Namazu: [説明]
               Q&A本文(No151-300)
No
Q(お客の質問)
A(答え)
151 血圧は毎日何時頃、測ればよいか 血圧は日内変動があり朝起きたときは低く、日中は高くなり夜に向かって低くなります。従って毎日一定の時刻にはかり比較することが望ましい。また、毎回、最低3回は測定する。測定値が近い2回の測定値を平均した値を記録する。
152 くせになる薬がありますか 一般薬の中では風邪薬に含まれる咳止め薬のコデインや医療用のガンの痛み止めのモルヒネが有名で、いずれもアヘンから抽出されたものです。依存性ができてしまうと突然やめると禁断症状がでて苦しいからさらに薬づけになります。その他、一般薬としては催眠薬(睡眠薬)のブロムワレリル尿素を含むウット(伊丹)、奥田脳神経薬(奥田)、リスロンS(佐藤)なども依存性がある。従って、モルヒネやブロムワレリル尿素などを含む風邪薬や睡眠薬を大量に長期に飲むことはさけねばならない。
153 薬を噛み砕かないで飲んでくださいといわれることがあるがそれはなぜか 薬を錠剤にするのは飲みやすくするだけでなく、薬が胃酸で分解せずに小腸で溶けるように錠剤の表層を工夫する場合がある。噛み砕くとこうした工夫が無駄になるからである。
154 ネオシーダーにニコチンとタールが含まれるそうですが、本当ですか 本当です。本品は喫煙者が鎮咳、去痰の目的で使用するものですが1本中にニコチン約2mgとタール(量不明、微量と記載)が含まれることが最近判明した(2001年11月)。
155 腹がひっこむお茶はありますか 真偽のほどは不明だが全薬工業から「ヤーコン ヘルスメイト ダイエットティ」の販売名で売られている。南米アンデス高地を原産としするヤーコンの葉や茎と中国のウーロン茶をブレンドした配糖体とタンニンを含有するお茶。糖尿病によいと勧めている。
156 ビンダスS(久光)やレーブジェル(三共)のようにケトプロフェンを含む外用薬を塗って太陽にあたるとやけどすると聞いたのですが ケトプロフェン外用薬を使用後、接触性皮膚炎や光線過敏症が発現する場合があり、まれに全身性発疹にいたった例もある。アレルギー体質の方は強くでる可能性もある。
従って、この対策としてはアレルギー体質の方には発売しない。この薬剤を塗布後、強い紫外線にあてず、長袖シャツなどで保護するよう指導する。
157 ビフィズス菌とは 体内に住むことができる乳酸菌です。大腸内の腐敗菌や病原微生物の増殖を抑え、有害物質の生成を防ぐ。腸内でビタミン、ニコチン酸、葉酸などを合成します。下痢や便秘を予防する。
158 センナはどのような作用がありますか アフリカ原産の豆科の常緑低木です。大腸の蠕動運動(腸が便を押し出す作用のこと)を促す。従って、便秘や便秘による肌荒れによい。
159 牡蠣(かき)肉エキスはなにによいか ビタミン、ミネラル、アミノ酸とエネルギー源となるグリコーゲンを豊富に含む。肝臓機能の強化、疲労の軽減、コレステロールの低下などの作用がある。肝臓疾患の予防、目の疲れ、高血圧や動脈硬化予防、貧血、肥満解消、二日酔いの防止、軽減によい。
160
リポビタンDのタウリン1000とは何のことか タウリンが1本中に1000mgふくまれる。タウリンはアミノ酸の一つで肝細胞を活性化させ胆汁酸の分泌を促進させ解毒作用を活発化させる。心筋代謝改善作用もある。従って肉体疲労によいが医療用医薬品(医師の処方箋必要)として1回1000mg、1日3回服用でうっ血性心不全、高ビリルビン血症の肝機能改善としても用いられる。
161 「しらくも」とは 頭部白癬のことで頭髪部に白い円形の病巣で毛は白い粉がつくか白く枯れたようになる。かゆみはない。原因菌は体部白癬と同じミクロスポルム・カニスです。治療はグリセオフルビンを2〜3カ月内服します。外用療法は行わない方がよい。
162 アミノ酸にはどのような種類のものがあるのか アミノ酸には体の中で合成できないため体外から補給しなければならない必須アミノ酸とそうでないアミノ酸に分かれる。前者にはイソロイシン、ロイシン、リジン、メチオニン、フェニルアラニン、トレオニン、トリプトファン、バリンの8種類、後者にはアラニン、アルギニン、アスパラギン酸、シスチン、グルタミン酸、ヒスチジン、プロリン、セリン、チロジン、アミノ酢酸などがある。
163 甘草(カンゾウ、かんぞう)とは マメ科の多年草で解毒剤、咳止め・去痰剤、胃の消化機能促進、甘味料として用いるほかに成分のグリチルリチンに制ガン作用があることがわかっている。
164 βーカロチンとは 緑色野菜に多く含まれ体内で必要に応じてビタミンAに変換します。主に、脂肪組織に貯蔵され、皮膚の表面積・真皮層、赤血球・白血球・血小板を含む大半の臓器に分布している。主な働きは皮膚の新陳代謝促進、紫外線による皮膚の老化防止などがある。従って、生活習慣病の予防、肌の老化の予防、肌や唇の荒れ予防によい。
165 イチョウ葉とは 脳の代謝を改善し、脳卒中や痴呆症を予防する作用があるといわれている。有効成分はフラボノイドとテルペンラクトンです。主たる作用は血流改善作用、血管強化作用、抗酸化作用、脳・神経組織活性化作用などがある。従って、加齢に伴う物忘れ、記憶力の低下予防、痴呆症予防によいといわれている。
166 コレスケアとはなんですか 大正製薬からでているカンジュース様の容器に入ったコレステロールの吸収を抑えるといって売っている特定保健用食品(トクホ)。この商品に海藻由来の水溶性植物繊維「低分子化アルギン酸ナトリウム」を含有しこれがコレステロールの吸収を抑えるといっている。1日あたり1缶(150g)
167 健康エコナと一般食用油との違い 前者の主成分は体の中で燃え尽きやすい「ジアシルグリセロール」なので体脂肪がつきにくい。後者は主成分が「トリアシルグリセロール」で体脂肪になりやすい。
168 マラソン選手やいびきの防止に鼻に貼るのは何ですか エーザイがら販売している鼻孔拡張テープのことで販売名は「ブリーズライト」です。これに薬剤は含まれずプラスチックバーの反発力と矢印型カットでバランスよく鼻孔を引き上げて通気率を31%アップする。こするたびにメントールの入ったマイクロカプセルがはじけてさわやかな香りがひろがる。皮脂や汗にもはがれにくく低刺激性である。
169 水虫以外の白癬菌でおこる皮膚疾患 1.たむし(体部白癬):顔から足まで、股部以外のうぶ毛のはえる皮膚に現れる。主に、腕やおしり、脇などに環状に盛り上がる赤い発疹ができ強いかゆみを伴う。2.いんきんたむし(股部白癬):股のつけねに環状に盛り上がる赤い発疹で内側から外に向けて放射状にひらがり、強いかゆみを伴う。3.しらくも(頭部白癬):頭皮にかさかさの白い円形斑ができ、毛髪が抜け落ちる。主に子供がかかる。
170 毒薬とは 急性毒性の強いもの(急性毒性の強弱は50%致死量〔LD50・mg/kg〕をもって判断される。すなわち、毒薬は経口投与の場合30mg/kg以下、皮下注射の場合は20mg/kg以下、静脈注射の場合は10mg/kg以下のもの。毒薬は容器直接またはラベルに黒字に白枠、白地で品名と「毒」の文字を記載し、他の医薬品とは区別して貯蔵し、さらに毒薬にいたってはそこに鍵がかかることが条件になっています。
