆胚芽をマウスに投与すると、ガン発生率が低下することが報告されています。これらはイソフラボンの抗酸化作用によるものと考えられています。
1127 アセロラとは アセロラには、レモンの20倍以上のビタミンCが含まれています。 ビタミンCは細胞と細胞をつなぐコラーゲンの生成を助けます。また肌の潤いを保ち、しみ・そばかすの原因となるメラニン生成を抑え、活性酸素の害を防止する抗酸化作用があります。
1128 ウラジロとは ウラジロ科で薬用部分は全草です。関東よりも西の地方で群生しています。 冬に地上部を摂り、乾燥し飲用にします。 主な効果は、利尿です。
1129 オオバコとは オオバコダイエットで主に使われるのは、オオバコの種子の部分です。この種子は、コリンやアウクビン、ビタミンA、C、Kなどを豊富に含んでいます。そして、サイリウムと呼ばれるオオバコの種子の外皮は、水分を吸うと大きく膨らみゼリー状になる性質があります。おなかのなかで膨らんだサイリウムは、ダイエット時の空腹を癒し、無理無く食事量をコントロールするサポート役となります。 サイリウムのその80%以上は食物繊維で、水溶性・非水溶性のどちらの食物繊維も含んでいます。水溶性の食物繊維はコレステロール値の低下や、有害物質の排出などの働きをもち、非水溶性の食物繊維は便量の増加及び消化管通過時間を短縮します。これらの働きにより、ダイエットや大腸ガンの予防、成人病の予防に有効と考えられる。また、善玉菌を増やし、腸内細菌のバランスを改善する整腸作用があるため、肌の美容にも効果的です。 天日干しや、煮詰め液にして、健胃・利尿・咳止め・眼病・歯痛止めの薬草として、また葉をあぶって腫れ物の吸い出しにも利用されている
1130 エキナセアとは エキナセアは風邪やインフルエンザなど、ウイルスや細菌に対する体の免疫力を高める。エキナセア特有の糖鎖、エキナシンは、ウィルスの攻撃から体を守る白血球の一種であるT細胞やマクロファージの機能を活発化させることが報告されています。また、エキナセアには老化やガンを引き起こす活性酸素を除去するポリフェノールが豊富に含まれ、高い免疫効果を示しています。
1131 大麦若葉とは 大麦は栽培の途中、新芽を何度も踏みつけることで株分けがおこって増える、生命力の強い植物です。 この麦踏みで1本から5,6本に増えた新芽をつみ取って、その成分を抽出したのが大麦若葉エキスです。 大麦若葉には葉緑素、ビタミン、ミネラルが豊富です。ビタミンCはほうれん草の30倍以上、βカロチンは6倍、カルシウムは10倍以上、カリウムは17倍です。他には亜鉛、銅、マグネシウム、鉄などが含まれます。 効能・効果: 1.葉緑素(クロロフィル)がコレステロールを減少させ、血栓を防いでくれます。 2.カルシウムが骨や歯を丈夫にします。 3.カリウムが塩分を排出し、血圧の上昇を防ぎます。 4.マグネシウムが血小板の固まるのを防ぎます。 5.銅が血管壁を丈夫にし、ヘモグロビンの生成を助けます。 6.SOD酵素を含んでいるので、活性酸素を除去し様々な炎症から守ってくれます。
1132 イチョウ葉エキスとは イチョウ葉には強い薬効成分としてフラボノイドとギンコライドが含まれます。植物色素であるフラボノイドは、血の巡りをよくする働きがあります。また脳細胞の働きを活性化します。ギンコライドは、脳内の活性酸素を防止し、脳細胞を守ることが報告されています。このために痴呆症の予防に大変有効な訳です。 それに加えて、体内の血液循環を促進しますので、生活習慣病から肩こり、冷え性にまで幅広い効果が期待できます。
1133 ギムネマとは ギムネマはインドが原産で、つる状のガガイモ科の多年草で、インドでは昔から健康食品として利用されてきました。 ギムネマを摂ると、糖分や脂肪酸の吸収が阻害されます。 また一時的に、甘味を感じる舌の感覚を麻痺させる作用があるので、甘いものを控えるという心理効果もあります。 従ってダイエットや糖尿病に効果があります。
1134 カイアポイモとは カイアポイモとは、ブラジルのカイアポ山地を中心に栽培される白サツマイモのことです。 昔からインディオの間で伝承され、傷の治療や滋養強壮、止血、健康維持のため愛用されてきました。一度栽培した土地には8年以上は栽培できないほど、土の養分をたっぷり吸収するため、カイアポイモに含まれるビタミン、ミネラルは大変豊富です。 現在では、カイアポイモの研究が進み糖尿病に対する効果があることが分かってきました。つまりインスリンの分泌やインスリンそのものの作用を高める効果があるのです。 ラットの実験では、カイアポイモは正常なラットには血糖値降下を示さず、糖尿病ラットには血糖値降下を示しました。インスリンの量が適切に分泌され正常に働いている証拠です。
1135 カキの葉の効能とは カキの効能は古くから知られています。カキの実は脳卒中や高血圧、虫さされに用いられ、干し柿は咳止めや消化不良に利用されました。 カキの葉は、戦後話題になった健康法ですが、これにはビタミンCが多く含まれており免疫力向上や動脈硬化防止に効果があります。また貧血、歯槽膿漏、高血圧、糖尿病などにも効果があります。カキの葉の利用法として一番簡単な方法は、カキの葉茶です。
1136 ケールとは ケールはアブラナ科の野菜で、キャベツやブロッコリーの原種です。野生のケールを食べる羊は元気で成長が早いことに目をつけ、人間の健康にも良いだろうと栽培を始めたといわれています。 ケールは青汁の材料に最適であるとされています。それはケールがいかに優れた野菜であるか、栄養成分を見れば分かります。 ビタミンAやB1,B2,Cなどのビタミン類の他、カルシウムやリンなどのミネラルも豊富に含まれています。ビタミン含有量は緑黄色野菜の中ではトップクラスです。カルシウムも非常に多く含まれています。 効能としては非常に多くあります。喘息、胃炎、肝炎、肝硬変、高血圧、動脈硬化、脳卒中、心筋梗塞、貧血、神経痛、糖尿病、骨粗鬆症、更年期障害その他。
1137 キビ酢とは サトウキビから造られるきび酢は、カルシウム、マグネシウム、カリウム等がバランス良く含まれています。 血液を弱アルカリ性にして、高コレステロールや糖尿病の改善をします。