なお、毒薬の販売に関しては、買売書を作成し、2年間保存することが義務づけられています。
171 劇薬とは 急性毒性の強いもの(急性毒性の強弱は50%致死量〔LD50・mg/kg〕をもって判断される。劇薬は毒薬よりは弱く、経口投与の場合300mg/kg以下、皮下注射の場合は200mg/kg以下、静脈注射の場合は100mg/kg以下の値を示すもの。直接の容器またはラベルに、、劇薬は、白地に赤枠、赤字で品名と「劇」の文字を明記することになっています。また、他の医薬品とは区別して貯蔵する。
なお、劇薬の販売に関しては、買売書を作成し、2年間保存することが義務づけられています。
172 パップ剤とは 製剤学的には、日本薬局方(製剤総則)において、パップ剤は「通例、医薬品の粉末と精油成分を含む物で、泥状に製するか、または布状に展延して製した、湿布に用いる外用剤」 と定義されている。
173 毒物とは 毒物:下に揚げるものであり、医薬品及び医薬部外品以外のもの
毒物の容器及び被包に「医学用外」の文字および、赤地に白色で毒物の文字を表示しなければなりません。
毒物の販売記録は5年間保存しなければなりません。)
1.エチルパラニトロフェニルチオノベンゼンホスホネイト(別名:EPN)
2.黄燐
3.オクタクロルテトラヒドロメタノフタラン
4.オクタメチルピロホスホルアミド(別名:シュラーダン)
5.クラーレ
6.4アルキル鉛
7.シアン化水素
8.シアン化ナトリウム
9.ジエチルパラニトロフェニルチオホスフェイト(別名:パラチオン)
10.ジニトロクレゾール
11.2・4−ジニトロ−6−(1−メチル・プロピル)−フェノール
12.ジメチルエチルメルカプトエチルチオホスフェイト(別名:メチルジメトン)
13.ジメチル−(ジエチルアミド−1−クロルクロトニル)−ホスフェイト
14.ジメチルパラニトロフェニルチオホスフェイト(別名:メチルパラチオン)
15.水銀
16.セレン
17.チオセミカルバジド
18.テトラエチルピロホスフェイト(別名:TEPP)
19.ニコチン
20.ニッケルカルボニル
21.砒素
22.弗化水素
23.ヘキサクロルエポキシオクタヒドロエンドエンドジメノナフタリン(別名:エンドリン)
24.ヘキサクロルヘキサヒドロメタノベンゾジオキサチエピンオキサイド
25.モノフルオール硝酸
26.モノフルオール硝酸アミド
27.硫化燐
28.前各号に揚げるものを含有する製剤その他の毒性を有するものであり政令で定める物
174 劇物とは 下に揚げるものであり、医薬品及び医薬部外品以外のもの
劇物の容器及び被包に「医学用外」の文字および白地に赤文字で劇物の文字を表示しなければなりません。
販売記録は5年間保存しなければなりません。)
1.アクリルニトリル
2.アクロレイン
3.アニリン
4.アンモニア
5.2−イソプロピル−4−メチルピリミジル−6−ジエチルチオホスフェイト(別名:ダイアジノン)
6.エチル−N−(ジエチルジチオホスホリールアセチル)−N−メチルカルバメート
7.エチレンクロルヒドリン
8.塩化水素
9.塩化第1水銀
10.過酸化水素
11.過酸化ナトリウム
12.過酸化尿素
13.カリウム
14.カリウムナトリウム合金
15.クレゾール
16.クロルエチレン
17.クロルスルホン酸
18.クロルピクリン
19.クロルメチル
20.クロロホルム
21.硅弗化水素酸
22.シアン化ナトリウム
23.ジエチル−4−クロルフェニルメルカプトメチルジチオホスフェイト
24.ジエチル−(2・4−ジクロルフェニル)−チオホスフェイト
25.ジエチル−2・5−ジクロルフェニルメルカプトメチルジチオホスフェイト
26.四塩化炭素
27.シクロヘキシミド
28.ジクロル酢酸
29.ジクロルブタン
30.2・3−ジ−(ジエチルジチオホスホロ)−パラジオキサン
31.2・4−ジニトロ−6−シクロヘキシルフェノール
32.2・4−ジニトロ−6−(1−メチルプロピル)−フェニルアセテート
33.2・4−ジニトロ−6−メチルプロピルフェノールジメチルアクリート
34.2・2ノ−ジピリジリウム−1・1ノ−エチレンジブロミド
35.1・2−ジブロムエタン(別名:EDB)
36.ジブロムクロルプロパン(別名:DBCP)
37.3・5−ジブロム−4−ヒドロキシ−4ノ−ニトロアゾベンゼン
38.ジメチルエチルスルフィニルイソプロピルチオホスフェイト
39.ジメチルエチルメルカプトエチルジチオホスフェイト(別名:チオメトン)
40.ジメチル−2・2−ジクロルビニルホスフェイト(別名:DDVP)
41.ジメチルジチオホスホリルフェニル酢酸エチル
42.ジメチルジブロムジクロルエチルホスフェイト
43.ジメチルフタリルイミドメチルジチオホスフェイト
44.ジメチルメチルカルバミルエチルチオエチルオホスフェイト
45.ジメチル−(N−メチルカルバミルメチル)−ジチオホスフェイト(別名:ジメトエート)
46.ジメチル−4−メチルメルカプ−3−メチルフェニルチオホスフェイト
47.ジメチル硫酸
48.重クロム酸
49.蓚酸
50.臭素
51.硝酸
52.硝酸タリウム
53.水酸化カリウム
54.水酸化ナトリウム
55.スルホナール
56.テトラエチルメチレンビスジチオホスフェイト
57.トリエタノールアンモニウム−2・4−ジニトロ−6−(1−メチルプロピル)−フェノラート
58.トリクロル酢酸
59.トリクロルヒドロキシエチルジメチルホスホネイト
60.トリチオシクロヘプタジエン−3・4・6・7−テトラニトリル
61.トルイジン
62.ナトリウム
63.ニトロベンゼン
64.二硫化炭素
65.発煙硫酸
66.パラトルイレンジアミン
67.パラフェニレンジアミン
68.ピクリン酸(爆発薬を除く)
69.ヒドロキシアミン
70.フェノール
71.ブラストサイジンS
72.ブロムエチル
73.ブロム水素
74.ブロムメチル
75.ヘキサクロルエポキシオクタヒドロエンドエキソジメタノナフタリン(別名:ディルドリン)
76.1・2・3・4・5・6−ヘキサクロルシクロヘキサン(別名:リンデリン)
77.ヘキサクロルヘキサヒドロジメタノナフタリン(別名:アルドリン)
78.ベタナフトール
79.1・4・5・6・7−ペンタクロル−3a・4・7・7a−テトラヒドロ−4・7−(8・8−ジクロルメタノ)−インデン(別名:ヘプタクロール)
80.ペンタクロルフェノール(別名:PCP)
81.ホルムアルデヒド
82.無水クロル酸
83.メタノール
84.メチルスルホナート
85.N−メチル−1−ナフチルカルバメート
86.モノクロル酢酸
87.沃化水素
88.沃素
89.硫酸
90.硫酸タリウム
91.燐化亜鉛
92.ロダン酢酸エチル
93.ロテノン
94.前各号に揚げる物を含有する製剤その他の劇生を有する物であり政令で定める物
175 特定毒物とは 毒物であり、下に揚げるもの
1:オクタメチルピロホスホルアミド
2:4アルキル鉛
3:ジエチルパラニトロフェニルチオホスフェイト
4:ジメチルエチルメルカプトエチルチオホスフェイト
5:ジメチル−(ジエチルアミド−1−クロルクロトニル)−ホスフェイト
6:ジメチルパラニトロフェニルチオホスフェイト
7:テトラエチルピロホスフェイト
8:モノフルオール酢酸
9:モノフルオール酢酸アミド
10:前各号に揚げる物を含有する製剤その他著しい毒性を有する毒物であり政令で定める物
176 緑内障とは 視神経(見たものを脳へ送る目の神経)が眼圧(眼球内の圧力)が高くなるなどの原因で傷がつき、そのまま放置しておくと視野が狭くなって、やがて失明してしまうこともある。
  緑内障は「目の成人病」といわれるほど中高年に多く、失明する原因の上 位を占めるす。しかし、緑内障の初期の段階では自覚症状がほとんどないために、気づかないまま放置してしまう方がたくさんいる。 自覚症状がなくても定期的に眼科検診を受けるのが、緑内障においてはもっとも重要な対処法といえる。
177 緑内障の治療  一度傷ついた視神経は、治療をしても元には戻りません。現在行われているおも な治療は、視野狭窄の進行を遅らせる治療で、根本的に視野を回復させる治療法はまだみつかっていません。
 そのため、早期に緑内障を発見するためには、定期的な眼圧や眼底の検査、視野検査を受けるのが最善の方法です。
178 白内障とは 目の中のレンズが濁ることにより、視力が低下して「霞んで見える 」、「明るいところへ出ると眩しく見にくい」、「どんなに調整しても眼鏡があわない」、「ぼやけて二重、三重に見える 」 などの症状がある。 白内障だけでは痛みや充血がでることはありません。 白内障になる原因で最も多いのは加齢に伴う老人性白内障です。60歳代で70%、70歳代で90%、80歳以上になるとほぼ100%の人に白内障による視力低下が認めらる。 目の外傷、アトピー性皮膚炎、糖尿病、栄養失調などでは若い時からの発症が多い。 その他、遺伝、放射線や赤外線照射、ステロイド剤・抗精神病薬などの副作用、ブドウ膜炎などの目の病気よる続発性白内障、網膜剥離や硝子体手術、緑内障手術のあとなどにも進行しやすい傾向があります。 生まれつきに水晶体の濁りのある先天性白内障の場合もある。
179 白内障の治療薬 <抗白内障薬(点眼薬>
ピノレキシン製剤(カタリン、カタリンK、カリー、カリーユニなど) キノン体で生じる水晶体蛋白変性をピノレキシンが阻止し白内障の進行を予防する。
グルタチオン製剤(タチオン、ノイチオン、チオグルタン、グルタチオン、イセチオン、ピネチオンなど)  水晶体蛋白SH基がSS結合となり不溶性蛋白となるのを還元型グルタチオンが阻止し白内障を予防する。
<抗白内障薬(内服薬>(主として医療用医薬品)
唾液腺ホルモン製剤(パロチン):間葉系組織の疾患に有効とされ白内障進行予防にも有効。
チオプロニン製剤(チオラ):水晶体蛋白のSH基保護作用、解毒作用、代謝酵素賦活作用。
アルドース還元酵素阻害剤(キネダック):ポリオールが水晶体に蓄積するのを阻害。主に糖尿病性白内障に有効とされる。
八味地黄丸:老人のかすみ目、白内障の進行予防に効果があるとされる。
180 痛風とはどんな病気ですか ある日突然、足の親ゆびの付け根の関節が赤く腫れて痛む。痛みは万力で締めつけられたように激烈で、大の大人が2、3日は全く歩けなくなるほどの痛みです。発作的な症状なので痛風発作と呼びますが、この発作は、1週間から10日くらいで全く症状がなくなります。しかし、半年から1年たつとまた同じような発作がおこります。発作を繰り返しているうちに、足首や膝の関節まで腫れはじめ、発作の間隔が次第に短くなってきます。このころになると、関節の症状だけでなく、腎臓などの内臓が侵されるようになってきます。華々しい関節の症状と深く静かに進行する内臓障害。陽と陰のある病気ですが、陰の方が目立たないのが重要です。 痛風にかかるのはほとんどが男性。患者さん100人の中に女性は1、2名です。
181 尿酸を下げる薬はどんなものがあるか 血清尿酸値を下げる薬はいずれも医療用医薬品で医師の処方が必要ですがアロプリノール (商品名ザイロリック、アロシト−ルなど) 、ベンズブロマロン (商品名ユリノ−ムなど) プロベネシド (商品名ベネシット錠など) が代表的です。 また、尿酸値は下げませんが、尿中の尿酸を溶けやすくして尿路結石を予防する薬としてウラリットがある。 痛風発作が治まった時点で、医師とよく相談し、尿酸値を下げる薬を飲み始めるべきかどうかを判断することが必要です。
182 ドライアイの症状はどのようなものか 代表的なものとしては、目の乾き・ごろごろした感じ・熱い感じ・充血・目の疲れなどがある。また、夕方になると充血がひどくなったり、まばたきが増える人もいます。冬場の暖房により症状が悪化したりしますが、湿度の高い梅雨の時期や入浴すると調子がよくなる。これらがドライアイの特徴です。
183 ドライアイの治療はどのようにしたらよいか 一般的に、軽いドライアイの場合は、少なくなった涙を補充する目的で人工涙液とよばれる涙とよく似た成分の目薬をつかう。また、乾燥感が強く点眼回数が増える場合には、防腐剤の入っていない点眼薬を選択するなどの工夫も必要です。  さらに、黒目(角膜)や白目(結膜)の表面に傷があり、まばたきをすると異和感・痛みがある場合には、潤滑剤として眼軟膏(なんこう)をいっしょに使う場合もあります。 重症のドライアイの場合には、少しでも残っている本人の涙を少しでも長い時間、目の表面にとどめておくために涙の排水口を閉じてしまう治療をする。その他の治療法として、涙の乾きを抑えるために特別に開発された眼鏡をかけるという方法もある。
184 プロポリスとは ミツバチが樹木から集めた樹脂状のものに自分の唾液中の酵素を作用させて作ったもの。各種ミネラルやフラボノイドが豊富に含まれる。主たる作用としては免疫力を高め、体に抵抗力をつける。抗ウイルス作用、抗腫瘍作用、抗菌作用などがある。従って、病気がちの人、風邪を引きやすく、なおりの遅い人、疲れやすい人、生活が不規則な人、ストレスを感じる人によい。
185 ギムネマシルベスタとは インド原産のガガイモ科に属するツル性植物。その葉にはギムネマ酸というダイエット成分を含む。主たる働きは食事でとった糖質の腸での吸収を遅らせ、血糖の上昇を抑える。従って、インスリン治療をしていなし糖尿病患者、肥満気味の人、無理なくダイエットをしたい人によい。
186 分岐鎖アミノ酸とは 人の筋タンパク質中に含まれ、体内では合成することのできない3つの必須アミノ酸(ロイシン、イソロイシン、バリン)をさす。
手術後の末梢筋組織のエネルギー源として働く。肝臓でのタンパク合成の促進、タンパク分解抑制作用などがある。従って、肝不全、腎不全の人にも臨床使用される。無理なくやせたい人、筋肉はそのままで体脂肪だけを落としたい人、ダイエットのリバウンドを予防したい人によい。
187 アガリクスとは ブラジル原産のハラタケ科のキノコ(和名ヒメマッタケ)です。有効成分は多糖体で免疫力を高め、病気にかかりにくい体をつくり、特に抗腫瘍効果があるといわれている。従って、ガンを予防したい人や生活習慣病を予防したい人によい。
188 吹出物とは 小さいあわ粒のようなできもの。皮脂分泌が 盛んな状態時に毛穴をふさがれ、そこに、皮膚にある雑菌が作用 して起こる。なかには、炎症を起こして化膿するものもあります。.