1138 高麗人参とは 高麗人参は、ウコギ科の植物で2000年前から難病に効く薬草、不老長寿の霊薬として珍重されてきました。高麗人参は生長が非常に遅く、土壌の色々な養分を根こそぎ吸い上げてしまうため、一度植えた土壌にはその後15年に渡って、次の人参を植えることができないといわれています。 それほどまでに栄養価が高いのです。 中国での臨床データによると多くの効能があることが分かっています。 高麗人参には、人参サポニン、ジンセノサイドなどの成分が含まれ、これらによって疲労回復、解熱、血圧調整,消炎抗菌作用、健胃整腸作用、肝機能強化作用、止血,強心作用、抗腫瘍作用、糖尿病治療などの幅広い効能があるとされています。 また最近注目されてきたのが高麗人参に含まれているアダプタゲンです。これは病気の治療や健康な人の疾病予防に役立つと考えられています。最近では、ガンが消えた、エイズウイルスの増殖が抑制されたという報告もされています。
1139 桑の葉とは 桑は、薬草の中でも不老長寿の妙薬として古くから言い伝えられています。 マウスの実験では、桑の葉にガンの抑制効果があることが分かり注目されています。 葉の中の成分であるフラボノイドとデオキシノジリマイシンが、血糖値を改善し糖尿病を予防します。またガンマアミノ酪酸が血圧を下げる効果の高い成分といわれています。 植物ステロールの一種であるシトステロールが、高コレステロール血症の抑制に有効とされています。 その他の効能として、肝機能改善、便秘、体脂肪の改善、ダイエット効果などがあります。
1140 まいたけとは(舞茸、まいたけ) まいたけは、サルノコシカケ科に属するキノコで、昔の人がそれを見つけたときに舞い上がって喜んだというほどの、大変貴重なキノコでした。 まいたけには、ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富に含まれており、その有効成分が健康維持に良いといわれています。特に注目されている効果としては、ガン、エイズ、ダイエットなどです。 まいたけの成分であるβグルカンは、他のキノコに含まれるβグルカンよりは、はるかにガンに対する効果が高いことが分かっています。 また他の効果は、高血圧、糖尿病、高コレステロール等の改善です。 神戸薬科大学の実験によれば、ガン患者の190人にまいたけ粉末などを投与したところ、肺ガンや乳ガン患者で70%、肝臓ガン患者で50%にガンの縮小が確認されました。キノコ類は一般的にβグルカンを含みますが、特にまいたけはD−フランクションという多糖類があり、これが強力なガン抑制効果があることが確認されています。 さらに、D−フランクションについての実験を進める中で、中性脂肪や内臓脂肪の増加を防ぐ多糖類が新たに見つかり、X−フランクションと名付けられました。 このX−フランクションは、体脂肪の蓄積に関わるACATという酵素の働きを抑制するほか、コレステロールの合成を防いだり、便秘を改善する効果があります。
1141 グァバ茶とは グァバは、東南アジアや熱帯アメリカ原産のフトモモ科の常緑樹で、日本ではバンジロウ、中国では番石榴(ばんせきりゅう)とよばれています。果実はジュースやジャムなどに利用され、乾燥葉は台湾や沖縄では民間療法薬としてお茶にして飲んでいます。 グァバ茶は糖質の吸収を遅らせ、血糖値の上昇を抑える効果があります。 その有効成分はグァバ葉ポリフェノールで、腸管内で糖を分解してブドウ糖にする酵素の活性を阻害します。 グァバ葉ポリフェノールによって、糖の分解が阻害されると、吸収されやすいブドウ糖にならないので、腸管から吸収されず、腸内の菌に利用されたり、排泄されます。 その結果、血液中にブドウ糖が増えず(血糖値の抑制)、膵臓から過剰なインシュリンが分泌されることもなくなります。 参考: 1997年の旧厚生省の糖尿病実体調査によれば、1370万人が糖尿病患者やその予備軍と指摘されています。
1142 玄米とは 玄米は栄養学的に優れた食品です。糖質をはじめ、タンパク質や脂肪、ビタミン類がバランス良く含まれており、玄米食だけで生活に必要な栄養素の多くを摂取することができます。食物繊維も豊富です。 室町時代に来日したポルトガルの宣教師たちが、「米とわずかな野菜のみ」という当時の貧しい食事に音を上げると同時に、早朝から日没まで精力的に働く日本人のバイタリティーに驚嘆の声をもらしました。 効能として、内臓の諸機能を強化する働きがあるほか、便秘、高血圧、脚気など。
1143 カテキンとは カテキンは、お茶の成分で渋みの元になっています。乾燥した緑茶には12〜13%のカテキンが含まれています。、動物実験で ガンの発生を抑える作用があることが認められている。また老化の原因である過酸化脂質の生成を抑制、高血圧、高コレステロールの改善、抗菌、抗ウイルス作用、動脈硬化や心臓病の予防など数多くの作用がる。
1144 米胚芽とは 米の胚芽には、次の世代を作る豊かな栄養が豊富に含まれています。ビタミンB1,B2,E、アミノ酪酸などの栄養分が含まれているため、高血圧抑制、腎機能改善、肥満予防などの効果があります。
1145 クコとは クコはナス科の植物で8月から10月に、薄紫の花を咲かせます。 薬用部分は果実、根皮、葉です。 果実は疲労回復、根皮は消炎、利尿に、葉は高血圧にききます。
1146 ガルシニアとは ガルシニアは、南アジア産の植物で、その果皮はインドでは古くからカレー料理のスパイスに利用されてきました。 成分として、ヒドロキシクエン酸(HCA)が含まれています。このHCAには、色々な作用があることが分かっています。 肝臓が糖分を脂肪に変えるのを阻害するので、ダイエットに最適です。 糖分を脂肪に変える代わりに、グリコーゲンを作りますのでその結果、体の活動のためのエネルギーに利用されます。 そしてグリコーゲンの貯蔵量が多くなると、それが脳に伝わり食欲が抑制されます。 以上のことから肥満の人、運動不足の人に適しているといえます。
1147 かき肉エキス(カキニクエキス) 生カキは、海の玄米といわれるほど栄養価の高い食品です。 ヨーロッパではその栄養価の高さから、「海のミルク」と呼ばれています。タンパク質には、必須アミノ酸がすべて含まれています。また豊富なビタミン類、イノシトール、葉酸、さらにカルシウムやリン、鉄、銅、亜鉛、カリウムなどミネラルを含んでいます。 カキ肉エキスは、この栄養分を抽出したものでグリコーゲンやアミノ酸、微量栄養素を多く含んでいます。 効能としては、疲労回復、貧血、肝炎、肝硬変、精力増強、味覚改善など。