189 生理不順とは 月経周期が一定でないことをいい、25日以内の場合や40日以上の場合には、生理不順と考えられる。原因は、ストレスや自律神経 の失調、疲労、栄養障害、発育不良、極端なダイエットなど。
190 美白とは 白く透きとおった肌のことをいう。白い肌を目指すに は、「シミを作らない・残さない」が大きなポイント 。
191 美肌とは にきび、しみ、しわ等、肌のトラブルが無い健康で美しい 肌のこと。
192 シワとは 加令とともに皮膚の伸びたり縮んだりする力が弱くなる為 に生じるもの。
193 枝毛とは 毛先が裂けてしまうことで、原因は、パーマ、ブリーチや ヘアカラーのしすぎ、乱暴なブラッシング、紫外線、ドライヤーのかけすぎなど。髪 の毛は肌と違い回復する力がなく、1度傷ついてしまうと、元に戻らず、放っておく とどんどんひどくなってしまう。
194 冷え性とは 温度に関係無く、体の一部に冷えを感じる事が慢性化 している場合冷え性という。動脈硬化などが原因で血管が細くなり、末端の毛細血管 に温かい血液が流れにくくなると冷え性になる。
195 花粉症とは 花粉が原因で起こるアレルギー性炎症のこと。花粉症の4大症状は、くしゃみ、鼻水、鼻ずまり、目のかゆみ。
196 膀胱炎とは 突然小便の後が痛い、尿に血がまじる、尿の回数が多くなる。原因になる菌の80%は大腸菌である。 女性がかかりやすく抗生物質や化学療法剤の内服で2〜3日で回復する。ドラッグストアではウロナミンを販売している。
197 貧毛症や無毛症の治療法 男性ホルモン剤のプロピオン酸テストステロンやメチルテストステロンを含むミクロゲンパスタ軟膏1回0.1〜0.3g、1日1〜2回塗布。治療対象は男女の貧毛症や無毛症(顔面、胸部、四肢、腋下、恥部の発毛促進と育毛)
198 めまいの原因   人間は自分の周囲の空間を眼、内耳(半規管・耳石)および手足の間接にある位置感覚などの情報が脳に伝えられ、そこで統合された身体のバランス(平衡覚)を微妙にコントロールしています。このいずれかが具合が悪くなると、平衡障害やめまいを感じるわけです。 めまいを起こす病気にはメニエール病、突発性難聴、良性発作性頭位眩暈症、慢性中耳炎、脳循環障害などいろいろある。
199 めまいを起こす病気 【メニエール病】  めまいを起こす病気の中の代表ですが、めまい、すなわちメニエール病(症候群)と安易につけられる診断名のようです。  めまいの発作の時に片側の耳鳴、難聴が一緒に起こり、めまいが消えるころにはそれらの症状も軽快、消失する。この病気は発作を繰り返し、やがて耳鳴や高度の難聴が残ることがあります。発作のない時は無症状となります。両側にメニエール病が発症することもしばしばある。
【突発性難聴(めまいを伴う)】  メニエール病によく似ているが、発作はただの1回であることや、めまいがおさまっても耳鳴や難聴が残ってしまうことが異なる。この病気の原因は「きこえ」の神経のウイルス感染とか内耳の血管の血栓などが考えられる。メニエール病と異なり、もう一方の耳に発症したり再発することは稀です。
【良性発作性頭位眩暈症】  日常診療で大変多い病気ですが、あまり知られいない。これは、特定の頭の位置(例えば寝返りをうったり、起床、臥床時など)で出現するめまいです。めまいは数10秒間しか続かない。耳石器(頭や体の位置・重力・直線加速度を感じる)の障害によって起こるといわれている。
【慢性中耳炎によるめまい】  慢性化膿性中耳炎とか真珠腫中耳炎が内耳にまで及ぶと“内耳炎”を併発し、めまいを起こす。
【聴神経腫瘍】  片側の耳鳴、難聴が徐々に悪化し、ふらつき、頭痛や顔が曲がったり(顔面神経麻痺)して初めて診断されることが多くみられる。精密な聴力検査やめまい検査、耳のレントゲンによって、早期診断ができる。
【脳循環障害(椎骨脳低動脈循環不全症)】  脳の血流が不足して、めまいに関係する小脳、脳幹の機能が悪くなって起こる。めまいの他に、下がもつれる、物が二重に見える、手足がしびれるなどの症状が起こることもある。激しい頭痛や意識不明などがあると脳出血が疑われる。  
その他に脳腫瘍、頭部外傷、薬物による内耳障害、起立調節障害、過呼吸症候群、筋収縮性頭痛、心因性などが原因となって起こるめまいがある。
200 めまいの治療法  まず、めまいの誘発要因を取り除くことが必要となる。ストレス、過労、感冒、アレルギー体質、低血圧などがある。めまい発作中は安静にする。強い頭痛や意識消失がない限り、命に別状がないことが多いので、まず気を落ち着かせることが大切である。めまいの専門医のいる病院に入院することが望ましい。精密な検査を行い、適切な治療が受ける。 また、めまいがおさまっても、内服薬で再発作の予防に努めることが大切。 めまいで手術的治療が必要となる病気は、メニエール病、外リンパ瘻、脳神経腫瘍などがある。特に、メニエール病ではめまい発作が長期にわたって頻繁に起こり、聴力が不可避的に悪化し、内服薬による治療で効果ない患者や両側のメニエール病では、手術(内リンパ嚢開放術)が積極的に進められ、良い結果が得られる。
201
殺虫剤バポナ購入時に印鑑は必要か 印鑑は必要ない。バポナは劇薬で薬事法第46条に従い譲受書に品名、譲渡年月日、譲受人の署名または記名、捺印、住所、職業を記載する。譲受書は2年間の保存が義務となっている。従って、購入本人の署名だけで印鑑は必要ない。書類は2年保存。ただし、硫酸、苛性ソーダなどの劇物は氏名と捺印が必要。書類は5年保存、。この件は平成14年5月31日に滋賀県の保健所で確認済みです。
202
医薬品と医薬部外品の違い 1.薬事法上の違い
医薬部外品は用途が限定されている。効能が限定され「人体に対する作用が緩和なもの」と定めている。一方、医薬品は「治療または予防(主として治療)」に使うことが目的である。
2.表示上の違い。
医薬品は厳格な製造基準、、明確な試験の裏付けによって効能、用法用量が決められている。製品には成分、分量、効能効果、用法用量、使用期限が表示されている。医薬部外品は「医薬部外品」の5文字と成分のみ表示されている(ただし、厚生労働省の指定する成分を含有する場合は分量、使用期限も記載が必要)。
3.販売方法
医薬品は薬局、薬店,配置販売業、特別販売業に限定されているのに、医薬部外品は制限なくどこでも販売できる。
203 育毛剤の作用 育毛剤の働きは頭皮の血行促進、毛母細胞の活性化、頭皮の脂質の分泌抑制・除去・殺菌など毛の発育しやすい環境をつくる。
204 育毛剤の成分 1.男性ホルモン抑制剤:5αーリダクターゼ阻害剤、男性ホルモン受容体阻害剤。
2.毛乳頭の活性化剤:毛母細胞賦活剤や血行促進剤。
3.頭皮の処置剤:殺菌剤、皮脂成分抑制剤、抗炎症剤、ふけ抑制剤。
205 白髪になる原因 髪の色を決定するのはメラニン色素です。メラニンは毛根内にある高分子色素です。メラニンは黒褐色のユーメラミンと赤黄色のフェオメラミンの2種類が存在し、このメラミンの量により色が決定される。白髪の決定原因はメラミン色素の生成量の減少が考えられる。現在、加齢による白髪を防ぐ薬はない。
206 毛染め剤の種類と特徴 1.カラースプレー:髪上皮の表面のみを一時的に染める方法で1回のシャンプーで洗い流せる。白髪部分の少ない人にお勧めです。
2.ヘアマニキュア:髪上皮の表面および表面近くの毛皮質まで染める方法です。染毛効果は3週間ほど持続する。髪はコーティングされ髪を痛めることはほとんどない。
3.ヘアカラー:髪の内部までしっかり染める方法です。染毛効果は2〜3カ月は持続する。アルカリ性タイプは髪へのダメージがありますが酸性タイプはダメージが少ないといわれている。
207 髪によい食事とは 以下の成分を含む食事が髪によい。
1.タンパク質:髪の主成分はケラチンというタンパク質です。タンパク質の構成成分であるアミノ酸やタンパク質を含む食事。
2.ヨウ素:ミネラルの一種でエネルギーやタンパク質の合成をうながし、髪の発育を促進する。
3.コラーゲン:タンパク質の一種で体の1/3を構成する成分。皮膚の一部の真皮のほとんどはコラーゲンでできており、これは髪のつやをよくする。
4.ビタミンA,ビタミンC,ビタミンE、ビタミンB:Aは肌に潤いを与え、Cはコラーゲンの生成、Eは血行を促進させる。これらの相互作用によって抜け毛を防ぐ。
5.ビタミンB:体内に取り入れた栄養素をエネルギー源に変えることによって、頭皮の新陳代謝を促す。
208 髪の構造 髪の毛は、見えている部分(毛幹)と皮膚内(毛根)に分かれる。
毛根(下端)は、毛乳頭という組織を包み込んで球状に膨らんで、
毛球と呼ばれている。
毛乳頭は、血液が運んでくる炭素や栄養分をエネルギーに変え毛母細胞を増殖させる。栄養が与えられた毛母細胞は、細胞分裂を
繰り返し髪の毛となる細胞を活発に生産させる。生まれた細胞は
後から生まれてくる細胞に押し上げられながら徐々に硬い髪の毛に変わってゆき毛穴から外に出て行く。
209 髪の成分 髪の毛の大部分はケラチンというタンパク質で出来ており、中に多量の硫黄を含有している。ケラチンは約18種類のアミノ酸が結合したもので、シスチン,グルタミン酸,アルギニン,グリシン,ロイシン等で構成させる。これらのアミノ酸が強く結合している為に水や薬品等に対して強い性質を保つ。
210 ヘヤサイクル 髪の毛は永遠に伸び続けるのではなく、成長しては抜け落ち同じ毛根から新しい髪が生えてくるというサイクルを繰り返す。これを
ヘアサイクルという。ヘアサイクルは成長期,移行期,休止期の3期に分かれる。
成長期:髪の毛が成長する期間で、約2〜6年間続く。細胞分裂と
     分化が繰り返され、1カ月に1〜2p伸びる。3期全体の
     85〜90%を占める。
移行期:髪の毛の成長が止まる期間。通常2〜3週間と短い。
     3期全体の数%を占める。
休止期:毛根の分裂が止まり、短くなり髪がいつ抜けても良い
     期間。通常4〜6カ月続く。3期全体の10%を占める。
211 体毛が抜けて生えるまで 体毛は抜けたり生えたりを繰り返しています。場所によって毛の生えるスピードは違う。平均の日数を示す。
頭髪  :129日
脇の下:123日
陰部  :121日
ヒゲ  : 92日
眉毛  : 64日
212 薄毛とは 男性の薄毛は脱毛症によるものですが、これはヘアサイクルのうち、成長期が短くなり細く短い毛が多くなって、表面的に薄く見える状態になるからです。薄毛とは毛が抜けてその毛根から生えて来なくなることではなく、ヘアサイクルを繰り返しながら徐々に毛が細く短くなることをいう。
213 脱毛の原因 血液循環不良説,頭皮緊張説,男性ホルモン説,脂漏説がある。
1、血液循環不良説:毛乳頭にある毛細血管の血流が悪くなり髪の成長が鈍り、髪が抜けやすくなる。
2、頭皮緊張説   :頭の骨の発達により頭皮が突っ張る人は頭蓋骨と頭皮の間の血管が圧迫され血流が低下し、毛母細胞の活動が低下する。
3、男性ホルモン説 :男性ホルモンの分泌過剰等の体質を遺伝的に持つ人に多く見られる。男性ホルモンは毛母細胞のタンパク合成酵素の働きを抑える。
4、脂漏説      :皮脂が以上に多く分泌されると毛穴を詰まらせたり皮膚に炎症を起こさせたりして毛の成長を阻害する。
214 脱毛症の種類 成人の頭部には約10万本の髪の毛がある。成人は1日100前後の脱毛は正常範囲と言える。
1、円形脱毛症  :円形あるいは楕円形に髪の毛が部分的にごっそり抜けてしまう。(原因不明)
2、薬剤性脱毛症:抗ガン剤や免疫抑制剤あるいはホルモン剤等の影響で起こる。
3、脂漏性脱毛症:皮脂の過剰分泌で出来た湿疹が原因で休止期毛が脱毛する症状です。
4、壮年性脱毛症(男性型脱毛症):脱毛の1番多いタイプである。 男性ホルモンの関与で髪の毛の成長が抑えられ脱毛が起こる。思春期から始まります。頭頂部または額の生え際から脱毛が始まる。5、分娩後脱毛症:出産後にホルモンバランスが変化し、頭髪が薄 くなったり抜けたりする症状。6カ月を過ぎると徐々に回復するので心配はいりません。
6、ダイエットによる脱毛症:ダイエットすると発毛・育毛に必要な栄養が届きません。その結果脱毛症になります。
215 壮年性脱毛症(男性型脱毛症)の兆候は? 以下の症状がある人は要注意です。
1、毛が細く柔らかい 2、ふけが多い 3、頭皮や額が脂っぽい 4、細く短い抜け毛が目立つ 5、1日に100本以上の抜け毛がある。
216 美しい髪を保つには? 1、清潔にし、頭皮の炎症を防ぐ:不潔にしていると、毛穴の皮脂が  変化(過酸化)したり細菌が繁殖して炎症が起こる。
  ・洗髪のポイント:洗いすぎは禁物(2日に1回で十分)
             すすぎは十分に
             ドライヤーを当てすぎない。
2、マッサージで血行を良くする。
3、育毛剤・養毛剤の適正使用:頭皮の血流を改善し毛乳頭や毛母細胞に刺激を与える。髪の洗った後の毛穴が開いている時にすりこむ。毎日朝晩2回 3〜6カ月使用し、効果を判断する。
217 ニコチン依存症とは 禁煙でいらいらする、落ち着かない、集中力が低下するなどの禁断症状がでて、また喫煙をし始める。このような不快な症状がおこるのでたばこと縁が切れない人(症状)のことをいう。
218 たばこの主たる成分は たばこの煙には4000種以上の化学物質が含まれ200種以上が有害物質です。発ガン物質を含むタール、動脈硬化を促進する一酸化炭素、依存症の元となるニコチンはたばこ3大有害物質といわれる。
219 たばこを吸っている人のそばにいるだけでもだめですか? たばこの煙には喫煙者が吸い込む主流煙と点火部分から立ち上る副流煙があり、副流煙には主流煙以上に有害物質が含まれる。夫が喫煙者で非喫煙者の妻が心筋梗塞になる確率は夫が非喫煙者の場合の1.2倍、肺ガンは2倍といわれる。また、喫煙者がいる家庭では子供に喘息や慢性気管支炎が多くなる。妊婦が喫煙すると胎児に影響し、小頭症や低体重の子供が生まれる確率が高くなる。
220 たばこを吸い始めた年齢と本数は死亡率と関係があるか 吸い始めた年齢が早ければ早いほど、吸う本数が多ければ多いほど肺ガン死亡率は高くなる。しかし、肺は禁煙を5年続ければ元に近い状態にもどるといわれいつ禁煙しても遅すぎるということはない。
221 禁煙の効果的な方法 さまざまな禁煙グッズがあるがあくまで絶対にたばこをやめるという強い意志が必要である。ニコチン依存度が高い場合、ニコレットガムやニコチン含有パッチなどの禁煙補助剤を使うのも良い。
222 たばこをやめると太りますか ニコチンは胃に作用して食欲を減退させたり皮下脂肪を蓄積させにくくし、太りにくい。禁煙すると食欲が正常に戻り、食べ過ぎ、口寂しさを紛らわせるために間食をして太る傾向にある。
223 やつめうなぎは何に効くのか ビタミンAがやつめうなぎ100g中25000IU含まれていて夜盲症のほか網膜や粘膜の乾燥を防ぐ働きがあり目の健康を保つ作用がある。
224 スッポンエキスは何に効くのか タンパク質、必須アミノ酸、カルシウム、ビタミンが豊富に含まれ脂肪は動物性であっても植物性脂肪と同じ不飽和脂肪酸でリノール酸を多く含む。強壮、強精作用増強、老化予防、血液を増加させる働きがあり、病後の弱った体、女性の帯下(こしけ)や腰痛の回復効果がある。
225 こしけ(帯下)とは 婦人病でおりものともいわれる。健康な人の膣は粘膜をしめらす程度ですが婦人病にかかると濁った白色(白こしけ)、黄色膿様(黄こしけ)、淡褐色(赤こしけ)などのいらがつく。膣から細菌が進入し膣炎、子宮頸管内膜炎、卵管炎、骨盤腹膜炎などになりいずれもこしけの原因となる。ガンなども原因の一つである。原因が種々あるので市販品による素人療法に頼らず早めに婦人科の診察をうけるべきである。