1148 クロレラとは クロレラは淡水中に生息する単細胞の植物です。1890年に微生物学者によって発見されて以来、尽きることのない未来の栄養素として研究が進められてきました。 クロレラは60パーセント近いタンパク質を含むことから、昔はタンパク質の供給源として、今は体の抵抗力を高めるアルカリ性食品として期待されています。 クロレラに豊富に含まれるクロロフィルは、発ガン物質を吸着する作用があります。これにより肝臓ガン、乳ガン、皮膚ガンなどの予防効果について世界中から報告されています。 またβカロチンやルチンも多く含まれ、これらは人参やほうれん草に含まれる成分で抗酸化作用の強い栄養素です。 ルチンは目に対する生理効果があり、特に老年性網膜黄班部後退や白内障になるのを防止する効果が明らかにされています。 クロレラの食物繊維は、コレステロールを下げる働きがあります。 その他、肝機能異常の改善効果があります。
1149 こんぶの効能とは(昆布) こんぶは、日本の長寿食といわれています。食物繊維のアルギン酸が成人病に対して効果があります。ミネラルも多く含まれています。 効能として、高コレステロールや貧血を改善、整腸作用があります。
1150 核酸(DNA)とは 核酸は、私たちの体の細胞が正常に働くようにする物質のひとつです。 核酸の注目されている機能のひとつが、アポトーシス誘導作用です。これは、傷ついた遺伝子を持つ細胞を自殺させる作用のことで、ハーバード大学の医学部の実験によって確認されています。つまり核酸が十分にあれば、ガン細胞を自殺に導くことができるわけです。 体の細胞は、常に新しい細胞を次々に生み出して、新陳代謝を行っています。この新陳代謝のエネルギーとなるのが核酸です。体内でタンパク質や炭水化物を使って合成された核酸が、細胞分裂を正常に行わせています。 しかし年齢とともに、核酸が作られにくくなり不足すると、粗悪な細胞が作られ、これがやがてはガン細胞に変わっていく危険が高まります。そこで核酸を十分補給する必要があるのです。 その他の効果としては、シミ、ソバカス、白髪、精力の改善など新陳代謝の促進によるものがあげられます。また、核酸の成分にアデノシンという末梢血管拡張作用があり、血流を良くし冷え性、脳血栓、動脈硬化、心筋梗塞などを改善します。
1151 黒豆の効能とは 一般に、種皮が黒い大豆を黒豆と呼んでいます。この黒い皮の色素にはアントシアニンという成分が含まれています。アントシアニンは黒豆の他、ブドウやアジサイ、ブルーベリーにも多く含まれています。 効能としては、まず抗酸化作用があります。これは活性酸素を除去する作用です。活性酸素は、紫外線、ストレス、排気ガスなどで作られます。過剰に発生すると、私たちの体に悪さをします。その結果ガンや動脈硬化を引き起こすことになります。アントシアニンはこれらを防いでくれます。 視力向上作用があります。目の網膜は、光をとらえるとロドプシンという物質が分解されてビタミンAになり、もう一度ロドプシンが再合成されるという循環が起こります。アントシアニンは、ロドプシンの生産能力を高めて、この循環能力を高めてくれます。 肌を美しくする効果があります。アントシアニンは、皮膚に含まれているコラーゲンどうしを結びつけ、その働きを強くします。その結果、肌の張りやつやが良くなるのです。
1152 黒ゴマの効能とは 黒ゴマは、昔から不老長寿、若返りの秘薬として利用されてきました。 白ゴマよりも芳香性があるのが特徴です。油脂分は白ゴマより少なく、40〜45%程度です。(白ゴマは50〜55%) 用途は赤飯、おはぎ、幕の内弁当などのふりかけなどです。 黒ゴマに含まれているカルシウムは美肌効果や精力増強があるために、多く食されてきました。 また、皮膚のかゆみや乾燥肌の解消に効果のある成分が含まれています。 含まれている成分は、カルシウム、リン、鉄、ビタミンB1です。
1153 クマ笹の効能とは クマ笹は、大気や土地が汚染されていない山地に生えている若葉を使用します。 このクマ笹には、活性多糖類のアラビノキシランが含まれています。 クマ笹エキスは、子宮ガン、肺ガン、肝臓ガンなどに著しい効果を示したという報告があります。 またイライラしたり食欲がないとき、お酒をよく飲む人や野菜不足の人、不眠症、精力減退等に効果があります。
1154 ガウクルアの効能とは ガウクルアはやまいもの一種で、東南アジアのタイやミャンマーが産地です。 この地方の女性は、胸が豊かで肌が白くきめが細かい人が多いそうです。タイでは現在もガウクルアの根をすりつぶし、はちみつなどで固め食べられています。 ガウクルアには女性ホルモンを作り出すエストロゲンやイソフラボンを多く含んでいるので、豊胸、美肌、更年期障害などに効果があります。 ある実験では、女性100人にガウクルアを摂取させたところ、約90%に胸の膨らみ、ヒップアップ、肌がきれいになるなどの現象が見られました。
1155 グルコサミンとは グルコサミンは、カニ、エビなどの甲殻類の外皮を形成するキチン質に含まれ、また人間では糖蛋白質の成分として軟骨、爪,靱帯、心臓弁などに存在しています。グルコサミンは、軟骨細胞を形成する基礎となる成分で、関節部分の細胞の新陳代謝に重要な役割を果たしています。 ヨーロッパでは、従来から関節炎の治療薬として用いられてきました。アメリカでは、「変形性関節症の治療法」という本が出版されてから、一大ブームになっています。 少し歩くだけでも膝が痛い,階段の昇り降りがつらいなど膝の痛みを抱えている人は多いのですが、その多くは変形性関節症によるものです。関節は、軟骨というクッションに覆われているので、重力や衝撃を吸収し、骨どうしによる摩擦を減らしているのです。しかし年齢とともに、軟骨はすり減りますので関節を形成する骨に変形が生じ、変形性関節症となるのです。 そこで軟骨の主成分のひとつであるグルコサミンを補給することで、変形関節症の痛みを軽減し、進行を阻止できるのです。