こしけ,トリコモナス膣炎.膣カンジダ症 にはトリコマイシンK錠(藤沢薬品)が有効です。成分はトリコマイシン 5万単位と クロラムフェニコール 25mg(力価) ,ラウリル硫酸塩です。膣トリコモナス,カンジタをはじめ種々の雑菌によって起こるこしけに有効です。 膣内の病原体に作用して膣の清浄度を改善し,同時に外陰部のかゆみやこしけなどの不快症状をとる。 発泡性の膣錠ですから膣分泌液によって小気泡を発し,粘膜の皺襞まで拡散して治療効果を高める。
226 マムシは何に効くのか タンパク質、カルシウム、鉄、リン酸を多く含み動物性であっても植物性脂肪と同じ不飽和脂肪酸が多く含まれ高血圧の予防、ストレス、強壮、強精増強作用がある。
227 深海ザメエキス(スクアレン)は何に効くのか 鮫の肝臓に肝油の主成分であるスクアレン(高純度不飽和炭化水素)が含まれこの成分が深海1000mという厳しい環境での活力源となっている。スクアレンは体内に取り込まれた酸素を細胞へ積極的に運搬する働きがあるといわれている。従って体内の臓器の活発化を促す。
228 コラーゲンは何に効くのか コラーゲンは動物の真皮やその他の組織に含まれるタンパク質で人間の体をつくっているタンパク質の1/3を占める。皮膚をみずみずしくする美肌効果と老化防止作用がある。
229 ウコッケイは何に効くのか 東アジア原産の鶏の一種で肉にはビタミンのほかエイコサペンタエン酸(EPA)やドコサヘキサエン酸(DHA)が多く含まれる。動脈硬化、高血圧、心臓病、糖尿病など生活習慣病を予防する。また、脳細胞を活発化させボケを予防する。
230 卵油は何に効くのか 鶏の卵黄から抽出した油です。血管内の余分なコレステロールを取り除くリノール酸などの不飽和脂肪酸が含まれ血液循環をよくする。心臓の働きを強化し、肩こりや筋肉痛の改善、脱毛予防、美肌作りにも良い。外用で痔にも用いられる。
231 玄米酵素は何に効くのか 玄米の胚芽に糖、蜂蜜、麹菌を加え発酵させたもの。新陳代謝を活発にし、健康増進によい。
232 ビール酵母は何に効くのか ビタミンB1,B2,イノシトール、ビオチン、パラアミノ安息香酸、パントテン酸のビタミン類のほか、クローム、セレニウム等の必須ミネラルを含む。ビタミンは疲労回復、クロームは血糖正常化、セレニウムはビタミンEとはたらき老化の原因となっている活性酵素による酸化を防ぐ。胃腸病、便秘、肝臓病、糖尿病、皮膚病、神経痛、白内障に有効、抗ガン作用も期待される。
233 ケフィアは何に効くのか 便秘の解消、健康増進によい。抗ガン作用も期待される。旧ソ連のコーカサス地方で飲まれている発酵乳。山羊に乳に乳酸菌、酵母菌、酢酸菌を加え発酵させたもの。腸内の有用菌を増加し、外来菌の侵入、増殖を防ぎ、酵素作用ににより消化を助ける。マクロファージ異常を監視する免疫細胞を活性化する。腸を正常化しする。
234 根コンブは何に効くのか 高血圧、動脈硬化、心臓病、老化防止、甲状腺腫、おでき、便秘、大腸ガン、肥満、糖尿病の予防、白血病の予防、アトピー性皮膚炎によい。カルシウム、ヨード、リン、鉄を含む。さらに、血圧やアコレステロールを下げるアルギン酸ナトリウムも含む。ヨードは甲状腺ホルモンを作る成分である。新陳代謝を活発化させ、老化防止、甲状腺腫、おできに有効。植物繊維は腸内の老廃物を速やかに排泄し、便秘、大腸ガン、肥満、糖尿病の予防によい。免疫力を高める作用があり、白血病の予防、アトピー性皮膚炎にもよいといわれる。
235 シジミエキスは何に効くのか 虚弱体質、貧血、病後の回復、老人食によい。タウリン、アルギニンなどのアミノ酸、カルシウム、鉄などのミネラル、ビタミンA,B群、C、グリコーゲンが多く含まれる。ビタミンB12は造血作用や肝機能を活発化させる。タウリンは胆汁酸と結合し解毒作用を活発化させる。
236 グルコマンナンは何に効くのか 便秘に有効です。こんにゃくの繊維質をさす。植物繊維は体内で消化されないので栄養価はない。水溶性の繊維のため胃内で水を含んで膨張する。他の食品と一緒にとると早く膨満感が得られる。脂肪代謝作用もあり、これもダイエットに有効である。血糖、コレステロールをさげる。便のかさがふえ便通が促され便秘が解消する。
237 プロテインは何に効くのか ダイエット、貧血、骨粗鬆症によい。プロテインとはタンパク質のことで健康補助食品では高タンパク質の意味合いを持つ。プロテインには必須アミノ酸8種類がバランス良く高単位に含まれる。ダイエットすると脂肪がとれるとともに、内臓のタンパク質の消化も促進し、タンパク質の不足がおこることがある。内臓の障害や貧血もおこしやすいのでこの欠点を補い、かつ低カロリーのダイエット食品の代表です。
238 オオバコの種皮は何に効くのか ダイエット、便秘、肥満、肌に有効。水に溶けるのと溶けない2つの繊維質を含む。溶ける方のは水分と一緒にとると30倍に胃の中でふくれるので満腹感になる。ついで繊維がほかの食べ物を包み糖分の吸収を遅らせる。一方、水に溶けない方は腸内で水分を吸って便のかさを増し、老廃物を体外に排出させる。従って肥満とともに便秘を解消し肌にも良い。
239 ベルツ水とは わが国のアルカリ性化粧水の元祖とも言われている。皮膚軟化、 乾燥防止作用、あかぎれなどの皮膚のきれつに効果、、美肌水としての効果がある。
ベルツ水の処方
水酸化カリウム 3g
グリセリン    20ml
エタノール   250ml
芳香剤      適量
常水        適量
全量      1000ml
薬価基準にもベルツ水あるいはグリセリンカリ液の薬名で収載されている。 ベルツ水「ツキシマ」、ベルツ水「ミヤザワ」、「純生」ベルツ水など29社から販売されています。
これはドイツ人のベルツ博士が開発したもので、彼は1876年(明治9年)に東京医学校(現在の東京大学医学部の前身)の教師として迎えられ内科学、生理学、病理学、婦人科学の教授を務め、日本の医学の近代化に影響を与えました。 教授の傍らツツガムシなどの寄生虫学、脚気、温泉の効用などの医学研究の他に人類学、民俗学の研究も行い業績を残しました。
240 βーカロチンは何に効くか 心臓病、ガン、老化の予防、美肌効果がある。体内に入ってからビタミンAに変化する。βーカロチンの主たる働きは活性酸素(フリーラジカル)の働きを抑制する。活性酸素とは疲労やストレスの元となる体内物質でガン、心臓病、老化を招く原因とされる。
241 ビタミンB1は何に効くか 疲労、体がだるいとき、いらいらする、怒りっぽいときに有効です。B1は砂糖やでんぷんを分解してエネルギーに変える働きがある。従ってB1がないと糖質が分解できず乳酸などがたまり、疲れやすくなる。また、神経組織や精神状態に良い影響をあたえる。
242 ビタミンB2は何に効くか 肥満、動脈硬化、口内炎、角膜炎、目の充血、疲れ目に有効です。発育、成長に必要なビタミンです。脂肪を代謝しエネルギーに変えるので肥満防止になる。血行障害となる過酸化脂質を取り除き動脈硬化を予防する。
243 ビタミンB6(ピリドキシン) は何に効くか タンパク質と脂肪の吸収促進。 嘔吐緩和(つわりなど) 、老化抑制の核酸合成促進、貧血、脂漏性皮膚炎、舌炎
244 ビタミンAは何に効くか 夜盲症、目の乾燥、皮膚の保護、感染に対する抵抗力増強。脂溶性で肝臓に蓄えられている。
245 ビタミンB12は何に効くか 貧血のほか集中力や記憶力の低下、落ち着きがない、いらいらするときに有効です。赤血球の生成に必要なビタミンで不足すると貧血になる。このビタミンは胃で分泌される特別なタンパクがないと吸収されないので胃摘出患者は飲む必要があり、カルシウムと併用すると吸収率を高める。
246 ビタミンCは何に効くか ガン予防、ストレス、疲労回復、止血作用、しみ、そばかすによい。ビタミンCは細胞と細胞をつなぎとめるコラーゲンの生成に必要で細胞内に侵入するウイルスを阻止するといわれる。がんと戦う力を持つとされるインターフェロンの生成を促し、発ガン物質のニトロソアミンの生成を抑えたりする。