1156 カルシウムとは カルシウムは日本人に最も不足しやすい栄養素です。 カルシウムの所要量は年齢・性別などにより違ってきますが、成人で1日600mg、幼児で400mg、成長期の子供の場合は500〜900mgです。 体重の割合からすると、大人より子供の方が多くのカルシウムがが必要です。 また妊婦の場合は、胎児の発育のために1000mg、授乳している女性では1100mgが必要で、高齢者でも600mg以上を摂取する必要があるといわれています。 体内のカルシウムは、99%が骨や歯に蓄えられています。そして残りの1%が、血液中や筋肉、内臓、神経などのあらゆる組織に存在し、組織の安定をつかさどる代謝機能系でたいへん重要な役割を果たしています。 血液中のカルシウムが不足すると、骨などからカルシウムが溶けだし、血液中のカルシウム濃度を一定に保つような仕組みになっています。 欠乏すると、骨や歯の発育が遅れたり、手足の麻痺や筋肉のけいれん、イライラやストレスを受けやすくなります。 カルシウムを多く含む食品:牛乳、乳製品、小魚、小松菜、海藻類、豆腐、大根の葉 主な適応症には、以下のものがあります。 骨粗鬆症、骨軟化症、歯周病、不眠症、神経過敏症、ストレス、関節炎、リューマチ
1157 カワラケツメイとは カワラケツメイは、日本各地の日当たりの良い河原などに自生しています。 古くから茎葉は茶の代用として飲用され、弘法茶と呼ばれています。全草を乾燥したものを生薬として用います。 全草に多くのタンニンやフラボノイドを含んでいます。 効能としては、利尿、便秘改善、整腸作用などがあります。
1158 ゴーヤ・苦瓜(ニガウリ) 本州では独特の苦味から「苦瓜」と呼ばれています。沖縄では「ゴーヤ」と呼ばる。 ゴーヤは豊富なビタミンCを含み、通常加熱すると壊れてしまうビタミンCが、ゴーヤの場合はほとんど壊れない。 糖尿病/ダイエット
1159 キャッツクローとは キャッツクローにはイソテロボディン等の6種類のアルカロイドが含まれる。 (1) イソテロポディン (2) テロポディン (3) イソミトラフィリン (4) ミトラフィリン (5) イソリンコフィリン (6) リンコフィリン 。 このアルカロイドは免疫力を増強する物質として知られています。ペルーでは、特にリウマチの特効薬として使われています。腰痛、神経痛、関節痛を和らげる効果も大きく、欧米、ヨーロッパではエイズや癌治療薬としても研究が進められている。 リウマチ/関節痛/腰痛/神経痛
1160 クランベリー(ツルコケモモ)とは クランベリーから抽出したエキスは、女性に多い膀胱炎や尿道炎などの尿路感染症の予防に、高い効果を示す事が知られています。クランベリーの赤い色素を構成する有効成分・「プロアントシアニジン」が、細菌を増加を抑制し、感染を予防する。
1161 カプサイシンとは 唐辛子の辛味の主成分を「カプサイシン」といいう。カプサイシンは胃や小腸で吸収されると血液によって脳に運ばれ、内臓感覚神経に働きかけ、副腎にホルモン(アドレナリン)の分泌を促します。 そのためホルモンによってエネルギーの代謝を高め、脂肪を燃焼し、体温を高め(血行を良くする)、"冷え"や"むくみ"などを改善する。運動をして脂肪を燃焼させるのとは違い、カプサイシンは食後すぐに脂肪の燃焼が始まることから、ダイエットなどにも有効です。 冷え性/肩こリ/肥満・ダイエット/疲労回復/血行促進作用/免疫力の向上(白血球の活発化)
1162 スピルリナとは スピルリナは、藍藻類に属する青緑色の藻の一種で、アフリカや中南米の熱帯地方の塩水湖に自生しています。 世界的に知られるようになったのは、1963年にフランスの植物学者が、アフリカのチャドで「ダイエ」と呼ばれる緑色の乾パンを調査したときに、それがスピルリナから作られていることが分かったからです。 現在ではアメリカのFDA(食品医薬品局)で正式な栄養食品として認められています。 効能としては以下のようなものがあります。 アルカリ性食品で葉緑素を含んでいるため、胃潰瘍、慢性胃炎、十二指腸潰瘍に効果があります。 レバーよりも鉄分を多く含むため貧血を改善します。 ビタミンB1,B2,B6,カリウムなどを含んでいるので、糖尿病を予防、改善する働きがあります。 タンパク質とビタミンを豊富に含むので、肝臓の機能を向上します。
1163 スギナとは 春先になると生えてくるツクシは、食用としてなじみがありますが、その後に出てくるスギナにはすばらしい薬効があります。 スギナは漢方では問荊(もんけい)という名で生薬として用いられ、民間薬としては婦人病や淋病に使用されてきました。 含まれている成分は、鉄やリン、マグネシウム、カルシウム等のミネラルや葉緑素を多く含みますので、自然治癒力増進などの効果が期待されています。 効能として、利尿作用、肝炎、腎臓病、膀胱炎、咳、下痢、高血圧や外用ではかぶれ、止血などがあります。
1164 サイリウムとは サイリウムは、オオバコ科の植物サイリウムの種子の粘着性のある外皮から精製した水溶性の食物繊維です。ヨーロッパでは便秘の民間薬として使用されてきました。 サイリウム種子には水を吸収して膨らむ性質があり、胃腸内でトコロテン様になり、便の量を増やしたり、腸内の善玉菌を増やします。その結果、便秘を改善したり、血液中のコレステロールを排出させたりします。 また、胃腸内で膨満するため満腹感が得られ、食べる量が減るというダイエット効果が期待できます。 特定保健用食品には「おなかの調子をととのえる」食物繊維として、サイリウムを使用した即席麺、シリアル、粉末飲料などがあります。食物繊維食品やダイエット食品の素材にも利用されています。
1165 シリマリンとは シリマリンは、オオヒレアザミの種子から抽出される成分で、肝臓病の治療薬として注目されてきました。オオヒレアザミの薬効は、ヨーロッパで古くから知られ民間薬として用いられてきました。 すでにシリマリンの臨床試験成績は、2000以上にも及び、有効性は確かめられ、また副作用もありません。ドイツでは、30年も前から「レガロン」という名前で肝臓病の治療薬として広く使用されていました。 その他の効能として、慢性肝炎、肝硬変,虚血性肝臓障害、胆汁排泄障害、肝炎を併発した糖尿病など、ほとんどの肝臓病に有効な作用があると報告されています。
1166 深海鮫エキス(スクアレン/スクワレン)とは 深海鮫エキスは、深海鮫の肝臓から抽出・精製され、有効成分スクアレンがたくさん含まれています。スクアレンは不飽和脂肪酸で、人の体にも存在して全身の細胞に酸素を供給しています。 皮脂にも含まれ肌の潤いを保ち、正常な皮脂分泌を助けるので、肌の新陳代謝を促します。 スクアレンは年齢とともに減少し、しわ、肌荒れなどの老化現象を引き起こします。また体の細胞は、酸素が不足すると働きが弱まってくるので、内臓の働きも同時に低下して血液が汚れ、体本来の免疫力も衰えてきます。 スクアレンは、すみずみの細胞に酸素を送り込む働きをしますから、細胞が生き生きと活性化し、新陳代謝も促進され体の自然治癒力が高まってきます。特に慢性的な胃腸や肝臓の病気に効果があります。
1167 山査子(サンザシ、さんざし)とは 中国原産のバラ科の低木で、日本では5月から6月に咲く,白またはピンクの花を観賞するために栽培されています。古くから漢方では、乾燥果実を煎じて消化不良,健胃整腸、二日酔い防止などに用いられてきました。中国では「さんざし」の効用に関する研究、臨床試験などが多く行われ、その良さが科学的に立証されています。 さんざしには次のような効用があるとされています。 クエン酸が多く含まれているので食欲増進、消化吸収を助けます。 ミネラルが多く含まれているので、コレステロールを正常にし過剰な脂質を減少させます。 また、血液を浄化したり血液循環をよくする働きがあります。有害な過酸化脂質の分解を促進する作用もあります。
1168 シベリアジンセンとは シベリアジンセンは、シベリアを原産とするウコギ科の植物で、朝鮮人参の仲間です。 これは活性酸素を除去し、自然治癒力を高めるものとして注目されています。ロシアでは1960年代から研究され、オリンピック選手や宇宙飛行士らがその効果を体験しています。 シベリアジンセンには抗酸化性の強いフラボノイドや、亜鉛、銅、鉄、マンガンが含まれているので、活性酸素を除去する役目のSOD酵素を活性化する働きがあります。これにより免疫系を強化しますから、自律神経症、更年期障害、不眠症、低血圧、狭心症、高脂血症など幅広い効果が認められています
1169 ザクロとは 原産地ペルシャでは6000年前から「生命の果実」といわれ健康のためにまた治療薬として広く愛用されています。このザクロの薬効成分で特に注目されているのが、エストロゲン(女性ホルモン)です。エストロゲンは卵胞ホルモンといわれ、卵巣などの女性生殖器の発育を促進させ、月経、妊娠など女性特有の機能を正常に保つ働きをします。 また骨やコレステロールにも必要なホルモンで、不足すると骨粗鬆症や動脈硬化を引き起こします。しかし45歳前後からエストロゲンの分泌は低下します。そして頭痛、ほてり、めまい、不眠、手足の冷えといった更年期症状があらわれます。 ザクロのエストロゲンをとることによって、「更年期障害が軽減した」、「生理痛が楽になった」、「手足の冷えがなくなった」、「イライラしなくなった」、「生理不順が治り子宝にも恵まれた」など多くの体験例があります。またエストロゲンは男性にも必要なホルモンで、特に毛髪,精力、前立腺などに深く関わっているので、男性の更年期障害にも最適です。
1170 西洋オトギリ草(セイヨウオトギリソウ、セントジョーンズワート) 西洋オトギリ草(セントジョーンズワート)は、2000年も前からヨーロッパでは薬代わりに使われていたハーブです。 最近では、花の部分に含まれるヒペリシンという色素成分が、鬱症状や不眠症に効果があるという臨床報告がされています。そのためヨーロッパの病院では抗鬱剤として使用されています。 特にドイツでは、最も頻繁に処方される抗鬱薬の一つです。 アメリカでは1996年に「鬱病に効くハーブ」として、マスコミに取り上げられて以来爆発的な人気となり、売上の上位に位置しています。「天然のプロザック」の異名を持つほどです。 日本ではまだあまりなじみはありませんが、最近西洋オトギリ草に関する調査が報告されました。 更年期障害に悩んでいる患者や、自律神経失調症の患者にヒペリシンを投与した結果、不眠、イライラ、憂鬱気分、めまい、全身倦怠感、肩こり、神経痛、腰痛、頭痛、頭重感などに優れた効果が認められました。 西洋オトギリ草がなぜ鬱病に効くかは、詳しくは分かっていません。 ただし脳内化学物質であるドーパミン、セロトニン、ノルエピエフリンを増やすと考えられています。鬱傾向の人は脳内のセロトニンが少ないので、増えると症状がなくなるものと思われます。 副作用は10%以下で、抗鬱薬のプロザックに比べて少ないという報告があります
1171 シソとは シソの葉は蘇葉といって、漢方生薬のひとつです。シソ(蘇葉)の名は葉が紫色で、香気がさわやかで食欲がすすみ、人を蘇らせることからつけられました。 シソの効用は、防腐作用です。さしみなど料理についているシソは、食中毒や魚毒を中和するのに有効です。またシソの葉には気分を壮快にする働きがあり、ストレスや初期の風邪には、煎じて飲むと効果があります。 入浴剤として葉を袋に入れて湯船に入れる方法があります。体が暖まり、冷え性、肩こり、神経痛、リウマチによいとされています。 最近では、花粉症を防ぐハーブとしてよく利用されるようになってきました。 シソの葉や種に含まれるポリフェノールが、鼻づまりの原因となるロイコトリエンや、くしゃみや鼻水、目のかゆみを引き起こすヒスタミンの生成を抑えてくれます。 さらに、抗原が体内に入ったときにできる抗体(IgE)の生成も抑え、アレルギー反応を抑制してくれます。 これらの効果は、青ジソよりも赤ジソの方が、また葉よりも種子エキスの方が高い傾向にあります。
1172 センナとは センナは、古くから下剤として使われており、紀元前のエジプトの医学書にはヒマシ、アロエとともに下剤として記載されています。クレオパトラはアロエを愛用していたといわれています。 成分にはアントラキノン、フラボノイドを含んでいます。 効能は、便秘の改善とそれに伴う頭重、のぼせ、肌荒れ、痔の改善など。 センナは、医薬品として許可されているので、健康食品としては使用できません。