247 ビタミンEは何に効くか 老化、動脈硬化、がん防止、美肌効果、婦人病、自律神経失調症に効果がある。食品の酸化防止剤としてつかわれる。抗酸化作用は体内でも働き老化を防ぎ、若さを保つ。不飽和脂肪酸の酸化を防止して動脈硬化を予防し、血液循環をよくし肌をいきいきさせる。冷え性、ひびあかぎれ、更年期障害によい。
248 使用済み殺虫剤バポナはどこに捨てればよいか ふつうの家庭ゴミのプラスチックゴミとして出せる。
249 亜鉛は何に効くか 亜鉛は、人間にとって栄養上欠かすことのできない必須微量元素です。必要とする量はごくわずかですが(1日10r程度)、食物として毎日摂る必要があります。 食品に含まれる亜鉛などのミネラルは、ビタミンなどと違って貯蔵や加熱により失われるということがありません。しかし植物性の食品、野菜にばかりかたよっていると食物繊維の過剰摂取により、亜鉛の吸収を妨げます。動物性食品は、亜鉛を多く含み、その吸収も効率が良いので適度に摂る必要があります。 また、亜鉛には「セックスミネラル」という異名があります。これは亜鉛が男性の前立腺で性ホルモンの合成に関わっているからです。正常な人が亜鉛を多く摂っても精力が増すわけではありませんが、不足すると精子の生産が少なくなります。 亜鉛の効能・効果 1.各種酵素の働きを助けます。たとえば肝臓でアルコールを分解してアセトアルデヒドを作るアルコール脱水酵素など。 2.ホルモンの作用や分泌の調節をします。 3.体の成長を促進します。亜鉛は核酸やタンパク質の合成に深く関わっています。 4.皮膚や骨の新陳代謝を活発にします。 5.生殖機能を正常にします。 6.味覚障害を防ぎます。
250 カルシウムは何に効くか くる病、骨軟化症、骨粗鬆症、いらいら、不眠症、肩こり、二日酔い、蕁麻疹によい。カルシウムはリンやマグネシウムと一緒に働いて健康な骨を作る。カルシウムは神経刺激伝達、筋肉の収縮、血液凝固作用、トリプシンの酵素作用を活性化する。
251 ゲルマニウムは何に効くか 貧血、血行促進、老化防止、ガン予防によいといわれる。血液が酸性でもアルカリでも中性にし、正常に保つ働きがある。
252 セレニウムは何に効くか 若返り効果、ガン予防、狭心症や心筋梗塞の予防、高血圧、動脈硬化、白内障、関節炎、筋ジストロフィー、精力減退に有効とされる。
セレニウムはミネラルで酸化による老化と組織の硬化を予防し、動脈硬化、血栓症を防ぐ作用があるといわれる。亜鉛と協力して有害金属(鉛、カドミウム、水銀)の不活性化をする。
253 鉄は何に効くか 鉄欠乏性貧血、疲労回復、抵抗力を増強する作用がある。赤血球の主成分のヘモグロビンHbへに含まれていて鉄が少なくなるとが少なくなり貧血を起こす。貧血になるとめまい、動悸、息切れ、疲れなどがです。鉄はビタミンCと一緒にとると吸収が良くなる。
254 DHA(ドコサヘキサエン酸)は何に効くか 老化による学習能力の低下、視力低下、大腸ガンの抑制、血液中の悪玉コレステロール値の低下作用がある。DHAが不足すると情報伝達がうまくいかず学習能力や記憶力に影響を与える。DHAは体内で合成できない脂肪酸で食物からしか摂取できない。必ずとらなければならないのせ必須脂肪酸と呼ぶ。
255 EPA(エイコサペンタエン酸)は何に効くか 動脈硬化、高血圧、血栓症の予防効果がありアレルギー体質にもよいといわれる。EPAはDHAと同じ不飽和脂肪酸です。エスキモーのイヌイットに成人病が少ないのは魚肉の脂に含まれるEPAやDHAが血液の流動性を高めているためと思われる。EPAは血液凝固を阻止し、血中の悪玉コレステロール値や中性脂肪を下げる働きがある。
256 キチンキトサンは何に効くか 免疫力を高めるのでガン、肝炎、アレルギー疾患、糖尿病、高血圧症、高コレステロール血症、神経痛、腰痛、白内障、慢性便秘、四十肩、五十肩によいといわれる。キチンはカニ、エビ、シャコなどの甲殻類の殻に多く含まれる繊維質の一種です。キチンは堅い構造をしているために応用できなかったが水酸化ナトリウムの溶液につけ熱処理すると溶けて利用可能なキトサンに変化する。
257 オリゴ糖は何に効くか 便秘、下痢、高脂血症、老化防止、肥満bによいといわれる。砂糖に変わる甘味料としてももちいる。オリゴとは少ないという意味で2〜10個の単糖(分子構造的にそれ以上に分解されない最小単位の糖)が結合したものである。オリゴ糖には砂糖のように吸収されカロリーになるものもあるが、吸収されないで大腸でビフィズス菌の栄養となり健康増進に役立つものもある。吸収されないものはフラクトオリゴ糖、イソマルトオリゴ糖、ダイズオリゴ糖、ガラクトオリゴ糖などがある。
258 食物繊維は何に効くか 便秘予防、動脈硬化、大腸ガンの予防、肌荒れ、肥満予防によいといわれる。水溶性のものと水に不溶性のものと2つに分かれる。水溶性の植物繊維は柑橘類、リンゴに含まれるペクチンや海草類に含まれるガム質、食物繊維質入りドリンクに使用されているポリデキストロールがある。これらはコレステロールや有害物質を吸着して体外へ出す作用がある。不溶性の食物繊維には玄米等の穀物、豆類、野菜などに含まれるセルロース、ヘミセルロース、リグニンがある。これらは大便の量を増やし排泄を促し、大腸に老廃物がとどまる時間を短くします。便秘を防ぐ。
259 サポニンは何に効くか 肝炎、高血圧、動脈硬化に良いといわれる。サポニンは配糖体の一種で水と油の両方に溶けるので血管についた脂肪の除去、血中コレステロールの低下作用がある。手に入りやすいのは大豆サポニンです。
260 特定保健用食品(トクホ)とは 1.おなかの調子を整える食品、2.コレステロールが高めの方の食品、3.血圧が高めの方の食品、4.ミネラルの吸収を助ける食品、5.虫歯な原因になりにくい食品、6.血糖値が気になり始めた方の食品、7.食後の血中中性脂肪値の上昇しにくい食品などが指定されている。
261 レシチンは何に効くか 高血圧、動脈硬化に良いといわれる。神経伝達物質の要素であるのでぼけ防止、学習能力、記憶力を高める。レシチンはリン脂質であり、細胞膜の構成成分である。脂肪を乳化することによって脂質代謝を活発にしコレステロールを除去する。
262 タウリン(アミノエチルスルホン酸)は何に効くか 肝臓の解毒作用、血中コレステロール低下、心臓強化、貧血予防によいといわれる。アミノ酸のひとつで筋肉に多く存在し心筋からカルシウムとカリウムが失われるのを防ぎ、コレステロールが血管に沈着するのを防ぐ。
263 ルチンは何に効くか 高血圧、動脈硬化、鼻血、老人性紫斑病を防止するといわれる。
ビタミンCににているので当初ビタミンPと呼ばれていたが、2個のフラボン誘導体の混合物とわかり、現在ではフラボノイド化合物と呼ばれる。
264 核酸(DNA,RNA)は何に効くか ガン、糖尿病、老化予防作用があるといわれる。細胞の中にある核内の物質が酸性であることから核酸と名付けられた。核内にはタンパク質の合成を指令するDNAがあり、DNAから情報を読みとりタンパク質の原料であるアミノ酸を集めタンパクを合成するのがRNAである。
265 あしたば茶は何に効くか 眼精疲労、便秘、疲労、利尿、貧血、がんによいといわれる。セリ科でビタミンB12,葉緑素が豊富でゲルマニウムを含む。ゲルマニウムはがんに葉緑素は疲労、貧血に、B12は眼精疲労、貧血によい。
266 柿の葉茶は何に効くか 壊血病、貧血、かぜ高血圧、動脈硬化、利尿、解熱、止血作用がある。柿の葉100g中にビタミンCが1g含まれる。熱に強いプロビタミンの形で存在する。
267 センブリ茶は何に効くか 消化不良、胃酸過多、食欲不振、脱毛、育毛によいといわれる。リンドウ科の野草で当薬という苦味配糖体を含み胃や腸によい。9〜10月に根ごと抜いて天日干しする。