1173 シジウム茶とは シジュウムは南米原産のフトモモ科の植物です。古代インカ帝国では、皮膚病に利用されていました。 動物実験によると、シジュウムの葉から抽出したエキスに、アレルギー症状を引き起こす原因となるヒスタミンの遊離を強く抑制する作用が認められ、気管支喘息、アレルギー性鼻炎、花粉症に効果があることが分かっています。 葉を干して粉末にしたお茶が市販されています。 1日に2杯程度が適量です。 注意: 1.流産の危険があるので妊婦は飲まない 2.タンニンが多く鉄の吸収を阻害するので、貧血の人は鉄剤と一緒に飲まない 効能・効果: 1.アレルギー性鼻炎 2.アトピー性皮膚炎 3.花粉症 関連情報は2003年3月2日、日本テレビ系列「特命リサーチ200XU」で放送されました。
1174 白いも(シモン)とは 白いも(シモン)には、ミネラルやビタミン類、中でも他の野菜には少ない天然ビタミンK、ポルフィリンが豊富に含まれいる。 別名、薬いもとも呼ばれています。また、成分は特定されていないがシモンにはインスリン分泌促進作用があり血糖値をコントロールする働きがある。 白血病、糖尿病、高血圧、リウマチ、貧血、アトピー、肝臓疾患、動脈硬化、痴呆、白内障,神経痛 ,ガン予防、血液浄化
1175 田七人参(でんしちにんじん)とは 田七人参は、中国広西省の洞穴に自生しており、高価な生薬でしたが、栽培技術の向上により比較的安価になりました。 種をまいてから3〜7年経たないと収穫できないところから、三七、田七、田三七とも呼ばれています。 田七人参は甘味を持ち、多少の苦みがあり、味は高麗人参に似ています。 有効成分としては、ジンセノサイド、パナキシノール、βシトステロール、田七ケトンなどがあり、これらの効能としては以下の様なものが挙げられます。 外傷による出血、内出血の止血、鎮痛などの作用の他、血液をサラサラにし、肝臓の炎症を抑えます。 また糖尿病、高血圧、頭痛、神経衰弱などに効果があります。 ガンに対する効果は、日本において、皮膚ガン、肺ガン、肝臓ガンの抑制効果があると発表されています。
1176 タラの芽とは タラの芽は、天ぷらや和え物として春の食卓を彩る山菜ですが、日本各地に自生するウコギ科の落葉低木でタラの木の若芽です。 タラの木は古くから民間生薬として使用され、日本では樹皮、根皮を糖尿病、腎臓病、胃腸病に、中国では根皮を強壮、神経衰弱に,韓国でも咳止め、糖尿病、ガンに用いられてきました。 しかし樹皮と根皮には食べ物の甘味を消したり、血糖値を上昇させたりする弊害があるため、タラの芽が注目されてきました。 タラの芽には、これらの問題点を解消してくれる有効成分が含まれています。つまり糖尿病に対する改善、予防効果があるのです。この有効成分は、エラトサイドといいますが樹皮,根皮に含まれるエラトサイドとは違う種類のものです。
1177 DHA ( ドコサヘキサエン酸)とは DHA とは ドコサヘキサエン酸 Docosa Hexaenoic Acid の略です。DHAは、魚に含まれる脂肪酸で私たちの体に必要不可欠な必須脂肪酸です。DHAは人間のすべての細胞に存在し、特に目、脳、心筋、胎盤の順に多く含まれています。 脳細胞においては、記憶学習機能をつかさどる「海馬」という部分に多く含まれ、ここで神経細胞の情報伝達をスムーズにします。 DHAをたくさん摂ることによって、脳細胞が活発化し記憶力、判断力、集中力が高まります。最近では、老人性痴呆症への有効性や、妊娠中にDHAを多く摂ることで胎児の脳の発達に効果を発揮することが報告されています。 DHAの効能で報告されているのは、以下のようになります。 抗血栓作用、血中脂質低下作用、血圧低下作用、記憶力・判断力・集中力向上作用、視力回復、抗炎・抗アレルギー、抗ガン作用、肝機能改善、脱毛抑制作用。
1178 ドクダミとは ドクダミは、日本全国に分布している多年草です。 薬効については古くから、ゲンノショウコ、センブリと並んで三大民間薬と称され、おできの貼り薬や利尿剤として重宝されてきましたが、最近は化粧品、ドリンク剤などに使用されています。 現在では、ドクダミは厚生省によって認められており、日本薬局方に「ジュウヤク(十薬)」と記載されています。 悪臭の成分デカノイルアセトアルデヒドは、抗菌作用、クロロフィルは肉芽形成促進作用があります。 その他利尿、血小板凝集抑制、おでき、にきび、高血圧、動脈硬化や脳卒中、胃炎、肝炎、心臓病の予防などがあり、また血液循環、新陳代謝をよくすることから肌を白くしたり、シミを防ぐ効果があります。
1179 冬虫夏草(とうちゅうかそう) 菌類が土中の昆虫などに寄生してキノコを形成したものを「冬虫夏草」と呼びますが、冬虫夏草茸がコウモリガの幼虫に寄生したものだけが、漢方薬として利用されています。 産地は中国四川省、雲南省ですがチベット高原でとれたものが一番の品質だといわれています。 成分として、ジオクシテアデノシンやセレン、ポリサッカロイドが含まれるため、免疫力を高める効果があります。 ヘモグロビンの濃度を高める機能や活性酸素の抑制作用があるため、疲労回復を早め生活習慣病を予防します。 ビタミンEが含まれているため老化を防ぎます。 その他の効能としては、コレステロール抑制、動脈硬化防止、血圧降下作用などがあります。
1180 杜仲茶(トチュウチャ、とちゅうちゃ)とは 杜仲は中国に自生するトチュウ科の落葉樹です。樹皮は医薬品に用いられ、健康茶には葉が使用されます。中国では杜仲の樹皮を「内臓を補い、心臓を強め、元気をよみがえらせて気力を得、疲労を取り除き、身を軽くする」薬として、古くから利用されています。 日本では長野県や各地で栽培されています。 富山医科薬科大学の高橋教授が、ラットの実験で杜仲茶の効果を確認しました。 肥満のラットを2群に分け、一方にはエサに杜仲茶エキスを加えて35日間与え、もう一方にはエサだけを与えました。 その結果、杜仲茶エキスを与えたラットでは、腹の脂肪が35%も減少し、中性脂肪も70%減少しました。エサだけのラットは変化がありませんでした。 また養殖ウナギやニワトリにも杜仲茶を与え続けると、余分な脂肪が減り、天然物と同様の肉質になったということです。 他の動物実験や臨床試験では血圧降下作用が確認されています。 成分のゲニポシド酸などの杜仲配糖体が、動脈の平滑筋を刺激して血管を拡張し、血圧の上昇を抑えると考えられています。
1181 天麻とは(テンマ、てんま) 天麻はラン科のオニノヤガラの塊茎です。 オニノヤガラは広葉樹林に六月ごろ生える多年草でランの一種です。 効能は、頭痛、めまい、ヒステリー症、てんかん、手足のけいれん、リウマチの痛みなどの改善です。
1182 甜茶(テンチャ、てんちゃ)とは 甜茶は中国で自生するバラ科の植物です。 成分はポリフェノールや天然甘味成分のルブサイドを含みます。 しかしながら、刺激興奮作用のあるカフェインは全く含みません。 ルブサイドは、砂糖とは異なりカロリーが低いので、ダイエット中の人にも安心して飲むことができます。 花粉症、アレルギー性鼻炎の人に効果があり、鼻やのどがすっきりします。 臨床試験では、1粒に甜茶エキス40mg入りの飴を1日3粒、4週間服用すると改善効果があったと報告されています。
1183 月見草油(ツキミソウ、つきみそう)とは 月見草の種子に含まれる油であり、必須脂肪酸のリノール酸を豊富に含んでいます。さらにγ−リノレン酸を特異的に豊富に含む。γ−リノレン酸は、自律神経系の調整を司るプロスタグランディンと呼ばれる体内ホルモンの原料となる物質であり、これの不足により、血圧上昇、血小板凝集にもとづく動脈硬化、気管支の収縮、腸管運動の減退等の変化により、二次的に、高血圧、血行不良、アレルギーの頻発、肥満、肌荒れ、月経前症候群などを発現することが知られている。
1184 チェストツリーとは 月経前症候群・月経異常に有効なハーブです。 チェストツリー(和名・西洋ニンジンボク)は、南ヨーロッパから中央アジアを原産とするクマツヅラ科の植物です。脳下垂体の機能に作用して、女性ホルモン(主にプロゲステロン)の分泌を調整するとされており、ホルモンバランスを整える。これにより、更年期障害、月経異常などに広く用いられている。 チェストツリーに含まれる、イリドイド配糖体(アグニサイド等)、フラボノイド、アルカロイドなどは、中枢神経系に働いてホルモン生成のバランスを整えます。ドイツでは、「Agnolyt」(マダウス社)という医薬品が、「月経前症候群、月経異常、乳房の圧迫・乳房痛」等の効能で販売されている。
1185 根コンブとは コンブなどの海草類は、植物と同じように葉、茎、根の部分からできており、根コンブは葉の下部と茎の上部の部分です。他の部分よりも栄養的に大変優れております。 アルギン酸はコレステロールを減らし、高血圧を改善します。食物繊維は便秘に効きます。 また根コンブには新陳代謝の促進に役立つヨウ素が含まれており、エネルギー代謝を高め脂肪がつくのを予防します。 その他の効能として、抗ガン作用、糖尿病の予防、貧血の改善など。
1186 ニンニクとは ニンニクは古代エジプトの時代から、スタミナ源として食されてきました。 ニンニクは、疲労回復,強壮、風邪予防、冷え性、筋肉痛や心臓病、脳卒中、糖尿病にいたるまで幅広い効果があります。 匂いの元はアリシンという成分で、これがビタミンB1と結合してアリチアミンとなり、糖質の分解、吸収を促してエネルギーを作り、疲労回復を早めます。またアリチアミンは体内のビタミンB6と結合し、インスリンの分泌を助け血糖値を下げる効果があります。 風邪などの回復を早めるのは、このアリシンとスコルジニンという成分が関係しています。 スコルジニンには、新陳代謝を活発にする、強壮作用がある、などの効果があります。 アリシンの中のMATSという種類の成分は、抗血栓作用が強力で心臓病や、脳卒中を減らす効果があることが分かりました。
1187 ノニとは ノニは南太平洋諸島をはじめ、インド、沖縄など熱帯から亜熱帯の広い地域に自生する常緑の潅木です。果実は熟すと黄色になり、チーズのような発酵臭を出します。そのため、オーストラリアではチーズフルーツと呼ばれています。 この果実は昔から食用と薬用の両方で利用されてきました。 ノニの実が黄色くなったらもぎ取り、太陽に当てて追熟してから搾ってジュースにします。このジュースは、糖尿病、高血圧、心臓病、関節炎、結核,老化の予防・治療に役立ってきました。 また、果実から出る液は傷や腫れ物に塗ったり、うがいに利用されてきました。 このようなノニの幅広い薬効は、有効成分が豊富に含まれていることによります。 成分の一つ、プロキセロニンは細胞の活性化、つまり弱った細胞の再生を促して機能を正常に保つ働きをします。 ノニに含まれる多糖類は、マクロファージやTリンパ球を刺激してインターロイキンやインターフェロンなどの免疫を強化する物質を増加することも確認されています。 1993年には米国ガン学会で、ノニの根から抽出されたダムナカンタールに抗ガン作用があることが発表されました。動物実験では、肺、大腸、すい臓ガンや白血病に有効という結果が得られています。
1188 日本山人参とは 日本山人参は霧島山系に自生し、昔の呼び名を「ミヤマトウキ」といい、地元では「神の草」と呼ばれて密かに愛用されてきた薬用植物です。 1987年に日本山人参の含有物質が、米国の医学誌に掲載されると世界から注目を浴びました。 効能としては以下のようなものが挙げられます。 末梢血管を拡張して血圧を下げます。血小板凝集抑制作用、過酸化脂質の防止、動脈硬化、脂肪肝の改善、アレルギー反応の抑制、抗ガン作用など
1189 納豆(キナーゼ菌) 納豆は日本特有の発酵食品です。有効成分がかなり多く含まれており、良質のタンパク質やビタミン類、鉄、カルシウム、スタミナ増強に効くというアルギニンや、脳の働きを活発にする作用があるチロシンも含まれています。 納豆特有の成分納豆菌は、納豆1gに10億個以上います。 胃酸にも耐えて腸にたどり着きます。納豆菌は乳酸菌にも負けない整腸作用があり、便秘が改善されます。 また、納豆には骨粗鬆症を防ぐビタミンK2や抗菌作用のあるジコピリン酸も多く含まれています。 最近ではナットウキナーゼという成分が注目されています。これは血液をさらさらにして血栓や動脈硬化、脳卒中、ボケを防ぐ効果があることが分かっています。 注意: 納豆に含まれているビタミンK2は、血液の凝固と深い関わりがあるので、抗血液凝固剤を服用している人は、医師に相談する必要があります。