268 ルイボスティーは何に効くか アレルギー疾患、イライラ感、ストレス性胃痛によいといわれる。体内で生成される過剰な活性酸素を除くSOD作用がある。
269 ドクダミ茶は何に効くか 便秘、健胃整腸、解熱、利尿、消炎、皮膚炎、ニキビ、高血圧、動脈硬化によいといわれる。毒を矯(た)めるからドクダミという。乾燥品を十薬といい10種の薬効があるといわれた。6〜8月に採取して天日干し。
270 杜仲茶は何に効くか(とちゅうちゃ) 高血圧、めまい、頭痛、利尿作用、老化防止、肥満によいといわれる。ビタミンC、タンニン、ペクチンを含む。樹皮を漢方薬、葉をお茶にする。
271 はとむぎ茶は何に効くか 利尿、鎮痛作用、肥満、心臓病、腎臓病、リウマチ、神経痛、膀胱炎イボ、美肌に有効といわれる。良質のタンパク質、脂肪のほかカルシウム、鉄、ビタミンB1,B2,Eを含む。
272 カキドオシ茶は何に効くか 糖尿病、胆嚢・腎臓・尿管・膀胱結石、子供の癇癪(かんしゃく)、利尿作用によいといわれる。リモネン、ウルソール酸を含む。5月に根本から刈り取り陰干しする。
273 ヨモギ茶は何に効くか 貧血、健胃、腰痛、神経痛、リウマチ、冷え性、高血圧、動脈硬化、老化防止によいといわれる。もぐさの材料となるキク科の野草。ビタミンA,B1,B2、C、鉄、カルシウム、カロチンを含む。初夏に刈り取り陰干し。
274 オオバコ茶は何に効くか 咳止め、健胃、慢性下痢、胃腸病、動脈硬化によいといわれる。車前草とよばれ、アウクビン(配糖体)、コリン(神経刺激伝達物質)、ビタミンA,C、Kを含む。夏に採取し陰干しする。
275 クコ茶は何に効くか 高血圧、低血圧、肩こり、頭痛、めまい、動脈硬化、消化促進、肝臓病によいといわれる。ナス科の落葉低木。河原や野原に自生する。ルチンを含有し毛細血管を強化する。ペタイン、ビタミンB1,B2、C、タンパクを含有。6〜7月に葉をつみ天日干し。
276 ゲンノショウコ茶は何に効くか 胃腸の炎症、ただれ、潰瘍、下痢、胃痛、口内炎、歯ぐきの腫れによいといわれる。主成分のタンニンが胃腸の不調や下痢に有効。毒草のトリカブトに似ている。
277 ビワ茶は何に効くか
胃腸病、肝臓病、糖尿病、高血圧、アレルギー、咳止め、去痰、利尿、むくみによいといわれる。ブドウ糖、蔗糖、タンニン、サポニンを含む。アミグダリンはがんにきくという。葉は古いものをとり天日干しし、煮出して飲む。
278 ペパーミント・ティーは何に効くか
疲労回復、腹痛、二日酔い、風邪、口臭予防によい。 ハッカともいい、メントールを含む。ピリッとした清涼感のあるハーブで葉に精油成分を含む。鎮静、消化促進、殺菌作用がある。
279 カミツレ・ティーは何に効くか
風邪の初期、消化促進、外傷、湿疹、リウマチ、気分が落ち着かず眠れない時によいといわれる。カモミールともいう。発汗、鎮静作用がある。
280 サフラン・ティーは何に効くか
利尿、便通、婦人病、頭痛、めまい、動悸によいといわれる。ばえりあ、ブイヤベースに使う高価なハーブ。体を温めリフレッシュ効果もある。
281 バラ・ティーは何に効くか
美容効果がある。葉と花は利尿、果実や花弁は下剤、滋養強壮によい。各種のビタミンを含み特にビタミンCを多く含む。
282 ジャスミン・ティーは何に効くか
神経を鎮め気分を明るくするのでイライラ感によい。肝臓、胃の疲れ、生理不順にもよい。
283 ベニバナ茶は何に効くか
血行促進、生理不順、生理痛、冷え性によいといわれる。
284 菊花茶は何に効くか
頭痛、咳止め、眼精疲労、高血圧によいといわれる。成分の精油は解熱、消炎、解毒、咳止作用がある。
285 ラベンダーティーは何に効くか
偏頭痛、精神安定、疲労回復によいといわれる。鎮静、殺菌、消炎、リラックス作用がある。
286 天然玄米酢は何に効くか
高血圧、動脈硬化成人病予防によいといわれる。殺菌力が強く、食欲増進、疲労回復によい。天然玄米酢は原料が米(玄米)、麹、水に対し、一般の米酢は米、アルコール、酒粕が多い。
287 天然リンゴ酢は何に効くか
慢性疲労、高血圧、発育不足、心臓障害によいといわれる。カリウムが豊富に含まれる。リンゴ酢には100%リンゴ果汁を自然に発酵させたものとアルコールを加えて発酵させたものがある。前者の方が良質。
288 玄米胚芽油は何に効くか
頭痛、のぼせ、腰痛、疲労、肩こり、食欲不振、めまい、更年期障害、ストレスによいといわれる。玄米の胚芽から抽出した油脂です。ビタミンE、B1,B2,リノール酸、リノレイン酸、アミノ酸、γーオリザノールを含有する。
289 オリーブ油は何に効くか
コレステロール低下、心臓病、胃潰瘍、便秘、髪の毛や皮膚の美容と健康によいといわれる。主成分はオレイン油80%を含む。悪玉コレステロール値を下げ心臓、動脈系によい。
290 シソ油は何に効くか
アレルギー、成人病、老化予防によいといわれる。加熱に弱いのでドレッシング油としてもちいる。αーリノレン酸を多く含み脳や網膜の働きを活発にし、抗炎症・抗血栓作用がある。
291 月見草種子オイルは何に効くか
高血圧、アレルギー、気管支炎、喘息、やせ、美肌、月経前症候群、アルコール中毒、二日酔いによいといわれる。月見草はマツヨイグサともいう。リノール酸とγーリノレン酸を含む。
292 アロエは何に効くか
外用で薬としてやけど、あかぎれ、ひび、あせも、肌荒れ、水虫、にきび、イボ、痔に、内用薬としては慢性胃炎、胃潰瘍、便秘、風邪、喘息、がんによいといわれる。キダチアロエとケープアロエがありキダチの方が薬効が穏やか。胃腸によいアロインやアロエモミジ、抗菌作用があるアロエチン、抗潰瘍作用があるアロエウルシ、抗ガン作用があるアロミチンが含まれる。
293 ウイキョウ(茴香、ういきょう)は何に効くか
胃のもたれやつかえ、整腸、去痰、冷え性、貧血によいといわれる。果実は香辛料で肉料理に入れると香りがよい。薬には果実を用いる。
294 ウコンは何に効くか
肝炎、胆道炎、黄疸、胃炎、生理不順、高血圧、低血圧によいといわれる。薬には根茎を用いる。カレー粉の主原料(ターメリック)も同じです。ウコンの主成分はクルクミンで肝臓の解毒促進作用、胆汁分泌促進作用がある。
295 エゾウコギは何に効くか
疲労回復、強壮、体質強化、自律神経失調症、性機能の回復・強化、低血圧、高血圧、動脈硬化、心臓病、がんによいといわれる。
ドリンク剤として利用されている。
296 黄精(おうせい)は何に効くか
体力回復、食欲不振、けん怠感、高血圧、精力強化、糖尿病、痛風、水虫によいといわれる。薬用としては根茎が使用されカルボン酸、アスパラギン酸が含まれる。
297 キササゲ(きささげ)は何に効くか
きささげ(きささげ)は急性腎炎、膀胱炎、かっけ、むくみによいといわれる。サヤがさけて種子が飛び散る前の豆サヤを日干しにして薬用とする。
298 クコの実は何に効くか
強壮、疲労回復、貧血、低血圧、便秘によいといわれる。クコの実は枸杞子(くこし)と呼び、アミノ酸やアルカロイドを含み疲労した神経を興奮させる。クコの実はクコ酒にするのが一般的。枸杞子100gとホワイトリカー1gを容器に入れ10〜15日後、果糖50〜100gを好みで加える。夏なら2カ月、冬なら3カ月でできあがる。さかづき1杯づつ1日2〜3回お湯か水で割って飲む。
299 サンザシは何に効くか
高血圧、健胃、強心作用、月経痛、コレステロール低下によいといわれる。くだいたサンザシ50gをホワイトリカー720mlに漬け、2〜3カ月後にこす。1日20〜30mlを寝る前に飲む。
300 タンポポは何に効くか
利尿、健胃作用がある。有効成分はタラキサステロール、タラキセロールなどステロールやコリンを含有。開花前に根を掘り5日ほど日干しし、5〜10gにコップ3杯の水を加え半量になるまで煎じ、布でこし食後3回に飲む。乾燥した根を刻み、コーヒーのように飲むのもよいといわれる。