1190 乳酸菌とは 人の腸内には、良い働きをする善玉菌と、悪い働きをする悪玉菌が住んでいます。乳酸菌は善玉菌の一種であり、乳酸やビタミンを作ります。乳酸菌が腸内で増えると腐敗菌や病原菌などの悪玉菌の増加を抑えます。 また人の免疫力を高め、ガンや病原菌に対する抵抗力を強めます。 乳酸菌は整腸作用にも優れ、便秘や下痢を改善します。
1191 ノコギリヤシエキスとは ノコギリヤシエキスは、北アメリカの南部に広く分布する低木のヤシで、その赤い果実のエキスに利尿成分が含まれます。 ノコギリヤシエキスは、前立腺肥大症に効果があります。夜中に何度もトイレに起きる。尿切れが悪い。中年男性の60歳以上の70%の人が、このような排尿障害に悩んでいます。前立腺は、男性特有の臓器で、膀胱の出口を取り巻いていますが、年齢とともに大きくなり、膀胱や尿道が圧迫され尿の勢いが悪くなるのが前立腺肥大症です。 男性ホルモンのテストステロンが前立腺に入ると、酵素の働きでDHT(ジヒドロテストロン)に変わり、この物質の作用で前立腺が肥大します。 ノコギリヤシエキスは、このDHTの生成を抑制することで、前立腺肥大を抑え排尿障害を防ぐのです。
1192 乳糖とは(ラクトース) 乳飲料には、乳糖(ラクトース)が含まれています。これは腸内の乳酸菌の栄養素となり、乳糖から乳酸に変化します。腸内ではラクターゼという酵素により分解、吸収されます。 また乳糖は、病原菌の基質にはなりにくく、乳酸菌を増やす働きがあるので、整腸作用があり便秘等に効果があります。 さらにカルシウムの吸収を促進することが分かっています。
1193 ニワトコとは(にわとこ、接骨木:せつこつぼく) ニワトコは別名接骨木(せつこつぼく)といい通常、茎をさす。花は接骨木花、根を接骨木根という。発汗、解熱、むくみ、利尿に用いる。名前の由来は骨折したとき、ニワトコの枝の黒焼きと、うどん粉、食酢を加えたもの患部に塗って治療したためです。
1194 バナバ茶とは バナバ茶は東南アジア、オーストラリア北部の熱帯・亜熱帯に自生する広葉樹の葉を乾燥させたものです。 フィリピンでは「女王も手の届かぬ神木」といわれ、1000年以上も前から、葉を煎じ、お茶として飲まれていました。現在では医療用の植物に指定され、糖尿病の治療薬として利用されています。 成分には、亜鉛、マグネシウム、カルシウム、カリウムなどを豊富に含んでいます。 食物繊維も大変多く含んでいます。 効能として、血糖値を下げる作用が認められています。その有効成分はコンソール酸です。血糖値の低い人や正常の人が飲んでも血糖値には影響しません。 日本での動物実験で、血糖値が300のラットにバナバエキスを投与したところ、150に下がったと報告されています。 また、骨粗鬆症の予防や糖尿病、皮膚病、肥満、便秘に効果が認められています。
1195 紅麹(ベニコウジ、べにこうじ)とは 紅麹とは、酒・味噌・醤油などの醸造食品を作るときに使用される麹の一種です。 鮮やかな紅色をしているので紅麹といわれています。 紅麹にはガンマーアミノ酪酸が多く含まれているために、血圧を下げる働きがあり、臨床試験でもその効果が認められています。 その他の紅麹の作用としては 1. 血圧調整効果 2. コレステロール・血糖値調整 3. 血行促進、胃をじょうぶにする などがあります。
1196 βグルカンとは βグルカンは、原糖(砂糖)から発見された黒酵母菌(アウレオバシジウム属)を培養し、この培養液から抽出されたものです。 βグルカンには、高濃度の多糖体が含まれていて、免疫をつかさどるマクロファージ,T細胞,NK細胞などを活性化させ、インターフェロンといった物質の生成を促進することが分かってきました。 アメリカをはじめ多くの大学では、βグルカンの中でもβグルカン1,3−1,6が、より強力な免疫強化作用、抗酸化作用のあることが証明されています。 βグルカンの効果には次のようなものが挙げられます。 抗ガン作用、血糖降下作用,抗ウイルス作用、血圧調整作用、アレルギー体質改善など。
1197 ハチミツの効能 はちみつはビタミンやミネラルを多く含んだ食品です。 ミネラルにはカルシウムや鉄、カリウムといった現代人が不足がちな成分が多く含まれています。 効能としては次のようなものが挙げられます。 鉄や葉酸を含むため造血作用があります。 コリンやパントテン酸は肝臓を強化します。 はちみつの糖分は、血糖値を一定に保つ働きがありますから糖尿病に効果があります。 またはちみつの糖分は、多く摂りすぎても脂肪になりにくいのでダイエット効果があります。
1198 ハチの子の効能 ハチの子の中にはアミノ酸やビタミン、カルシウム、リン、亜鉛、セレンなどの栄養成分が豊富に含まれています。特に必須アミノ酸が豊富で、9種類ある必須アミノ酸のすべてを含んでいます。 ハチの子の一番の効用は、精力増強です。豊富に含まれるセレンと亜鉛がその理由です。 その他の効用としては、疲労回復、老化防止、高血圧・糖尿病の改善や不眠症、生理不順、生理痛、更年期障害,風邪などに効果があるとされています。
1199 プーアル茶とは プーアル茶は、緑茶を麹菌で半年から1年かけて発酵させて作る黒茶の一種です。 茶葉を長く寝かせると味がまろやかになるといわれ、古いものほど珍重されます。香港では圧倒的に黒茶の代表といわれるプーアル茶が飲まれていますが、このプーアルというのは雲南省の南部の県の名前です。 産地名から雲南茶ともいわれています。 詳しい製法は中国の国家機密ということで分かっていません。 効能としてはコレステロールや中性脂肪を低下させます。また糖尿病に対する効果も分かっています。
1200 プロポリスとは プロポリスは、ミツバチが巣の入り口に塗りつける物質のことで、これは強力な抗菌作用をもつので雑菌などの侵入を防ぐ働きがあります。材料は樹皮や樹液で、ハチが唾液で固めたにかわ状のものです。 かつてエジプトではミイラの防腐剤として使われてきました。 プロポリスには豊富なフラボノイドが含まれ、さらにミネラル、アミノ酸、ビタミン、各種酵素など栄養が多く含まれています。 効能としては、免疫力を向上させ、ガン、肝硬変、高血圧、腎不全、糖尿病の改善などです。